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遊べや遊べ。
素晴らしいトラウトとの出逢いを綴ります。
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北国にて~とある川でのブラウン祭り編

2012年10月26日 | 渓流 2012年

北海道遠征の続編です。

イトウの湖を後にし、四日目は旭川から富良野をのんびりと観光。隙あらばどこかで川遊びをと目論んでいたのですが、この近辺の河川は雨後でコンディションが悪く、竿は出せませんでした。

五日目。
フッと目を覚さまし時計を見るとam:5:30、すでに窓の外は明るい。寝坊した!目覚ましかけ忘れた!
前夜は街の居酒屋へと繰り出し、部屋に戻ってからも結局1:00まで飲んでいて、そのまま寝てしまったらしい。

今朝は二時間限定で川に釣りに行く予定、ボーっとした頭でタックルのことを考える。北海道標準仕様で68MT+ナイロン6lbのセットにするか、5.0fか5.6fに4lbのいつもの関東渓流スタイルで身軽に楽しもうか。
結局5.0にナイロン4lbという機動力を重視したタックルを選ぶ。ところがこの選択は誤りだったと、一時間後に川辺で悔いることになるのです。

しばし車を走らせ、目的の川に着。二時間しかありませんから急いで身支度を整え、いそいそと入渓。里川チックなこの川ではブラウンがメインで、時折りレインボーが交じるはずですが、予想していた以上に水量がありません。もともと水量が多い川ではないと思いますが、さらに渇水気味だったのかもしれません。
パッと見た感じ、40MDやソリスト50MDⅡがマッチしそうな流れですが、先日も書いた通りの事情でMDⅡがボックスに一本も無く、50DDを4lbラインに結びアップで釣り上がることにしました。

数投目、水深がないためにロッドティップを上げながらパッパッとテンポよく誘ってきたDDに、目測25cmほどの魚がゆら~っとチェイス。やはりブラウンです。幸先良く一匹目をキャッチと思いきや、フックをつまむような超ショートバイトでバラシ。さらに数投後もチェイスがあるものの、やはりゆら~っと追って来てそのままターン。あらら、スレてる・・

この川は穴場河川でもなんでもありません。河原にアングラーの新しい足跡がいくつかあることからもわかるように、どちらかというと人気河川なのではないでしょうか。入渓しやすく歩きやすい里川、頻繁に出入りするアングラー、秋という季節、水量。様々にプレッシャーがかかっているらしいことは入渓後五分で理解できました。

それならば、と攻め方を少し変えてみる。するとテンポよくブラウンがヒット。

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デップリとしたイイやつも交じります。
この時に気が付きました、これはマズイ・・・これ以上のワイルドブラウンやレインボーが喰ってきそうな予感。ロッドがレヴェルトラウト5.0fなのは大丈夫、けれどナイロン4lbって。 しかもこんな時に限って巻き替えてないし。

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レギュラーサイズはこのぐらい。この規模の河川でこのライトタックルですから、どの魚もやり取りはスリリング。

ブラウン祭りだ!
ワッショイ ワッショイ

さあさあ野郎ども
神輿を担げ~
ふんどしを締め直せ~

こんな具合で調子に乗っていたら、払い出しの流芯下に潜んでいたビッグワンがヒット!
さっきのサイズよりひと回りもふた回りもデカイくて太いブラウンがDDをくわえて猛然とダッシュ!4lbではひとたまりもありませんでした。

やはり北海道仕様を持っていけばよかったと天を見上げるも、まさにあとの祭り。驚いたブラウンが全身を晒し、二度ほど横っ飛びするのを呆然と眺めるほかありませんでした。
それにしても魚に悪いことをした。この時のDDはシングルフックに変えてありましたし、掛けてすぐに切られたので遠からず外れてくれることを祈っています。

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こんなに腹がパンパンのレインボーもいくつか顔を見せました。種類はわかりませんが、虫を飽食していたようですね。チェイスがスローだった一因はここにもありそうです。

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落ち葉を頻繁に拾ってしまうのはストレスでしたが、ブラウンは最後までよく釣れました。瀬に出ている魚も多く、そんな魚はソリストシャッドでとても効果的に釣れましたよ。

