三十三間堂を出て、八坂の塔を眺めつつ、やってきたのはこちら。
あまりにも有名な世界遺産【清水寺】
清水の舞台でいろいろモノ思い。
音羽の滝で『延命水』をいただき。
京都のバスは、本数も多く、
また、ルートもかなり緻密にはり巡らされている。
「さすがは観光都市」と感心している間に、もう最初の目的地、
【三十三間堂】に到着する。
非常に寒いこの日は、平日ということもあってか混雑もなく。
まずは、本堂内に向かう人々とは逆に庭園へ向かった我々は、
誰もいない、静かで美しいその空間を存分に楽しむ。
本文より先に、写真はどんどん進みます。
清水寺を出たら二年坂を下ってバスに乗り。
.....と、いうまでもなく、京都初体験のゴンザは、
この時点でテンションが上がりすぎ(笑)
もう何から見てよいのやら、どこから写真を撮ればいいのか、
浮足立っている様子。
本堂内へ入り。
その圧倒的な迫力と歴史と美しさを堪能すると、
我々は再びバスに乗り、次の目的地へ向かった。
次にやってきたのは、これまた世界遺産【二条城】
ここ二の丸御殿は、あの豊臣秀頼が家康と会見し、
徳川慶喜が大政奉還を諮問したところですね。
とても美しい、華やかなお城。
観光客が少ないのはちょっと意外だけど、
私とゴンザには、ここが一番感動的でした。
こちらは『むくり屋根』(←ゴンザから教えてもらった)が美しい本丸御殿。
清水道のバス停で降り、八坂通りへ入って、
【八坂の塔】を眺めつつ、【三年坂】へ出て【清水寺】へ。
清水寺を出たら、今度は【二年坂】【一年坂】と下って、
高台寺の山門を横目に見ながらまたバスへ。
そこから、【二条城】→バス【銀閣寺】→バス、
【金閣・鹿苑寺】.....で、またバス(笑)
【三条大橋】へ出たら、今度はてくてく歩いて、
坂本龍馬の隠れ家である【酢屋】を外から眺め、
【池田屋跡】【先斗町】【祇園】をそぞろ歩き.....
十分満足したら、この日我々にとって、乗り収めとなるバスに乗って、
友人との待ち合わせ場所である京都タワー前へ。
二条城を出てまたバスに乗り、
お昼抜きの空腹をこんなもので誤魔化しながら次にやってきたのは(笑)
銀沙灘と向月台が美しい【銀閣寺】
一層を修復中だったのはちと残念だけど...
やはりいろいろ、見ごたえあります。
このうちの幾度かは、バスを2本乗り継いで目的地へ。
また幾度かは、ひとつ先、ふたつ先のバス停まで歩いて、よりよい路線を選んで。
この日、自分たちが何本のバスに乗ったのか、
それさえ定かでないけれど(笑)
日帰り京都旅は大満足の大充実。
そして、銀閣といえばお次は.....
バスを降りて大文字を横目に見つつ。
やってきました【金閣・鹿苑寺】
携帯からも書きましたが、この日は変なお天気で...ここですごい雨に見舞われ。
でもそれがかえって美しく金閣を輝かせ、本当に素晴らしかった!
日本の建築は、天気や光、季節の移り変わりを考えて作られている。
そういえば、現在特別公開中の、清水寺内の『月の庭・成就院庭園』などは、
「一晩かけて移動する月の影を愛でるためのお庭」なのだそうですよ。
京都タワー前で友人と無事落ち合い、楽しいひと時を過ごした我々は、
ロッカーからしっかりおみやげを取り出し、
無事最終の新幹線に乗り込むと、夕食時のビールの酔いも手伝って、
すぐに眠りに落ちた。
「また絶対行こうね!」
さて、残念ながら、そろそろどのお寺も閉門時間。
でもまだまだ楽しむよ。
金閣を出たらまたバスに乗って。
今度は【三条大橋】へ出たら、てくてく歩いてあちこちウロウロ。
高瀬川沿い、木屋町にある【酢屋】さんは、もとは材木商で、
ここはあの坂本龍馬の隠れ家だった場所。
この二階に海援隊の京都本部を置いた龍馬が、
格子窓から、目の前にある高瀬川の船入にピストルの試し撃ちをした、
なんてエピソードも残っているらしいです。
修復はされているものの、龍馬にまつわる当時の面影を残す貴重な建物らしく、
天井の梁は当時のまま残され、
昭和8年の改修の際には海援隊日記なるものが天井裏から見つかったとか。
現在は木の小物を扱ってらして、二階は龍馬関連の展示ギャラリーだそう。
ギャラリーは夕方5:00までとのことで、この日は残念ながら見られなかったけど。
新横浜へ到着し、心地よい疲労を残した身体を
いつものローカル線へとすべりこませると、
二人は一路、愛しいちゃあこの待つ自宅へと帰りつき、
小さな体を抱きしめる。
「ちゃあこ、ただいま!
