ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

ゴーン追放劇 その背後に日仏そして米が

2018-11-25 11:27:58 | 日記
仏企業のルノー、日本企業の日産、ーーそのそれぞれに仏、日という国家がさ
ながら背後霊のように取り付き、ルノー・日産という企業間のつばぜり合いは、
仏・日という国家間のバトルにまで発展しかねない雲行きである。そこへもっ
てきて、この構図に「トランプの米国」という要素を組み込んで解釈しようと
する動きが出てきた。サイト「zakzak」に掲載された記事《トランプ氏激怒!? 
「ゴーン斬り」に隠れた国際事情…米仏一触即発か》(11月24日配信)は、
次のように書いている。

イランのニュースサイト「Pars Today」(日本語版)は今年6月16
日、このようなニュースを報じた。
 ルノーの最高責任者(CEO)のゴーン容疑者が、定時株主総会で、「わが
社はイランでの活動の縮小を迫られても、イランからは撤退しない」と発言し
たという内容だった。
 トランプ大統領は前月、オバマ政権下で締結されたイラン核合意を「ひどい
内容だ」として、離脱と経済制裁再開を発表した。だが、合意6カ国のうち、
米国と距離がある中国とロシアだけでなく、NATO(北大西洋条約機構)の
同盟国であるフランスと英国、ドイツも核合意を維持した。
ルノーにとってイランは、フランス、ブラジルに次ぐ、第3の販売市場という。
ゴーン容疑者の発言は、約15%を保有する筆頭株主であるフランス政府の方
針に沿ったものだが、日米情報当局関係者は「トランプ政権が、ゴーン容疑者
とルノー、フランス政府に激怒し、警戒を強めても不思議ではない」と語る。

こうしたトランプ政権の姿勢を考慮に入れれば、次のような推測が成り立つ。
日産の反ゴーン勢力は、自分たちのゴーン追放作戦が 米トランプ政権のーー
したがって安倍政権のーー意向にかなうものだと考え、強い味方を得た思い
で、この作戦を実行に移したのではないか、と。

トランプ米大統領から見れば、ルノーの会長に戦いを挑む日産の西川CEO一派
は、要注意企業をつぶす 願ってもない尖兵と映っただろう。東京地検特捜部が
このことを知らないはずはない。さてこの事件、今後どうなりますことやら。
コメント
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