来春、来秋、いつになるかはわかりませんが、イトウとブラウンでツアーを組んでみるのも楽しそう。
それにしてもやっぱり北海道は凄いと、改めて痛感しました。
イトウの湖といいこのブラウンの川といい、日本にはこんなに素晴らしいフィールドがまだまだたくさんある。その気にさえなれば、二泊三日でも十分に楽しめる。

有難う。こんな素晴らしい時間をくれたすべてに感謝します。

私のタックル
Rod:レヴェルトラウト5.0f
Reel:ヴァンキッシュ2000+ナイロン4lb
Lure:ソリストシャッド50、ソリスト40DD、50DD、40MD
偏光サングラス:talexイーズグリーン

Photo&Report by 小平


今年の渓を振り返って・・・汗

2012年10月12日 | 渓流 2012年

まだ10月の渓が残ってはいるものの、今年の渓流シーズンも終わりを迎えました。

今年もたくさんの渓を歩きました。東北方面へ一度も釣行出来なかったのは心残りですが、楽しいシーズンでした。楽しいことではありませんが、振り返るとこんなことも思い起こされます。

3)6月の狩野川支流で、ミノーボックスを落としたこと

この日は芦ノ湖での取材後、午後から狩野川へ足を伸ばしました。取材では首尾よくブラウンの顔も見れ、機嫌を良くしての狩野川釣行だったと思います。  
されど期待に反してこの日の狩野川はなかなか難しく、良いアマゴは出せないまま移動を繰り返していました。
浮かぬ顔で車に戻り、一旦ベストを脱ぐとポケットのチャックが開いていることに気が付きました。ミノーボックスも見当たりません。
慌てて心当たりの流れ、岸辺を探し歩きましたが結局見付けることはできず。

悲しかったなぁ。
リップが削れて変形するほど何シーズンにも渡って使い込んで、たくさんのトラウトを連れて来てくれたミノーが何本も入っていましたからね。
ミノー作っているんだからいいじゃん、なんて言われたりもしましたが、そういう問題じゃなかったんですよ。
ミノーはいつもたくさんの方々をお待たせしてしまっているので、そう簡単に補充もできず、その後のシーズンのやり繰りには苦労しました。
結局MDⅡは最後まで一本も補充できず、2~3本補充できたDDでしのぎました。

2)7月末の高原川本流で、壁にへばりついたまま身動きが取れなくなったこと

二度目の高原川遠征でのことです。
増水の中イワナが良く釣れ、そのままバックウォーターまで釣り下りました。高原の増水は場所によっては結構ハードですから、川通しで戻るのを避けて退渓点を探したものの良い場所が見つかりません。上がりたい車道はすぐそこに見えているので、思い切ってゆく手を阻むコンクリの壁にしがみつきました。
遠方から見るとさほどでなくとも、実際はかなり傾斜のある壁です。というより垂直に近いと言った方が的確でしょう。
見上げた時は上からぶら下がっている蔦の、なるべく太いヤツを選んで補助とすれば登り切れるという判断でした。

ところが慎重に足を掛けて登り、あと50cm手を伸ばせばてっぺんに手が届くあたりで動けなくなってしまいました。次に考えていた足掛かりがどうしても掛からず、片手を伸ばしても届かず、頼りは右手で掴んでいる蔦のかたまりだけです。ダラダラ流れ落ちる汗は半分冷や汗か、判断が甘かったようです。
最善の手を探すもどうにもならず、降りるのもリスクでしたが手足もプルプルでそろそろ限界。蔦を頼りにズリズリ下降して事なきを得ました。

行きはよいよい、帰りは怖い。高揚しているとついつい軽率な判断と過信に陥りやすいものですね。

1)7月頭の高原川支流で、クマにバッタリ遭遇したこと

この件はブログで少し触れましたね。この遠征では本流でも支流でも好釣果で、気分良く支流を釣り上がっていました。
ふと上流を見ると増水の中、何か大きな動物が泳ぎ下ってきます。初めはイノシシと思ったそいつはあっと言う間に流れ下り、私に近付いてきます、この時ようやくそいつがクマであることに気が付きました。

真っ黒な、少し若く見えるツキノワグマです。
そのクマは流れ下りながら私を片目でジッーと凝視し続け、こともあろうか私が立っている岸辺のすぐそば、2mぐらい下流にそのまま上陸!手を伸ばせば届きそう!

