ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

優生保護法 改廃の根拠を問う(その1)

2018-11-05 16:55:41 | 日記
旧優生保護法の下で行われた、強制不妊手術の問題。それについては、
以前、本ブログで取りあげたことがある。一国内の古い取り決めと、新
しい取り決めがバッティングを起こしたケースとして、この問題を取り
上げたのだった。古い取り決め(旧優生保護法)の下でとられた行政的
措置(強制不妊手術)が、新しい取り決めの下では「誤り」とされ、お
詫びや賠償の対象になる。不妊手術を強いられた人々は「被害者」とさ
れ、「救済」の対象になる。

だが、そもそもこの古い取り決め(旧優生保護法)の何が問題だったの
だろうか。この取り決めに基づいてとられた行政的措置(強制不妊手
術)は、どの点で「誤り」だったのだろうか。このことが、私にはさっ
ぱり解らないのである。

以前に本ブログで、この問題を取り上げたときもそうだった。旧優生保
護法は何ゆえに改廃されなければならなかったのか、ーーあれこれネッ
トで調べてみたが、その理由は解らずじまいだった。

昨日11月4日、朝日新聞は社説で《優生手術 「広く救済」を最優先
に》と題し、この問題を取り上げている。しかし、この論説を読んでも、
私は、上の問いの答えも、答えを得るヒントも、まったく見出すことは
できなかった。
(つづく)
コメント
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