さて、今遠征を振り返ると初日午後~夕方が最も良いコンディションであり、若魚~ミラクルを含めイトウが4本。ところがこの日の夜から冷たい雨が降り出し、2日目は一日中雨模様。3日目は曇り予報だったので期待していたのですが、起床してみると雨。時を追うごとに風雨ともに強くなり、しまいにはあられ混じりの暴風が吹き付け、この日は帰京組も数名いたので午前上がり。最終日は晴れ、ようやく暖かく快適な釣りでしたが無風。ここのところ濁りが強く、最盛期にもかかわらず全体的に渋い中での釣行でした。
それでも初日のミラクルや素晴らしいアメマス、サクラマスたちが出迎えてくれ、宿に戻れば毎晩乾杯!楽しい時間でした。
それから今回はバラシやあと一歩の惜しいチェイスが多かった。まず竹多さん。可愛いサイズを足元でバラシた直後、根掛かりかと思ったそれが動き始め、76をバットから曲げたビッグワン。しかし無念の途中でポロリ・・惜しかったですね。
笛木さんも大荒れの中、足元で大口を開けてファットに襲いかかった目測80オーバーもしっかりフッキングが出来ず、キャッチには至らず。
八橋さんのビートアップにも若イトウがヒット、ところが目の前でジャンプされフックアウト。市毛さんも惜しかった。
私は初日に2本、2日目に1本キャッチしたものの、型モノは出ず。面白かったのは最終日のベタ凪の中、目の前に突然グワーッと現れテスト中のファット77type2をくわえたビッグワン。ところが足元だったので、すでにラインはほぼ垂直の提灯状態。違和感を感じたイトウが大口を開け二度三度と首を振るところにアワセを入れた!
・・・口の中をすべるようにミノーが抜けてきました(笑)
このイトウは大きかった。逃したナントカは大きいと言いますが、本当に大きかった。普通ならワンチャンスのイトウが、こういうことがありながらもいつまでも眼前を2匹でぐるぐる。じっくり観察したんですよ。一匹は80ぐらい、もうひとつのミノーをくわえたのは私の目測で90クラス。すぐ側にいた八橋さんの目測だとメーターあるんじゃないかというぐらい、団扇のような大きな尾鰭と太さが印象的なビッグワンでした。
このビッグワン、一度ははっきりと違和感を感じたにもかかわらず、その後も二度、ファットを追いました。一度は浅瀬に乗り上げてあと10cmまでいきましたが最後までフッキングできず。こういう魚は珍しい。しかも鏡面、ベタ凪の中。ワカサギやウグイも目の前にたくさんいたにもかかわらず、これらベイトには目もくれず。
小一時間ほど八橋さんと交互にキャストしましたが、いつの間にかどこかに消えてしまいました。キャッチは出来ませんでしたが、私の長いイトウ釣りの中でも印象的な魚でしたね。
パパさん初イトウは尺越え、あはは。朱鞠内でこのサイズのイトウは初めて見ました。
40cmぐらい
45cmぐらい、この40~45が多かったですね。若魚が増えているのは良いこと!先に若魚がヒットしないようにするにはどうするか。課題ですね。もうひとつ、一番初めに60弱も釣れましたが、フック外したら勢いよく逃走。写真が無いんです。
朱鞠内のもうひとつの素晴らしいトラウト、アメマスはコンスタントでした。
パパさんのアメマス。ファット70type1/ワカサギアワビ
テスト中のビートアップver2でも。このモデルいけそう、ご期待あれ。
レギュラーサイズ。皆さんの写真を預かっていないので、これ以上アップ出来ずごめんなさい。
笛木さん、黄昏を釣る。
八橋さん、前浜で残業中。このあと45の素敵なアメマスがヒット!
そういえば集合写真撮り忘れましたね。皆さん有難う、お疲れ様でした!
あらためて隼也おめでとう。この一本に皆が救われたよ。
この体験がこれからの人生の糧となり、支えとなることを皆が祈っているよ。
ロッド:レヴェルトラウト76MT&76H、その他サンプルロッド
ステラC3000+PE0.8~1.2号+ナイロンリーダー16~22lb
イトウ、アメマス、サクラマスヒットミノー:ファット70&85type1、type2 ビートアップ115、ビートアップver2(プロト)、バルサジグ70(プロト)、ファット77(プロト)すべてシングルバーブレス
Photo&Report by 小平