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ZANMAI BLOG(新アドレス)

遊べや遊べ。
素晴らしいトラウトとの出逢いを綴ります。
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在来ヤマメ調査アマゴ&イワナ産卵床造成。

2022年10月17日 | 河川調査
今回制作分の塗装を終えました。やったぜ。

丹沢ラストは友人と山行きを予定していましたが、天候不順と工房仕事の詰めが重なったため無念のキャンセル。

渓流シーズンが終わるとフィールドワークの季節到来。数日前は内水面試験場による在来ヤマメ生息調査があり、昨日は仲間がリバーキーパーとして頑張っている山梨峡東漁協の日川へ。アマゴ&イワナ産卵床造成のお手伝いをしてきました。



試験場による在来ヤマメ調査のお手伝い。地元の方からの情報を元に調査しましたが、今回は残念ながら一匹も姿を見られませんでした。まだ上流部は未調査ですが、アブヤハヤすら皆無。何があったのでしょう。









日川ではアマゴ&イワナ産卵床造成を。ココは重機が入る比較的大規模な造成をやります。重機の力を借りますが、人力が決め手なのは言うまでもありません。

山梨の内水面試験場などから研究者が数名いらしていたので、作業の合間に質問攻めは基本です。

造成の数時間後にはさっそくアマゴが三匹入っているのを確認、嬉しいな。



作業後は水研の坪井博士による講義。日川の渓流魚生息数推定調査の報告など、今回も視野を広げてもらいました。

photo&report by 小平

丹沢渓畔林調査

2021年09月17日 | 河川調査
昨日は今秋一回目、神奈川県内水面試験場による丹沢渓畔林調査が、人数を減らすなど様々な感染症対策をした上で実施されました。



試験場が定点観測している沢ですが、やはり毎年のように直撃する台風や豪雨被害から逃れることは難しいのだと感じます。

正確なことは未確認ですが、採捕されたイワナはこれまでで最低数レベル。ナガレタゴガエルもゼロ、これも記憶にありません。もっともタゴは季節的なことも関係しているのかもしれません。

今週末は台風直撃予報だそう。少しでも逸れてくれと願うばかりです。

画像はこの日最大のイワナ、協力してくれたイワナたちはすべてしっかり流れに帰って行きました。

photo&report by 小平

ホトケドジョウ調査

2021年04月26日 | 河川調査
ヤマメやサクラマスではありませんが、メダカやホトケドジョウなどの調査や保護にも時間さえ許せば、出来る限りお手伝いに行きます。

そういえば、最近あまりフィールドワークについて書いていませんでしたね。

週末は生田緑地で保護されている、ホトケドジョウ生息状況の調査がありました。毎年4月と12月に`生田のホトケ保存会`が中心となり実施しているものです。







かつては広く普通に見られたホトケドジョウですが、開発もあって生息地の谷戸などから追われ、ご多分に漏れず激減しました。



ぷくぷくしたホトケドジョウ、小型のドジョウです。私もかつて県外のをもらい飼育していたことがありますが、よく泳ぐし、エアレーションで遊んだりと、とても愛らしいドジョウです。



晴天のもと、泥にまみれるのもまた楽し。気持のよい生田緑地でした。

大切なものは人それぞれ。家族や自分自身を守るのは当然大切、だからこそ出来る限りの対策をした上でやるべきこと、そうでないことの区別は自分で決めていきます。

photo&report by 小平





今年初の渓畔林調査へ

2021年02月11日 | 河川調査
先日は神奈川県内水面試験場による今年初の渓畔林調査が丹沢で実施され、お手伝いで出掛けて来ました。



一定数のヤマメ稚魚が採捕されました。お腹はペッタンコでしたから、浮上ギリギリの稚魚たちかな、という印象でした。

もちろん自然産卵から孵化した稚魚です。

ヤマメ稚魚の浮上までの積算温度を600℃、平均水温を6℃とすればざっと11月初旬から、遅くとも中旬には親魚が産卵していたと推察できるでしょう。





越冬したヤマメ、食性などを調べます。何を食べているか詳細に調べることで、辺りの渓畔林環境について推察するのも大きな目的です。

協力してもらったヤマメたちをすべてもとの流れに返し、この日の調査は完了。

禁漁期間でなまった身体を少し動かし、山の空気を吸ってリフレッシュできました。2月は同様の調査が何回か実施されます。