猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

護衛艦しらゆき。

2009年06月06日 11時20分18秒 | お出かけ

 

開国博Y150には、興味のない我々ですが。
こっちのほうは見逃せない。

海上自衛隊・護衛艦『しらゆき』
一般公開、行ってきました。

 

【初メ米ヲ洗ヒ置キ牛肉(鶏肉)玉葱、人参、
 馬鈴薯ヲ四角ニ恰モ賽ノ目ノ如ク細ク切リ別ニ
 「フライパン」ニ「ヘッド」ヲ布キ麥粉ヲ入レ狐色位ニ煎リ
 「カレイ粉」ヲ入レ.....

 

「今日はカレーの日ですか?」

そう尋ねると、若い自衛官が答えた。

「まだ匂いますか?」

 

すべりこみ、最終日に、なんとか間にあい。

あいにくの雨、ですが、各処にいらっしゃる自衛官の方々が、
とても丁寧に応対してくださいました。

艦内は、男子も女子も(私だけ?)大興奮の、「おおっ!」だらけ。
こちら、8発格納の、対潜水艦・アスロックランチャー。
発射後、空中でロケットブースターを分離、着水後、
魚雷が潜水艦を追いかけて攻撃するらしいです。

 

大日本帝國海軍の軍隊食に、カレーが採用されたのは、
日露戦争の頃だという。

手軽で、肉と野菜の両方がバランスよく採れることから、
それは、取り入れられたのだそうだ。

 

62口径・76mm速射砲。
最大射程16300m、毎分80発連続発射可能とのこと。

ちょっと、波動砲の「セーフティーロック解除!」を思い浮かべる、
そんな世代。

 

また、この材料は、調味料を変えれば、
まんま、肉じゃがになることからも、便利がよかったのだとか。

なるほど、一度出発したら、
なかなか補給を行えないこともあるであろう船の上では、
これは都合がよかったに違いない。

 

艦長のイスはとってもシンプル。
逆側には、司令用のイスがあります。

 

今でも、海上自衛隊では、この伝統を受け継ぎ、
金曜には、すべての部署で、カレーライスを食べる習慣となっているというが.....。

これはまた、厳しい海上勤務での、
曜日感覚を取り戻すためでもあるのだそうだ。

 

こういうものの美しさって、
わけもわからず、人を興奮させる力があると思う。

甲板に見える、出っ張ったラインには、
搭載機(普段は載せてないらしい)を格納する際に、
それを引っ張るワイヤーが隠れているのだとか。

 

「お昼がカレーだったんですよ」

私たちの問いに、愛想よく答えてくれた、
若い自衛官が笑顔で言う。

いろいろいう人もあるから、報われぬことも多いだろうに、
決して誠意を失わない、その対応に頭が下がる。

 

水上発射管。

私たちはいろいろ、知らなすぎるのだと思う。
知ろうとする、姿勢も。

 

 来週の金曜には、
 彼らはどこでカレーを食べるのだろう。

 来週も、日本は平和だろうか。

 

行ってよかった。
とても貴重な体験でした。
ちなみに私はモデル時代、
航空祭関連の仕事をしたことがあって.....
そこでも非常に貴重な体験をさせていただきました。

『本日の最後の一点』
甲板で売っていた『しらゆきグッズ』の中で、いくつか手拭いがあって、
このデザインのものは、これが最後の一点でした。
入手出来て、非常にうれしい!
ちなみに、手ぬぐいの上に乗っているのは、私の宝物。
ダイキャストの零戦二一型・坂井三郎機。
ちゃんと増槽もはずせて、風防も開くんだぜ。

 

屈託なく、護衛艦の「かっこよさ」に、痺れる一方で。

ただひたすら、任務に励む、若い彼らの明日を思えば。

精一杯、明るい笑顔で、「ありがとうございました」と。

貴重な体験に、
心からの礼を述べるしかない、我々であった。

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