なんとなくエンジンの振動が気になり、オイル交換とプラグクリーニングをお願いしておいた。あと、ブレーキの効きとバランスが悪かったので、その整備もお願いしておいた。今回もサンタモニカ空港のBill's Air Serviceに依頼、すぐにハンガー入りして1日で全てのメニューをこなしてくれた。
愛機のプリフライトインスペクションを行うと、オイルは綺麗になっていた。機体に乗り込むとブレーキを踏んだ感じの気持ちが良いこと。パッドを換えた様子はないが、プレーキオイルは完璧に足してくれている。踏み心地もばっちりで、左右バランスが良い。さっそくエンジン始動、ランナップへ向う。気温19度だったが、体感はもっと温かく感じだ。エンジンの調子は良く、マグチェックでもプラグが綺麗なのが分る。
離陸待ちをしていると、Falcon 7Xが着陸してきた。美しく綺麗な機体。Falconシリーズの中で一番格好良いかもしれない。そんなFalconの着陸の後、Rwy21の離陸許可が下りた。Right turn at shore lineで離陸、エンジンはスムーズで感動的。ただ、一つ直ると別の事が気になる。プロペラのせいか、微妙な振動がある。こうやってこまめにエンジンを整備していると色々気になる所が出てくるのだが、どこかの段階でプロペラのオーバーホールを考慮してもいいかもしれない。
そのまま海岸線で右ターン、3000ftくらいまで昇ったところで右ターン、180度旋回してLAX Special Flight Ruleへ。3500ftでレベルオフ。IAS95ktくらいだったが、小刻みにAirspeed Indicatorが揺れていた。Tail Windが入っていたと思う。エンジンの調子は本当に良く、3500ftから4500ftまでフルスロットルで上昇していった。そのままグングン上昇したいくらい気持ちよかったが、そんなことしたら5000ft FloorのClass B Airspaceに入ってしまう。ここは再び180度反転、Special Flight Ruleを逆戻りした。好調なエンジンで2500rpm巡航にしては、感覚的にIASにして2、3ktは低いなと思っていたが、外気温が23度程。Temperature Inversionを起していた。4500ftで23度だと、この機体の短くリフトの低い翼では効率が更に悪くなる環境だ。そのまま北西に飛び、サンタモニカ空港 Class D Airspaceの上を抜けて海岸線へ。そしてパシフィックパリセイズの上空で旋回しながら管制塔を呼ぶ。2500ft Pacifici Palisades inbound for landing with ATIS Lと伝えた。Rwy21 right trafficとのこと。すぐに着陸許可が下り、かなり短めのパターンを回って下りた。フルフラップ、ちょっとHead wind / gustがあったのでフレアで一瞬バルーニングしそうになった。
オイル交換、ブレーキオイル補充の降下絶大。非常に気持ちよく飛べた。あともう少しでAnnual Inspection/耐空検査がやってくるが、思い切ってプロペラオーバーホールをやってしまうかどうか悩み中だ。
AJOにいるんですか。TOA, FUL, SMO辺りで黄色いグラマンみかけたら声をかけてください!
私の機体もこのところの気温の変化でずいぶん変わっています。
軽量、軽出力の機体は気流の変化にかなり左右されますね
気温の変化で機体性能が変わるのを顕著に感じるのはLSAなどの小型機で顕著なのかもしれないですね。そういう事を感じられる、そういう事を感じながら飛ぶというのも楽しいんだと思っています。LSAやUltralightの楽しみ方の一つかもしれません。