トリノオリンピック以来盛り上がり続ける日本のフィギュア熱。
今日、世界フィギュアの競技最終日を迎え、結果、男子・高橋の銀、女子・安藤の金、浅田の銀獲得で大会に花を飾り、その盛り上がりも最高潮に達した。
トリノの前に、うわごとのように心にもない『楽しんで』という言葉を連発しながら、ちっとも楽しめないどころか、最悪の結果に終わってしまった安藤の復活。
(オリンピック当時に書いた「自分の言葉で語る人」←クリック)
それは何より、本人のために素晴らしい結果だったと思う。
トリノの時の、担当の女コーチとは目すら合わせなかった彼女の険悪な雰囲気と、今回のコーチ、ニコライ・モロゾフとの抱擁はまったく対照的で、素直にコーチに抱きつき、涙を流す彼女の姿は、きっと日本中に感動をもたらしたに違いない。
荒川静香にもオリンピックの金メダルをもたらしたニコライ・モロゾフは、メイク、衣装まで細部にわたって指示を出し、『シニアは「女性」が競技をする場所』と、美しさにとことんこだわるらしいが、その効果はおそらく、彼女達に自信を持たせ、そこからも良い結果を生んだに違いない。
また、日本男子フィギュア界に初めての銀メダルをもたらした高橋のコーチもこのニコライ・モロゾフ。
となれば.....
これはもう、この人物を錬金術師とでも呼びたくなる。
いや。
もちろん、その根底には当の選手の血の滲むような努力と、実力もあるわけだが、やはり以前のコーチでは出来なかったことを選手にやり遂げさせるその力量には、敬服せざるを得ない。
特に、フィギュアスケートにとって最も大切な衣装やメイク、髪型、プログラム構成といったことの細部にとことんこだわるというのは、以前の日本フィギュア界にはなかったものだ。
かつて。
日本フィギュア界の衣装選択、化粧などはひどかった
例のスケート連盟のせいだったのか。
それとも違う誰か.....
とっても趣味の悪い人物の力が働いていたのか。
本人達にあまりこだわりがなかったのか。
コーチが良くなかったのか。
私が専門学校に通っていたはるか昔。
メイクの得意な同級生の男の子が、
「いくらジャンプが飛べたって、あのメイクと衣装じゃ絶対優勝できないよ」
と、ある選手を指して言っていたのを、私は今もはっきりと覚えている。
でもそれは、きっと選手本人が悪いのではなく、客観的にそれを見て、どう演出すればよいのかを指導できないコーチの責任でもあったはず。
しかし今は違う。
以前なら、日本人選手の酷いメイクと衣装を外国人選手の素晴らしいそれと見比べてはため息をついていた私も、今は『ああ可愛い♪』『ん~素敵♪』と安心して見ていられる。
同時に、照れ屋の日本人が演技に『入り込む』ことが出来るようになったのをも見て、なんだか役者が良い監督や演出家に出会って開眼するのと同じようだなぁ、なんて感心の仕方もしている。
(高橋君のナルシストぶりにも「もっと!もっと自分に酔え~」と声援を送る私・笑)
今回の安藤の落ち着き払い方といい、トリノでの荒川静香の、滑走前からの女王然とした美しさといい.....
ニコライ・モロゾフは何か魔法でも使えるのか?
厳しいだけでなく、選手から絶対的な信頼を得るに足りる優しさと人格を備えた魔法使い。
私はモロゾフご本人の人となりを知らないが、きっと彼が魔法使いなら、そんな魔法を使うのではないかと思う。
涙でぐちゃぐちゃになりながら勝利インタビューに答える安藤を、優しく見つめるニコライ・モロゾフの目線に.....
