ZANMAI BLOG(新アドレス)

遊べや遊べ。
素晴らしいトラウトとの出逢いを綴ります。
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今シーズンの釣果便り、銀山イワナ53㎝

2016年12月08日 | 湖 2016年
この時期になると皆さんから、今シーズン活躍させてもらったミノーの修理や、来シーズンに向けて制作のご依頼をいただきます。

その際、シーズン中の釣果ご報告をいただくことがよくあります。

今年はコレが良かったよ、こんなメモリアルワンが釣れたよ、と。

 
今日は鵜飼さんよりいただいた、そんな便りを紹介させてください。

5/2の銀山湖でのことです。

「去年作成戴いたBeatup100 キンクロですが、去年は一度も使うことなく過ぎ、
今年、銀山湖にて、他のルアーを散々投げた倒したあと、ふと思いついてBeatup100のスイムテストをしてみようと初めて投げ、
色々なアクションを試していたところ、突然ガツンと来たイワナは53cmありました!
思い出深いルアーとなっています。」





こんな写真しかないけれど、よかったら使って。そう言っていただきました。

嬉しいナア。

 
それにしても今年は銀山の調子がよかったですね。うちも紹介していない(事情でできない)釣果なども含めて、大イワナやサクラマスの便りをたくさんいただきました。来シーズンはどうかな。今から楽しみでなりません。

Photo&Report by 鵜飼さん

ミノー:Beatup100 キンクロ


続・芦ノ湖のコーホー

2016年12月07日 | 湖 2016年
親父の一周忌などがあり、なんだか忙しない日々でした。

そんな中、昨日は久しぶりに終日、芦ノ湖でミノーイングを楽しみました。



am6:00、コーホーがヒット。

昨日はいい感じに風が吹いていたのですが、堅く釣ろうとついつい・・反則のファット70type1を選択してしまいました。

先日のかっつおさんのと同様、男前のカッコイイ一本だったのでしっかり写真を撮ろうとしたんですが、こののちに逃亡。この一枚しか撮れませんでした。
 
 
am10:00、ふたたびコーホーがヒット。今度はビートアップ115 クリアーチャートでしたよ。

目の前でジャンプしたり、あちこち走り回る元気なコーホーでした。けれどネットインに失敗、向こうに走られてそのままサヨウナラ。またしても写真なし。

この日は一か所で粘って、トラウトからの明確なヒットは3回。終日芦ノ湖温泉に浸かって3回。これが平均なのか、それともダメダメなのかわかりませんが、手強いな、というのが正直な印象でした。


途中からは箱根のレストラン、ロアの原さんも合流して一緒に竿を出したり、厳しいなりに綺麗なトラウトの顔も見れたり。芦ノ湖温泉は腰にくるけれど、やっぱり楽しいね。

このサイズのコーホーがここまでコンスタントに釣れるようになったのは、今秋が初めてなんじゃないかと思うのですが、少しだけ芦ノ湖でコーホーを釣るコツがわかった気がします。これから定着してほしい魚ですね。



空いている場所で終日ウェーディング。いい風だったんだけどなあ。
 


そうそう、うちの嫁さんが釣ったこれ。カジカでしょうね、10㎝ぐらいあったようで、ミノーにちゃんとフッキングしていたようです。

 
この日の芦ノ湖タックル
ロッド:レヴェルトラウト76MT
リール:ステラC3000+PE0.8号+ナイロンリーダー10lb
ヒットミノー:ファット70type1 グリーンゴールド、ビートアップ115 クリアーチャート グリーンバックOB

Photo&Report by 小平








芦ノ湖のコーホー

2016年12月04日 | 湖 2016年
いろいろ動きはあるのですが、なかなか更新できず申し訳ありません。

一昨日は15年来の友人のかっつおさんが遠路遥々、300キロを走って芦ノ湖にやって来ました。

かっつおさんはそもそもボートオンリーの湖アングラーなんですが、今回はウェーディングやるよとわざわざウェーダーを購入。これは何としてでもよいトラウトを釣らせろという、私へのプレッシャーでしょうか。

