ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

西村コロナ大臣の研究 事始め

2020-07-03 15:23:11 | 日記
コロナ拡散が収まらない。東京都ではきのう新たに107人が新型コロナに感染したことが確認された。振り返ってみると、政府は5月25日に非常事態宣言を解除し、翌6月19日、各種の自粛・制限の緩和に踏み切った。政府のこの決定がパンドラの箱を開くトリガーになった可能性がある。

専門家会議は当初、非常事態宣言を解除することに消極的な姿勢を示していたという。政府のコロナ担当大臣・西村某は24日、目障りなこの専門家会議を廃止すると発表した。彼はこの席で、専門家会議を廃止し、代わりに分科会を新設する構想を口にした。この構想には巧妙な陰謀が隠されていると私は見た。コロナ担当大臣として、この構想の立案に深くかかわったとみられる西村某について、私はきのうの本ブログで「一見、誠実そうなルックスの持ち主だが、中身はどうもそうではなさそうだ。警戒しなければ」と書いた。ホントはこう書きたかったのだ。「一見、誠実そうなルックスの持ち主だが、実はどうして、なかなか食えない男だ」。

こう書くことを控えたのには、理由がある。私はこの男の人品骨柄をまったく知らない。それに、「専門家会議を潰して分科会を新設する」という陰謀じみた構想に、この男がどの程度噛んでいるのかも知らなかった。この構想は、政府を支える高級官僚が編み出したのではないか、と私は考えたのである。

昨夜、本ブログをアップした後で、ネットの森を散策していたら、おもしろい記事を見つけた。

《「専門家会議」をあっさりと切り捨てた西村担当相のわかりやすい傲慢さ 》(PRESIDENT Online 7月2日配信、筆者はジャーナリストの沙鴎一歩氏)

この記事には、西村康稔(やすとし)・経済再生担当相の人品骨柄が詳しく紹介されている。私の知らないことがほとんどであり、その意味で私には興味深かった。私と同様、この人物についてはほとんど知らない読者が少なくないと思われるので、そのさわりの部分を紹介することにしたい。

【政治家としての経歴】

「西村氏は1962年10月15日に兵庫県明石市で生まれた。現在、57歳。名門の私立灘高校から東京大学法学部に進み、1985年に通商産業省(現経済産業省)に入省した。その後、2003年11月の衆院議員総選挙で兵庫9区から出馬して初当選し、6回の当選を重ねている。安倍政権下で内閣官房副長官や外務政務官などの要職を歴任した。かつての海部内閣で自治相・国家公安委員会委員長を務めた元衆議院議員の吹田愰が岳父だ。
なかでも2016年8月には安倍晋三・自民党総裁のもとで総裁特別補佐・筆頭副幹事長、選対副委員長に就任し、翌年8月には内閣官房副長官に就任している。安倍首相に尽くして信頼され、与党との連絡調整から経済、外交まで幅広い仕事をこなしてきた。
いわば安倍首相の『お気に入り』なのである。安倍首相にうまく取り入ったところなどは公職選挙法違反(買収)事件で東京地検特捜部に妻とともに逮捕された前法相の河井克行衆院議員と似ている。
野心は強い。最近の記者会見では『新型コロナの対策にあたった経験を必ず日本の将来に生かしていきたい。私自身が先頭に立って取り組んでいく』と語るなど、ポスト安倍を虎視眈々と狙っている。当選3回のときには自民党総裁選に出馬したこともある。」

【周囲の人物評】

「西村氏はテレビに映る立ち居振る舞いとは違い、霞が関の官僚や新聞・放送記者の間では西村氏の評判はあまり良くない。安倍首相の虎の威を借り、その態度はかなり横柄だという。自分よりも立場の弱い専門家会議のメンバーに廃止を伝えることなど考えもしなかったのかもしれない。」

いやはや。これだけのことを聞かされて、「もう充分だ、げっぷが出そうだ」と思っている自分がいる。この人物について、私はこれ以上もっと何かを知りたいとは思わない。人間的な魅力をちっとも感じないのである。底が浅いというか・・・。

要するにこの人は、首相を取り巻く高級官僚に、ちょっぴり毛が生えた程度の人なのだろう。与えられた仕事を卒なくこなし、対人交渉術に長け、人望は・・・ない。この人が高級官僚たちと徒党(チーム)を組んで、専門家会議潰しの陰謀の作成に勤しむ姿が容易に想像される。

まあ、煮ても焼いても食えない奴というか、煮て食ったり、焼いて食ったりする気には、とてもなれない奴というか・・・。やはりコロナ大臣あたりが分相応だろう。
コメント
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