え~ そんなのあり?

幸運なことに、釣り人登場はクマにとっても想定外の出来ごとだったようで、私以上に慌てふためき猛ダッシュで林の中へ駆け込んで行き、こちらも事なきを得ました。

クマを見つけてからクマが走り去るまで僅か10秒かそこらの出来事だったでしょうが、今でもスローモーションのようにくっきりと思い出せます。
その10秒の間、私が何をしたかと言うと・・ただ目を凝らしてクマとにらめっこ。いざとなると動けないものですよ。

知床などを除き、本州の渓でクマに鉢合わせしたのはこれが初めて。足跡や糞は時々ありますし、嫌な気配、臭いにいそいそと退渓したこともありますが、今までが幸運だったのかもしれませんね。
渓流師たるもの日頃からホイッスルを常備するのは当然ですが、山深い渓に潜り込む時には非常用にナタぐらいは携帯しましょう。教訓としてむやみに恐れず、準備はしっかりと。

以上、パッと思いだしたものを書いてみました。
毎度のことですが、反面教師にして下さいね。


締めくくりは細流を選ぶのだ。

2012年10月02日 | 渓流 2012年

シーズンのラスト釣行ともなると、何処へ行こうか悩みませんか。地元の川も良し、遠征も良し。

私は一応の締めくくりとすべく先の週末、千曲川へと出掛けてきましたよ。実は千曲川を選んだことにさしたる理由はありませんでした。当初は天竜川水系に行こうと中央道を走りながらの挙句、何を思ったのか須玉インターで急遽ハンドルを切っただけのこと。

少し気の効いた人は ‘何か予感がした‘ と言うのかもしれません。‘何かに導かれて‘ なんて表現できる人はきっとスピリチュアルな魂の持主ですね。しかし私の場合はいつものただの気まぐれ、迷走と呼ぶのがきっとふさわしい。

それにしても千曲川は今年一度も釣行していませんし、今年どころか昨年も、一昨年も未釣行です。最後の釣行はいつだったか、少なくとも数年前まで遡らなくてはならず、頭に入っているデータも古くて大してアテにならないと思われますが、そこは迷走上等の覚悟で乗り切ろうということです。

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朝から潜り込んだのは、支流のこんなボサ川。

締めくくりの釣行で朝からこんな細流を選ぶのには訳があった。両岸をびっしり覆う背丈より高いボサ、張りめぐらされたクモの巣をくぐり抜け的確にキャストしなければ、ヤマメもイワナも顔を見せてはくれない。

自分は今シーズン、少しでも成長できたのだろうか。

そんなことを確かめたくなった時、このようにテクニカルなボサ川を選んでは潜り込んでみたりする。マゾ的心境だ。

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秋の準備を済ませたヤマメ。

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一見するとアマゴを思わせるが、これは朱点が側線上に並んで浮いている点からみて‘朱点ヤマメ‘ではないだろうか。

このボサ川ではこんなふうに、飽きない程度にヤマメが顔を見せてくれた。しかし決定打は出ない、ふう。川歩きは楽しいよ、釣れても釣れなくても。けれど今シーズンは8月から苦戦が続いている。

9月を振り返ってみても、                                       9/3~4 高原川 イワナもヤマメも25cmぐらいまで。あちこち転戦してようやくカタチにした印象。                                                    9/5   夕方だけ狩野川 アマゴ25cmにも届かず。                          9/12  朝だけ中津川 バラシのみでボ                                 9/20  昼過ぎまで狩野川 綺麗なアマゴ数匹、18~20cmほどばかり。                    9/24  午前中、道志川 20~23cmのヤマメが数匹。                          9/27  昼過ぎまで狩野川&河津川 20cmほどのアマゴが片手ほど。

といった具合。

釣れない訳ではないのだけれど、例年以上に数、サイズともに厳しいのは確かだった。渇水は事実でも、言い訳にしたくなかったから出来る限り時間を作って川へ向かった。

それでも思うような結果は出せなかった。昨年は最後まで安定して良かっただけに、その差は大きかった。 

 