そこで氏が1本釣るまで私は竿を出さず、少し離れて背後から無言のプレッシャーをかける作戦に出ました。プレッシャー返しですよ。


朝一番は外し、ポイントを移動しての朝二番。喰った!の声。

これまでウェーディングとは無縁のかっつおさん、背負えるネットなんて持っていません。急いで駆けつけ、暴れているトラウトを無事にランディング。





ガッチリ握手。

のぞき込むとコーホー、シルバーサーモンのことです。先日も芦ノ湖のコーホーのことを少しだけ書きましたけれど、芦ノ湖がここのところ春に試験的に放流、今秋はうまく夏を超え、大きくなった個体が少しずつ釣れているんですよね。

いやあ、それにしてもカッコイイ。各ヒレともによいコンディション。

顔はサクラそのもの。馴染みのない方は変わったレインボーだと思うかもしれません。個体差はあるでしょうけれど、体色はブラウンのようでした。



やっぱりこういうトラウトを釣りたいですよね。

ミノーはすでに餌として一部から敬遠されつつある、ファット70。

かっつおさん、遥々やってきた甲斐がありましたね。このあとブラウンっぽいのバラシたのは内緒にしておきますよ!またね。
 

ロッド:レヴェルトラウト76MT
リール:3000クラス、PE0.6号にナイロンリーダー12lb
ミノー:ファット70type1 アワビ オールイエロー



Photo&Report by 小平




芦ノ湖、秋シーズンスタートです。

2016年11月15日 | 湖 2016年
13日に芦ノ湖にて、第14回となるCatch&Cleanが開催され、無事に終了しました。

この様子は後日、写真が集まり次第ご報告しますが、まずはご参加いただいた皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。今年はゴミが少なかったです、喜ばしいことですね。

さてC&Cに合わせて前日、翌日の朝と秋の芦ノ湖を満喫してきましたよ。私は秋シーズンの芦ノ湖初釣行でした。





前乗りしての朝一番は笛木さんと。ベタ凪の中、10mほど離れて釣っていた笛木さんの喰ったー!の声。見るとRT76MTがグイグイ引き込まれています、ちょっといいサイズのようです。ですがあと4~5mほどのところ、浮いてきたところで首を振られて残念無念のフックアウト。

たぶんブラウンのいいサイズ。ミノーは150スリム、シングルフックでした。これキャッチしていたらヒーローだったんだけどなあ。

その後は何もなく、短い朝マズメは終了。その足で湖尻のうえのさんからワカサギで出船。トラウトをやめてワカサギかい、と突っ込まれそうですが、ワカサギ釣り好きなんですよね。魚探をかけてウロウロするので、いろいろと情報も得れてトラウトの今後への参考にもなります。

それからC&Cへ参加する静岡組の皆さんと夜は宴の予定だったため、ぜひとも芦ノ湖の味覚をご賞味いただきたかったのです。ワカサギ用の仕掛けもタックルも静岡組の皆さんの分も用意したのですが、結局彼らは終日トラウト狙いで頑張ったため、三人で一生懸命釣りました(笑)

私は二本竿で魚探とにらめっこしつつ、結果、それなりのペースで釣れましたよ。



温泉に入った後はお待ちかねの宴。釣りたてのワカサギは早速アツアツの天ぷらに、おでん、浜松名物の焼き餃子、東松山名物焼きトン、横浜名物の嫁さん手作りシュウマイ、ピザと次々に。デザートは焼きイモ、〆はラーメンでもうお腹いっぱい。焼酎のお湯割りで夜は更けてゆくのでした。あした本番なんだけど大丈夫かな。



