「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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「由美ちゃん物語」(52)

2010年05月27日 | 過去の物語
「さて、そんじゃ、行きましょうか!」

と僕が言うと、佳乃さんと由美ちゃんはシックなパンツスーツ姿で、うなずきます。

僕らはあれから、それぞれの家に戻り(僕は由美ちゃん家だけど)、一晩を過ごすと

新たな気持ちで、佳乃さんの家に集まったのです。

僕らはタクシーで、水島社長の家に移動すると、いつものように、お手伝いさんに

案内され、広い応接室に通されます。

「さて、御幸記者待ちだね」

と僕が言うと、二人とも少し緊張した面持ちです。

「私たち、連れて行ってもらえるかしら?」

と佳乃さんは心配顔です。

「まあ、○○さんのことですもの、大丈夫ですよ」

と、まったく心配していないのは、我らが由美ちゃんです。

「うん。まあ、大丈夫だと思うよ。まあ、成り行きを静かに見守っていてください」

と、僕が言うと、満足顔の由美ちゃんです。

「ね。言ったとおりでしょう」

と、自分のことのように、自慢する由美ちゃんです。

「うん。わかったわ。大船に乗ったつもりでいましょう」

と、佳乃さんも安心顔です。

そこへ、水島社長が、顔を出します。

「そろそろ、例の記者が来る頃だ。準備は大丈夫かね?」

と、水島社長は、少しうろたえています。

「ああ。いつでも、大丈夫です。もう、準備は万端ですから」

と、僕が言うと、水島社長は、

「うん。大丈夫そうだな。彼が来たら、こちらへ通すから」

と、言い、鷹揚な態度で、部屋を出ていきます。

「なんだか、緊張しちゃう」

と言っているのは、由美ちゃんです。

「○○くんは、全然へーきそうね。こういうの」

と佳乃さんが不思議そうに質問します。

「うーん、ま、だいたい事態は見えていますからね。それより、どんなことになるかの方が、楽しみですよ」

と、僕はにこやかな笑顔を見せて、言います。

「頼もしいわね。やはり、男性は、そうでなくては、いけないわ」

と、佳乃さんは、僕のももの上に手を置きながら、話しています。

「がんばってね」

と、佳乃さんは、若干頬を染めながら僕に言います。

「はい。大丈夫ですよ」

と、僕はにこやかに笑うと、静かに時を待ちます。


「記者の方が、おみえになりました」

とお手伝いさんが、伝えてくれたので、僕らは居住まいを正して、彼を待ちます。

「どうも!少し遅れました!」

と元気よく入ってくるのは御幸記者です。

彼はひとり女性が増えていることに少しびっくりしますが、表情にはださずに、ソファーに座ります。

「さて、今日は水島社長に会わせてくれるんですよね!」

と、元気に言う御幸記者です。

「あなたは、水島社長があの場に現れた理由が知りたかったんですよね」

と、僕が言うと、彼はすぐに反応し、

「ええ。まあ、それがわかれば、別に水島社長に会う必要はありませんけどね」

と言います。

「昨日、僕が水島社長から、そのことについて、直接、お聞きしました」

と、僕が言うと、御幸記者は、前のめりになって、

「で、どういう理由でした?」

と聞いてきます。

「それを話す前に、ひとつ約束してほしいことがあるんです」

と僕が切り出すと彼は少し構えます。

「な、何ですか?今度はあなたが、取引を要求ですか?」

と、彼は言うと、少し不審そうな顔をします。

「そんな構えないでください。いや、ちょっとこの御方が、新聞記者という人間に興味を持っていまして・・・」

と、僕が佳乃さんをだしに使うと、御幸記者は、目をむきます。

「え、僕に興味がある、と?」

と勝手に都合のいい解釈をする御幸記者です。

「彼女は、地域密着型ラジオのアナウンサーで、それで、取材活動に興味があるようで・・・それで」

と、僕が言うと、佳乃さんもうまく合わせて、

「佳乃と申します。新聞記者さんの取材方法って、どのようなものか、非常に興味がありまして、私も同行させて頂きたいのですが・・お頼みできないでしょうか?」

と、にこやかな笑顔を振りまきながら、御幸記者に頼みます。

「ああ、アナウンサーさんでいらっしゃる・・・どうりで、綺麗な方だと思いました。ああ、いいですよ。同行取材くらい、慣れていますから」

と、美人には鷹揚なところを見せる御幸記者です。

「あの、このお二人にも同行して頂きたいんですけど、よろしいですわよね」

と佳乃さんは、さらりと頼むと、御幸記者は、

「ああ。お二人も付いてくるんですか・・・まあ、いいでしょう」

と、二人きりで、行くことを期待していた御幸記者は、少し残念そうに、話します。

「よかった!楽しい時間が過ごせそうですわ!」

と、佳乃さんがほほえむと、御幸記者もつられて、

「いや、美人な方に、そうやって、喜んでもらうと、僕もうれしいです」

と、なにか勘違いしている御幸記者です。

「あいつ、何か、カン違いしているようだぜ」

と、僕が小声で由美ちゃんに言うと、

「でも、うまくいったわね」

と、笑う由美ちゃんです。

「さて、それじゃ、水島社長が、彼とどういう関係だったか、話してくれませんか」

と、改めて居住まいを正した御幸記者が、僕に聞いてきます。

僕は鷹揚に構えると、一気に説明します。

「その便利屋の人間とは、飲み屋で出会ったそうです。そして、意気投合して、彼がお金に困っているようだったので、援助してあげた、と」

その言葉を聞くと、彼は少し考え込みます。

そして、顔を上げると、言葉を出します。

「そうですか。まあ、つじつまは合いますが、糸が切れちゃった感じですね」

と、ちょっと残念そうな表情をします。

「でも、その話、本当かどうか、確認する必要があるんじゃないですか?」

と、由美ちゃんが聞くと御幸記者は、当然とばかりに話します。

「ええ、もちろん、例の便利屋に会って、裏を取る必要があります」

と御幸記者が言うと、佳乃さんがにこにこして、

「じゃ、私たちも一緒に、ね」

と言います。御幸記者は、先程の約束があるので、不承不承、

「わかりました。くれぐれも、邪魔だけはしないでくださいね」

と、彼なりの防御線を張っています。

「よし、話は決まった。じゃ、今から、その便利屋とやらに、会おうじゃないか」

と、僕が言うと、御幸記者は、

「なんだか、うまく乗せられたような気がするなあ・・・」

と、つぶやきながら、僕らと一緒に水島邸を辞去するのでした。


「チンクエチェントって、かわいい車なのね」

と、御幸記者の車に同乗しながら、由美ちゃんが言います。

「まあ、これでも、イタ車ですからね。小回りもきいて、いい車なんですよ」

と、自分の車に愛情たっぷりの御幸記者です。

由美ちゃんと僕は後部座席に座り、御幸記者が運転し、その横に佳乃さんが座っています。

「御幸さんって、玉木宏さんに似ていますね」

と佳乃さんが、言うと、少し照れる御幸記者です。

「いやあ、たまに言われるんですが、あんなにカッコよくありませんよ」

と、そう言うわりには、まんざらでもなさそうな、御幸記者です。

「ああ。そうだ、これ名刺です。何かあったら、いつでもご連絡ください」

と、どうやら佳乃さんに興味がありそうな御幸記者です。

「御幸真一さん。なかなか、いいお名前ね」

と、佳乃さんは、どうやら、持ち上げ大作戦で、取材を楽しもうとしているようです。

「そうですか?いやあ、そんなこと言われたの、初めてだなあ!」

と、御幸記者も、おだてられて天にも登るような気持ちのようです。

「佳乃さんって、おだてるのが上手なのよ。もう、男性のこころなんて、軽くころがしてしまうんだから」

と、由美ちゃんが僕に小さな声で、佳乃さんのすごいところを話しています。

「何、あれは、いつものことなの?」

と、僕がびっくりしたように由美ちゃんに聞くと、

「まあ、ね。だって、アイドルですもの。男性のこころの中なんて、すべてお見通しなんだから!」

と、彼女のすごさを知っている由美ちゃんです。

「いやいや、女性は、こわいね」

と、僕も白旗をあげながら、佳乃さんと御幸記者の二人を見守っています。

「なんだか、今日はものすごく、楽しいなあ!」

と、うれしそうにチンクエチェントを運転する御幸記者でした。


(つづく)


お昼間カフェ!「ゆるちょTEA」(26)(ゆるちょの昼間向けゆるゆるトーク!(笑))

2010年05月27日 | お昼間カフェ
どうも!「由美ちゃん物語」の由美です。

今日も佳乃さんを連れて、このカフェに来てしまいました!

どうも!佳乃です。この間、あまりに気持ちがよかったので、

また、来てしまいました!

この海風の感じ。そして、遠くまで拡がる海の感じが、気持ちいいんですよね!

それに、あの白い雲。初夏の季節、この場所でこそ、味わえる気持ちよさが、ありますね。

さあ、佳乃さん、行きましょうか。

ええ。あなたも、あのカフェに?

じゃ、ご一緒しましょう!



江ノ電の鎌倉高校駅前から続く一本の坂を、海を右に見ながら登って、ちょっと左に折れると、ほら、ありました。小さなカフェが。

海を見渡せるこのカフェは、昼下がりの気持ちのいい時間を過ごすのに、うってつけ。

さあ、ドアを開けますよ!

「カランコローン」

そして、もちろん、いつものように、奥のカウンターには、マスターのゆるちょさんが、立っています。

「いらっしゃいませ。いつものお席ですね!」

彼は、そう告げるとにこやかに、席を用意するのでした。


さて、今日は木曜日!週も大詰めを迎えてますね!

成果を出しながら、ゆるやかな気持ちで一日を過ごしたい日です!

さあ、今日もテンション高目で、開店といきましょう!



今日は、由美さんと佳乃さんが来店のご様子ですね。

早速、おしゃべりしちゃいましょう!


由美さん、佳乃さん、お疲れ様です!


由美;こんにちわ。マスター、ストロベリーパフェをお願いね!


佳乃:こんにちわ。マスター、わたしは、オレンジティーを。


はい。承りました。少々お待ち下さいね。お二人ともお忙しそうですね。


由美:そうね。撮影の方が込み入っているから、ちょっと大変かしら。


佳乃:でも、なかなか楽しいですよ。なにしろ、冒険!ですからね(笑)。


そうですか。それは、良かったですね。なにより、楽しんでいらっしゃることが、いいですね。


由美:佳乃さんは、お姫様役ですからねー。ほんとは、私がお姫様なんだけどなー!


佳乃:あら、ごめんなさいね。でも、たまの出演なんだから、許してね(笑)。


由美:はい、はい。それは、わかっておりまする!(笑)


お二人とも、仲が相当およろしいみたいですね。


由美:だって、小学生の頃からのつきあいですもの!


佳乃:私は中学生の頃から、ですわね。


ほう。それは、長いつきあいですね。


由美:それに佳乃さんは、やさしくって、お姉さんみたいですから。


佳乃:由美さんも、やさしくて、かわいい女の子ですからね。


お美しい姉妹!と言った感じですね。


由美:私、姉がいないから、本当のお姉さまみたいな感じがしているの。


佳乃:私は一人っ子だったから、ずうっと由美さんを妹のように感じていたわ。


お互い、いい関係ということですね。


由美:そうなの。だから、一緒にいると、楽しいのよ。


佳乃:私も由美さんといると、心強いというか、そんな感じね。


うらやましいですね。こんな美しい姉妹は、そうざらには、いませんよ。


由美:マスターも御上手ね。


佳乃:ほんと、褒めすぎです。


いやあ、まあ、それは。そういえば、お二人は「龍馬伝」見ましたか?


由美:ええ。今回は素直によかったわね。


佳乃:私も見ました。富さんと武市さんのシーンがとっても良かったです。


お二人も、今回は、合格点ですか?


由美:そうね。富さんって、ずぅっと本音を隠してきたでしょう。それ、今回を盛り上げるためだったのね。


佳乃:富さんは、今回まで、ずっとがまんしてきたような気がしたわ。今回、やっと本音がいえた、という感じかしら。


なるほど。お二人で、別の見方なんですね。


由美:なんていうのかな、今回を盛り上げるために、ずーっといろいろやってきた感じ。武市さんのあり方も含めてね。


佳乃:武市さんも、いろいろ言えなかったことってあると思うの。だって、土佐勤王党を率いているんですもの。だから、ね。


武市さんも、今回、ようやく、普通に戻ったような感じでしたね。


由美:昔の武市さんに戻っていたわね。


佳乃:なんというか、いろいろなことがうまくいかなくなって、やっと素直な自分が、出せた感じだったわ。


お二人は、武市さんをどう見ていらっしゃるんですか?