このボサ川から退渓し、支流を変えるべく車を走らせる。国道を走りながら、目に入った細流が気になった。次の信号でハンドルを切り、助手席の相棒に言う。

‘今の小さな川、出るかも‘

相棒はまるっきり信じていないがそれも仕方ない、一見するとそんな流れ。ちょっと待っててと川へ降りてゆく私。

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名も無いほどの細流に差してきていたヤマメ。

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パッと目についたポイントにキャスト、ソリスト50DDのトゥイッチに下から踊るように猛然とチェイス。足場の悪いところでかけたために一瞬主導権を握られ、ボサに絡まれかかったものの、うまく外れてくれた。

ここのところの苦戦をようやく少し払拭してくれる、♀ながら嬉しい尺上でした。

普通なら見逃してしまうほどの細流でしたが、ふと気が向いた。千曲川といいこの細流といい、私の気まぐれもたまには当たるようですね。

完敗、完敗、完敗・・・乾杯。

そんなところでしょうか。

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写真データ)

尺ヤマメの写真四枚中、上の二枚はホワイトバランスを蛍光灯レベル(約4000k)で撮影し、あとから少し補正をしたもの。三、四枚目はオートで撮影したもの。

私的に蛍光灯レベルは水中の冷たさが感じられるようで好きなのですが、青白すぎて実際の魚の色合いはやはりオートがより近いですね。写真は難しいです、もっと勉強しなくては。

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ペアリングする赤トンボ。色気付いていたのはヤマメだけではありません。

 

顔を見れたので10時には切り上げ、草津の湯にゆったりと浸かり、これにて一区切り。

と言いつつ10月の渓にも行きますので、もう少しお付き合いください(笑)

 

千曲川(支流)タックル

Rod:レヴェルトラウト5.0MT                                     Reel:ヴァンキッシュ2000+ナイロン4lb                              Lure:ソリスト50DD、40DD、ソリストシャッド、40MD、50MD                    偏光サングラス:Talexイーズグリーン

Report by 小平 


シーズン二度目の・・

2012年09月15日 | 渓流 2012年

この季節、この渇水に猛暑続き。どこかに逃げたいところですが、諸事情あり遠出が難しいのです。

そこで先日はこの時期にもかかわらず、神奈川県内の里川本流を朝二時間限定で攻めてみました。

この川はここ直近、え! と少し驚く情報が耳に入ってきていたりして、その魚は故あって今回私は狙いはしませんが(狙ったところでそうそう釣れるはずも無く)、まあ川の状態が他より良いからかもしれないな。

そんな風にも考えてみた訳です。

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アユ師を避けて、情報があったエリアよりかなり上流をam6:30~8:30まで。

ここに入る前にもう一本、別の川の水量を見に行ってたら入渓が遅くなってしまいました。

この川は水量に限って言うと他河川より安定しています。ただし水温は24℃と他より高め。ああ24℃!

間違って本流ヤマメが顔を見せてくれないかな、とツルツル滑るのをこらえつつ釣り下ります。一時間ほど下ると、良い感じの瀬が現れました。

ここしかないでしょう、と気合を入れ直して五分後。

ピックアップ寸前のソリストシャッドに、瀬脇からどーん。

足元でのヒットに思わずびっくりアワセ、水面でひと跳ねしてサヨウナラ。

かなり色濃く秋色に染まったヤマメでしたよ。

 

秋はおかしなところに定位しやすいし、喰いが浅いことも多い。

わかっているのに対応できませんでした。

トリプルに変えておけば・・・同じかな。

 