そうそう、ワカサギのあとも小一時間ですがウェーディングしたところ、あっさりヒット。鵜に噛まれたような傷跡が残るバスでした。

ロッド:レヴェルトラウト68MT ナイロン10lb
ミノー:130スリム クロギン鏡面アルミ

鏡面のスリム、あのアクションに独特のギラギラ感。今回はバスでしたが、もちろんトラウトもはまったら強いんですよ、これ。

翌日のC&Cも無事に終了、このまま帰ろうか、翌朝だけ釣りをしてから帰ろうか。秋シーズン初のトラウトの顔が見たかったので、居残りすることに。



翌朝。ファットにすぐにヒットしたのはまたもやバス。







まだバスの水温か、と思っていたら待望のヒット。

やたら元気で走り回る40㎝ぐらいの銀色の魚、ニジかサクラかコーホーか。前日のC&Cで参加者さんが先週釣ったというコーホー(シルバーサーモン)の写真を見せてもらい、40㎝ぐらいだったとのことだけど、サクラによく似てカッコイイ魚でした。その場がひとしきり盛り上がったのでコーホーを期待したのですが、なかなか綺麗なレインボーでした。

芦ノ湖のコーホーは試験的にここのところ春に放流されています。なかなか夏を超えられない個体が多かったらしいのですが、今年は40~50超えが生き延びているようなので、またひとつ楽しみが増えましたね。

ロッド:レヴェルトラウト82MTL(プロトモデル・来春発売予定)
ステラ3000にPE1号+ナイロンリーダー12lb
ミノー:ファット85type1 鏡面アルミ ブルーバック

このあとももう一本バスを追加、ファットが調子よかったです。昨夕に続き、鏡面がよかったのかな。

さて秋の芦ノ湖。一旦冷え込みましたが、またここ数日は気持ちが悪いほど暖かい日が続いています。シャローはまだバスがウロウロしていますが、これも例年のこと。バスが落ちてゆくのと入れ替わるように凄いトラウトが入ってきますから、一発に期待しましょう。

今秋はなかなか芦ノ湖に出掛けられなかったのですが、これでようやくスタート。12/14までと短いシーズンですが、楽しみますよ。


Photo&Report by 小平
 

丸沼、ブルーバックレインボー

2016年11月08日 | 湖 2016年
翌日は丸沼へ。

廣沢さんから ‘せっかくだから丸沼もやりませんか‘ とお誘いをいただき、連戦です。標高1.400m以上に位置する丸沼、丸沼といえば開高さんの時代からレインボーで知られた湖。山上湖特有のブルーバックレインボーは顔を見せてくれるのでしょうか。

さすがは標高のある山上湖、前日はうっすら積もるほどの降雪があり、金精峠には残雪がちらほらと。それにしても7~8年ぶりと、久しぶりの丸沼だなあ。



紅葉に青空。かなり冷え込んでいるけれど、気持ちの良い丸沼。

フットコンが昨年二台とも故障してしまい、不慣れなハンドコンをH氏より借りての出撃です。この日も気が付けば、なんだかんだで9名の仲間が出撃、釣れるといいねえ。



アサイチは何事もなく、少し嫌な予感が。すると少し向こうにいたケンタからtel、ビートアップ130のグリグリでバラシたところらしい。

流しながら近づくと、ちょうど40ぐらいのレインボーをキャッチしたあとで、昨日厳しかっただけに嬉しそう。リリースしてしまったので画像はないけれど、美しいレインボーだったとのことです。やはりビートアップ130のグリグリで。