由美:自分の思いに素直なひと、かしら。だって、富さんが尊敬するくらいだもの、やっぱり偉いひとだったんだな、って思ったわ。


佳乃:そうね。富さんが一生懸命尽くしてきた、そのかいのある人だったんでしょうね。富さんのあり方が、本当の武市さんを現していたと思います。


武市さんの本当を、富さんが現していた、ということでしょうか。


由美:そうね。一番すぐそばにいる、富さんだからこそ、わかっていた、ということがあるんじゃないかしら。


佳乃:奥さんって、そういう意味じゃ、旦那さんのあり方を表現するひとでもあるわね。


なるほど、なかなか、深いものがありますね。


由美:そのひとが、どういうひとか、知りたければ、奥さんだったり、家族のありようを見なさいって、言うじゃない。


佳乃:そのひとの奥さんを見れば、考え方や嗜好がわかるものね。


なるほど、人間関係というものは、深いですね。


由美:そうね。だから、私は佳乃さんと親しいのかな。


佳乃:そうね。私たち、似たもの同士かもしれないわね。


ふむ。つむぐストーリーから、いろいろなことが垣間見えるものなんですね。


由美:ふふ。でも、佳乃さんは、ちょっと少女に帰るところがあるから、だから私と一緒なのかも!


佳乃:もう。それ、恥ずかしいから、あまり、言わないで!


お二人とも、考えが若いということでしょうか。


由美:どうかしら?でも、一緒にいて、楽しいことは、確かね


佳乃:そうね。私も楽しいもの。


ほんとうに、姉妹みたいな関係なんですね。


由美:ええ、そうなの。そういえば、マスター。ダイエットは、どうなりました?


佳乃:ああ。私も聞きたいわ。


ええ。1.3キロ減というところでした。昨日は。


由美:すこしずつ目標に近づいているのね。


佳乃:それくらいのスローペースが、体にも負担をかけないのじゃなくて?


ええ、そうですね。まあ、ゆっくり、自然なペースで落として行こうと思っています。


と、そこへ、「カランコローン」と、須賀田課長が来店です。


由美:須賀田さん、久しぶり!


須賀田:あ、由美ちゃんじゃないか!むちゃくちゃ、久しぶりだね!


佳乃:あの方、お知り合いなの?


由美:あ、紹介するわ。このひと、八津菱電機で、○○さんの課長であられる須賀田さんです。


佳乃:○○くんの上司!ああ、はじめまして。佳乃と言います。由美さんのお茶の師匠をしております。


須賀田:い、いやあ、美しい・・・。○○の奴、こんな美しい方とも、知り合いなんですか!


由美:今、一緒に冒険中です!


佳乃:○○くんには、大変、お世話になっています。


須賀田:まったく、あいつは、許せんなあ。由美ちゃんだって、こんなに美しいのに、それだけじゃ足りないなんて!


由美:須賀田さん、そんなに、褒めないでくださいよー!


須賀田:いや、言いたいのは、そこでなくて・・・ま、それは、ともかく。海側に行って話そうか!


由美:そうですね。マスター、じゃあ、あっちへ行くわ。


佳乃:では、私も。マスター、ダイエット、がんばってくださいね!


はい。ありがとうございます。


ごゆっくり、していってくださいね!


さて、いい天気ですね。

今日も、いい一日になりそうです。


さて、長々としゃべってきましたが、

今日はこのくらいにしましょうか。

海も綺麗に見える時間に入ってきました。

みなさん、楽しんでいってくださいね!

ではでは。




そう言って、マスターは、カウンターの中へ、戻って行きました。

「しかし、佳乃さんは、お美しいですね!」

と、須賀田さんは、楽しそうにしゃべっています。

佳乃さんも、にこやかな笑顔で、談笑しています。

由美さんも、うれしそうな表情です。

みなさん、楽しい時間を過ごされているようですね。

静かな時間が、波音と共に過ぎていきます。

太陽がさんさんと降り注ぎ、海はどこまでも、気持ちよく、広がっています。

海の見える静かな午後。ここでは、気持ちのいい時間だけが、過ぎていきます。



議論倒れに価値はなし!(西郷が謝った理由!:日本人的美学からの論考)

2010年05月27日 | 先人の分析
おはようございます!

というわけで、今日は天気が持ち直すようですね。

なんだか、少し寒いし、ほんとに天気が持ち直すのかなあ、と思いながら

熱い紅茶をぐびびと、飲んだりしています!


週間天気予報を見ても、週末、あまり天気が良さそうではないですね!

うーん、やっぱり、本格的なつゆの季節という奴でしょうか。

あまり、感心しませんねー。

ま、それでも、楽しくやっていきましょうか!

まあ、今日は木曜日!ということで、西南戦争シリーズです。

そのあたりを、ゆるゆると、論考していきましょうか!


さて、前回は、宮崎ら熊本共同隊が、協力を申し出たところ、篠原は、沈黙をもってこれに対したばかりでなく、

熊本城についても、作戦などいらず、軽くこれを抜く旨を申したため、共同隊側に協力についての異論が出た、ということまで、

書きました。まあ、信念のない人間や、対面ばかり重んじるアホな人間はどの時代にもいるわけです。

まあ、そういう人間は、信頼すべきではない、ということも言いました。

そして、熊本共同隊は、結局、篠原の言い分を認め、それについて行ったのだろう、ということを書きました。

さて、その結論の前に点景というのを紹介しなければいけませんね。


宮崎八郎が篠原からの返答を同士らに報告したあと、会議は薩軍に見切りを付ける意見まで出て混乱してしまったということを司馬氏は書いています。

「薩人は信頼できない」

「かれらは傲慢である。とてもこういう連中とともに戦う気になれない」

という議論が百出した、と書いているわけです。

家主の有馬源内というひとが、

「天賦の民権をとりもどすという大目的こそ大事で、そのために利用すべき薩人がどうであれ、構わぬではないか!」

と言い続けても誰も説得されなかったそうです。そして、

「薩人は、自藩こそ天下第一等の雄藩であるという自負を持ち続けている。今更それを嫌っても仕方あるまい」

と言っても、誰も聞かなかったそうです。

まあ、これは、正論という奴でしょうね。確かにその通りなわけです。宮崎八郎も同じ気持ちなわけです。

でも、一座の人間は、目的が違うわけです。

僕が彼らを信頼すべきではないと言ったわけが、ここで、解き明かされるわけです。


このとき、「翔ぶが如く」では、あるストーリーが用意されているので、それに乗ってみましょうか。

「このとき、誰かが要は死ぬと言うことだ。死ぬと言うことをここで、決めればいいだけのことで、議論は要るまい、と言うと、他の者が、」

「「死ぬ覚悟なら始めから決まっている。いまここでやかましく議論しているのは、ああいう粗笨な連中と一緒にやって犬死したくない、ということだけではないか」と言った」

と、まず、書いています。そして、結局、彼らが徳者として敬服している平川唯一というひとの言葉をもらうことにし、

「私は他のひとに強制はしないが、私自身の気持ちをまとめた。犬死することにきめた」

と言う言葉をもらったそうです。そして、それを受ける形で、野満富記というひとが、

「私はその犬死の先駆けをして死のう」

と言ったために議論が決したそうです。実際、このひとは、戦の初日に亡くなっているそうですから、言葉通り実行した、ということなんでしょう。


これ、議論倒れの肥後人を批判するストーリーなんですよね。

もう、熊本城攻撃が明日の朝だというのに、議論ばかりしていて、結局、行動につながらない。そして、この野満富記というひとが、

「肥後人の議論倒れに業を煮やすように」

あのセリフを言ったので、議論が決した、と書いているわけです。要は、宮崎八郎以外の肥後人を馬鹿にしているわけですね。

また、タニクサ行為ですよ。

まあ、司馬氏の臭みは、もういつものことなので、ほっておくとして、僕もこういう態度をとる肥後人を「信頼すべきでない」と斬って捨てていますから、

その説明をしなくては、いけませんね。


結局、議論倒れの人間というのは、「自分をよく見せたい」だけの、目的や信念がない人間なのです。

そうです。彼らの目的は、「自分をよく見せたい」なのです。

宮崎八郎のように「人民主権の獲得」という崇高な目的など、とは、比較にならないほど、だめな目的なんです。

肥後人達は、犬死はいやだ、という理論を展開していますが、要はカッコよく死にたい、というだけなんです。

要は、見栄をはっているだけの人間で、その意見をいれる必要などないし、信頼しちゃいけないわけです。

中身がない人間達ということで、議論倒れの人間達というのは、そういうひと達なわけです。

だから、行動を共にしちゃいけないし、そもそも人間として扱うべきでもありません。

だから、この熊本共同隊というのは、だめ人間の集まりだったと言えるわけですね。

まあ、いつの世にも、だめな人間というのは、いるものです。

宮崎八郎と、この野満富記というひとだけが、熊本共同隊としては、価値のある人間だったようですね。

目的と信念を持つ人間だけが、価値がある。

そう断ずると、価値のある人間なぞ、相当少なくなるような気がしますがね。


さて、二月二十二日、薩軍は、さらに攻撃をしかけるわけですが、それについて、司馬氏は、次のように書いています。

「本来、攻城の主役は砲兵であるはずだが、しかし薩軍はその認識に欠けていた。彼らが故郷から引きずってきた砲の多くは、この日なお運送の途上にあった」

「奇妙なことに、戊辰戦争における薩軍の特徴といえば、砲兵の運用の巧さということであったが、それより十年後の薩軍はまったく別の集団のように」

「これを軽視した」

これは、どういうことか、と考えてみれば、大山巌の存在が、政府軍側にあった、ということがまず言えるでしょう。大山は、大山砲と言われるものを

作ったくらい砲の運用に明るく、そのために欧州に留学したくらいですから、薩軍の砲兵のエキスパートとも言えたわけです。

その存在が薩軍から消え、政府軍側についたことで、薩軍での砲への意識が薄らいだということが、まず、挙げられると思います。

また、桐野ら指導者が、戊辰戦争当時、まだ、部隊の小隊長程度だったので、抜刀銃撃を繰り返してきた、ということがあると思います。

全軍を統率し、戦略を考える経験なぞないままに、それぞれ、指導者になってしまった人間達ですから、結局抜刀銃撃程度の戦い方にしか、

頭が回らなかったのでしょう。

そういう意味では、彼らは戦争のエキスパートでもなんでもなく、10年前に自分が経験したことをただ繰り返していたに過ぎない人間達なんです。

戊辰戦争で、華々しく勝ち抜いた経験からのみ、物事を考えているから、戦争の常道もとれず、戦のプロである鎮台をなめた、ということなのでしょう。

つまりは、戊辰戦争で勝ち抜いた経験が、彼らの頭を暗くし、「まあ、勝てるだろう」程度の頭で、物事にあたったのが、この西南戦争の

薩軍の指導者達だった、といえるのではないでしょうか。

極端な成功の経験というのは、人間を暗くし、物事をしっかりと見えなくさせる原因となるのです。

だから、

「勝って兜の緒をしめよ」

という言葉があるのです。

その失敗をしようとしているのが、この薩軍だったのです。

そして、砲兵の必要性を知っていながら、何も話さず、地獄への道を指し示しているのが、西郷なのです。


さらに司馬氏は、こう書いています。

「それにひきかえ、篭城軍のほうは、砲兵をよく運用した」

あのさ。戦のプロをなめるなよ。おいバカ芝!戦車兵程度の経験しかないくせに、プロをなめるとは、何事なんだよ!

仕事もまともにできないくせに、偉そうにするんじゃねー、このくそ馬鹿!

ちょっと考えるだけだって、砲のほうが威力があるんだから、積極的に使うのは、あたりまえだろうが、このボケ!

ったく、ほんとうにむかつく野郎だぜ、このバカ芝は!


さて、二月二十二日の薩軍の攻撃は苛烈で、鎮台側も負傷者や戦死者が続出したようです。

しかし、攻城兵器としての砲が未だに戦場に届いておらず決定的な被害を与えるに至らず、膠着状態に陥るわけです。

僕は普通におかしく感じますね。だって、鎮台側はさかんに砲を使い、薩軍側に被害を与えているわけですから、

「俺らも、あれを使おう」

ということに気づかないはずはないんですね。

まあ、二十二日は、砲の輸送途中ということだったので、砲が戦場につき次第、薩軍側も使うはずなのですけど、

それにしては、砲を最初から先頭に押し立てて輸送しておかなかったことこそ、薩軍がぬかってしまったことだと、僕は指摘しますね。

もちろん、バカ芝は、この指摘ができていません。


さて、この二月二十二日の午後、西郷は熊本城下に入ったそうです。この報は、各部隊長にも知らされ、士気の鼓舞に使われたようです。

そして、西郷の意識について、司馬氏は、次のように書いています。

「(あすまでかかるだろうか)と、城攻めの見通しについては、西郷はその程度の認識だったであろう」

西郷は、神風連の乱後に、熊本鎮台が強力な補強を受けて、対薩軍戦に戦い抜けるようになっていることを知っています。

だからこその大久保の挑発だったわけですからね。だから、西郷は、

「ここが、薩摩士族の死に場所か」

という意識だったと思います。バカ芝は、まったく見当はずれなことを書いているに過ぎません。


さて、このとき、例の熊本共同隊から、二人の使者が西郷の元にやってきます。

松崎、高島の二人で、この二人は

「西郷がどういう人間か見てきて欲しい」

という熊本共同隊の要請によって、西郷に会いにきたわけです。

西郷は二人に対面すると、西郷は両手を畳の上につけて、ながく頭を垂れてから、

「自分が西郷吉之助でございます。このたび、貴県を騒がせておわびする言葉もございません」

と言ったとしています。また、

「西郷大将、身体肥満、眼孔闊大、荘重ニシテ威風アリ。シカシテ面貌温和、語辞隠静、礼遇最モ至る」

という印象も記しています。これやっぱり目力が強かったんですね。まあ、多くの民衆の視線を浴びたおかげでしょう。

この時の西郷の意識からすれば、熊本鎮台を薩摩士族削除装置に勝手に選んだのが西郷ですから、

「貴県を騒がせておわびする言葉もありません」

というのは、もうそのまんまなんですよね。

司馬氏のストーリーを信じていた頃は、

「鎮台が勝手に、通り抜けようとする薩軍に挑みかかったのだから、なんで、西郷が謝る必要があるんだろ?」

と思っていたのですが、僕の論考通りに西郷の意識を考えると、するっと通じるわけです。

まあ、このことを考えても、司馬氏の見方が、全然間違っているということが言えるわけです。

彼は自分で書いていて、この西郷のセリフと整合性がとれないことすら、気がついていないわけですから、ほんまもんのバカですね。


さて、この二月二十二日の戦闘は、もちろん、夜になっても続くわけですが、薩軍は、夜の食事の用意もしていなかったそうです。

これを司馬氏は、

「薩軍が、一日で、熊本城を落とすつもりだった証拠」

としていますが、戦争が祭りと感じるほど好きな薩軍だったから、

「食事はそのときになって考えればよい」

と考えていたに過ぎないと思います。はっきり言って針小棒大なんだよね、この芝と言うバカは。

ちょっとしたことを「証拠だ」と言ったり、指摘すべきことができなかったり、見当違いのことばかりで、アホくさくなります。


さて、夜遅くなると、流石に薩軍も、眠らなければいけませんから、各所に堡塁をつくって警戒しながら、睡眠をとるわけです。

このとき、熊本に到着したのが、四番大隊の三番小隊長、野村忍介です。司馬氏は、こう書いています。

「彼らが川尻についたのは、二十二日の夕刻で、このとき、薩軍が全力をあげて熊本城を攻撃中であることを知った。野村忍介はおどろき」

「「熊本城に足をとられていてはすべてを失うことになる」と言い、(途中略)いそぎ西郷に面談することにした」

というわけで、薩軍きっての作戦能力をもつ野村忍介が登場してくるわけです。


このひとは、鹿児島県の警察署長ですから、まあ、大警視川路利良と似たところがあるわけです。

まあ、薩軍きっての作戦家というわけで、西郷にとって、この野村は、実はじゃまな存在なわけですよ。

野村は、薩軍を勝たせようといろいろ献策するわけですけど、西郷からしたら、そんなことされたら、困るわけです。

まあ、だから、いろいろ対応があれになってくるわけですけど、まあ、見ていきましょう。

というか、僕がそもそもこの司馬氏のストーリーがおかしいなあ、と思った契機になったのが、この野村忍介に対する西郷の対応がどんどんおかしくなっていったからです。

まあ、かなりあとにならないとその徴候が出てこないので、今はまあ、ゆっくりと眺めることにしましょう。


さて、日没後、諸将が西郷の本営に集まり、自然、軍議のような形になったとしています。

このとき、西郷は奥座敷にひっこんだままで、軍議には参加していないそうです。彼は作戦に口出しすることを極度に避けているようだ、としています。

これについて、司馬氏は、

「その理由はむろん執行面は桐野篠原以下にまかせきっているということであろうが、見様によれば、暴発以来、自分の運命を自分で開くというようなはからいを」

「断ち運命を天にゆだねきっているようにとれなくはない」

としています。しかし、このひとは、すぐ逃げをうちますね。断定をしない。間違いを指摘されたくない極度のこわがりです。

さらに、ものがまったく見えていないバカです。西郷をバカにすることで、自分をほこり、金を強奪する低脳うんこバカです。

西郷が作戦に口出しできないのは、桐野以下に薩摩士族削除を任せているために、申し訳ないと思っているからです。

それに、作戦に口出ししたら、薩摩士族削除の考えがわかってしまう恐れもある。だから、西郷は、何も口出ししないんです。

もう、すべてが論考できているから、運命が見えているから、何も言わないのです。


さて、このあと、野村が参加してきて、ちょっといろいろあるんですが、まあ、これは、次回ということにしましょう。


今日も長くなりました。

ここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございます。

明日は、自由論考としたいと思います。

さて、何を論考しようかな!

今から楽しみですね!

その時に、また、お会いしましょう!

ではでは。


「由美ちゃん物語」(51)

2010年05月26日 | 過去の物語
「わかりました。そういうことだったんですか」

と僕が言うと、水島社長は、苦笑するような表情を見せながら、

「まあ、そういうことだ」

と話します。

「しかし、その話で、あの新聞記者が納得するかなあ」

と、僕が言うと、水島社長は、

「しかし、事実、それだけなんだから、仕方がないところだよ」

と言っています。

「この話、奥さんにも話していいんですか?それとも内緒にしたほうがいいですか?」

と僕が聞くと、水島社長は、少し改まって、

「実は彼女には内緒にして欲しいんだ。まあ、彼女とは、いろいろあってね」

と素直に、僕に頼んでいます。

「夫婦の間のことは、僕にはわかりませんから、そのようにします。ただ、佳乃さんと由美には、話してもよろしいでしょうか?」

と僕が素直に聞くと、

「ああ。彼女に内緒にしてくれるなら、構わないよ。すまんね。夫婦の間というのは、いろいろと微妙なんだ」

と、水島社長は、素直に話しています。

「とにかく、僕らなりに考えさせてください。まあ、新聞記者の方は、僕が口止めしますし、記事にもさせないようにします」

と僕は約束します。

「ありがとう。君を信じてよかった、ということだな」

と水島社長は、笑顔で僕に握手を求めます。

「信じてもらえて、僕も良かったですよ。今日はこれで。佳乃さんと由美を連れて帰ります。明日、また、同じ時間に伺わせてもらいますから」

と、握手をしながら、僕が言うと水島社長も晴れ上がったような満面の笑みで、

「事態は、うまく解決しそうだ。わたしもうれしいよ。くれぐれも帰りは気をつけてな。大事な体だ」

と言います。

僕は部屋を出ると、途中で待っていた佳乃さんと由美を連れて、水島社長宅を辞します。そして今後の打ち合わせのために、佳乃邸に向かいます。


「どういう話だったの。水島社長」

と佳乃邸に着き、一息ついた僕に由美ちゃんは、早速聞いてきます。

「水島社長が、ある飲み屋で出会った便利屋と、気心が通じたので、援助しているんだ、ということだった」

と僕が簡単に言うと、由美ちゃんと佳乃さんが、顔を見合わせます。

「それだけだったの?」

と由美ちゃんが聞きます。

「まあ、水島社長の口から語られたストーリーというのはね」

と僕は言います。

「○○くんは、そのストーリーを信じていない、ということなの?」

と佳乃さんが、僕に言います。

「まだ、何もわかっていない、ということです。水島社長のストーリーが本当かどうか、あの御幸記者は、裏をとるでしょうから、そこに僕らは帯同するべきでしょうね」

と、僕は次の方策を話しています。

「そうね。それが一番事実に近づく方法だわ」

と、佳乃さんもうなづいています。

「あの記者さんが、それを許してくれるかしら?」

と由美ちゃんは、疑問を呈しています。

「事実を引き寄せればいいわけだからね。彼がそうせざるを得ないようにすればいい。ま、方策はもう頭の中にできているさ」

と僕はのんびり言います。

「さすが、○○くんね。頭の回転が早いわ」

と佳乃さんは関心しています。

「○○さんなら、任せておけば、安心ね」

と由美ちゃんも満足そうにしています。

「ところで、実は、○○くんに、お願いがあるの」

と突然、佳乃さんは、少し甘えるように言います。

「そのうらとり調査、私もご一緒させて欲しいの!お願い!」

と佳乃さんは、僕と由美ちゃんに頭を下げて懇願しています。

「佳乃さん・・・。でも、佳乃さんの正体がわかったら・・・」

と由美ちゃんは、心配しています。

「新聞記者の仕事にたまたま興味があるふりして、ついていく、というのは、だめかしら」

と佳乃さんは、なんとか理由付けを考えているようです。

「ねえ、○○くん、だめかしら?」

と、佳乃さんは、下から僕を見上げるような表情で、懇願しています。

僕は少し考え込むと、佳乃さんを見ながら、

「うーん、まあ、いいんじゃないですか?御幸記者も悪い人間では、なさそうだし、まあ、たまたま新聞記者に帯同する話を聞きつけたという形にすれば」

と、普通に話しています。

「やった!うれしい!」

と佳乃さんは、思わず僕に抱きつき、由美ちゃんの存在に気がついて、すぐに体を離します。

「ごめんなさ、つい・・・」

と、佳乃さんは、由美ちゃんに謝っています。

「いいですよ、それくらい。それに、感情を素直に表現するのは、素直な人間の証拠ですもの」

と由美ちゃんは鷹揚に構えています。

「男前だね、由美ちゃんって!」

と僕が言うと、由美ちゃんはにっこり笑って、

「あとで、その分もたくさん甘えさせてもらいますから」

と、僕に言っています。

「はははは。そりゃ、あとがこわそうだ!」

と、僕が言うと、由美ちゃんは満足げな表情で、

「たーくさん、甘えちゃうもん」

と、素直に話しています。


「とにかく、すべては明日だ。佳乃さん、明日は洋装にしてください。着物だと、目立つし、あなたの職業へのインスピレーションが浮かびやすそうだ」

と、僕が言うと、佳乃さんは、

「わかったわ。できるだけ、動きやすい服装にします。パンツスーツにしようかしら」

と彼女なりに考えているようです。

「私もそうしようかな。目立たないようにシックな感じにまとめようかしら」

と由美ちゃんも自分の服装を考えているようです。

「まあ、動きやすくて目立たない感じであれば。まあ、でも、僕ら三人がついて行くとなると、彼も苦笑するだろうね」

と、僕が言います。

「あらあ。美しい女性が二人もついていくのよ。両手に華だわ」

と由美ちゃんがその情景を想像しながら、笑っています。

「なんだか、男性の職場を覗き見するみたいで、ちょっとわくわくしちゃう!」

と期待感を高めているのは、佳乃さんです。

「佳乃さんの仮の職業も考えておいたほうが、いいな」

と、僕が言うと、由美ちゃんは早速反応して、

「そうね。でも、自由に時間が使える女性っていうと、限定されちゃうかな」

と話しています。

「まあ、明日は祝日だし、普通に職業を持っている女性としても問題ないだろう。まあ、今後、平日になにかあるかもしれないし、そのことも考えておいた方がいいかな」

と僕が言うと、佳乃さんは、

「地域密着型ラジオのアナウンサーって、どうかしら?私、大学生の頃、バイトでやっていたことがあるの。あれなら、平日休みなんてこともざらだし」

と、いい案を考えついたようです。

「佳乃さん、声も綺麗だし、それ絶対いいと思う!」

と由美ちゃんがうれしそうに言います。

「うん。そうだな。もしかすると、僕らが平日動けないときに、動いてもらうことにもなるかもしれないから、その職業がいいですね」

と、僕も同意します。すると、佳乃さんは、

「わーい!やった!」

と、またも僕に抱きついてきます。

「うわっ」

と、僕が驚くと、佳乃さんもはっと気がついて、身をひきます。

「いいですよ。何度抱きついても」

と由美ちゃんが下から僕を見上げながら笑っています。

「だって、○○さん、まんざらでもなさそうですから」

と、佳乃さんに僕のことを言いつける由美ちゃんです。

「いや、あのごめんなさいね。あまりに、うれしくなっちゃって」

と佳乃さんは謝ります。

「いやあ、まあ、いいじゃないですか。確かに、満更でもないし(笑)」

と、僕は一気にアホ化します。

「でも、なぜか、あなた方と一緒にいると、学生時代に戻ったような感じで、なんだか、わくわくしちゃうの」

と佳乃さんは、自分を説明しています。

「佳乃さん、なんだか、少女の頃に戻ったみたいですもん。高校生や大学生の頃の佳乃さんみたい」

と由美ちゃんも彼女の若い時代を思い出しているようです。

「そうですか。それなら、そういう気持ちで、この冒険を一緒に楽しみましょうか?お姫様!」

と、僕が佳乃さんに手を出しながら、そう言うと、佳乃さんは、その手に手を置き、

「楽しい冒険に連れてってくださいね。王子様!」

とふざけます。

「僕をわすれないでくれよう!」

と由美ちゃんも笑います。

三人は、嵐の前の静かな場所で、なんとなく楽しい時間を過ごすのでした。


(つづく)

お昼間カフェ!「ゆるちょTEA」(25)(ゆるちょの昼間向けゆるゆるトーク!(笑))

2010年05月26日 | お昼間カフェ
どうも!「由美ちゃん物語」の沢村です。まひるです!

今日も、このカフェに遊びに来ちゃいました!

いやあ、初夏の季節は、この場所にピッタリ!ということで、やっぱり来たくなるんですね!

わたしも、さわさんと一緒に、また、あのストロベリーパフェが食べたくなって来ちゃいました!

今日は珍しく二人とも江ノ電で来たので、ゆっくりあの坂を登ることにします。

だって、さわさんが、江ノ電で行こうって、言うから。

ま、歩くのも、たまには、いいじゃない!

まあ、そうだけどぉ。


あ、あなたも、あのカフェに?

じゃ、ご一緒しましょう!



江ノ電の鎌倉高校駅前から続く一本の坂を、海を右に見ながら登って、ちょっと左に折れると、ほら、ありました。小さなカフェが。

海を見渡せるこのカフェは、昼下がりの気持ちのいい時間を過ごすのに、うってつけ。

さあ、ドアを開けますよ!

「カランコローン」

そして、もちろん、いつものように、奥のカウンターには、マスターのゆるちょさんが、立っています。

「いらっしゃいませ。いつものお席ですね!」

彼は、そう告げるとにこやかに、席を用意するのでした。



さて、今日は水曜日!週のど真ん中ですね!

いつものように、元気にいきますかね!

さあ、テンション高目で、開店です!



今日は、沢村さんと、まひるさんに来て頂いているので、そちらとお話しましょうかね!


沢村さん、まひるさん、お疲れ様です!


沢村:いやあ、初夏の季節は、気持ちいいですね!


まひる:私もストロベリーパフェがおいしくて、この場所だーい好き!


早速、お褒め頂いて、ありがとうございます。


沢村:マスター、最近、ブログの方もお客さんが倍々で、増えているみたいだね。


まひる:すごーい。そういうの、なかなかないよー、普通!


はははは。どこかの掲示板にでも、さらされたのかもしれませんね。でも、うれしいです。


沢村:「龍馬伝」の武市さんをほめてたからかなー。でも、あまりそういうの関係ない感じがするね。


まひる:男性と女性の割合が、どうなっているかも、興味があるなー。でも、マスターの書く内容からすると、女性も少なくないと思うな。


さあ、そこらへんは、全然わかりませんね。コメント頂けるのは、ちゃずさん、くらいのものですし。


沢村:確かに、掲示板にさらされたのかもね。まあ、でも、もうそんなの気にはしないでしょ?


まひる:結果的にお客さんが増えればいいだけ、だもんねー!


そうですね。もう、そういうのを気にする時代は過ぎました。今は、なんでもあり!って感じです(笑)。


沢村:「ドラゴン通信」が珍しく高評価だったからかな(笑)。


まひる:そうだね。いつも、辛口だもんね。マスターは。


いやあ、まあ、いつも素直に書いているだけなんですけどね。まあ、今回は、素直に良かったと思いましたからね(笑)。


沢村:武市さんの素直な横顔が見れた、ということもあるしね。それに、死に対する武市さんの悟りみたいな感じもしたな。


まひる:死ぬ前に、富さんだけには、自分の本心を伝えておきたかった、ということなのかな?


そうですね。やっぱり、大切なのは、自分の妻、ということなんだと、思いますね。


沢村:僕は奥さんがいないから、わからないけど、やっぱり自分を一番見つめていてくれる記憶装置でもあるからね。


まひる:自分の次に大切なもの、というより、自分より大切なモノという感じで、見てもらいたいな。


自分と同じくらい大切なモノという感じで、武市さんは富さんを見つめていたように感じましたね。


沢村:ひとを好きになることっていうのは、決して打算ではない。だからこそ、愛し通せるんだよな。


まひる:尊い愛だからこそ、いろいろ苦しい状況でも、がんばっていけるのね。富さんも、そんな感じになるのかな。


今後、どうなっていくのか、変わらず富さんを見て行きたいですね。


沢村:ああいう奥さんだったら、僕ももらいたいなあ(笑)。


まひる:武市さんみたいな、尊敬できる旦那さんが、わたしも欲しいな。


尊敬は結婚のキーワードみたいですね。


沢村:そうだね。僕を尊敬してくれる女性を見つけなきゃ!


まひる:その前に、尊敬されるような行動をしないとね!さわさん!


沢村:何を言うんだ、まひるちゃん!僕はいつも、そういう行動をとっているじゃないか!


まひる:そうかなあ。すぐに女性を口説いたり、しているのは、何故?


沢村:あれは、やさしくエスコートをしているのに、過ぎないよ!口説いているなんて、心外だなあ!


まひる:そうかなあ?わたしには、そう見えるけどなあ。


まあまあ、お二人とも。意見の相違ということみたいですから。


沢村:まあ、女性には、やさしく、がモットーですからね。僕は。


まひる:あら。わたしには、やさしくない、みたいですけど!


まあまあ。まひるさん、こちら、新しく開発したプチガトーですけど、よろしかったら、試食願えませんか?


まひる:え、ほんと。これ食べていいの?


ええ。試食して頂いて、感想を言ってもらえば、それで。


まひる:わーい。見るからに、おいしそ!いただきまーす!


沢村:マスター、ありがとう!


いえいえ。試食頂ければ、うちとしても、うれしいですから。


と、そこに「カランコローン」と、由美さんと佳乃さんが登場です。


由美:こんにちわ、マスター。今日も来ちゃった!


佳乃:また、寄らして頂きましたわ!


ありがとうございます。早速、席を用意いたしますね。


由美:じゃあ、海側に席を。私はアイスレモンティーで。


佳乃:私は、アイスミントティーを。


沢村:由美さん、早速、お約束、果たしてくれたんですね!


まひる:由美さーん、おはよー!


由美:そうよ。佳乃さん、あちらが、沢村さん。ものすごーく、会いたがっていたひとです。


佳乃:どうも、こんにちわ。


沢村:どうも。沢村です。はじめまして!


まひる:あ。また、いつものシャキーン顔になってる、さわさん。


由美:さわさん。でも、いちおう言っておくけど、佳乃さんには、今、好きなひとがいるらしいわよ。


沢村:え!


佳乃:由美さん、そんなこと、いちいち言わなくても・・・。


まひる:ふふ。由美さん、カッコいい!さわさんの、あの顔!


由美:じゃあ、マスター、海側の席へ、移動しますわ!


どうぞ、ごゆっくり!


さて、いい天気ですね。

今日も、いい一日になりそうです。


さて、長々としゃべってきましたが、

今日はこのくらいにしましょうか。

海も綺麗に見える時間に入ってきました。

みなさん、楽しんでいってくださいね!

ではでは。




そう言って、マスターは、カウンターの中へ、戻って行きました。

「佳乃さんは、どんなお方を好きになっていらっしゃるんですか!」

と、沢村さんは、今の状況に負けじと、楽しそうにしゃべっています。

佳乃さんも、にこやかな笑顔で、談笑しています。

由美さんも、まひるさんも、満足そうな表情です。

みなさん、楽しい時間を過ごされているようですね。

静かな時間が、波音と共に過ぎていきます。

太陽がさんさんと降り注ぎ、海はどこまでも、気持ちよく、広がっています。

海の見える静かな午後。ここでは、気持ちのいい時間だけが、過ぎていきます。




なぜ、ヨーロッパサッカーは、強いのか!(小役人岡田をどうにかしろ!:日本人的美学からの論考)

2010年05月26日 | 日本人の秘密
おはようございます!

というわけで、今年の夏はあまり天気がよくなさそう!とかいう予報が出ていて、

ちょっと残念ですねー!

やっぱり、夏はずんどこ暑くて、麦茶がおいしい季節でないと!

ビールがうまい季節でないと!ねー。

というわけで、基本、食べ物がおいしければ、うれしい自分です(笑)。

まあ、今はつゆなんですかね、やっぱり。

なんとなく、どんよりした天気になってますが、

まあ、気にしないで楽しくいきましょう!


さて、水曜日の今日は、現実世界のできごとについて、論考をかけてみましょう。

まあ、今年はワールドカップイヤーということもあって、ヨーロッパのサッカーシーンを見ていると

よく語られることなんですけど、なぜ、ヨーロッパの人達はあんなに身体能力が発達していて、

なぜ、日本人は、そうでもないのか、というあたり、をキーに、論考をしてみたいと思います。


なぜ、彼らはでかくなり、僕ら日本人は、それほどでもないのでしょう。

まあ、でかい人間の印象というのは、強い!ということでしょうか。

腕力もありそうですし、オランダなんてでかい人間ばかりで、格闘技なんかも盛んらしいですよね。

アーネスト・ホーストだったり、いろいろなオランダの選手が活躍しているようですしね(ホーストは引退したけどさ)。


その鍵となるのは、ヨーロッパ人の多くが収奪性民族だ、ということですね。

つまり、彼らは他国から収奪することで、しあわせを感じてきた人間だから、収奪をよりうまく実施するために、

体をでかくする必要があった、と考えられるわけです。

イギリスの王室の先祖は海賊だったと言うし、彼らは、ヨーロッパ内で、収奪を行い合うという競争をしてきたのでしょう。

事実、ヨーロッパは、その歴史の多くが戦争の歴史だったと言えます。

収奪をやりあったことが、彼らに収奪を成功させる環境を備える必要性を要求し、結果、体がでかくなる必要があった、という事実を引き寄せたのです。

まあ、歴史の最初あたりであれば、肉弾戦が基本だったでしょうから、シビアに体の能力が上がったということなんでしょうね。

それに対して、日本は、徳川期の250年に渡るミラクルピースを考えてもわかるとおり、基本、社会を構成することに、喜びやしあわせを感じる人々です。

だから、戦う必要がない。それでも、戦が見せる高度なストーリーは、好き!ということで、多くの格闘技が生まれているんですね。

日本では、戦わずに望みの状況を引き出すことが最上とされていますから、戦いの準備だけ、たゆまなくやっておけばいいわけです。

だから、実際の戦いに陥ることは、愚の骨頂とされていた。

だから、武士道によって、こころと体を鍛えておき、いつ何があっても対応できるようにしながら、実際の戦いというのは、非常に少なかったわけです。

そして、一旦戦うということになれば、徹底的に戦う、ということで、それが、神風攻撃につながるわけです。

家族のために、家族を守るために、自分の死さえ厭わない最高の戦士。それこそが、日本人という民族なのです。

だから、身体的能力など、発達させる必要がなかった。

社会的役割を果たせれば、十分しあわせになれますからね。

それこそが、日本人の誇りだった。金なぞに執着しない美しい心を持っているのが日本人なんですね。

それに比べて、収奪性民族は、金に汚い。

そして、社会で働くことを、

「仕事とは、お金を儲けるための仕方のない生活手段に過ぎない。できれば、休みをたくさんとりたい」

という考えでいることがだだわかりです。

その昔、フランスの女性の大臣が、バカンスをとらずに黙々と働き成果をあげる日本にいやけがさし、

「日本人の家なんてうさぎ小屋でしょ」

なんて、馬鹿にする発言をして問題になったことがありますが、まあ、そういう収奪性民族的な考えを持っていることは、だだわかりです。

まあ、それでも、各国にはまっとうに仕事をすることを愛する技術者というのは、いますから、

各個人によって、収奪性民族的な度合いはいろいろ違うのだと、思いますね。


収奪性民族の欠点というのは、言わば、精神的に怠け者だ、ということです。

怠け者というのは、日本では、死ね、と言われているような、まあ、最低の人間指定なわけですけど、

それが、収奪性民族の正体なわけですから、我々日本人からすれば、収奪性民族なんぞ、不倶戴天の敵ということになりますね。

まあ、

「お金もらえれば、それでよし」

な人間ですから、もう、どうしようもない人間なわけですよ。

「金儲けは、汚い」

的な発想すらある、日本からすれば、

「全然だめな奴ら」

ということになるわけです。

だから、欧米人と日本人は、理解し合うことが難しい別種の人間だ、ということになるわけです。

まあ、同じ人間だ、と考えない方がいいです。

基本、あいつら、馬鹿ですからね。

他国の文化を理解しようとする努力さえ怠っているダメ人間ばかりですから。

鼻で笑ってりゃいいんです。馬鹿は馬鹿に過ぎませんからね。


だから、欧州の人間は、日本では十歳以下の人間が楽しむような二律背反のストーリーしか、楽しめず、サッカーという二律背反ストーリーしか楽しめないわけです。

だから、彼らは金が欲しくてサッカーをやっているに過ぎないわけです。

そして、日本では、そういうストーリー性の低いつまらないサッカーがウケないわけですね。

高級な社会性を示すストーリーでないと満足しないのが日本人ですからね。

だから、ベルディ問題が起こったりするわけですよ。

日本サッカー協会が、今までに人気獲得のための施策を実施しましたか?

