LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ: Life is good.

2010-03-15 | Flight Log (機長)

2週間に渡ってロサンゼルスに双発時間付けに来ていた台湾人の友人Fさんがいよいよ翌日帰国となった。せっかくなので、ちょっと軽くフライトに出ようということになった。こちらは普通に仕事を終え、自宅に向かわずに待ち合わせのサンタモニカ空港に車を走らせた。空港のパイロットラウンジで待ち合わせ、二人でヒヨコこと愛機グラマンAA1が駐機してあるスポットまで向かう。

既にあたりは真っ暗。二人でタイダウンを外してプリフライト。そして機体に乗り込んでエンジン始動。仕事帰りに機体に立ち寄り、友人を乗せて軽いフライト。飛行機は特別な乗り物じゃない!、肩肘張って乗るようなもんじゃない!というのを実演しているかのようだった。

エンジン始動、ランナップエリアに向かい、Rwy21から離陸することになった。目の前に広がるのは見慣れたロサンゼルスの夜景。この日は薄い雲がはっている箇所があり、空からの夜景をいっそう幻想的にさせる。3500ftでレベルオフ、ロサンゼルス国際空港(LAX)の上空を越え、そのままホーソン空港、コンプトン空港の方向に進路を取った。そして1700ftくらいまで高度を下げ、LAX Class B Airspace 2000ftのfloorの下を北上する。ロサンゼルスダウンタウンまで来た時は、合法的に近づけるぎりぎりの距離までビル群に接近、夜景を楽しんだ。この日はNBAの試合が行われていたので、Staple Center周辺のダウンタウンの道は大混雑していた。

ダウンタウンの南からサンタモニカ空港管制塔を呼び、そのままFwy10に沿ってサンタモニカ空港 Rwy21まで真っすぐ飛んで帰る。気持ち良くRwy21に着陸し、管制官から一言、

"Grumman xxx, welcome home"

なんとも粋。

こちらも返答し、

"Good to be back home"

キャノピー全開、星空の下をのんびりタクシーし、自分のタイダウンに戻った。この後は空港併設で滑走路脇にあるタイフーンカフェに立ち寄り、離着陸する機体を眺めながら食事をして帰った。


パイロット二人が待ち合わせ、気軽に1時間くらいの夜景フライトに出て、空港に戻ってくればFAA管制官にお帰りと言われ、ビジネスジェットが離着陸する光景を見ながら空港併設のレストランで飛行機談義。アメリカのGeneral Aviationは渋すぎると思う。あと、飛行機がある人生というのは最高に幸せだと思う。


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