その後もケンタ、見ている前でグリグリ、グリグリ。すぐにヒット、おおっ。ジャンプ、バラシ!あはははは。決して好反応ではないけれど、それでも楽しい。


どうですか、と寄ってきたのは笛木さん艇。なかなか厳しいみたい。



同船の小林さんがこの少しあとにキャッチ。近くにいたので魚をのぞき込むと、そこには丸沼らしい、ブルーバックレインボーが。

サイズも50ぐらいありましたよ、やはり顔を見せてくれました。





夏を乗り越え、青緑色に背を染めたレインボー。

直前に息子のシュンヤ君がバラシていただけに、嬉しい一本だったと思います。

ロッド:レヴェルトラウト76MT
ミノー:ファット70type2、アカキン


私のファット85type2にもヒット、アタリは小さかったのだけれど、水中から浮いてこずゴンゴン首を振っている様子から察するに、ちょっといいサイズ。

なんだかバレそうだ、テンションを変えずに慎重にやり取りしたのだけれど、最後はフッと抜けちゃった。しっかりアワセられなかったのが敗因です。

 
同船している妻が大きく場所を変えたいと言う。どこに行きたいのと聞くと、あの辺、と指で示す。言うこと聞かないで拗ねられても面倒だし、仕方なく移動してはいどうぞ。すると、妻の一投目に40㎝あるかないかのレインボーがヒット!

せっかくのヒットだったのに、何かで船が大きく揺れて竿が反対にあおられテンションが抜け、ここも残念なバラシ。悔しいねえ。


またしばらくして妻が言う。船着き場に戻りながら今度はあっちで釣ろうと、ふたたび指で示す。あっちね、ハイハイ。

この辺で投げたい、と言うので船を止めての三投目ぐらいかな。またしてもヒット!の声。

ええ?!我が耳を疑ったけれど、ラインの先にいいサイズのレインボーが浮いてきて、ギラン。おおう。





放流魚ではあったけれど、60近いレインボーでした。

いやあ、しっかりネットインさせていただきましたよ、はい。

それにしても、これはついに彼女の野生の勘が目覚めたのか。文章だけを読むと、高活性だったからでしょ、と思われがちでしょうが、まったくそんなことはありませんでした。最初の移動後のヒットが彼女にとって、この日初めての魚からのコンタクトだったのですから。

ロッド:レヴェルトラウト76H ステラ3000にナイロン10lb
ミノー:ファット70type2 グリーンゴールドヤマメ

放流魚とはいえ、お見事でした!
 


私はと言えばやはりファット70type2 日本アワビチャートバックに喰ってきた、30㎝ぐらいののみ。でもね、両日ともに厳しかっただけに、このサイズでも釣れた時はいくらかホッとはしましたよ。

もう少し放流レインボーからは反応があるかと思っていましたが、魚の気が散ってしまっているあたりはやっぱり秋ですね。丸沼もかなり減水していましたし、こちらも難しい一日でした。大会などで放流された魚が固まっている場所はあったようで、そこにはウェーディングしている釣り人も多く集まっていましたよ。

 
秋の丸沼は混雑もなく、ゆったりといい時間でした。

釣り終えて車に戻って外気温を見たらマイナス1℃、寒いわけです。渓流気分が抜けていなかった私ですが、お陰で湖モードに切り替えることができた気がします。



夜は冷え込む中での宴、赤霧のお湯割りが沁みたなあ。


私のタックル
ロッド:レヴェルトラウト76MT、76MTL(プロト)、68MT
ファット用は3000番にPE0.8号にナイロンリーダー8lb
ビートアップなどロングミノー用は3000番にPE1号、ナイロンリーダー12lb

ミノー:ファット70、85各種 ビートアップ各サイズ、130スリム
 
Photo&Report by 小平


東古屋湖、丸沼へ

2016年11月07日 | 湖 2016年
週末は東古屋、丸沼と転戦しておりました。

どちらも厳しいコンディションでしたが、特に東古屋はモーレツに厳しかったです。

この厳しさはとても言葉では語れません、きっとあの場にいた方にしか理解不能でしょう(笑)



15名ほどの仲間とボートを浮かべ、思い思いに釣りを楽しみましたが、お見せできるようなお魚はまったく釣れず。心苦しい限りです。

あくまでも当日の話ですが、まだまだ秋のシーズンに入っていないという印象でした。日中は暑くて、上着をどんどん脱いでいくような陽気。

今年は特に遅れているんですね、水もようやく増えてきたところです。どうもここのところ一気に増えているようで、秋のターンオーバーとも相成って、水のコンディションが落ち着かないのが不調の要因だったのだと思います。