あのトリノでの、女コーチと目すら合わせなかった安藤を重ねてみては、やはり人間はどんなに力があっても、結局は、人対人の関係で大きく変わるのだなぁとしみじみ感じた私である。
こちらは牢屋に入れられてなお、いまだ反省の色の見えない容疑者
erima捜査官の忍耐をいいことにふて寝を決め込んでいる
今日、世界フィギュアの競技最終日を迎え、結果、男子・高橋の銀、女子・安藤の金、浅田の銀獲得で大会に花を飾り、その盛り上がりも最高潮に達した。
トリノの前に、うわごとのように心にもない『楽しんで』という言葉を連発しながら、ちっとも楽しめないどころか、最悪の結果に終わってしまった安藤の復活。
(オリンピック当時に書いた「自分の言葉で語る人」←クリック)
それは何より、本人のために素晴らしい結果だったと思う。
トリノの時の、担当の女コーチとは目すら合わせなかった彼女の険悪な雰囲気と、今回のコーチ、ニコライ・モロゾフとの抱擁はまったく対照的で、素直にコーチに抱きつき、涙を流す彼女の姿は、きっと日本中に感動をもたらしたに違いない。
荒川静香にもオリンピックの金メダルをもたらしたニコライ・モロゾフは、メイク、衣装まで細部にわたって指示を出し、『シニアは「女性」が競技をする場所』と、美しさにとことんこだわるらしいが、その効果はおそらく、彼女達に自信を持たせ、そこからも良い結果を生んだに違いない。
また、日本男子フィギュア界に初めての銀メダルをもたらした高橋のコーチもこのニコライ・モロゾフ。
となれば.....
これはもう、この人物を錬金術師とでも呼びたくなる。
いや。
もちろん、その根底には当の選手の血の滲むような努力と、実力もあるわけだが、やはり以前のコーチでは出来なかったことを選手にやり遂げさせるその力量には、敬服せざるを得ない。
特に、フィギュアスケートにとって最も大切な衣装やメイク、髪型、プログラム構成といったことの細部にとことんこだわるというのは、以前の日本フィギュア界にはなかったものだ。
かつて。
日本フィギュア界の衣装選択、化粧などはひどかった
例のスケート連盟のせいだったのか。
それとも違う誰か.....
とっても趣味の悪い人物の力が働いていたのか。
本人達にあまりこだわりがなかったのか。
コーチが良くなかったのか。
私が専門学校に通っていたはるか昔。
メイクの得意な同級生の男の子が、
「いくらジャンプが飛べたって、あのメイクと衣装じゃ絶対優勝できないよ」
と、ある選手を指して言っていたのを、私は今もはっきりと覚えている。
でもそれは、きっと選手本人が悪いのではなく、客観的にそれを見て、どう演出すればよいのかを指導できないコーチの責任でもあったはず。
しかし今は違う。
以前なら、日本人選手の酷いメイクと衣装を外国人選手の素晴らしいそれと見比べてはため息をついていた私も、今は『ああ可愛い♪』『ん~素敵♪』と安心して見ていられる。
同時に、照れ屋の日本人が演技に『入り込む』ことが出来るようになったのをも見て、なんだか役者が良い監督や演出家に出会って開眼するのと同じようだなぁ、なんて感心の仕方もしている。
(高橋君のナルシストぶりにも「もっと!もっと自分に酔え~」と声援を送る私・笑)
今回の安藤の落ち着き払い方といい、トリノでの荒川静香の、滑走前からの女王然とした美しさといい.....
ニコライ・モロゾフは何か魔法でも使えるのか?
厳しいだけでなく、選手から絶対的な信頼を得るに足りる優しさと人格を備えた魔法使い。
私はモロゾフご本人の人となりを知らないが、きっと彼が魔法使いなら、そんな魔法を使うのではないかと思う。
涙でぐちゃぐちゃになりながら勝利インタビューに答える安藤を、優しく見つめるニコライ・モロゾフの目線に.....
あのトリノでの、女コーチと目すら合わせなかった安藤を重ねてみては、やはり人間はどんなに力があっても、結局は、人対人の関係で大きく変わるのだなぁとしみじみ感じた私である。
こちらは牢屋に入れられてなお、いまだ反省の色の見えない容疑者
erima捜査官の忍耐をいいことにふて寝を決め込んでいる
ここ数日心臓に悪い日々でした。
メダルを取った3選手はもちろんのこと全選手物凄く頑張りましたよね。
織田君はニュースではあまり話題に取り上げてもらえていませんが、彼がフリーで巻き返して頑張ったのだから来年の男子の出場枠「3」を獲得したわけですし、来期男子第3の男!?は誰が出てくるのか楽しみで仕方がありません♪
中野さんだって5位に食い込んできたのは素晴らしい精神力ですよね!
メイクや衣装の素晴らしさもほんとにそうですよねぇ。
日本人のスタイルがよくなってきたこともありますけど、以前は外国選手をみてひたすら綺麗だなぁ・・・と思えていたのが、最近はむしろ日本選手のほうが美しくみえる。
それにしても、
あのモロゾフコーチは本当に錬金術師・・魔法が使えるのでは・・(@◇@;
「あんたもモロゾフコーチにコーチしてもらえ!」と旦那に言われましたわ。
あなたはモロゾフコーチにはなれそうも無いわね、フガフガ=3
↑軽い夫婦亀裂
モロゾフコーチって本当に何者なんでしょうねえ。荒川静香はよく探し出してきたと思います。
というか、え?え?容疑者(名前はプライバシーの侵害に繋がるかも知れないし、呼びかけないでおきます)はまだ檻の中なのですか…(笑)。
罪を憎んで猫を恨まずと申します、
そろそろ釈放してやってみてはいかがでしょうー。
保釈金は即金で5億?