お留守番ありがとう!...京都、とっても楽しかったよ♪」
と。
あの【池田屋跡】は、今は居酒屋さんに。
すぐ近くには【佐久間象山遭難の碑】なんかもあります。
ひとけもまばらな先斗町を抜けようとぷらぷら歩いていると.....
まだお化粧をしていない舞妓さん?芸妓さん?が、
どこかの建物からすっと出てきて前をゆく。
長くなりましたが、日帰り京都の旅。
皆さんにも、お楽しみいただけましたか?
あとは四条大橋へ出て、南座の前を通り、
祇園を抜けて、バスに乗ったら。
京都在住のゴンザ親友M氏との待ち合わせ場所、京都タワーへ。
美味しい干物屋さんで、昼食抜きの空腹を満たしつつ(笑)
冷たいビールとおしゃべりを楽しんだのでした♪
さあ、あとはちゃあこの待ってる横浜へ帰るよ~。
- おわり -
この日のルート
京都駅→三十三間堂→八坂の塔→清水寺→三年坂→二年坂→
二条城→銀閣寺→金閣・鹿苑寺→
三条大橋→酢屋→池田屋跡→先斗町→祇園→京都駅
そうだそうだ!
そういえばふみ様は「以前京都に住んでいた」とおっしゃっていましたね!
金閣から5~6分とは、なんと素晴らしい環境でしょう!
今回久々に訪れてみて、あの、町全体が歴史の重みを含んだ空気をまとっている感じに、あらためて感じ入りました。
きっと、原付で走っていたときも、季節の移り変わりや、そこに溶け合う風景には素晴らしい感覚があったでしょうね♪
先斗町は今回初めて訪れた場所だったのですが、とても良い雰囲気で、意外にも若い人向けの素敵なお店が多いことに驚きました。
芸妓さんは、かんざしを扱うお店からすっと出ていらして...ホントに遭遇出来たのはラッキーなのでしょうね。
たとえば同じ場所でも、訪れるとき、状況、自分の中で重ねてきたものが変われば、そこには新しいものがたくさんあったりして、それもまた、歴史ある古い町の魅力にもなっていると思います。
正直、若い時はお寺もいいけど、バンドとか、友達との大騒ぎとかのほうが楽しかったりしますもんね(笑)
私もむしろ「ヒールだから歩くのはイヤ」タイプでした(笑)
今はヒールで寺に来てる子を見ると「寺の境内が傷むだろ!帰れ!」だけど(清水寺などでは深刻な問題らしいです)。
ボクも学生時代5年間(←一年多い!?)住んでました。京都はとても住みよい街でした。
住宅地の中にひっそりとお寺があったりして、ときおり歴史を感じさせるのがよかったです。
在学中の3年ほどは、金閣寺から徒歩5~6分くらいのところに住んでました(笑)。
大文字の写っているあの通り、大学に行くときによく原付で走ってましたよ。
当時はこの通り沿いに天一(「天下一品」というラーメン屋)があって、バンドの練習帰りによく通ったものです。ああ~懐かしいなぁ(笑)。
狭い石畳が続く先斗町はすごく情緒があって、ぶらぶら歩いているだけでいいですよねぇ。安くてウマい料理を出す店はないかと、先斗町~河原町近辺をよく散策したものです。
それにしても、芸妓さんを目撃したってのは、かなりラッキーだったのでは!!ボクも5年いて一度くらいしか見かけてませんから(笑)。
京都、機会があればまた行ってみたいです。いま行けば、学生時代とはまた違った気持ちでこの街を堪能できるんじゃないかなぁとも思いますしね。
今ちょっと調べてみたら、ハカタからでも十分日帰り可能っぽいですよ~。
3時間弱で京都に着くから、ハカタからご自宅が近ければ全然GOGO!(笑)
艶っぽい夜の京都。
今回はとてもラッキーで、ふらふらしてたら、芸妓さんがスッと...
最近では彼女らを追いかけまわす観光客が問題になっているというので(実際祇園に出待ちをしている集団が...)、ご迷惑をかけないように、ホントに離れた場所から後ろ姿をそっとパチリ、でしたが(これもホントはルール違反かも)一緒に雰囲気を味わっていただけたら幸いです♪
...あ、そういえばお留守番ちゃあこは、エスパー弟が面倒を見てくれたからなのか、案外冷たくて(笑)
「あっ...帰ってきたんだー」ぐらいのリアクションでした...