魚は時折りウロウロしているのを見かけるのですが、しっかりとした反応を得られませんでした。こんな東古屋は初めてでしたけれど、水が良くなり、魚が落ち着けばきっとまた楽しい釣りができるはずです。

ちなみに虫パターンは存在していました、カメムシなどたくさん浮いていたので、これにライズする魚はよく見ました。

当たり前ですが、魚にとって、水合わせが何よりも一番大事なんだな。まだ水がなく不調だとは事前に聞いていたので、数日前にでも自身で釣って確かめて、本当にダメそうなら大会や催しは今後中止すべきなのかもしれません。

一層、腕を磨かなくてはならないのはもちろんですし、悔しさとともにいろいろと勉強させてもらいました。

一日をご一緒していただいた皆さん、ありがとうございました。また何か楽しいことやりましょう。
 
丸沼は追って書きます。

夜光貝

2016年10月28日 | 湖 2016年
その妖しさで一部から人気の、夜光貝貼りをまとめて制作、お届けしてあります。





夜光貝は一年に一度、タイミングを見てよいものだけを入手していますので、制作数が非常に少ないのはご容赦ください。

上品さでは右に出るものがない夜光貝。その希少な素材ゆえ、どうしてもいくらか高額になります。まったく万人向けではない貼物だと、制作していてつくづく思います(笑)

シェル張りはどれもアルミ以上にコーティングの回数を重ねる必要がありますが、厚すぎず薄すぎず、このギリギリの調整も難しいものです。

 
銀山湖の宿、奥只見山荘さんには特にまとめてお届けました。事前にオーダーをいただいていた皆さま、大変お待たせいたしました。夜光貝、日本アワビなど、どれも少数本ですが在庫分もあわせて納めてあります。

 
上野のスーパーブッシュ上野店さんには夜光貝ではありませんが、渓流用以外にもファット100や120などをお届けしました。

他のお店には主にオーダー品を納めました。皆さま、重ねてお待たせいたしました。


今日は伊豆で取材予定だったのですが、予報が芳しくなく、寒々しい画しか撮れそうもないということで中止に。

さあ今朝も早くから、工房仕事に精を出すことにします。
 


丸沼でグリグリ、埼玉の伊藤さんです。

2016年05月31日 | 湖 2016年
埼玉の伊藤さんより便りが届きました。

丸沼に出掛け、ビートアップ130アワビでグリグリ・・ドーン。

しっかり60オーバーのレインボーをキャッチです。やっぱりレッドバンド入っていましたか(笑)

今年よいブラウンも出ているようですが、丸沼といえばやっぱりレインボーですよね。ここは見事に本命キャッチということで!

楽しい休日だったようで、何よりです。



「一昨日の日曜日に丸沼に行ってきました。

いつも朝一は釣れない丸沼なので、適当に流しながら叩いていき毒蛇の岩というポイントに到着。

時計を見ると8時。まだ出ないかなと思いながらグリグリ、グリグリ、ドン!やったブラウンだ!と思ったのですがレッドバンドが入ってました…笑

そこから60を2本40up5本と楽しい釣りができました。

ミノーはビートアップ130ワカサギ日本アワビでした。」


photo&report by 埼玉の伊藤さん

銀山のレインボー66!西方さんです。

2016年05月26日 | 湖 2016年
先週、銀山へ出撃した西方さん。

奥只見山荘さんより隼人さん、西方さん、お仲間の伊藤さんで出船、スリム130ワカサギで西方さんレインボー66㎝をキャッチ!

ご本人と奥只見山荘さんより写真を頂戴しました。

いつ頃でしたか。銀山でちょくちょくミノーイングにヒットし始めたレインボー。

この銀山の環境で生き延びたレインボー、そのうち凄いレインボーになるかもね。

当時、こんな会話を仲間と交わしたのを思い出します。

ミノーイングで66㎝出ましたか!そのうち80ぐらいまで出たりして。







伊藤さんヒップがキュート、無事にネットイン!



