フライトログ：久々にフラトン空港へ

いつものようにサンタモニカ空港に向った。先日のオイル交換と点火系整備の代金を払いにBill’s Air Centerに立ち寄った。そして、Billがリタイヤしたのだと気付いた。全然知らなかった。以前から勤務していたメカニックの一人がBillからビジネスを買ったらしい。ただ、仕事はいままで通りのやり方で、Bill's Air Centerの名前は継承するとのこと。こちらもいままで通り、安心してまかせたい。

愛機横に到着。いつものようにエンジン始動、ランナップエリアへ。暖気をした後にランナンップ、そしてRwy21から離陸。風は左からで、10kt以下、横風成分は４−５ktだろう。ただ、一度離陸するとやたら風が強く感じた。サンタモニカ空港の空域で、地表の風と500-1000ft以上の高度の風にここまで差があるのは珍しい。海岸線で右ターン、そのまま上昇。途中、すれ違うトラフィックがいたので、管制官から２０００ft以下には下がらないでしょ？と問い合わせがあり、Affirm!と応答した。すると、frequency change!となった。

そのまま山を越えて内陸に入り、そして反転して5500ftでの東向き飛行を開始した。ところが、マウンテンウェイブが出ているのか、Burbank Class C Airspaceの上に到達する前にかなりの揺れ。やはりWind Aloftが強い。これはちょっと乗り心地が悪いと思い、3500ftまで降下しながら海側に逃げていった。そしていつものようにSpacial Flight RuleでのLAX越えとなってしまった。

パロスバーデスの海岸線を周回し、そのまま東に進む。せっかくなのでアプローチでも打とうと思い、Socal Approach 127.2にコンタクト、フラトン空港のVOR-Aをリクエストした。すぐにSquawk026Xを貰い、何故が3500ftのままでフライト。heading 090を維持。すぐに050と進路変更、このままfinal approach courseをインターセプトしろとのこと。ただ、高度は3500ftのまま。実際、コースに乗れば２６００ftまで落としていいのだが、そのまま飛んだ。そしてfrequency 125.65にハンドオフされた。ところが、実際にコンタクトすると、違う管制圏。元の周波数に戻れ！と管制官。もう一度聴き直したが、125.65とのこと。そうこうしていると、目の前にはSLI VORが迫る。これが正しい対応なのか分らないが、フラトン管制塔の直に繋げることにした。事情を簡単に伝えると、何の問題もなく、After BWALT circle South, left traffic for Rwy24とあっさり解決。この時のフラトンは急がしく、ちょうど警察のタービンヘリが飛来してきたので、それと進路が交差するこちらは1500ft以上を維持してダウンウィンドを飛ぶことになった。そして30度左ターンして空港近くのダウンウィンドに移動、さらにダウンウィンドを延長。しばらくしてbase turnの許可が出た。そしてファイナルで着陸許可。着陸はへなちょこで納得いかず。しかもRwy真ん中からタクシーアウトできずに、一個先のtaxi-wayからタクシーアウトした。最悪だった。ここまで1.3時間のフライト。

フラトン空港ではトイレによろうと思ったが、なんとGeneral Aviation Centerのトア全部に鍵がかかっていた。最悪。あと、自動販売機も転居。レストランも閉鎖してしまったので、もう立ち寄る価値のある空港じゃないのかもしれない。しかたないのでトボトボと機体に戻り、グランドにコンタクトしてFuel pitへ。両タンクとも満タンにし、Rwy24にタクシーバックしていった。ランナップの後にRight Xwind departureで離陸、1700ftで北上、TFRの日じゃないのでドジャーススタジアムを越えてHollywood Signまで飛行。そこからBlue Whaleへと西へ進路変更し、サンタモニカ管制塔を呼んだ。ちょうど自分の上をHawker/Beech Jetと思われる機体が追い越していった。それに続いて着陸かと思ったら、その前にセスナ１７２が入ってきた。こちらNo2だ。フルフラップで普段通りの着陸をしたが、出来が悪い。今日はどうしてしまったのかと思うほど。

丁度２時間の飛行時間。これだけ飛べば心も安らぐ。