なーんにもやってないでしょ!

低脳うんこバカの集まりだからですよ!あそこは!

つまらないサッカーごときにだーれも金なんかだしは、しませんよ!

それを、今更になって、問題視する馬鹿たち!

まあ、サッカーなんて、馬鹿のやるスポーツなんですよ!


まあ、さらに、日本のサッカー指導者が馬鹿ばっかりだから、うまく日本人の特性を利用できない。

だから、社会的役割を果たせないわけですよ。相手に勝つということができない。

とにかく、あの岡田って、何ですか、あれ!

この期に及んで、未だに、自分の進退問題を口にしている。

お前は小役人か!


ていうか、あれが冗談なわけないだろ!

冗談口調じゃ、全然ないだろ!

問題視されて、「冗談だった」とか、言って打ち消しにやっきになっている段階で、

あまりに物事を考える能力が低すぎて、大人失格だろ!

おい、岡田。お前はもう消えてくれ!

日本をだめにするサゲ者は、もう、いらないんだよ!


しかも、あのサッカーの内容のひどさたるや、何あれ!

まったく意志統一できていないし、バラバラ感感じまくり!

あのね。日本人の良さは、社会性だよ!

お互いのことを理解し、つながろうとするところだよ!

だから、それを利用して、お互いの気持ちを感じ合って、全体として、統一感のとれた速い動きができるんだよ。

それに対する施策を全くやってないだろ!

速いパス回しからの、いろいろな展開を経てのゴール。

これだろ、日本の武器は!

それを磨かないで、何やってんだよ、タコ!

岡田、おめえ、消えろよ!

何も現実的な対応をしてないじゃないか!

まったく、指導者としての価値はゼロだよ、あんた!

何もわかってねーし、何もできない!


まあ、僕は5月17日に、「がんばれ!日本サッカー!(岡ちゃんはだめ役人タイプ?:日本人的美学からの論考)」という記事をあげていますが、

思い切り予想が当たっているので、怖いくらいです。ほんとに、ダメ人間しか、サッカー協会には、いないみたいで、笑っちゃいます。

とにかく低脳うんこ馬鹿の集まりって、感じですね。


とにかく、社会性を育み、意思統一、事前合宿で、お互いを理解させる時間をつくれ!

もう、それくらいしか、今からできることは、何もないぞ!


しかし、この岡田という人間、ほんとに勝つ気あるのかね。

ださい発言して、3敗して、退任というストーリーが見えるけど、どうなんだろうか。

まったく、ダメ人間は、ほんとにダメ人間だということですね。


まあ、とにかく今の日本サッカーが悪循環に陥っているが、だだわかりで、悲しいですね。

だめ指導者しかいないから、勝てない。勝てないから、ひとが去る。ファンも去る。お金も集まらない。Jリーグは危機に陥る。だから優秀な人材も育たない。

いいチームもできない。さらにファンが去る。

この繰り返しに思えます。


まあ、元々、日本人は、サッカーなんてストーリー性の低いスポーツを好みませんからね。


結局、馬鹿しか楽しめないスポーツなんですよ。サッカーなんて。

だから、ワールドカップなんて、馬鹿の祭典くらいに思ってりゃ、いいんですよ。



そ。世界なんて馬鹿ばっかりですから。

たまたま収奪性民族として、身体能力が良くなったから、そういうサッカーみたいなアホなスポーツに特化しちゃうわけでさ。

だから、サッカーがうまくなっちゃうわけ。ヨーロッパ人はね。

もう、そういう単純なスポーツに、馬鹿だから、特化しちゃうわけよ。

これが、ヨーロッパ人がサッカーうまいワケでさ。

でも、別に日本人だって、ちゃんとやりゃあ、武器はあるんだよ。

お互いが気持ちでつながりあい、意思統一して、速いパスまわしからの様々な経緯を経てのゴール。

これができるはずなんだよ!

それが、できていないんだから、指導者が、馬鹿だってことですよ!


とにかく、サッカーなんて、馬鹿がやるもの。

ストーリー性が低くても満足しちゃうお馬鹿さんの球技だよね。

ま、だから、二律背反ストーリーで、満足しちゃうようなお馬鹿さんの競技なんだから、

ストーリー性の高いモノを求める日本人には、満足できないスポーツなんですよ。


いやあ、なんつーか、こうやって見てみると、サッカーって、馬鹿の集まりって感じなんですね。

いやあ、なるほどね。だから、フーリガンとか、居るわけか!

なるほど、馬鹿は相手にしないのが、一番だね。


そうは、言っても、とにかく、勝てないよね。日本サッカー!

しかし、勝てないということは、社会的役割を果たせない、ということなんで、だから、日本人は、サッカーにいやけがさしているんでしょうね。

まあ、日本サッカー協会が、ダメ団体だから、仕方ないですけどね。

いや、岡田だろ、問題の本質は!


あのさ、ワールドカップ前で、これほど、ひどい状況って、初めてじゃない?

ま、前回もひどかったけどさ。それ以下!最悪だろ!


とにかく、あの小役人岡田を、サッカー協会は、どうにかしろ!


とにかく、もう少しどうにかしろよ!日本サッカー!


ああ。今日は言いたいことを思う存分言えたな!(笑)。

ま、僕はサッカーなんて見ないで、サイクルロードレースを見るけどね!



ではでは

「由美ちゃん物語」(50)

