ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

ヒマに飽かせて国会審議

2018-11-23 11:20:18 | 日記
ブログ記事を書き終えてアップすると、もう何もすることがない。そんな日
が多い。「サンデー(が)毎日」状態の天邪鬼爺である。昨日もそうだった。
暇つぶしに、テレビをつけた。番組は午後のワイドショーで、画面には国会
審議の模様が映し出されていた。クローズアップされたのは、「あの大臣」
をめぐる質疑と答弁だった。そのシーンを見ていて、私の胸は不快感で一杯
になった。

なんだ、これは!これはイジメではないか。人を小馬鹿にしたような、野党
議員の質問。その人を食ったような質問は、知恵遅れの生徒をいじめる悪ガ
キのそれを思わせた。「なんだおまえ、そんなことも知らねえのかよ!」
ストレートにそう言えばいいのに、持って回った言い方で、ねちねちと責め
立てる。USBがどうだとか、クラウドがどうだとか、それを知っているオレ
様はさもエラいんだと言いたげな素振りだが、そんな思い込みが如何にくだ
らないかを、このセンセイはご存知ないらしい。

こんなふうに書くと、私が桜田五輪相を「知恵遅れの生徒」のように見なし
ていると思われかねないが、そうではない。そう見なしているのは野党議員
であり、この議員のそういう見方・扱い方を、私は批判しているのだ。誤解
のないよう、念のため。

このヨシモト並みの低レベルの国会審議を、メディアはどう報じているの
か。

桜田義孝五輪担当相は22日の衆院内閣委員会で、所管するサイバーセキュ
リティー基本法改正案の質疑に初めて臨んだ。この日も、パソコンは使わな
いものの、「スマホ(スマートフォン)は使っている」と強がってみせた
り、「防衛省」を「国防省」と言い間違えたりするなど迷答弁、珍答弁を連
発した。               (JIJI.COM11月22日配信)

この記事には、《桜田五輪相、迷・珍答弁を連発=野党失笑、サイバー法案
質疑》とのタイトルが付けられている。桜田大臣を笑いのネタとして扱おう
とする姿勢が濃厚である。ネット記事のこの姿勢は、国会審議を笑いのネタ
にしようとした昨日のワイドショーと、なんら変わるところがない。

この有権者にして、この議員あり。議員もメディアも、有権者の視聴者も、
総白痴化しているようで、嘆かわしい。そう思いながら、ヒマに飽かせて低
俗なテレビ番組を見つづけているこの私にも、困ったものだ。やれやれ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする