高原川へ出掛けていました。
ハプニング続出の高原遠征でした。釣りは尺ヤマメも出ましたし、一本だけ別格の本流スーパーヤマメも飛び出しました。簡単にレポしますね。
初日
朝に着、そのまま入渓。少し前のまとまった降雨のお陰で水量は良し。
本流を釣るも、なぜかヤマメは25cmどまり。イワナ混じりで片手ほどはこの状況からすると貧果でしょう。週末に叩かれたかな。
一旦、車に戻ると携帯が無い!慌てて探しに戻ります、河原で無事に救出。電話に出たあとウェーダーの胸ポケットにしまったつもりが、どうやらベストとの間に挟んだだけだったらしい。これ皆さんも時々あるでしょう、気をつけましょうね。
昨年初めて食べたら美味かった手打ちそばを食べに寄り、午後は支流のU谷に入りました。
U谷はこんな渓です。こちらも水量よし、釣り上がるのに苦労します。ここはイワナが主でヤマメが混じる渓ですが、この日はイワナばかり。
ポツポツ釣りながら釣り上がると瀬が狭まり谷あいに入ります。
ふと前方を見ると、何かが上流から流されてきます。デカイ動物だ!
なぜか最初はイノシシかと思いました。イノシシもハチ合わせすればかなり危険です。イノシシだと思ったそいつはあっというまに流れに乗って近づいてきます。
え、黒い。
クマだ~
若いツキノワグマもこちらに気が付いていて、横目で私を凝視しながら私の下流2~3mほどにそのまま上陸、突然のことに双方ビックリ、クマも相当慌てた様子で上陸するやいなや一目散に山中へ逃げ込んで行きました。
僅か10秒ほどの一連の出来ごと。これまでたくさんの川を歩きましたが、渓流でクマに出合ったことはかつて無かったのに、こんな超接近遭遇。
山菜採りとは違い、川辺でクマに遭遇する確率はかなり低いようですし、むやみに恐れることは無いでしょうが、鈴、ホイッスルは常備しましょうね。
二日目
早朝から高原本流に入ります。水は大分落ちてしまっています。
高原本流は深みのある流れ込みと様々な瀬が連続する、変化に富んだ流れです。
尺上ヤマメ。
太い流芯の下に送り込んだソリスト60DDにイイ感じでアタリます。スタートから一時間弱で尺絡みが4本。
そしてこの日のクライマックスはプールの下から瀬が広がるポイントでのこと。
広い瀬の割に向こう側は水深もあり底石も見えているので瀬の真ん中を下りながら、60DDのままでクロスにキャスト。
すぐにグンとアタッたのは25cmぐらい。今後はほんの少し下流にキャスト、ドシン。
瀬を下るヤマメを追いかけキャッチ。メスでしたが、特有の色が付き始めたスーパーな本流ママ。ネットと比較して少なく見積もって35cm、もしかしてもしかすると・・
瀬頭でアユを待っていたんですね。スケールをあてるのが楽しみでした。
ところが、、、写真を撮る前に逃がしてしまいました。100%私のミスです。最後、半身をネットの外にさらして力強く尾を振る彼女が脳裏から離れません(笑)
なんだかデカイのをバラした時以上に悔しい~
昔は写真なんてなくても釣れれば良かった。特に川にカメラを持っていくことなんてまず無かった。いつからか写真を撮り終えた時点で任務完了となっているんですね。
まあいいや。また釣ります。
高原本流の流れ
上は高原本流イワナ、下は双六のイワナ。双六は立ち寄った程度です。
双六から山吹峠を越えた、夕顔の駅という処で食べられる手打ちそば。
私は好きです、美味いですよ。
上は28か9cmぐらい、下はもう少し小さい。ソリスト60DD大活躍!
三日目の朝も高原本流をやりましたが、すでに平水でヤマメも小さく、すごすごと退散しました。
若クマと接近遭遇したU谷入口。
ここから釣り上がりました。
私の高原本流タックル
Rod:レヴェルトラウト68MT&56(使い分け)
Reel:2000~
2500クラスにナイロン5~6lb
Lure:ソリスト60DD、60MD、ソリストシャッド50、ソリスト50DDその他
このぐらいのヤマメが多かったです。高原のヤマメ、イワナは透けるように美しいから好きです。イワナもヤマメ?と思わせるファイトしますしね。
先日の釣行で渓流用ミノーボックスを紛失したことはすでに書きましたが、60mmを中心に生き残ったミノー達をローテして頑張りましたよ。
でもミノーは揃えてなくちゃだめ。準備万端ならばもっともっと獲れていたと痛感しました。