ねえねえ、ちゃあこ。
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「ん?」
秋バラが咲いたよ。
今度はアンブリッジローズ。
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それとね.....
このあいだ、こんなところへ行ってきた。
布で出来た鳥のいっぱいついた建物で、
色々教えてもらってね。
色々あっておもしろい。
【黄金町バザール】は、後ろ暗い過去を持つ町を
生まれ変わらせるためのアートイベント。
『違法な特殊飲食店』を一掃して。
違法な特殊飲食店が立ち並ぶのも風俗なら、
『地域とアートの共存』も、また風俗で。
『風俗』とは、
ある時代や社会、ある地域や階層に特徴的にみられる、
日常生活上のしきたりや習わし、風習のこと。
(広く、世相や生活文化の特色をいう場合も)
を指すそうだが.....
追いやられたほう、新しいほう、そしてその中間。
それをミックスしたものこそが、
日常生活に一番近いのではないだろうか。
見たいものだけ見続けたら、『アート』は生まれるのかなぁ。
難しいことは、よくわからなくとも、
かつてここにいた女たちも、
何も好き好んでそうしていたわけではないのは確かだ。
生まれながらに選択肢のない人生も、世界中にはある。
.....だからこそ、『無秩序の中に、かろうじて存在する秩序』が、
大切なこともあるのだ。
「うう~ん。ちゃあこにはよくわかんないや」
「うん.....erimaちゃんもだよ、ちゃあこ」
そういえば、昨日はちょっと鼻がムズムズしたような...
私たちのことを話して下さっていたなんて、ちょっぴり恥ずかしいけど、嬉しいです♪
で、実は、私もよく、いなひこ様のお話をゴンザとするので、くしゃみが出たら、それは私たちのせいかも...
最近、たくさん、くしゃみ出ませんでしたか?(笑)
生まれながらに選択肢のない人生。
もしかしたら、この世界中では今も、そんな人生を送る人のほうが多いかもしれません。
情報も、教育も得ることがなく、運命を受け入れるしかない多くの人たち。
飢えをしのぐので精一杯の人々...。
このイベントを開催している一帯は、つい何年か前まで、体を売るお姉さんでいっぱいでしたが、彼女たちの肩には、本国で暮らす家族の生活がかかっていたり、色んな事情があったはずです。
たとえば、ロシアでは、田舎のほうのうぶな女の子が「いいウェイトレスの仕事がある」と騙され、外国で売春をさせられるというケースが多くあるそうですが、否応なしに決められた行き先が危険な国の場合、彼女たちは、殴られたり殺されたり、妊娠したり、麻薬漬けになったり...
そんなケースを考えると、特殊な飲食店が並ぶこの一帯は、「ある意味彼女達のような女性を『逆に守る』役割があったのでは...」(上前をはねられることは大前提でも)と考えざるを得ません。
確かに違法で無秩序な街でも、その中にも、何かがあったと。
「ありがとう」のお話に始まって、「ヒュースケン」の話などなど、とても感心していました。素敵なご夫婦だねって。
話に夢中で、私からの「ありがとう」言うの忘れた。
今回の話も深いですね。
>生まれながらに選択肢のない人生
江戸時代の日常生活の小説が好きで、よく読んでいますが、この時代は、大工の子は大工でした。でもそれは、長男だけ二男以下は、他家に修業に行ったり、養子に行ったりして、うまくバランスをとって暮らしていた。不自由の中の自由を上手くお互いと自分の中で整理しながら・・・。
今は、自由の中の不自由に、自らが縛られて文句だけ言っている。不自由を打破できないのなら、その中で生きていくのも道ではないかと思ってしまう。