【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

ハーバート・ロス監督「マグノリアの花たち」(アメリカ、1989年)

2020-01-11 20:48:04 | 映画


ルイジアナ州の片田舎での6人の女性の交流と友情を描いた作品ですが、イーテント家の長女シェルビー(ジュリア・ロバーツ)の結婚、出産、そして死(葬式)がストーリーの中心です。結婚を控えたシェルビー、その母マリン(サリー・フィールド)は、女主人・トルーヴィ(ドリー・バートン)の経営する美容室でおめかしをしています。偏屈な初老の女性ウィーザー(シャーリー・マックレーン)たちがワイワイがやがや喋っています。

シェルビーは重度の糖尿病をわずらっていて、出産はやめたほうがよいと言われていました。しかし、夫である弁護士ジャクソンとの間に子どもが授かります。母親のマリンは出産に反対しますが、シェルビーは産むことを決心します。そしてかわいい男の子が生まれました。

シェルビーの家族は、アメリカの普通の人たちのように、クリスマス、ハローウィンを楽しみながら友人、知人に囲まれて幸せに過ごしていましたが、彼女は時間の経過とともに容体に異変がでてきて、ついに息子とあそんでいるさなかに倒れてしまいます。母マリンの腎臓を移植する手術に成功し、いったんは回復しますが、病が再発し、ついに帰らぬ人となってしまいます。悲しみに暮れる、父と母。そして友達。

 シェルビーの葬式の日、失意のマリンを励ます女たち。イースターの頃、今度は美容室に雇われていたアネルが妊娠していた。ウィザーも意外や意外、昔の恋人と愛を再燃させていまし。こうして生と死、喧騒のなかの友情は、人々の生活を流れてゆくのでした。