
遥か昔。深夜番組で「1000人聞くまでインタビュー」というのがあった。
それは文字通り、ひとつのテーマに沿った質問を1000人に街頭インタビューし、その様子を延々と流す、というものだったが、その中に、15年ほど時間が経過した今でも私がしばしば持ち出す、興味深い(と私は思っている)質問がある。
「人生最後の食事。あなたは何を食べますか?」
というのがそれだ。
これが自分の人生で最後の食事だとわかっているとき、あなたなら何を食べますか?という意味の質問であるが、番組の最後に統計が出たとき、私は1位の答えにホッとしつつもそれ以外の上位を占めた答えに「何だか寂しいなぁ」と思ったのを鮮明に憶えている。なぜなら、それらのほとんどが、外食でしか口にしないものだったからだ。
そのうち、どれが何位だったかはもう記憶にないが、確か構成としては「寿司」「フグ」「焼肉」の3つが多かったと思う。人生最後なのだから豪華に、といったところだろうが、人間の食(しょく)って、本当にそんなものだろうか?
この番組を見て以降、私は事あるごとにこの質問を周囲に投げかけてみたが、なんとなくその答えで、その人の人となりが見えるような気がしたものだ。おふくろの味を選ぶ人。ごちそうを選ぶ人...。はたまた「人生最後の食事ならダイエットを気にしなくていいから」と、高カロリーのケーキ食べ放題を選ぶ人...(笑)
こんな質問ひとつで自分のことを判断されては相手もいい迷惑だし、だいたい「偉そうにお前に何の権利があるんだ?」と怒られてしまいそうではあるが、人間の基本となる食について考えてみるには良い質問だと思う。長い人生の中では、人生の最後に食べたいものが変わることだってあるだろうし、けれどそれにはきっと理由があって、何らかの思いも関わっていると思うから...。
そして、この質問への答えを考えてみることによって、自分でも気付かない何かを思い出したり、これからを考えてみたりなんかすることもあるかもしれない。
さて。気になる1位の答えであるが...
やはり皆さん日本人。
「ご飯と味噌汁」
これだったようだ。
ん、私?.....私なら。
その番組を見たときと、今も答えは変わっていない。
「たぬきうどん」
それが答えである。
子供の頃、近所のお蕎麦屋さんで母と食べた、普通のたぬきうどん。
それを食べる時にお店で出してくれた、子供客用の水を飲むためのコップもセットで。
取っ手のついたピンク色の、アニメキャラがプリントされたプラスティックのコップを傍らに...。
たぬきうどんが食べたい。
人生最後の食事。
あなたなら何を食べますか?
それは文字通り、ひとつのテーマに沿った質問を1000人に街頭インタビューし、その様子を延々と流す、というものだったが、その中に、15年ほど時間が経過した今でも私がしばしば持ち出す、興味深い(と私は思っている)質問がある。
「人生最後の食事。あなたは何を食べますか?」
というのがそれだ。
これが自分の人生で最後の食事だとわかっているとき、あなたなら何を食べますか?という意味の質問であるが、番組の最後に統計が出たとき、私は1位の答えにホッとしつつもそれ以外の上位を占めた答えに「何だか寂しいなぁ」と思ったのを鮮明に憶えている。なぜなら、それらのほとんどが、外食でしか口にしないものだったからだ。
そのうち、どれが何位だったかはもう記憶にないが、確か構成としては「寿司」「フグ」「焼肉」の3つが多かったと思う。人生最後なのだから豪華に、といったところだろうが、人間の食(しょく)って、本当にそんなものだろうか?
この番組を見て以降、私は事あるごとにこの質問を周囲に投げかけてみたが、なんとなくその答えで、その人の人となりが見えるような気がしたものだ。おふくろの味を選ぶ人。ごちそうを選ぶ人...。はたまた「人生最後の食事ならダイエットを気にしなくていいから」と、高カロリーのケーキ食べ放題を選ぶ人...(笑)
こんな質問ひとつで自分のことを判断されては相手もいい迷惑だし、だいたい「偉そうにお前に何の権利があるんだ?」と怒られてしまいそうではあるが、人間の基本となる食について考えてみるには良い質問だと思う。長い人生の中では、人生の最後に食べたいものが変わることだってあるだろうし、けれどそれにはきっと理由があって、何らかの思いも関わっていると思うから...。
そして、この質問への答えを考えてみることによって、自分でも気付かない何かを思い出したり、これからを考えてみたりなんかすることもあるかもしれない。
さて。気になる1位の答えであるが...
やはり皆さん日本人。
「ご飯と味噌汁」
これだったようだ。
ん、私?.....私なら。
その番組を見たときと、今も答えは変わっていない。
「たぬきうどん」
それが答えである。
子供の頃、近所のお蕎麦屋さんで母と食べた、普通のたぬきうどん。
それを食べる時にお店で出してくれた、子供客用の水を飲むためのコップもセットで。
取っ手のついたピンク色の、アニメキャラがプリントされたプラスティックのコップを傍らに...。
たぬきうどんが食べたい。
人生最後の食事。
あなたなら何を食べますか?
昨日の地震は大丈夫でしたか?
