LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:短めのフライト

2015-06-29 | Flight Log (機長)

海岸線には雲が広がり、Rwy3から離陸しないといけないか?と思わせるような天気の日。とりあえずサンタモニカ空港に向かった。空港に着くと、かなり雲が海岸線に後退している。これなら早めの左旋回する許可をもらえば、Rwy21からVFRで離陸可能。エンジン始動、ランナップ。最近あまり乗ってないので、念入りにランナップした。そうこうしていると仕事の電話が入り、10分くらいランナップエリアにとどまった。再度ランナップをやり直し、Rwy21に向かう。離陸はleft downwind departure, early left turn to avoid weather。ところが、実際に上昇してみると、さらに雲が西に下がっている。これは海岸線の雲の上を飛んだほうが楽しい!と思い、すぐにRight turn at shore lineへと離陸を切り替えた。雲というかもやというか分からない視程の悪い空域に一瞬突入したが、そのまま海上に抜けて右ターン。高めの高度まで登らず、1800ftで巡航し、眼下に流れる雲を眺める。気温19度、露点温度14度程度だと思うた、エンジン調子がいい。2550から2600rpmで110ktという感じ。雲が眼下にあることも影響しているが、前に進んで行く感じがする。そのまま海岸線を飛んでいると、なんと雲の直上を飛ぶヘリが1機。ちょっと近づくとヒューイだった。雲というか、もやというか微妙な感じだが、それでも”ちょっと違法じゃない”と思うほどの距離。ただ、気持ちはよく分かる。ヘリでon topを飛ぶのも楽しそうだ。

そのままマリブを超えて飛行。このままオックスナードかカマリロまで飛ぶかと思っていたら、再度職場からの連絡が入った。操縦しながら携帯電話で話すほどの急用じゃないみたいなので、サンタモニカ空港に戻ってからコールバックすることに。180度ターン、2550rpmで巡航。さきほどのヘリとすれ違う。向こうはまだon topを楽しんでいるようだった。こちらは減速せずにサンタモニカ空港に向かって降下。Rt downwind Rwy21との指示だったが、Class D Airspaceに入ったらすぐcleared to land。短めのファイナルを作り、フルフラップで60kt強まで減速。short field landingでTaxi way B3からタクシーアウトした。

たった0.9時間のフライト。今年は特に仕事が忙しく、このままだと年50時間ペースの飛行時間になる。年250時間くらい飛んでいた時代が懐かしい。


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