2010年05月25日 | 過去の物語
「○○くん、新聞記者が来たようだ。今、玄関で足止めしているから、家元を連れて行くよ。そしたら、こちらへ通すから」

と水島社長が部屋に入ってくるなり、早口で捲くし立てます。

「わかりました。じゃあ、佳乃さん、くれぐれも顔をお出しにならないように。あなたの存在もできれば勘づかれたくない」

と、僕が言うと、佳乃さんは、

「わかりました。わたしもそこはしっかりと対応するつもりよ。心配しないで」

と、胸を張ります。

「じゃあ、お願いします。水島社長。新聞記者をここで応対します」

と僕が言うと、水島社長は、目を合わせながら、

「くれぐれも用心してな。撃退してくれ、とは言っても、危険なことにならんようにな」

と、真顔で言ってくれます。こちらの身を心配しての言葉だということが、だだわかりです。

「大丈夫ですよ。危険なことはしませんから。それに、相手も人間だ。全ては、まず、話しあってみてからです」

と、僕が言うと、水島社長は、

「そうだな。それが一番いい。それでこそ、安心して頼めるということだ」

と、ほっとしながら、ほほえみます。

「期待しているよ」

と、水島社長は、付け加えると、佳乃さんを伴って部屋を出ていきます。

「がんばって!」

と佳乃さんが、エールをくれます。

僕らはそれににこやかな笑顔で返すと、由美ちゃんと二人、目を合わせてうなずきあいます。

「やるぜ!」「うん!」

と言いあうと、早速戦闘開始です。

「こちらです」

と、お手伝いさんに案内された青年が入ってきます。

身長は180センチ程度でしょうか。20代後半くらいの、顔の小さい色白で細身のイケメン青年がこちらを見て少しおどおどします。

「あ、あのう。水島社長は?」

と、尋ねるとポカンとした顔で僕らを見つめます。

「水島社長から頼まれまして、代理人として、あなたに会うように頼まれた者です」

と、僕が自己紹介をすると、イケメン青年は、とりあえず、自己紹介をします。

「新系新聞社の記者、御幸真一です。水島社長自らお話を伺いたかったのですが・・・」

と少し落胆するような感じで、話しています。

「僕らは別に取材の妨害活動のためにいるわけではありません。ただ、何をどのように取材したいのか、それをまず聞きたいだけですから」

と、僕が真意を相手に話します。御幸は、僕ら二人を眺めると、由美ちゃんを見て

「あなたも、そのように頼まれているのですか?」

と質問します。

「ええ。二人で、あなたの話を聞くように、と。女性の感性も大切ですからね」

とにこりとほほえむ由美ちゃんです。御幸は、そのほほえみに、どきりとしたようで、その意味するところを理解したようです。

なかなか、洞察力の鋭い記者ということになりますね。

「えーと、まず、お二人に、お名前をお聞きしたいのですが、よろしいでしょうか」

と、態勢を立て直した記者は、早速取材するつもりのようです。

「○○です」「由美です」

と、僕らが名を名乗ると、

「で、お二人と水島社長の関係は?」

と、取材攻勢をかけてくる御幸記者です。

「友人関係です」

と、僕が言うと、御幸記者は、

「ほう。若い友人がいたものですね。あなた方二人の関係は?」

と、立て板に水を流すように、流れるような質問ぶりです。

「恋人同士です。愛し合っているんです」

と、これは由美ちゃんが答えます。

「ほう。それは、うらやましい。こんなお美しい方に一度でも愛されてみたいものですね」

と、お愛想というわけでもなく、本気で思っているような口ぶりの御幸記者です。

「お互いの紹介はそれくらいでいいだろう。さ、取材意図を教えてもらおうか」

と、僕が口を開くと、急に強い目で睨み返してくる御幸記者です。

「取材意図を話せば、水島社長に会わせてもらえるんですよね」

と、取引をしかけてくる御幸記者です。

「そんなことは、約束できねえな。だいたい取材意図を明かす義務は記者にあるはずだろ?」

と、相手の取引を却下し、義務の履行を迫る僕です。

「それに、会わせないと言っているわけでもない。要は、お互いが納得するような事実を引き寄せればいいんだろ?あんた」

と僕がさらに続けると、彼は不承不承、納得します。

「まあ、そうですが・・・。ほんとうに、納得させて、もらえるんでしょうね?」

と、疑り深い様子を示す御幸記者です。

「このひとは一度約束したら、絶対に違えることはないわ。それは、私からも保証します」

と、由美ちゃんがその疑いを解いています。

「わかりました。そこまで、言われるのなら、あなた方を信じましょう。疑うばかりが能ではありませんからね」

と、打って変わってにこやかなほほえみを見せる御幸記者です。案外、さっぱりとした気性のようです。

「このところ最近になって、難事件と言われ迷宮入りしていた事件が急に解決をみているでしょう?知っていますよね!」

と、御幸は、話し始めます。

「ええ。話題になっていますからね。承知しています」

と、僕が言うと、由美ちゃんも、

「あれ、なぜ、急にそうなりはじめたのかなあって、私も思っていました」

と同意しています。

「僕も何か背後にあるんじゃないか、と思って調べ始めたんです。例えば事件関係者が情報をリークしているとか」

と、御幸は、彼なりの推理を僕らに話しています。

「そこで、いろいろ調べるうちに、怪しい便利屋が浮上してきたんです」

と、御幸は、少し興奮気味に調査結果を僕らに伝えています。

「はやっていそうもないし、お客の出入なんて皆無。しかし、営業を続けているようで、ますます怪しい」

と、御幸は、自分の推理経過を、楽しそうに話します。

「調べてみると、どうも社員はひとり。まあ、社長謙社員みたいな感じなんですね。仕事も持ち込まれてない様子なのに、何やら遅くまで仕事をしている感じなんですよ!」

と、御幸は、調査結果を楽しく話しています。

「そこに、ひとりの紳士が現れた。それが、水島社長だった、というわけです。だから、何の用事で訪れたのか、知りたくなって、こうやってお邪魔しているわけです」

と、御幸は一気にしゃべります。理路整然。よくわかる話です。この御幸記者は、話を整理して話すのがうまいようです。

「糸の先が、水島社長につながっていた。だから、その先を見たくて、こうやって、足を運んでいるわけです」

と、御幸は、説明を終えると、にこやかに僕らを見ます。そして、

「おわかりになったでしょう。僕の取材意図が」

と、御幸は話し、満足感一杯の顔で僕らに同意を求めます。

「なるほど、よーくわかりました。確かに水島社長に会いたくなるわけだ」

と、僕が言うと、御幸は、

「さて、どう対応してもらえますか?今日、会わしてもらえますか?それとも、明日?」

と、回答を要求します。

「まず、この件で、私たちが水島社長と話します。それから、ということになるので、明日、また、ということで、よろしいでしょうか」

と、僕が言うと、御幸は、

「わかりました。まあ、それがベストでしょうね。明日の同じ時刻に、来させてもらいます」

と、あっさりと言います。

「もし、何かあったら、この番号に。携帯ですから、すぐでます」

と、名刺を渡す御幸記者です。そして、ちょっとほほえむと、

「あなたがたで、よかった。話がすいすい進みそうで」

と、にこやかな表情を見せる御幸です。

「それじゃあ、僕はこれで。水島社長によろしく!」

と、御幸はさわやかに言い放つと、部屋を出ていきます。

「ふー」

と息を吐く僕です。すると由美ちゃんが、

「今度は私たちが水島社長に取材する番ね」

と言います。

「そうだな。どういうことなんだろう」

と、僕は訝しげに話します。

「何か秘密がある、ということかしら」

と、由美ちゃんも訝しげです。

「どうやら、水島社長には、俺ひとりで会うほうが、良さそうだな」

と、僕が言うと、由美ちゃんは、

「女性の私はいないほうが、いい、ということ?」

と察しのいいところを見せます。

「まあ、同じ男性同士だけのほうが、話しやすい、ということもあるからね」

と、配慮を見せる僕です。

「そうね。それじゃあ、それは、お任せします」

と、頭を下げて見せる由美ちゃんです。

と、そこへ、水島社長と佳乃さんが入ってきます。

「どうだったね」

と聞く水島社長です。

「撃退できた?」

と聞くのは、佳乃さんです。

「とにかく、今日のところは、帰って頂きました。また、明日来ることになってます」

と僕は、事実を説明すると、

「水島社長、僕と話をする時間をくれませんか。早ければ早い方がいい」

と、水島社長に告げる僕です。

水島社長は、僕の真剣な表情から、何か大事なことを話そうとしている、と察すると、

「わかった。早速、時間をとろう。この場所で、いいかね」

と、言います。

「佳乃さん、由美ちゃんを連れて、また、別室へこもっていてくれませんか。申し訳ないですけど」

と、僕が言うと、佳乃さんは、何かを察し、何も言わずに由美ちゃんを連れて出ていきます。

水島社長は、二人が出ていったのを確認し、ソファーに座り込みます。

「さて、なんだね」

二人の対決が、今、始まろうとしていました。

(つづく)

お昼間カフェ!「ゆるちょTEA」(24)(ゆるちょの昼間向けゆるゆるトーク!(笑))

2010年05月25日 | お昼間カフェ
どうも!「由美ちゃん物語」の由美です。

今日も、佳乃さんを連れて、あのカフェにやってきてしまいました!

こんにちわ。佳乃です。あの気持ちよさが忘れられなくて、また、あのカフェにやってきてしまいました!

この、どこまでも、果てしなく海が広がっている感じ。そして、あの白い雲。ここは、本当に、気持ちがいい場所です。

佳乃さん、さあ、あの坂を登りましょう。


あ、あなたも、あのカフェに?

じゃあ、ご一緒しましょう!



江ノ電の鎌倉高校駅前から続く一本の坂を、海を右に見ながら登って、ちょっと左に折れると、ほら、ありました。小さなカフェが。

海を見渡せるこのカフェは、昼下がりの気持ちのいい時間を過ごすのに、うってつけ。

さあ、ドアを開けますよ!

「カランコローン」

そして、もちろん、いつものように、奥のカウンターには、マスターのゆるちょさんが、立っています。

「いらっしゃいませ。いつものお席ですね!」

彼は、そう告げるとにこやかに、席を用意するのでした。



さて、今日は火曜日、いつものように気持ち良く一日を過ごしましょう!

元気で、前向きに、楽しく、過ごすことが大切ですね!

さあ、今日もテンション高目で、開店です!



さて、今日は、ドラゴン通信の方にちゃずさんからコメントを頂いているので、そちらのコメント返しから始めましょう!


ちゃずさん、いつもコメント、ありがとうございます!


>ゆるちょさんが、この回、どう感じたかなぁ~と思いつつ、ブログ拝見しました☆

いやあ、どうも。まあ、こんな感じに書いてみました!(笑)


>>もちろん、富さんと武市さんのシーンです。おもわず、もらい泣きしてしまいました!
>>はじめて、二重丸!◎です!

>パチパチ☆
>凄いですね~。自分のことのように嬉しいんですけどぉ。。。

はははは。僕も嬉しいですよ!やっぱり、今までずっと武市&富さんをずうっと見てきたからこそ、到達する境地なわけで、

そうやって見てきた自分も褒めている、ということなんでしょうね(笑)。


>でも、でも。ホント、もらい泣きどころか、あまりにも切なくて哀しくて、そして儚げで美しい。そんな武市家の2人を演じてくれた大森南朋さんと奥貫薫さんに拍手です。

もちろん、大拍手ですね。この奥貫薫さんというひとを僕はあまり知らないんですけれど、ほんとうに、いい演技だったなあ、と感心することしきりでした。

静かに熱演している奥貫薫さんが、やっぱりいい感じでしたね!

もちろん、武市さんも、白眉の演技でしたね!


>今回、攘夷という決して愚かではない思想を掲げた半平太が、時代の波に呑み込まれて、失いつつあった大切な人達への想いが溢れてて、
>本当に素晴らしいシーンの連続でした。

そうでしたね!愚かではなく、日本人として、当然の思いだったと思います。

攘夷というのは、決して文明人への非文明人の攻撃ではなく、精神の卑しい人間に対しての、精神の清らかな人間による批判精神の発露ですから、

決して愚かしい部分はないんです。まあ、この物語では、そこらへん安易に書いていますけどね。

だけど、最後に武市さんが至った境地というのは、これは、誰にも批判できるものでもない、武市さんだけのものですからね。

それを共有できるのは富さんだけ、なんですね。

そのあたりが、いい感じに描けていた!と思いますね。

でも、弥太郎が武市さんを救おうとした、あの問いかけは、弥太郎のやさしさ、と取れて、でも、それを知りながら、自分の道をいく武市さんも

あっぱれだなあ、と思いましたね。そして、最後の大殿様とのバトルに望んで行く。

あれは、武市さんの最後の願いなのだな、とそんな風に思いましたね。



>確かに、龍馬さんの「また騒いでるの?だって、19話で、桜散る中、見送ったでしょ?」って思いましたが、路地を必死で逃げ回る以蔵役の佐藤健さんと、
>これまでと全く違う演技で武市半平太と言う実在した人の奥行きを出してくださった大森南朋さんの熱演のよって、「救って欲しい!」と思わずには言られず・・・。
>史実を知ってる現代に生きる私たちには、今後の半平太、以蔵の行く末はわかりきったことではあるんですが・・・。
>それだけ、2人の演技に魅了されました。

ほんとうに、今回の武市さんは、よかったです。というより、今回のああいう芝居をよりよく見せるために、ダメ武市さんを出していた、ということなんでしょうね。

まあ、最後で報われた感がありましたが、ダメサラリーマン的に描かれていた武市さんの意味がようやくわかったような気がします。

もっとも、女性向け大河の病気というところなんですけどね。そこらへん。

以蔵ねー。

来週、龍馬に言葉が届くみたいですが、さあ、どうなるんでしょうね。

せつな系の以蔵というのも、女性には、ウケているみたいですが、まあ、やっぱり悲しい結末を迎えるのが、なんとも・・・。

うまいですね。以蔵も武市さんも(笑)。


>奥貫さん演じる、武市富さん。
>もう、加尾ちゃん&佐那様コンビは、私の中で完全スルーの域です。。。
>武市家だけ、別世界のような、そんな錯覚を起こすぐらい素晴らしい夫婦愛を魅せられました。

なんというか、ここだけは、真摯に真面目なメッセージとして、出しているんですよね。

武市家だけは、ちゃんと描くんだ!という制作陣のメッセージが出ている。

この二人を通して、「夫婦って、こういうもんじゃね?」という問い掛けが、現代日本のお茶の間に、静かな衝撃として伝わった気がしますね。

まあ、広末さんと、さなさんは、また、別!ということで、あの方達は、あの方達で、物語がありましたからね。

僕は素直に、武市夫婦の物語を、愛し、評価しますね!

美しいものは美しい。それを素直に受け止めることが、大切だと、思いますね!

そして、自分のリアルに反映させていく。まあ、どうやって反映させるのか、よくわかりませんけどね!(笑)


>私は、今回、弥太郎×半平太のシーンも号泣でしたね。
>お互いを認める。
>認めたことで、半平太は死に向う。
>それを見送る弥太郎の表情になんともいえない悲壮感があって。
>あそこで、弥太郎を認めた半平太も、また悲しかったです。

僕はあのシーンを見て、

「そうか。このシーンを作り上げるために、二人を仲違いさせたのか」

と、思いました。そうやって、視聴者の感情を揺さぶるためだったか、とね。

でも、あのシーン良かったですよね。

お互いがお互いを認め合う。

そして、武市さんは、死を理解している。

そして、弥太郎はその死の淵から救おうとする。

そのやさしさ。

しかし、決然とそれを拒否して自らの道を歩いていく武市さん。

だからこその武市さんなんですね。

「武市とは、どういう男であったか」

ということが、十分に表現された、シーンだった、と僕は思いましたね。



>それにしても、龍馬伝。
>ひっぱりますね。武市さん。
>私、最近、「主役誰?」って思いはじめて来ました。

はははは。

いやあ、最初から僕には、武市さんが主役ですよ!(笑)

だから、武市さんがいなくなったら、どうしようか!って今から悩んでいるんです。

でも、今回の、あの武市さんの笑顔。そして、富さんの笑顔と涙、よかったなあ。

日本人は、ああでなきゃ、いけないよね!



というわけで、ちゃずさん、コメントありがとうございました!


やっぱり、女性の見方を聞くというのは、勉強になりますね。

そうか。弥太郎と武市さんのやりあいにも、感動を覚えられたんですね。

なるほどね。女性と男性は、やっぱり感動するポイントも違うんだねー。

まあ、と言って、僕がまともな、男性視聴者か、と言えば、

どうも、かなり偏っているもんね(笑)。


にしても、「ドラゴン通信」を読んでくれている方々は、ずんどこ増えていて、

まあ、昨日は、「言葉にできない」論考をしたせいもあるかもね・・・。


ありがたいことです。


まあ、けっこうひどいこと書いていますが、あれも溢れる大河ドラマ枠ラブから来ていることなので、

ご容赦願いたい!という、ところですかね。


まあ、いつも読んで頂いているみなさんには、感謝感謝です!


由美:マスター、今日は忙しそうね。


はははは。いやいや、そんなことは、ありませんよ。


由美:昨日、ダイエット報告を聞きそびれたから、教えてほしいな。


はい。昨日は、1,2キロ減というところで、まあ、おさまりました。


由美:あら、少し進んだみたいね。


佳乃:目標は、どれくらいにしているんですか?


1ヶ月で、1,5キロ減を目指しているので、なんとなく、見えてきた感じです。


由美:それくらいが、一番、自然な感じで、体にも負担がかからないのかしらね。


佳乃:ダイエットをしているなんて、素晴らしいですね。エールを贈りたくなります。


ありがとうございます。まあ、でも、毎日数値が変わるので、あまり気にせず、気長にやっていくつもりですけどね!


由美:でも、毎日、計測することに意味がありそうね。


佳乃:私、体重計に乗るのがこわいタイプだから、尊敬しちゃいます!


いえいえ、逆に乗り慣れている方が、こわくありませんからね。一日一回、計測するだけなので、ね。


由美:がんばってね、マスター。


佳乃:応援しています!


ありがとうございます。がんばります!


由美:じゃあ、そろそろ、海側に移動しましょうか。


佳乃:そうね。そうしましょうか。


どうぞ。ごゆっくり。


さて、いい天気ですね。

今日も、いい一日になりそうです。


さて、長々としゃべってきましたが、

今日はこのくらいにしましょうか。

海も綺麗に見える時間に入ってきました。

みなさん、楽しんでいってくださいね!

ではでは。




そう言って、マスターは、カウンターの中へ、戻って行きました。

「今度のお茶会、ちょっとおもしろいこと、思いついちゃったんですけど!」

と、由美さんは、楽しそうにしゃべっています。

佳乃さんも、にこやかな笑顔で、由美さんと談笑しています。

お二人とも楽しい時間を過ごされているようですね。

静かな時間が、波音と共に過ぎていきます。

太陽がさんさんと降り注ぎ、海はどこまでも、気持ちよく、広がっています。

海の見える静かな午後。ここでは、気持ちのいい時間だけが、過ぎていきます。


篠原は杜撰な人間だったのか!(熊本共同隊は未来を見通せたか!:日本人的美学からの論考)

2010年05月25日 | 日本人の秘密
おはようございます!

なんだか、雨の多い日が続いていますが、今日は晴れるらしい、と天気予報で言っていました(笑)。

やっぱり、天気のいい日がいいよね!ってことで、やっぱり初夏は気持ちのいい天気でないとね!

つゆはちょっといやだなあ、と言いながら、ジロ・デ・イタリアも佳境に入ってきました。

昨日は、お休みでしたが、今日から最後の決戦シリーズ、というわけで、

なんだか燃えている今日この頃でした。

もう、死ぬほど山岳コースがすごいからね!

どうなることやら、今から楽しみです!


さて、火曜日は、「西南戦争を見る!」シリーズで、行きましょう。

まあ、どんな感じになるか、わかりませんが、まあ、いろいろな人物のストーリーを見るのは、なかなか楽しいですから、

そんな感じで、楽しんでいきましょう!

さて、前回は、熊本共同隊と宮崎八郎について書きましたが、宮崎八郎を60年代から70年代に

荒れ狂った反政府主義の学生運動のように書いていて、司馬遼太郎氏の、その思想性の安易さを指摘しました。

あの時代に、ルソーの人権論を理解し、その導入を図る運動を示した、ということは、時代の先見性を表すもので、

60年代の反政府のための、自分がモテたいだけのくそみたいな学生運動とは、全く違うものです。

マルクス主義は、人工的につくられた低脳馬鹿主義で、人間にとって害のみだったくそ主義です。

そんなことも理解できない馬鹿なんて、低脳うんこ馬鹿以外の何者でも無いのですから、

そもそも、司馬氏は、物事の理解ができない低脳うんこ馬鹿だったわけです。


さて、その宮崎八郎ら熊本共同隊が、川尻の薩軍基地についたのは、二月二十一日の夜更けだったそうです。

まあ、政府の征討令は十九日に出ているわけですから、まあ、熊本共同隊も素早い反応でもあるわけです。

まあ、そんな中、共同隊の領袖でもある池辺吉十郎が薩軍と接触するわけですが、大方の人間はすでに熊本城攻撃に出てしまったあとで、

小隊長級の人間しか、いなかったそうです。そして、

「われわれは、薩軍に協力しようとする者です」

と表明したところで、薩人たちは別に喜ぶこともなく、ほとんど取り合おうともしなかったようです。

まあ、肥後人達は人一倍誇り高いらしいですし、まあ、普通に考えれば命をかけて戦いに加わろうという気構えで話しかけている

わけですから、まあ、へこみますよね、普通に。まあ、ある薩人が

「自分たちは、身分が低く、他県人と話しができないので、熊本城で篠原(国幹)どんに話したらどうか」

というようなことを言ってくれたので、そうしたそうです。ま、普通に考えりゃ当然の反応ということでしょう。

まあ、これについて、司馬氏は、薩摩の夜郎自大性やら、幕末、その高度な戦略性から、

薩摩藩以外を平気で裏切る、という各藩の薩摩意識について悪いように指摘していますが、

はっきり言って、他藩が馬鹿だったから、軽くあしらわれていたに過ぎません。

なにか、こう、偉そうに薩摩藩が悪いみたいな書き方をしていますが、どうもこのひとは、自分が偉ぶることばかり考えて、

「あいつは、悪い。それを指摘している俺は偉い」

的な言動があまりにも、多いですね。

薩摩が幕末を指導していなければ、長州はつぶれているし、時代遅れで、結局自分のためにしか、幕府を誘導できなかったただの才子肌の慶喜を

無駄に政権として長生きさせ、無駄な時間が長引いたと思われます。

それを考えれば、薩摩のあり方は正しかったし、戦略性が高いということは、それだけ能力が高かったと見るべきなのです。

この点、司馬氏の物の見方は、当時のだめだめだった各藩の意識に迎合しているに過ぎず、レベルの低いモノの見方です。


まあ、いいでしょう。次へ進みます。

まあ、そういうわけで、熊本共同隊のみなさんは、夜の街道を歩き、熊本城へ向かうわけですが、その道すがら、

「われわれは薩人と協力するなど、間違っていたのではないか」

と叫ぶように言う者があったそうです。

まあ、宮崎八郎の説は、

「政府を倒しうるのは薩軍しかおらず、目的(人民主権の獲得)のためには、何者とも道連れになって良い」

という説だそうで、特に何も言わなかったとされています。

結局、何によって薩軍に加担するのかが、明確であれば、薩人の態度など、気にする必要もない、ということになりますね。

実際、政府を薩軍が倒し得るという見方が間違っていたわけです。

なにしろ、この戦争は、大久保によって引き出された事実であり、その実行を助けているのが、論考者西郷なわけですから、

その時点で、薩摩士族削除は事実として引き出されてしまうわけです。

そういう構図もわからず、ただ理想のために、その身をかけた宮崎八郎は、あまりに若すぎて理想主義に走りすぎたのかもしれません。

確かにその掲げる「人民主権の獲得」は、将来の現実的な政策でしたが、この明治の段階では、そこまで民衆が成熟していない。

現実を見る目が、足りなかったのが、宮崎八郎だったと言えるのではないでしょうか。

ただ、その目指した「人民主権」というのは、現代当然の権利と理解されている考え方ですから、それは、先見の明があり、

その身をかけたのも、よくわかる話です。ただ、それを追うあまり、過ちを犯してしまったという例だと、言えるでしょうね。


まあ、薩軍に対して文句を言っているような人間は、さらに、自分の命をかける意味がわからない人間だということが、わかります。

薩軍の態度が気にくわないと言って、文句を言っているということは、薩軍に協力する自らの目的がないということが、だだわかりです。

目的がないけれど、見栄のようなもの、他人からどうみられるかを気にして、それで、熊本共同隊に加わっている人間だということが、だだわかりです。

だから、薩人から否定されるような態度をとられたことが、気にいらないわけです。目的があれば、そんなもの、軽く流しておけばいいわけですからね。

結局、日本人の欠点。見栄をはる、というのが、ここに現れているわけです。

「あいつが熊本共同隊に加わるなら、立場上、俺も加わらなければ」

という意識ですね。

これは、

「社会的役割を果たしている」

と、他人から見られたいが為の行動であり、僕がよく否定する「ためにする行為」です。

こんなもの、自分にとって、なんら意味がありません。

だから、「ためにする行為」は、結局、不本意な形で、自らを滅ぼす結果となるのです。

だから、絶対、手を染めてはいけない、行為なんですね。

宮崎八郎のように、自らに目的があれば、良いと思います。死ぬ時だって、本望だと思います。

でも、「ためにする行為」で、熊本共同隊に加わっていたのでは、さらに、死を迎えるとしたら、まあ、不本意この上ないでしょう。

だから、こういう文句を言う輩は信用できないのです。というより、信用しては、いけない。

結局、目的や信念のない人間というのは、信用してはならない、ということになるわけです。

それが、この日本という国で語られるストーリーなわけです。


まあ、だけど、当時の藩意識というのは、非常に強いモノですから、他藩の人間に淡白なのは、どこの藩も似たり寄ったりだったんじゃないですかね。

自分の藩が一番!なわけですから。ことさら、薩摩だけが、厳しいみたいな書き方ですけどね。確かに薩摩飛脚という言葉もあったくらい、

二重鎖国しているのが、薩摩ですが、他藩人に冷淡というのは、それだけ、自らを誇っていたというくらいのモノだと思います。

まあ、夜郎自大な部分は無きにしもあらずだったでしょうけどね。


ま、というわけで、熊本城に着いた熊本共同隊は、宮崎八郎と中根正胤の二人を篠原の元に派遣するわけです。

まあ、中根さんは、これ以前に別府晋介と会って同盟を約束して帰ったという人物なので、まあ、そういう経緯もあって、代表に選ばれたんでしょうね。

さて、この二人と篠原の会談ということになるわけですが、この篠原さん、薩人の中でも、とびきり無口だったそうですね。

まあ、薩摩というところは、無口でひょうかんな薩摩武士というのを理想的な武士のありかたとして、教育をしてきた国ですから、

まあ、ぼっけもんの典型というのが、この篠原さんだった、というところでしょう。

彼は、ほとんど無口で、宮崎ら二人の言葉を聞いていたようですが、最後に、

「これくらいの城ひとつを落とすのに何の戦策も戦略もいりません。一蹴して過ぎるのみです」

と、かつて別府晋介が言ったのと同じ言葉を吐いたそうです。


これ、まあ、実際にそう思っていた、というより、薩人としては、普通に出てくる言葉なんじゃないですかね。

人間というものは、

「これ、できる?」

と聞かれて、

「できない!」

とは、なかなか言えないものです。

まあ、薩人は、その典型のように、自らに誇りと自信を持っている人達ですからね。

それに、戦争というのは、薩人にとって、祭りですからね。

今からはじめようとしている戦争について、

「できません」

なんて、言うはずないじゃないですか!

これについて、司馬氏は、

「薩人の傲岸と勇を頼んでの粗雑さに驚いた」

と、八郎の意識を書いていますが、それは、ちょっと違うと思いますね。

なんというか、司馬という人間は、全然、人間というのが、わかっていません。まったく浅はかなバカです。

八郎だって、薩人というのが、そういう思考をするくらいわかっていたと思いますよ。

「ああ、勇を誇るから、自然、そういう言い方になるのだろう」

と思っていたと思いますね。それくらい、自然にわかるでしょうが。

それを、このバカなおっさんは、結果から指摘できそうな内容を、ただ指摘しているだけで、そんなの誰だってわかるっつーの。

「熊本城は落ちなかった。それは、熊本城に鉄砲だけで挑んだからだ。なんて粗雑なんだ。そして、それを打ち破れるとカン違いした薩人は、傲岸だったから、そうなった」

と、その低脳な脳で考えているのがだだわかりで、あまりに浅いその低脳ぶりに、失笑がもれます。

まあ、司馬氏は、失笑者ですからね。

ほんとにくそ低脳だな、こいつは!


人間、誇ってみるというのは、よくありがちな話です。

この篠原の言葉は、他藩の人間に対して、弱みを見せたくないから吐いている誇り言葉であって、

その言葉から、その人間の考えていることは、正確にはわからない言葉なんです。

それを低脳な断定をするもんだから、おかしなことになるわけです。

ま、司馬氏の指摘することは、ほとんど全部間違っているので、信用はできないことは、これまでで、だだわかりになっていますがね。

まあ、これだけ、人間というものがわからないバカも、珍しいですけどね。


さて、宮崎らは、隊に帰って復命するわけですけど、まあ、一同、篠原の言葉に驚いたようです。

司馬氏は、

「彼らは驚くより侮辱を感じ、かつ敗戦を予想して、こんないくさはやめだ!という者も出た」

と書いているのですが、これ、ほんとうかな?司馬氏の創作なんじゃね?と思うんですよね。

つまり、これが本当だとすると、熊本共同隊の多くは、城攻めには、大砲での破壊が最も有効であり、正攻法であることを知っており、

さらに敗戦まで予想できるという前代未聞の能力をもっているわけですよ。

薩軍が政府さえ倒せると考えている宮崎は、どうなるんですかね?

政府さえ倒せる薩軍が自信をもって、

「こんな小城!」

と言っているのに、それを信用すらせずに、さらに未来まで予測できるのなら、

絶対に宮崎らは、自分の目的達成のために、薩軍にしつこいほどに、大砲の調達とその運用を働きかけるべきではありませんか?