私は自宅近くにいたのですが、電線がゆらゆら揺れて
本当に怖い思いをしました。
最後の食事、私は食べるものは何でもいいけれど、
誰と食べるかの方が大切かな。
大切な人と一緒に、今までありがとうの感謝の気持ちが伝わる形で
時間を過ごしたいなーと思います。
いずれブログにも書こうかなと思っているのですが、
実は2年前に病気をしたことがあって、
手術前は「これが人生最後の食事かもしれない」なんて思いました。
でも、その食事とは「点滴」だったのですけど。とほほ。
・・・よかった、お怪我などなかったのですね
本当に怖い思いをされたでしょう
いつ来るかわからない恐怖は、言い表されませんものね
私など、いまだにお風呂が怖いのですよ・・・
今来たらどうしようと思うと、洗う速度もup!up!です
そう、それでいつ人生終わるかもやしれない・・・
最後の晩餐、erimaさんは『たぬきうどん』ですか?!
え~なんだろう・・・クラッカーの上に
ゴルゴンゾーラとかのっけて、赤ワインを飲みながら
食べたいかなぁ・・・
でも明日になれば、変わっているかも
いやー、ご家族の皆様そろって
何事もなくて何よりです。
今日のTVの報道で、足立区の惨状を見るにつけ、
申し訳ないような自宅の揺れでした。
明日、会社へ行ったらオフィスはどの程度
無事でしょうか…(千代田区も5近くあったはずなので)
さて、最後の晩餐ですが、
1.うな重
2.マスカット・オブ・アレキサンドリア
(ネオマスはだめです~~)
3.納豆ごはん
のうちどれかですね。
1と2はともかく、3でいきなり庶民の食に
なってしまうのがご愛敬です。
番外編では、母が作ったお弁当ですかね。
小学校6年の時、課外活動で昼食が必要になり、
おかずにはウィンナーと卵焼きを入れて、と言ったら
この2点しか入っていなく、
友人たちに見られるのが恥ずかしくて
隠しながら食べたのですけど、
4,5年後に癌を発病して死んでますので、
今にして思えば、この頃から
体調が良くなかったのかな、というわけで、
あの味はいろんな意味で忘れられません。
最後の晩餐で食べたい食は、
再生可能な味ではなく、
不可能な味を求めるのではないでしょうか。
だから末期に食したい味になるのですよね。
おかげ様で地震では大した被害もなく、少々棚の中のものが落ちたくらいで済みました。ちょうど出かける間際だったので交通網の混乱に参ったのと、猫たちのことが心配でなりませんでしたが...。でも驚いたことにみなとみらい線は超のんびりムード。JRでの混乱の分も取り戻せて、何とか仕事先に着くことが出来ました。
さて、「最後の食事」についてですが、人間が美味しく食事をとるには色々な条件が必要なのだと、改めて痛感しますね。shiki様のご病気はもうすっかりよろしいのでしょうか?とても気になります。
人間は、7割から8割方、頭で食べてる生き物だそうで、なるほど食事をする相手や状況によって、いつも食べているものでもまったく違う味に感じられるわけですよね。諸事情ありまして、30歳越えるまで食べることが苦痛に過ぎなかった私にとって、食べることが楽しい今は本当に幸せ。大好きな人と美味しいものを分け合って。これが理想でしょうか。
ありがとうございます~。何とか無事でしたっ。
地震の間中ゴンザと家具を押さえながら、地震対策
の必要性を痛感。関東地方は小さな地震が多い
代わり、ここしばらく大きなものには見舞われ
なかったものですから驚きましたが...
なのに猫2匹はあくび。どうなんでしょう(笑)
しかし、自分が遭ってみて初めて、そちらの地震の
恐怖はいかばかりだったかと、想像するだけで怖く
なりました。やはり相当なものだったのですね。
しも1様とこうしてお話するようになってからは
なおさらあの地震が人ごととは思えず、とにかく
しも1様ご一家がご無事でよかったと、ひたすら
思う私です。
さて、最後の食事ですが、ゴルゴンゾーラに赤ワイン
ですか~。まさに人生至福の時ですね、それは。
うまいワインとうまいチーズは人類最大の発明の1つ
ですからね!パルミジャーノのブロックなんか最高
ですよ。ワインはオーパスワンとか、スペインのとび
きりうまいヤツとか。ああ、よだれが...(笑)
今年はうなぎが高騰しているそうで、専門店では
いつも出しているお重も、値上げをするか、値段
据え置きで目減らしするかで悩んでいるらしいです。
確か「1000人聞くまで」ではフルーツをあげている
方も多かったような記憶があり、その場合、初めて
それを食べたときの鮮烈な印象とかが関係している
こともあるのでしょうかね。
人それぞれの家庭事情が反映されるお弁当というのも
やはり思い出深い味になるもの。t-cat様のお母様
が作って下さった卵焼きとウインナーは、愛情の
たくさんつまった再現不可能な味ゆえに、一生心に
残る、最高のご馳走ですね。
お弁当といえば、私も母がいなくなってから、妹に
作って持たせた時のことを思い出します。何しろ
小学生の作ったものですから、さぞかし妹は恥ずか
しい思いをしたのではないかと、当時の彼女の胸中
を思うたび、身の縮む思いの私。
やはり食には色々な思いが絡みますねぇ...。