デカイなあ!

大サクラかと思ったらレインボーだったそうです。ファイターとしては申し分ないどころか、ピカイチですよね。

銀山でこのサイズのレインボーは初めて見ました。



イワナだってちゃんとキャッチしています!



フックが曲がっていますね、130スリム。


photo by 西方さん

ミノー:130スリム ワカサギ




親父の銀山、私の銀山。そして彼女の銀山。

2016年05月24日 | 湖 2016年
昭和48年5月の銀山。

リールはクローズドフェイス、ルアーはきっとトビー。こうやって見ると随分と大振りなキャストだな、親父。



親父の部屋に入ると、壁に銀山イワナと書かれた魚拓が飾ってあったのを思い出す。きっと現在とは比べ物にならないほど不便だったであろう銀山に、学生時代から30代ぐらいまでは時折り出掛けていたらしい。

この湖にはバケモノみたいな大イワナが棲むんだよ。小学生ぐらいだった私に、銀山とそこに深く潜む60、いや70センチを超えるかもしれない大イワナについて語る親父の姿は、当時の親父の年齢をいつの間にかとうに超えてしまった私にとって、すでに遠く儚い記憶となって久しい。

親父はいわゆる、上手な釣り人ではなかったと思う。あの魚拓だって、いま振り返れば決して大イワナとは呼べないサイズだった。40センチもなかったんじゃないかな。

私の記憶の中では釣り場に着くとまずそこいらに腰を下ろし、煙草に火をつけ周囲の山々だったり、眼前に広がる海を眺めている親父はとてもゆったりと、寛いでいるように見えた。そんな風だからなかなか釣り支度もせず、釣果などよりもこの流れゆく時間をただ幸福と感じられる、そんな釣り人だった。少なくとも、私の前ではそう振る舞っていた。

だからサハリンでサクラマスとイトウを釣り上げた時を除くと、親父が私の前で大物を釣った記憶はほとんどない。けれど在宅時のしかめっ面ばかりの親父とは違い、釣り場でゆったりしている親父の方が言うまでもなくずっとずっと好きだった。



平成28年 5月11日~12日
釣り馬鹿の息子はやっぱり釣り馬鹿で、私もほとんど毎年この湖に足を運ぶ。

前日まで中禅寺湖にいたのだが、私のバルサジグ85と妻のバルサジグともにレイクらしきヒットがあったものの、やり取り途中で揃ってバラシた。
中禅寺湖でもいろいろと面白いことがあったのだけれど、今回はスペースの都合で割愛させていただきたい。

11日の早朝は銀山の麓、小出の道の駅で目を覚ます。出遅れた。

奥只見山荘さんよりのんびりと出船、目指すポイントに着くと先行者がいた。この釣り人はきっと大きいの釣ってるなと、なんとなく雰囲気でわかる。帰船後判ったことだが、この釣り人は先日ブログで紹介させていただいた小久保さん、ファットで52を頭に大イワナを連発とな。

私にとってシーズン初めての銀山、手掛かりを得ようと湖上をさまよう。

とあるポイント、ビートアップ115 イエローベースアワビにガツンと喰った。この時点ではそこそこのイワナだと確信した。それにしてはずいぶん遊泳力があるな、もしかするとサクラかな。





船際まで寄せて気が付いた、レインボーだった(汗)イワナだったはずがサクラに変わり、最後はレインボーに化けた。化けるのはいいけれど、バケモノのようなイワナにはほど遠いじゃないか。

この日は雨が降ったりやんだり。イワナは時折りチェイスするものの、ヒットには繋げられず。同日に出船した皆さんがよい釣果だっただけに、レインボーだけとは残念無念。


明けて12日。

前日から降り続いた雨も夜半のうちにやむと、確かに天気予報では言っていた。だが宿から一歩出ると、北寄りの冷たい強風に横殴りの雨。

妻が笑いながら言う、あなたどれだけ雨男なの。雨具のフードを目深にかぶり、アハハと力なく笑う。

 