という訳で、朝だけの釣りとはいえチビ一匹すら釣れませんでした。

小ヤマメも釣れなかったのは同じくバラシのみだった雪代の魚野川以来、今シーズン二度目です。

ボのご報告をお許し下さい、次回頑張ります。

Report by小平


一時間半の狩野川支流、大見川

2012年09月06日 | 渓流 2012年

昨夕は伊豆にいました。

夕まずめ、一時間半ほどですが狩野川支流の大見川で竿を出してみました。

全国的に渇水続きですが、数日前に伊豆ではいくらかまとまった降雨があり、良い話がチラホラ耳に入っていました。

実際に川を見てみると平水よりはまだ渇水気味ですが、前回8/20の釣行時と比べるといくらか回復しているようです。

昨年は夏場でも水量が豊富でこの大見でも良い釣果が続いていたのですが、今シーズンはなかなか厳しかったな。

そんなことをつらつら考えながらソリストシャッドを投げていると、時折り可愛いアマゴがじゃれついてくるものの、サイズアップには至りません。

 

日が落ちるのもグッと早くなり、もう秋なんですね。

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タイムアップ寸前に瀬からポンっと飛び出したアマゴは25もないけれど。

それでも少しホッと一息、次に繋がる一匹って大事でしょ。

これにて退渓。

 

この日の大見川タックル

Rod:レヴェルトラウト56MT

Reel:ヴァンキッシュ2000+ナイロン4lb

Minnow:ソリストシャッド50、50MDⅡ、50DD、40DD、40MD

 

Report by小平


イワナの水、ヤマメの水。再び高原川へ。

2012年07月26日 | 渓流 2012年

再び高原川へと出掛けてきました。

様々な情報から水位を読んで釣行のタイミングを待っていました。先の三連休も良い水位でムズムズしていたのですが、制作が追い込みで泣く泣く断念。

と、先週後半にまとまった降雨あり。

二週間前の前回釣行と同様の水位かと思え、あのヤマメ祭りの再現をもくろんで、このタイミングでの釣行となりました。

日曜夜に出発、眠い目をこすりながら中央道をひた走ることおよそ四時間のロンリードライブ。気が付くと時折り独りごとを言ったり・・しません。

早朝からいざ入渓、期待して流れを凝視。ところが予想よりずっと水位が高く、水勢も強い。しかも濁りが入っていて影響がありそうです。夏ヤマメの一発はあるのでしょうか。

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朝からイワナの連発。

ソリスト50DD、60DD、MDⅡ、シャッド50。あの手この手でどこをどう通しても、尺ぐらいを交じえてイワナばかりが顔を見せます。

もちろんイワナも大好き、大歓迎ですよ。

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稀に交じるヤマメはイワナよりグッと小さい。(ソリスト50DD/基盤リップ)

小さくても体高があって今後に期待ですね。

どうやらイワナの水のようです。この増水なら本来はヤマメが入ってくる場所でも、すぐにヒットするのはほとんどイワナ。ヤマメにはまだ水位が高いようで、読み間違いというべきか、アタリと思うべきか。

高原川とはいえこの日は33℃まで気温が上昇、ひとたび日が昇れば強い夏の日差しが直接差し込む本流は苦労の割に実りが少ないので、プロトのテストに精を出したり、蕎麦を食べに行ったりしながら夕まずめを待ちます。

高原には魅力的な支流もたくさんあり日中はよく潜り込むのですが、今回は本流限定です。

前回支流でクマに遭遇したからでは決してありませんよ(笑)

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夕まずめはさらに追いが良く、最大は34cmでした。(ソリストシャッド50)

まずめで光量が足らず、良い写真が無くてすみません。

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レギュラーは25cmぐらい。ソリストシャッドを中心に、夕まずめのイワナ祭り!

イワナ祭りだ ワッショイ ワッショイ

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夕まずめを迎えつつある高原川本流。朝に比べると水位も落ちてきています。

向こうに見えているのが本筋です、手前の流れは平水ならばチョロチョロなんですけれど。

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二日目の朝一番。

昨夕より水はさらに落ちて、良い感じに落ち着き始めているように思えます。

期待を込めて本流を釣り下ると、ようやく25cmほどですがヤマメが。(ソリストシャッド50)

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でもそのあとは続かず、やはり立て続けにイワナ。これも尺、ヤマメにはまだ高いか・・!

