LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:911の式典で戦闘機が飛ぶロサンゼルスの空域

2011-09-10 | Flight Log (機長)

日本出張から戻ってきた。10日ぶり、久々のフライトになる。サンタモニカ空港に到着、オイルレベルは5クオーツちょっと。色は無色透明に近く綺麗。燃料に水の混入もなく、機体も問題ない。プリフライトを終え、エンジン始動、ランナップエリアに向ってタクシーしてく。今日は9月10日、明日は911、色々な記念式典があり、全米各所で飛行制限空域なども設定されている。とりあえずLocal VFRなので、サンタモニカ空港の空域近くを気にせずに飛ぶことに。この日もiPad2/WingX Pro7を使った。

Left downwind departureで離陸、気温22度なので力強い上昇。だいぶ涼しくなった。Fwy10に沿って飛行。2500rpmの出力設定、TASは100kt、油温は安定。こういう計器の数字を見たのは久々だ。計器の数字から秋を感じるのも面白い。そのままダウンタウンの横まで飛んで行き、どこにいくか考えていた。とりあえずLos Angeles International Airport Class B Airspaceの下を潜って南へ飛ぶことにした。ここは低い高度に機体が集中するので、いつものように辺りに注意しながら飛行。すると、何やら黒い物体を発見。風船かな?と思っていたら、もの凄い勢いでこちらに迫ってくる。ちょっと左旋回して進路をそらすと、戦闘機4機が編隊飛行!していた。高度は1500ftくらい、200kt以上は出ている。911関連の式典の為にデモ飛行をしているのだろう。とんでもない短い間隔で並んでいる。あっという間に横を通り過ぎていった。

他に機体が来ないことを確認し、再び右旋回して進路を南にとった。そのままコンプトン空港の横を通過、パロスバーデスに向って上昇しながら飛行。この日のパロスバーデスには綺麗な雲がかかっており、その雲の上を飛行。ちょっと海岸線に出て、ここから180度旋回して北上を開始。ここまでの経過をすべてiPadで追っていたが、高度/進路/対地速度ともに正確。ただ、先日の日記でも書いたように、細かく区切られたロサンゼルスターミナルチャートのエアスペースの見易さはGarminにかなうはずもない。

Goodyear Fieldの上空で降下、Downwind entryでコンプトン空港 Rwy25Lに下りることにした。ノーフライップランディング、ショートファイナル気味で楽しい着陸だった。本当は完全アイドリングで着陸しようと思ったが、思いのほか風が強く、おもわすスロットルを足した。たまにはエンジン停止の着陸訓練をしないと駄目だなと痛感。着陸自体はいい感じで、ノーズアップのまましばらく滑走。

コンプトン空港からサンタモニカ空港までは、先ほどのコースを逆行、Class Bの下を潜って北上。1700ftくらいの高度で飛び、ダウンタウン横からFwy10に沿って西へ飛ぶ。ここでiPad2/WingX Pro7の手書きメモ機能を使ってATISをメモってみた。便利と言えば便利だが、紙に書いた方が読み易く簡単。空港まで6.4マイル東でサンタモニカ管制塔を呼ぶ。Fly alng Fwy10 straight in Rwy21、とのこと。そのままストレートイン、そしてRwy21にはフルフラップで着陸となった。1.5時間のローカルフライトだった。

iPad2/WingX Pro7とGarmin496を併用するようになって2回目。もうちょっと色々な機能を試してみたい。あと、そろそろIFRにデビューさせたい。

 

 

 

 

 

 

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