北海道遠征の続編です。
イトウの湖を後にし、四日目は旭川から富良野をのんびりと観光。隙あらばどこかで川遊びをと目論んでいたのですが、この近辺の河川は雨後でコンディションが悪く、竿は出せませんでした。
五日目。
フッと目を覚さまし時計を見るとam:5:30、すでに窓の外は明るい。寝坊した!目覚ましかけ忘れた!
前夜は街の居酒屋へと繰り出し、部屋に戻ってからも結局1:00まで飲んでいて、そのまま寝てしまったらしい。
今朝は二時間限定で川に釣りに行く予定、ボーっとした頭でタックルのことを考える。北海道標準仕様で68MT+ナイロン6lbのセットにするか、5.0fか5.6fに4lbのいつもの関東渓流スタイルで身軽に楽しもうか。
結局5.0にナイロン4lbという機動力を重視したタックルを選ぶ。ところがこの選択は誤りだったと、一時間後に川辺で悔いることになるのです。
しばし車を走らせ、目的の川に着。二時間しかありませんから急いで身支度を整え、いそいそと入渓。里川チックなこの川ではブラウンがメインで、時折りレインボーが交じるはずですが、予想していた以上に水量がありません。もともと水量が多い川ではないと思いますが、さらに渇水気味だったのかもしれません。
パッと見た感じ、40MDやソリスト50MDⅡがマッチしそうな流れですが、先日も書いた通りの事情でMDⅡがボックスに一本も無く、50DDを4lbラインに結びアップで釣り上がることにしました。
数投目、水深がないためにロッドティップを上げながらパッパッとテンポよく誘ってきたDDに、目測25cmほどの魚がゆら~っとチェイス。やはりブラウンです。幸先良く一匹目をキャッチと思いきや、フックをつまむような超ショートバイトでバラシ。さらに数投後もチェイスがあるものの、やはりゆら~っと追って来てそのままターン。あらら、スレてる・・
この川は穴場河川でもなんでもありません。河原にアングラーの新しい足跡がいくつかあることからもわかるように、どちらかというと人気河川なのではないでしょうか。入渓しやすく歩きやすい里川、頻繁に出入りするアングラー、秋という季節、水量。様々にプレッシャーがかかっているらしいことは入渓後五分で理解できました。
それならば、と攻め方を少し変えてみる。するとテンポよくブラウンがヒット。
デップリとしたイイやつも交じります。
この時に気が付きました、これはマズイ・・・これ以上のワイルドブラウンやレインボーが喰ってきそうな予感。ロッドがレヴェルトラウト5.0fなのは大丈夫、けれどナイロン4lbって。 しかもこんな時に限って巻き替えてないし。
レギュラーサイズはこのぐらい。この規模の河川でこのライトタックルですから、どの魚もやり取りはスリリング。
ブラウン祭りだ!
ワッショイ ワッショイ
さあさあ野郎ども
神輿を担げ~
ふんどしを締め直せ~
こんな具合で調子に乗っていたら、払い出しの流芯下に潜んでいたビッグワンがヒット!
さっきのサイズよりひと回りもふた回りもデカイくて太いブラウンがDDをくわえて猛然とダッシュ!4lbではひとたまりもありませんでした。
やはり北海道仕様を持っていけばよかったと天を見上げるも、まさにあとの祭り。驚いたブラウンが全身を晒し、二度ほど横っ飛びするのを呆然と眺めるほかありませんでした。
それにしても魚に悪いことをした。この時のDDはシングルフックに変えてありましたし、掛けてすぐに切られたので遠からず外れてくれることを祈っています。
こんなに腹がパンパンのレインボーもいくつか顔を見せました。種類はわかりませんが、虫を飽食していたようですね。チェイスがスローだった一因はここにもありそうです。
落ち葉を頻繁に拾ってしまうのはストレスでしたが、ブラウンは最後までよく釣れました。瀬に出ている魚も多く、そんな魚はソリストシャッドでとても効果的に釣れましたよ。
来春、来秋、いつになるかはわかりませんが、イトウとブラウンでツアーを組んでみるのも楽しそう。
それにしてもやっぱり北海道は凄いと、改めて痛感しました。
イトウの湖といいこのブラウンの川といい、日本にはこんなに素晴らしいフィールドがまだまだたくさんある。その気にさえなれば、二泊三日でも十分に楽しめる。
有難う。こんな素晴らしい時間をくれたすべてに感謝します。
私のタックル
Rod:レヴェルトラウト5.0f
Reel:ヴァンキッシュ2000+ナイロン4lb
Lure:ソリストシャッド50、ソリスト40DD、50DD、40MD
偏光サングラス:talexイーズグリーン
Photo&Report by 小平
うらやましいです。
おはようございます。
だいぶ落ち着きましたでしょうか?
それともまだまだ忙しない毎日でしょうか。
もし時間が作れるようでしたら、すぐにでもお出掛けになってみては?!
北海道は今、素晴らしい季節を迎えています。