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二日目朝はご覧のような水量、50cm高ぐらいでしょうか。

水が白っぽく、砂が舞っているように見えます。

ヤマメはまだ戻ってきていないようですね。水位高もありますが、砂を嫌っているのかもしれません。急流として名を馳せる高原川、少しの水位変化が水勢にも強く影響を与えます。

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本来なら良型ヤマメが出る、底石がしっかり入った深瀬。

こういう深瀬はソリストDDかシャッドが得意。ざっとクロスで早引いてもこの流勢では苦しいです。ワンキャストの中でもミノーは芯から出たり入ったり。流れに応じて変化を付けて探ります。

釣れたヤマメもイワナも、ほとんどが暖流のピンでした。増水後で消耗もしていたことでしょう。

予想以上の増水は今回、イワナの水でした。梅雨明けしてしばらく経った真夏の本流にも関わらず、イワナたちは元気で健気で可愛かったです。

水量、水色、水質、水勢。

川によって異なりますが、本当にベストのタイミングは一日どころか半日、時には数時間。

ヤマメの水には少しだけ早過ぎたようです。

二日目は朝だけで引き揚げなくてはなりませんでしたが、そのタイミングでアユが少しずつ戻ってきていましたから、これを書いている今頃はチャンスがあるのではないでしょうか。

たくさん勉強になった今遠征でしたよ。

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バックウォーターの一発狙いは不発でした。

 

私の高原本流タックル

Rod:レヴェルトラウト5.6MT

Reel:EXIST2004+ナイロン5~6lb

Lure:ソリストシャッド50、ソリスト50MDⅡ、ソリスト50&60DD、60MD

 

Photo&Report by 小平


若グマとハチ合わせ、尺ヤマメ、スーパーヤマメと山盛りの高原川遠征。

2012年07月12日 | 渓流 2012年

高原川へ出掛けていました。

ハプニング続出の高原遠征でした。釣りは尺ヤマメも出ましたし、一本だけ別格の本流スーパーヤマメも飛び出しました。簡単にレポしますね。

初日

朝に着、そのまま入渓。少し前のまとまった降雨のお陰で水量は良し。

本流を釣るも、なぜかヤマメは25cmどまり。イワナ混じりで片手ほどはこの状況からすると貧果でしょう。週末に叩かれたかな。

一旦、車に戻ると携帯が無い!慌てて探しに戻ります、河原で無事に救出。電話に出たあとウェーダーの胸ポケットにしまったつもりが、どうやらベストとの間に挟んだだけだったらしい。これ皆さんも時々あるでしょう、気をつけましょうね。

昨年初めて食べたら美味かった手打ちそばを食べに寄り、午後は支流のU谷に入りました。

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U谷はこんな渓です。こちらも水量よし、釣り上がるのに苦労します。ここはイワナが主でヤマメが混じる渓ですが、この日はイワナばかり。

ポツポツ釣りながら釣り上がると瀬が狭まり谷あいに入ります。

ふと前方を見ると、何かが上流から流されてきます。デカイ動物だ!

なぜか最初はイノシシかと思いました。イノシシもハチ合わせすればかなり危険です。イノシシだと思ったそいつはあっというまに流れに乗って近づいてきます。

え、黒い。

クマだ~

若いツキノワグマもこちらに気が付いていて、横目で私を凝視しながら私の下流2~3mほどにそのまま上陸、突然のことに双方ビックリ、クマも相当慌てた様子で上陸するやいなや一目散に山中へ逃げ込んで行きました。

僅か10秒ほどの一連の出来ごと。これまでたくさんの川を歩きましたが、渓流でクマに出合ったことはかつて無かったのに、こんな超接近遭遇。

山菜採りとは違い、川辺でクマに遭遇する確率はかなり低いようですし、むやみに恐れることは無いでしょうが、鈴、ホイッスルは常備しましょうね。

 

二日目

早朝から高原本流に入ります。水は大分落ちてしまっています。

高原本流は深みのある流れ込みと様々な瀬が連続する、変化に富んだ流れです。

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尺上ヤマメ。

太い流芯の下に送り込んだソリスト60DDにイイ感じでアタリます。スタートから一時間弱で尺絡みが4本。

そしてこの日のクライマックスはプールの下から瀬が広がるポイントでのこと。

広い瀬の割に向こう側は水深もあり底石も見えているので瀬の真ん中を下りながら、60DDのままでクロスにキャスト。

すぐにグンとアタッたのは25cmぐらい。今後はほんの少し下流にキャスト、ドシン。

瀬を下るヤマメを追いかけキャッチ。メスでしたが、特有の色が付き始めたスーパーな本流ママ。ネットと比較して少なく見積もって35cm、もしかしてもしかすると・・

瀬頭でアユを待っていたんですね。スケールをあてるのが楽しみでした。

ところが、、、写真を撮る前に逃がしてしまいました。100%私のミスです。最後、半身をネットの外にさらして力強く尾を振る彼女が脳裏から離れません(笑)