あ、いや、それはあまりにもご無体な……
って、いかんいかん、何の話題でしたっけ。
そうだ、フィギャのお話でしたね。
何せ当方がTV観戦すると、
ドーハの悲劇再現となってはいけませんので
昨日もリアルタイムでは観ていなかったのですけど、
1,2位の吉報に良かったねえ、としみじみ。
人の縁が紡ぎ出す輪の循環を思ったりして。
良い結果も、悪い結果も、くるくる回りながらやってくる。
良い縁と結果が巡ってくる輪に出会え、
相応の力を絞った彼女たちは、立派です。
本当に、あの大会中、ずっとドキドキしっぱなしで、思わず母の気持ちになって泣いたり感動したりガッツポーズをしてみたり、心臓に悪い日々でしたよね(笑)
でも、それぞれが頑張っていい結果が出せてよかった。
まさか日本フィギュア界にこんな日が来るなんて、以前は思ってもみなかったのに、夢のようですね~。
あれだけのプレッシャーの中での全力の演技。
勝負は時の運ですから、織田くんは残念でしたが、実力はあるのだし、負けることでしか学べないものもありますものね。
以前は入賞すら難しかった日本男子フィギュア界で5位という成績は立派です。第3の男も楽しみですね。
(確かご両親ともスケート選手というサラブレッド君がいましたね)
また、中野ゆかりさんも、以前は安藤・浅田選手のみが注目を集める中で、ここまで存在感を押し出し、誰もが認める選手となったのですもの。
本当にすごいです。
何より、今の女子選手はみんな可愛くって綺麗で、見ているだけで幸せな気持ちになりますね。
衣装選びもメイクも上手だし、歳相応の可愛らしさがあって...♪
最近じゃホント、外国人選手を見ても引け目を感じることがなくなりました。
真央ちゃんの長い手足の華奢さや優雅さは、体のごつい外国人選手には絶対に出せないですからね~。
日本人選手の皆さんにはそういった面でも自信を持って頑張ってほしいですね。
あ。モロゾフコーチはね。ちょっと調べましたら、ご本人ももとはアイスダンスの選手で、かのソルトレイクオリンピックでアレクセイ・ヤグディンが見せた名プログラム『仮面の男』の振り付けも彼の手によるものらしいです。
クワンやコーエン、ブライアン・ジュベールも師事しているとか。
いや~、こりゃもう絶対ホンモノの魔法使いですね!
ご主人様にお伝え下さい。
「モロゾフにコーチしてもらうには莫大な費用がかかるのよ。と、いうことでお小遣い下さい」と(笑)
シンクロとフィギュアの同時放送。
おそらく、TV局同士の視聴率争いが関係しているのでしょうけど、視聴者無視の番組構成は本当にやめてほしいですね。
純粋に技を磨き、それぞれの種目に打ち込んでいる選手達の素晴らしい戦いを見て恥ずかしくならんかと、TV局には問いたいです。
しかし、本当に今回の大会には釘付けでした。
日本フィギュア界にとって、モロゾフコーチと良い関係が築けたことは、かけがえのない財産です。
このモロゾフという人。元はベラルーシ代表のアイスダンスの選手だそうですが、かのアレクセイ・ヤグディンの忘れられない名プログラム『仮面の男』も振り付けしているし、ミシェル・クワン、サーシャ・コーエン、ブライアン・ジュベールも教えているといいますから、おそらく本当にホンモノの魔法使いなのだと思います(笑)
美しさにこだわるあたりは、元アイスダンスの選手と聞いて納得しますね♪
あ。それから容疑者ですが、留置場に入っているとはいえ、お煎餅を食べたり一日に何度もご飯を要求したり、シャバにいるときより待遇がいいような気がするこのごろです(笑)
ああ、こうして名前を呼びかけないでおいてくださるツマ様の温情に、あの容疑者は何を思うのでしょうか。
今夜の取調べでは、そのあたりを懇々と説いてやろうと思います(笑)
(3/27の記事でツマ様のblogにリンクをはらせて頂いたのですがよろしかったでしょうか。無断ですみません)
『罪を憎んで猫を憎まず』...
