北国の王者、イトウ。アイヌ語ではチライ。
日本が誇るこのトラウトに出逢うためには、まずは北の果てのこの地に立つための努力から始めなければならない。
それでも仕事、家庭、日々背負う様々をひと時、そっと傍らへと下ろし少しだけ身を軽くできたのならば、実は‘幻の魚‘はすでに幻ではなく、きっと湖岸に立つそのすぐ足もとを巨体を揺らし悠々と泳ぐさまをまざまざと目撃し、しばし言葉を失いつつも改めてすべてはこの一瞬のためにあると知るのである。
イトウ75cm(ファット120・スポーニングレッド)/ザザギさん
イトウ65cm(ファット120)/けんぢさん
イトウ74cm(ファット85type2・オレンジGヤマメ)/memphisbelleさん
イトウ68cm(ファット70type2)もキャッチ。
イトウ66cm(Beatup130・アルミアワビGG)/小平
イトウ60cm(Beatup130・アルミアワビGG)/小平
イトウ65cm(18cmスリム・アルミアワビ ヒメマス)/小平
イトウ58cm(ファット85type2・GG)/小平
イトウ52cm(ファット85type1・アルミアワビGG)もキャッチ。
王者は9本、もちろんすべてリリース。
今回も地元のアングラー、漁協などの皆さんには多大なる感謝を申し上げたい。
‘そのまま‘であるためには多くの人々の努力と理解が必要だから。
そしてイトウを釣るにはさらに少しの運も努力も必要だろうが、何よりも釣り人の見識が問われるのだと改めて自身に問いかけたい。
タックル
(ルアーはすべてバーブレス。トリプルも併用だができるだけシングルで使用)
Rod:ZANMAI Revel trouts(レヴェルトラウト)6.8MT、7.6MT、7.6H
76MTと76Hはルアー重量で選択。例えばBeatup130やファット85は通常での使用なら‘MT‘で十分だが向かいの強風時、狙うトラウトの大きさを考えて操作性、フッキング能力などから76Hを選択することもある。ファット120などはコンディションと無関係で76Hとベストマッチ。
MTにせよHにせよ湖でのウェーディングなので76がメイン。68は補助的な使用とした。
Reel:ステラC3000+PE0.8にナイロンリーダー20lb
Lure:ファット70、85、100、120各色各タイプ、 115~180スリム/ストレート、 Beatup115&130、 フラットシャッド70&85、 115MD、 その他
Photo&Report by ザザギさん、けんぢさん、memphisbelleさん
フォトダービーエントリー2011 ‘Lake‘