なんだかデカイのをバラした時以上に悔しい~

昔は写真なんてなくても釣れれば良かった。特に川にカメラを持っていくことなんてまず無かった。いつからか写真を撮り終えた時点で任務完了となっているんですね。

まあいいや。また釣ります。

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高原本流の流れ

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上は高原本流イワナ、下は双六のイワナ。双六は立ち寄った程度です。

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双六から山吹峠を越えた、夕顔の駅という処で食べられる手打ちそば。

私は好きです、美味いですよ。

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上は28か9cmぐらい、下はもう少し小さい。ソリスト60DD大活躍!

三日目の朝も高原本流をやりましたが、すでに平水でヤマメも小さく、すごすごと退散しました。

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若クマと接近遭遇したU谷入口。

ここから釣り上がりました。

 

私の高原本流タックル

Rod:レヴェルトラウト68MT&56(使い分け)

Reel:2000~

2500クラスにナイロン5~6lb

Lure:ソリスト60DD、60MD、ソリストシャッド50、ソリスト50DDその他

 

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このぐらいのヤマメが多かったです。高原のヤマメ、イワナは透けるように美しいから好きです。イワナもヤマメ?と思わせるファイトしますしね。

先日の釣行で渓流用ミノーボックスを紛失したことはすでに書きましたが、60mmを中心に生き残ったミノー達をローテして頑張りましたよ。

でもミノーは揃えてなくちゃだめ。準備万端ならばもっともっと獲れていたと痛感しました。


初めての狩野川、Mさんからのレポートです。

2012年06月22日 | 渓流 2012年

東京都のMさん、先日の渋谷店さんイベントでお渡しした狩野川マップを手に、19日に初めての狩野川支流へと出掛けてきたそうです。

半日でイワナとアマゴが半々ずつで12匹ですって。素晴らしいですねえ。 

 

ところでMさんは水中撮影を得意とされているプロカメラマンでいらっしゃるんですよ。

お仲間の皆さんとの活動の様子は下のリンクからご覧下さい。

ダイバーのためのウェブマガジン

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Mさんが撮影したタイガーシャークだそうです!

こんな凄くて素敵な水中写真を撮っているんです。(写真は氏のブログよりお借りしました) 

そんなMさんより届いた狩野川支流のアマゴ、イワナの写真と簡単レポをどうぞ!コパーは渓流でもスゴイですよね。

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うずうずしていたので、今日(19日)の午前中5時間程この前、小平さんに教えていただいた狩野川の某支流に行ってきました~

この前渋谷で購入したプラグで12匹釣れました~

OOって所からつり上がりました。

今日は、コパーが一番反応良かったです。

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Photo&Report by Mさん


減水中の狩野川支流、尺アマゴも混じったけれど。

2012年06月20日 | 渓流 2012年

台風一過で晴れ間も見えますが、昨晩は猛烈でしたね。減水が続いていたところへ一気の増水、川が心配です。道志は一時3m増えたらしいですよ。

ベランダの朝顔がほぼ全滅です。ここのところは蔦も伸びてきて楽しみにしていただけに悲しい、、

それはさておき、春の展示即売イベントも一区切りがついたので、18日は狩野川支流へと出掛けてきました。

この日は単独釣行。思えば独りで釣りをするのはかなり久し振りです。どなたかとワイワイご一緒するのも楽しいけれど、単独は自分のリズムで釣りが組み立てられますからね。

狩野川は6/1にアングリングさんの取材で訪れて以来、2週間以上のご無沙汰です。昨年と比較すると水が無いし、アマゴもいまひとつといった印象を拭えません。今年はどこの河川も同様のようですけれど。