う~ん、まさしく警部殿と同じ赦しの心ですね。
しかし、この容疑者。何の反省の色も見えんのですよ。
いやむしろ、またしても再犯のチャンスを狙っていると言ってもいいかと。
まあ、もし保釈をするとしたなら、ヤツがしこたま溜め込んでいるオモチャを押収することになると思いますが...
これが押収したところで何の役にも立たない、破れたビニール袋ときているから始末が悪いのです(笑)
で、そうそう、フィギュアの話ですよ(笑)
にわかファンが増え、メディアが好き勝手言う中で、彼らの全力を尽くした闘いには、そんなものを吹き飛ばしてしまう力強さと、競技に詳しくない者をも感動させるオーラがありました。
縁とは待つものではなく、自分で引き寄せるものでもあるのですね。
モロゾフコーチは、その指導力も然ることながら、おそらく“人間関係の築き方”がとても上手なコーチなのではないかなぁという気がします。
選手がコーチに全幅の信頼をよせるには、まず、選手自身がコーチに対して心を開く必要があるはず。
コーチの立場からしてみれば、どうすれば選手が自分に心を開いてくれるのか? お互いに腹を割って接するような関係を築くためにはどうすればよいのか? まずはこれをクリアしないことには、選手はコーチの指導を十分吸収できないでしょうし、コーチも選手の長所・短所・悩みをキチンと把握できないはずです。
日本では、「根性」という言葉が象徴するように、古くからスポーツに対して妄信的なまでの精神論を展開する風習がありましたけど、それもいまはむかしの話。
でも、ひょっとしたら現在コーチや役員をやっている方々の中に、依然としてそんな精神をもってる人がいるのかもわかりません。
「死ぬ気でついてこい!!」的な指導法が間違いとはいいませんが、選手の立場からすれば、「ちゃんと考えて指導してくれている」という実感が湧いてこそコーチに対する信頼も増すのではないかなとも思います。
いつもはキッチリとメイクしてリンクに入る安藤選手が、今回はスッピンに近い顔で演技に臨んだことも心境(or環境)の変化をうかがわせますね。
荒川選手に高橋選手に安藤選手。
モロゾフコーチは、選手の魅力(演技や技術や雰囲気までも)を最大限に引き出すことができる優秀な指導者なのでしょう。
日本の指導者たちも、ぜひ彼を見習ってほしいものです
相手との信頼関係を築くコツ。
これはもしかしてモロゾフ氏がもとは、まずパートナーありきの競技、アイスダンスの選手だったからかもしれませんねー。
女性を相手に演技をし、その美しさを追求すると同時に、パートナーの魅力をを最大限に演出出来るように振舞わなければならないあの競技では、理屈では説明できないような、女性の扱い方がわかったことでしょうし、女性心理も把握できたことでしょう。
今までの「助けてくれる人は誰もいない。お前の根性如何で成績はなんとでもなる!」的な、典型的な日本の指導者が多い中で、今まで日本人選手が伸び悩んできたのは仕方がないことだったのだと思います。
これは例えば仕事をする上でも重要なことだと思いますが、自分を信頼して、ある部分はしっかり任せてくれる人、しかし最後までをきちんと見届け、失敗したらその責任を自分がとってやるぐらいの心持で接してくれる人には、相手も答えてくれるものですよね。
また、自分の得意分野を認めて伸ばしてくれるというのは、どんな人間にとっても嬉しいことだと思います。
最近の安藤選手のスケートを見ていても、モロゾフが繊細な動きについてはある程度諦め、安藤選手の得意分野であるダイナミックな動きに重点を置いているのがよくわかりますものね。
これはとても理に叶った戦略だと思います。
しかもその中で新たな魅力を引き出せているし。
何よりも、競技終了後の、あの19歳らしい安藤選手の顔。
あれはオリンピックの女コーチ(ロシア人?)の時には決して見えなかったものです。
19歳の女の子は19歳の女の子のままで良く、そしてそれは素晴らしいことなのだと彼女自身が知ったのか、モロゾフさんが気づかせてあげたのか。
日本でも最近は精神論や根性論から抜け出しつつある若い選手達(そこから抜け出ている選手はプレッシャーにも強い)が多く出てきていますが、今後は指導者の意識改革がもっと必要になってくるでしょうね。
モロゾフさん、そんな指導者の指導にあたってくれないでしょうか?(笑)