緊張しています

ゆうやは先週の金曜日から事業所へ通い始めました。

初日はさすがに「疲れた～。」と言っていましたが、その後は何も言わないので大丈夫なのかなと思っていました。
ところが、スタッフの方がおっしゃるには、ゆうやは２０分に１回トイレに行きたいと要望しているようなのです。

スタッフの数は学校の先生ほど多くはありません。
１人で沢山の利用者をみなければなりません。
ゆうやにあまりに手がかかるので、スタッフの方も困っておられるようでした。

私はゆうやに話を聞いたところ、「排泄に関して失敗したくない。」という思いが強いことがわかりました。
トイレに行って成功させたいがために、前もって何度も行っておこうと思っているようでした。

そして、やはり初めてのところなので緊張していることも、トイレの回数が増えている原因となっているようです。

スタッフの方にあまりにご負担をおかけするのは、とても申し訳ないと思い、私はゆうやに話をしました。
「トイレに本当に行きたいときにお願いすること。」
「前もって行くことは大事だけれど、無理に行かなくてもいいこと。」
「ゆったりした気持ちで過ごすこと。」

けれども、ゆうやはあまり理解できないようでした。
「やっぱり失敗したくない。」

確かに排泄の失敗をしてしまうと、着替えにも手がかかります。
そんなとき、ゆうやは申し訳なさそうに何度も謝り、しょんぼりします。

私が「謝らなくてもいいよ。」と言っても、「いや、、、やっぱり申し訳ないと思って、、、。」と返事が返ってきます。
親に対してもこんな風だから、まだ慣れていないスタッフの方々にはとても気を遣っていると思います。

そのゆうやの気遣いがトイレの回数を増やしているのでした。
もう少し慣れたらトイレの回数も減るでしょうか。

しばらく様子を見ることになりました。
早くリラックスできるようになるといいなと思います。


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