笑って頂き本望です

明日の早朝野球を控え、以前からゴンザが欲しがっていたバット「ビヨンドマックス」を買いに、みなとみらいにあるジャックモールへ行ってきた。

実は、みなとみらいはゴンザの通勤路ではあるものの、中にあるショッピングモールなどには滅多に行かないゴンザと私。特に、観光地である横浜では、土日、祝日にみなとみらい、中華街に近づいてしまうと、思いもよらない渋滞や混雑に巻き込まれることもあって、素通りどころか迂回することもしばしば。
しかし、今日だけは、出来るだけお得な買い物がしたいのと、大型店の品揃えに惹かれて、久方ぶりのジャックモール行きを決定。ゴンザの出勤前時間を利用して、二人で出かけて行った。
すると、以前は土日でもそれほど客足の多くなかったジャックモールが大賑わい。
一瞬、浦島太郎のような気持ちになったが、なるほど、みなとみらい線の影響は、やはりこんな場所にもあるらしい。考えれば、それ以前は車を使わなければとても行きづらい場所にあったわけだから、閑散としていたのもいた仕方なかったということか。
私とゴンザはその人の多さに面食らいながら、エレベーターに乗り込んだ。

....と。
私はふと何者かの視線を感じて足元に目を這わせる。
エレベーター内は人でいっぱいだったが、その中にいた一組の夫婦が押す、ベビーカーの中身、すなわち一歳に満たないぐらいの赤ん坊と目が合う。
どうやら私に興味があるらしい。
私は自分が着ていたＴシャツのプリントを両手それぞれの人差し指と親指でつまみ、
「ドラミちゃん！ドラミちゃん！」とその赤ん坊に見せた。
目をパチクリする赤ん坊。
んん、いい感じ♪もうちょっとで笑ってくれるかも。
そこで私はもう一度
「ドラミちゃん！ドラミちゃん！」と同じ仕草を繰り返したのだが......
赤ん坊の反応を見る間もなく、私の「ドラミちゃん！」に続いてゴンザが自分の体を指差し
「ドラえもん！ドラえもん！」と言ったので、笑ったのは赤ん坊ではなく、ベビーカーを押していたお父さん。
どうやらお父さんにもゴンザがドラえもんに見えたらしい（笑）
堪えきれずに吹き出してしまったお父さんは結局、エレベーターを降りるまで笑い続けていたが......。

私とゴンザが出かけると、こんなことがよくある。
なぜにゴンザがそれほどまで、人を笑わせることに情熱を傾けるのか、不思議に思うことも時折あるけれど.....
笑顔は伝染するもの。
今の私にはよくわかる。

だからって。
私までどんどん「恥ずかしい」という言葉を忘れていくのはどうかと、自分でも最近思うんだけどね（笑）
まっ、笑ってもらえればいいか。

ところで.....写真の薔薇ですが。
ベランダからうにょ～んとはみ出て延びているにも関わらず、先の台風にびくともしなかった、その時は開花直前の蕾だったアブラハムダービーです。
でも、あんなにすごい風の中、なぜ無事だったのか.....
大切なお庭の被害に遭われた皆様に、捧げます。