am5:00、いつものコースで入渓。

ウワ・・取材時より更に減水しています。週末の雨でいくらか増えたようですが、それでもかなり厳しい水量です。これは朝一番に獲らないとマズイかも。

ところが魚からの反応は皆無。支流を入り直しても、エリアを変えてみてもなかなか良い反応が得られません。上流域へ逃げれば・・先客がいたり。

10:00を過ぎたところで同じ狩野川水系でも水源が異なる別支流へ大きく移動します。

ひとつ目の支流。やはり水が無くダメダメ。

二つ目の支流に出向いた時はすでにお昼。ここのアマゴは釣れればキレイなのですが、決して魚影の濃い川ではない印象が強いためか、日頃はあまり入渓しません。けれど水量は安定しているイメージを持っていました。

見るとやはり他のどこより水があります。そこで今年は初となるこの渓、今回は少し下から入渓してみました。

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こんな渓です。冷たいし、この水量なら贅沢は言いません。

ポイントによってソリスト50MDⅡ、50DD、40DDを細かくローテしながら釣り上がると、

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この渓はこういうキレイなアマゴが魅力。こういうのはサイズじゃない。

小さなポケットから50DDに元気にアタック。昼も過ぎて、ようやくですよ。

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これは更に小さいけれど、この丸いパーマークは狩野川原種に近いのかもしれません。

数匹キャッチ出来て足取りも軽く釣り上がると、少し大きなプールを持つ流れ込みに出ました。ここでは昨年も確かひとつ釣ったっけ、そんなことを思い出しながら大きな岩にぶつかる流れに乗せるように50DDをキャスト。

岩陰から大きな影がスーッと50DDを追ってくるのが偏光越しに見えます、ピンポイントで数回激しくヒラを打たせると・・ガツン!

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重いファイトをいなして寄せる、やはり大きい。

スケール出さなかったけれど35cmぐらいあったと思います。どうしてしっかり計らないのかって・・大きいけれど成魚放流されたアマゴであることが一目瞭然だったから。

 

午前はまったくの不振、川を変えての午後は連続してヒット。

小さいけれど原種に近いような本当にキレイなアマゴ、大きいけれど成魚放流されたアマゴ。

このアマゴを最後に、いくらか複雑な思いを抱えて退渓としました。

 

狩野川は一回パスして、次はどこへ行こうか思案中です。

 

私のタックル

Rod:レヴェルトラウト50MT

Reel:ヴァンキッシュ2000S+ナイロン4lb

Lure:ソリスト40DD、50MDⅡ、50DDすべてでキャッチ

偏光サングラス:talexアクションコパー

ランディングネット:吉田精米店さんハンドメイド

 

Photo&Report by 小平


Mさん、北海道を楽しんできたようですね。

2012年06月14日 | 渓流 2012年

北海道遠征に出ていたMさんより釣果写真が届きました!

湖や渓流などアチラこちらをウロウロされたようですが、今日はアングラーズ・シェルパさんにガイドをお願いした日高での渓流釣行の模様をアップしますね。

ニジ、ブラ、イワナすべて40アップですか、楽しかったことでしょうね。獲れなかったけれど50アップも顔を出してくれたそうです。二日間で40匹以上の釣果だったとシェルパさんに聞きましたよ。反則です!

私も先月の遠征で日高まで出向く予定だったのですが、仕事が詰まってしまって無念の帰京。

そのうちにお邪魔したいと思います、いつか北国の渓を皆で歩きたいですね。

 

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イトウだめでした~2バラシで終わりました。

 イトウ以外はいっぱい釣れましたよ~。

 またいつかリベンジしに行きます。

 

北海道アングラーズシェルパでは何匹釣れたか分かりませんが、ニジマス、ブラウン、岩魚それぞれ40up釣ることができました。

 全部ザンマイで釣れましたよ。アングラーズシェルパのKさん、Tさんと源流域まで行ってきました。

Kさんもザンマイオンリーで釣ってましたよ。

 Kさんと、いつか小平さんに来ていただいてザンマイで3人で釣りをしたいね~って話して盛り上がって釣りしていました。

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Photo&Report by Mさん