なんか悔しい(爆)
遠く離れた京都で、しかも観光スポットがあれだけたくさんある中で、はたまた噂をしていたときに、同じ階の方とばったり、なんて...
ものすごい確立!
もしかするとその方とは、何か深いご縁があるのかもしれないですね~。
本当にびっくり!
冬の、雨の金閣はもう、筆舌に尽くしがたいほどの美しさで、私もゴンザもあまり金ピカは好きではないのに、それでもため息ものでした。
銀閣はやはり、大人になって初めてわかる美しさのようなものがたくさんあって、訪れるたびに違った魅力を見せる懐の深さが、京都にはあるのかな~と思います。
修学旅行のお友達とのワイワイも楽しいですし、大人になって、思い出の地を訪ねるという意味でも京都は楽しめる場所なのかもしれないですね。
次回は奈良にも行ってみたいです♪
今、あらためてばく様の「夏の京都」を拝見してきたら、まったく同じ角度、同じ位置で撮った金閣の写真が我が家にもあって、「あ~♪」
ホント、美しいと思う場所が同じって、嬉しいですね~♪
銀閣のこの、苔の生した感じもいいですよねぇ。
「ああ...」と、静かなるDNAがこれまた静かに騒ぎます(笑)
観音殿、すべて囲われていた時期があったのでですね。
そういえば、今回候補から外した龍安寺さんも、今は修復中とかで、やはり大切な文化遺産だからこそ、そういった時期を設けることも避けられないのですね。
冬の京都はおそろしく寒いですが、日本家屋や庭園の美しさは雪の積もった屋根や梅の木の風情なんてのも含まれると思うと、やはり魅力的ですよね。
そういえば酢屋さんでは「海援隊日記」を龍馬さんの御命日(11月15日だったか)に合わせて2週間のみ公開されるとかで...
私もまた行きたい。
んもう、時間と状況が許せば、ぜひ真似して下さい!(笑)
すんごくがっつり行っているようで、実は結構余裕で回れるものですよ~。
昼食は食べられないけど(笑)
学生の頃には気づかなかったこと、見えなかったことがたくさん見えたときの喜びはまた格別なものですよね。
昔読んだ本を読み返して、新たな見方が出来たときの喜びが、京都にはあるのかもしれません。
いやいや、享楽的って、とても素敵ではありませんか~♪
我が家も二度三度と行けるなら、ぜひ真似したい。
京都の懐の深さというのか、そういうのを、ツマ様オット様の旅行記を拝見していると実感するのですよね。
歴史ある寺社仏閣だけでなく、美味しいものや美しいもの、見るべきものがたくさんあるんだなぁと。
今後もいろいろ、参考にさせて下さいませ~♪
次回は絶対お昼も食べるぞ!(笑)
京都、行ってきました。
そうそう、今回はゴンザが初京都ということで、すご~くベタベタに、修学旅行ちっくな旅程を組んでみました♪
がしがし、昼食抜きの強行軍気味ではありましたが、それでもそれぞれ、見どころではしっかり時間もとれ...
かなりの満足感があった日帰り旅。
「やはり事前の計画がモノをいう」、と、計画性のない私が言ってみました(笑)
京都の夜って、またとっても艶っぽいよねぇ
次回の"日帰り京都の旅"是非是非誘って~
まてよ...
ハカタから日帰りできないこともない?!
ちゃあこちゃん、お留守番えらかったね~
二条城 ここでのハプニング
主人とゆったりと、散策をしながら、歩いていたら、バッタリ 同じ階の方に会いました。それもちょっと前に、その方の噂話(悪い話じゃないです)をしていたんです。もうビックリしました。
金閣・銀閣 修学旅行以来、行ってない。
見に行きたくなりました。
銀閣の、小さい水の流れている場所,私も同じ所で,写真とりました!!なんだか,美しいと思う所がおなじ?って、嬉しくなっちゃいました。私たちは銀閣はすべて囲われていて何も見えなかったので、だいぶ修復がすすんだということですね。あと数年後、今度は冬に行ってみたいなあ。
ちゃあこちゃん、お留守番お疲れさまでした♪
記事、楽しませていただきました。ありがとう~!
真似してしまおうかしらと思うほどの素敵なツアーですね
しかもこれだけガッツリ回れた行動力に脱帽です。
中学の頃を振り返りながら旅行したいなぁなんて思ってしまいました。
次回はちゃんと寺社仏閣、美術館博物館をもっともっと回ろうと思いました。反省…。
これだけ充実している日帰りはすご~い。
大人の修学旅行って感じもします。