スタートから小一時間が経過してなんとか雨は上がったけれど、この日はポイント選択はもちろん、攻め方にも一工夫が必要だった。

なんとなくミノーを投げていればスーッとイワナが追ってきて、ガツン。そんなことはまず絶対に起こり得ない日並み。よくあるでしょ。

考えて、絞り込んでようやく・・1本目。聖地、銀山のイワナ。





次いで2本目、このパターンできっと間違いないな。

3本目もキャッチ。こうやって書くと入れ食いの印象になるのかな、実際はもちろんそんなことはなくて、忘れたころにドン。

だからずっと神経を集中させておかなくてはならない。ヒットのタイミングは本当にシビアで、一瞬だったから。

そうそう、76MTLのプロトは銀山の大イワナ狙いに最高にマッチしていた。狙い通り、70㎜~115㎜のミノーを幅広く操るのに凄くいい。ロクマル掛けても、もっと凄いの掛けても大丈夫。それでいて軽く操作性もよいロッドに仕上がりつつあると確認できたのは、この日もっとも大きな収穫だったのかもしれない。


3本目のキャッチを見届けたバックシートの妻が言う。私も釣りたい!

しまった、忘れてたわけじゃないけど。

それからはしばらくの間、彼女の釣りに専念する。ロッドは置いて、エレキを工夫しながら踏む私の横に立ってもらいながら。

普段は放りっぱなしだけれど、絶対に釣らせるぞと思ったら私は途端にうるさくなる。やれそんなキャストじゃイワナは喰わない、サミングができていない、着水とトゥイッチのタイミングはこうだ、云々・・ゴメン。

うるさい旦那に耐えながらキャストを続けていた甲斐があったか、段々とキャストも決まり、雰囲気が出てきたなと感じたその時、ヒット!

レヴェルトラウト76MTがグイグイ曲がる、あとは寄せるだけ。

のはずが、直後に湖上に響く叫び声。バレたぁ!グゥ。





それでも彼女めげずに獲った。私の呪縛から逃れて、バックシートに戻ってからのキャッチ(汗)

早くネット!何してるの!

ネットを手に、水中でうねるイワナを待ち構えながら冷や汗をかいた。これネットミスしたら一生恨まれるぞ。

彼女にとって聖地、銀山での初イワナ。42㎝ぐらいだけれど十分なメモリアルワンだね。おめでとう、ガッチリ握手。

我ながら変な夫婦だと思うけど、これで親父の銀山、俺の銀山に妻の銀山も加わった。





イケスもようやく賑やかになってきた。一本釣った彼女は機嫌よくイケス内のイワナの水中写真に夢中。



朝とは打って変わり、晴れ晴れとした姿を見せる銀山。冷たい雨が吹き付ける銀山は辛いけれど、みなこんな銀山が見たくて遠路を通うのだ。



奥只見山荘の若旦那、隼人さんと。彼らが中心となって、この素晴らしいフィールドを後世に残してゆくのだ。



銀山平に灯がともる。あちこちから乾杯の声が風に乗って聞こえてきそうな、幸せな夕暮れ。

 
親父、あの写真の日は大イワナに出逢えたかい。

ついぞ一緒することはなかった銀山。不肖の息子はこれからも大イワナの幻を追い求めることとするよ。


*銀山タックル
ロッド:レヴェルトラウト56MT(ショートレンジ攻略)、62MT、76MT、76MTL(プロト)
ステラ2000にはナイロン6lb、3000にはPE1号にナイロンリーダー12~16lb
もしくはナイロン直結で10lb
ミノー:70MDS、70㎜シンキング、60MDS、ソリスト各種、ファット各種、ビートアップ各サイズ
偏光サングラス:宅配のめがねやさん制作 TALEXイーズグリーン、アクションコパー

photo&report by 小平