実際、司馬氏の書いているようだったら、絶対にそうするはずなんです。なにしろ、宮崎は「人民主権を実行する」ために、

熊本共同隊を、このいくさに出したわけですから。

あきらめる、なんてありえない話なんですよ。

だから、この場合、篠原の言葉を半ば信じたからこそ、熊本共同隊は、いくさに加わったし、先を見通せる人間など、いなかった、と見るのが正解です。

そして、篠原の言葉を半ば信じたからこそ、「大砲による攻撃こそ、最も有効」という事実を、篠原らに教えなかった、

と見るべきです。

ほんとに、ほとんど、間違っているのが、司馬作品ですね。

もう、ひとの見方が、甘いし、浅すぎです。まあ、バカだから、しょうがないけど、こんなの読んで疑問に感じない人間もバカだということです。

ほんと、俺たちより、上の世代は、低脳うんこバカが多すぎますね。



さて、長くなりました。

久しぶりの「西南戦争シリーズ」だったので、ちょっと調子を取り戻すのに時間がかかりましたが、なんとか、戻りましたね。

いやあ、しかし、驚くほどの浅い人間だね、司馬というひとは。

まあ、事実の方が、おもしろいので、そっちを楽しみながら、

話して行くことにしますね。

今日も、ここまで読んで頂いたみなさん、ありがとうございました!

また、次回、「西南戦争シリーズ」は、木曜日になりますが、そこで、お会いしましょう!


ではでは。

第二十一回 ドラゴン通信 「故郷の友よ」

2010年05月24日 | ゆるちょ!のドラマ・レビュー!
<戦場認定記事(炎上事前想定)>「ここは、斬り合いの場です!さあ、素直に斬り合いましょう!」

「「男性大河ファン」の直感的で素直な感想」

今週の一言:謙虚に相手を見ること。そして、信じることこそ、美しい夫婦の形だ!武市夫婦、いろいろ教えてくれて、ありがとう!

●なんか武市さんと以蔵を心配するだけ!それしかやることないの!ないんだな、これが!今回、やることなかった龍馬さんです!!
えーと、今回、完全に脇役に徹した龍馬さんです。まあ、前回から言ってますが、急に武市さんや以蔵のことを心配するあたり、なんだかなーって感じになりますね。
ちょっと急すぎるでしょ。なんかさー、女子供を騙すためのポーズなイメージがあるんだよね。
「幼友達が死んで行く。俺だけ何もできないなんて!」
みたいなこと言ってたけどさ。本来の龍馬だったら、そんなこと言葉にしても意味がないことくらいわかっているはずだよね。
結局、物事の分からない低脳な女子供を騙そうっていうことで、騙される人間は、低脳うんこ馬鹿でさ。
どうしようもない人間だけが、騙されるこの世を表現しているわけで、
そういう人間なんて、どうしようもない人間だよね!って感じだよね。まあ、そうならないように、気をつけなきゃね!
まあ、お馬鹿は、どこにでもいるからね。
近寄らない方がいいと思うよ。そんなうんこ馬鹿なんてさ!
まあ、普通の龍馬さんなら、勝さんに指摘受ける前に、今の自分には「海軍をつくること」で、武市さんや以蔵の気持ちに報いることだけだ、と考えるはずだもんね。
土佐に帰っても何もできない。以蔵を探したところで、永久に匿うことはできないわけだから、なんか、小学生向けの友情ドラマ程度の
味付けなもんだから、ああいうシーンは、
「低級。くだらね!」
ってなっちゃうんだよね。まあ、どうでもいいっちゃ、どうでもいいシーンでした。
それに洋ちゃんにも指摘されていたけど、武市さんは覚悟はしていた、と思いますよ。まあ、以蔵はちょっとそこらへんなかったような
感じですけどね。
「以蔵が助けを求めている声が聞こえる!」
などとありもしない話を勝にするわりには、実際の以蔵の助けを求める声が聞こえない皮肉な龍馬さんでしたが、まあ、今回、何もやることがなかったんで、
まあ、仕方なく心配してみた、というところでしょうか。無駄に裸になってみたり、ファン相手のサービスとか、やってましたが、今回の龍馬については、あまり、
印象が残らなかったですね。ま、今回は、武市さんの物語だし、仕方ないってところでしょうか。
しかし、40歳にして、あの体はなかなかです。まあ、でも、やることやりゃあ、ああなるってことですから、皆さんもずんどこ鍛えりゃああなります!ってことですかね。
僕もダイエットと自転車トレーニングで鍛えていますから、もう少し筋トレなんかも増やそうかなあ、と別の目で見ていた僕です。
あれ、脇腹の筋肉がカッコよかったよね。あれだけは、僕にもないので、脇腹筋トレを追加しようという感じですね。
体型メイクは、ごく当然なことなんで、目指せ龍馬、追い抜け龍馬ですね!それが楽しい今の時間ですね。
「中年太り!」とか、なにそれ!って感じですね。体型コントロールなんて、年齢重ねたらできるの当然でしょ?
僕、ダメサラリーマンとか、ダメ親父とか、サラリーマンの哀愁とか、そういうストーリー、大っ嫌い!なんですね。
カッコよくいなきゃあ、年齢重ねた、「男」じゃないでしょ?ま、若い頃、太っていたんで、自然と体型コントロールの方法に詳しくなっちゃったんですね。
ま、今回はこんな感じかな。ほんと、印象なかったです。しかし、どうして武市さんや以蔵のことを勝に聞くのかね?
すっかりあんぽんたん龍馬に逆戻りですけど、勝さんに指摘されないといろいろわからなくなっちゃう、あんぽんたん龍馬が今回の龍馬でした!

●商売のコツ習得!その秘訣はこころにあった!しかし、あの仏像をあんなにたくさん彫る方が大変な気がする!ま、また動き始めた弥太郎です!
というわけで、久しぶりにストーリーに絡めた弥太郎です。前回、かみさんから、「おまけをつけろ」と指令された弥太郎ですが、できそこないの仏さんをつけても
相手にされず、労働力をおまけにつけたら、相手にされた、というわけです。しかし、弥太郎が武市さんに説明するとき、
「こころをおまけにしたがじゃ」
みたいなことを言っていたけど、ちょっと強引じゃない?誰も弥太郎のこころなんて求めてないよ!単に労働力が魅力だっただけだよ!
まあ、このドラマ、たまにこういうおかしなセリフが出てくるんだよね。まあ、あそこでは、こころをおまけにした、として、見せれば女子供は騙せる!と
脚本家が踏んでいるのがだだわかりで、まあ、女子供向けドラマの悪い癖というわけでしょう。
にしても、弥太郎と武市さんの生き方の違いというのは、非常に対照的になっていて、ある意味おもしろいですね。まあ、弥太郎も浮き沈みが激しかったけど、
こちらも武市さんの死をある契機にして変わっていくわけだから、龍馬と同じあり方でもあるんだよねー。ま、とりあえず、商売のコツを習得した弥太郎です。
そういや、いがみ合っていた武市さんと仲直りしていたね。ま、お互い認め合うということですかね。武市さんは弥太郎の生き方を評価し、それに対して
弥太郎は武市がはまりこんでいる状況からの脱出を図らせようとする。しかし、武市さんは、自分の生き方しかできないことを知っていたから、ああいう感じに
なるわけで。ま、生き方の美学というのも、それぞれの人間が持っていますからね。まあ、僕はどちらかといえば、弥太郎や龍馬タイプの人間なので、
武市さんを救おうとした弥太郎のやさしさ、というのに思いがいきましたね。口では汚いことを言いながら、心の底ではやさしい人間。それを弥太郎に見た
感じでした。ま、最後に仲直りできて、良かった、というより武市さんの最後を心置きなく全うさせるために仲直りさせた、と見ることができるでしょうね。
ま、武市さんも言ってたけど、早く子供をつくれよ!

●八月十八日の政変を映像化!長州周りは、そりゃもう大騒ぎさ!燃えるグッチに抑える桂!その生き様は対照的!
まあ、グッチ登場して、八月十八日の政変もやったわけですけど、グッチの表情いいねえ。あの悔しそうな時のグッチの表情は鬼気迫るものがあります。
男は、ああいう顔に説得されるんだよねー。いやあ、やべきょうすけ氏、いい感じです。なんつーか、男が好きな顔ですね。なかなか、おもしろそうなひとです。
まあ、別の作品でも、見てみたいものです。それに対して、優男ぶりを発揮しているのが、桂さんなわけで、もうへっぴり腰な感じが笑っちゃいます。
まあ、逃げの小五郎ですからね。確かあれから、桂さん一時期消えちゃうわけですけど、まわし一本で橋の下にいたあたり、映像化してくれると、おもしろいんだけどねー。
まあ、グッチと桂さんの対照的な感じが妙におもしろかった、長州周りです。いやあ、高杉登場も決まったし、早く楽しい長州群象劇が見たいもんですねー!
ところで、会津って、出てた?なんか、薩摩ばっかりだったような・・・。しかし高崎清風ってあんなイメージ?確か宮中付きの歌人になったひとじゃなかった?
と、いろいろ謎な薩摩でした!だいたい戦わずに攘夷って何?よくわからねー!(苦笑)

●お笑い枠があるのか、宮迫さん退場したら、原田泰造登場!この間、大久保やってたけど、大丈夫?ま、楽しみな近藤さんです!
というわけで、幕末の京と言ったらお約束の新選組登場です!いやあ、宮迫さんがいなくなったら、今度は、原田泰造登場!というわけで、お笑い枠はひとつ!
と言う決まりでもあるんでしょうか!まあ、お約束の龍馬VS新選組というシーンも多そうですから、まあ、これから存分に楽しめそうですね!
でも、原田泰造って、大久保のイメージがちょっとまだ、残っていて、その辺、どんな感じかなあ。まあ、うまい役者さん(だと思ってますが)なんで、
そこらへん、新しい近藤像が見れると思うと、うれしいですね。ま、人間としては、土方が大好きな僕ですけど、新しい人間像として、見たいものですね。
個人的には、口に拳を入れてくれたら、うれしいんですけどね!

●その物言いに凄みすらある!日本のために、土佐を捨てた。容堂公を捨てた、日本人、洋ちゃんです!
「日本のために役に立ちたくて、土佐を捨てた!」
と言い切ったカッコいい洋ちゃんです。酒井若菜さんと一緒のときに、「結婚してください」と言いそうで思わず笑っちゃいました。
いやあ、なんとも憎めない存在感の洋ちゃんですねー。
「初めから武士だった武市さんは、最初から覚悟していたのでは?」
と、本質を貫く言葉を吐いて、龍馬さんを狼狽させていましたが、最も時世をしっかり見れていて、覚悟が決まっているのは、この洋ちゃんだと思いましたね。今回。
まあ、武市さんも腹は座っているようでしたが、凄みという点では、洋ちゃんかな、と思えましたね。
まあ、あの笑っちゃうような存在感で、その凄みですからね。いやあ、長次郎、いいキャラクターです!

●来週にならないと声が届かない!悲惨の極みにはまりこんだ、かわいそうな以蔵くんです!ほんとかわいそうだね!
何故新選組に追われているか、全然わからない以蔵です。まあ、悲惨の極みみたいになっていますけど、まあ、順番に死んでいくことになるんでしょうから、
今回は武市さん主役ということで、以蔵はまだ、捕らわれないというお約束でした。まあ、なんつーか、金ももらえず、土佐にも帰れずと身を窮しているわけですから、
自然、捕まることになるわけですが、この以蔵は、悲惨さがハンパないですね。殺したくも無い人間を殺しまくったあげく、しあわせにもなれず死んで行くわけですからね。
いずれにしろ、今回は逃げまくるだけの以蔵でした。その声は龍馬にも届かなくて、来週までのお楽しみということですね!

●美しい夫婦の形を全力で見せてくれた武市夫婦、特に秀逸な演技力で、うならせてくれた富さん!感動ものでした!
いつも美しい夫婦の姿というのを演じてきた富さんです。そして、今回も一方の主役ということで、「できた嫁」というのを演じきってくれました。
賢くて美しい、そして謙虚で、旦那を尊敬している。そして、旦那のためを思って、支えるために全力をつくす。そして、旦那を信じ、愛している。
そういう日本の夫婦の形の原風景とも言える、この形は、ものすごく、夫婦のあり方、というものを考える契機になります。
謙虚であること。旦那を尊敬していること。これが、妻として必要な要素だったんだなあ、と改めて理解できました。
そういう意味では、この「龍馬伝」での美質というか、いいところは、武市夫婦を通して、理想の夫婦の形を描いてきた、というところでしょうか。
あの武市さんの謝りに対して、「支えるから何でも言って、ほんとうのあなたを私だけに見せて」という言葉は、日曜日の夜の食卓にどう響いたでしょうか。
世のおとうさん達は、
「こういうかみさんが欲しいなあ」
と思っただろうし、世のかみさん達は、
「そりゃ、旦那が尊敬の対象であればね」
なんて、考えたでしょうか(笑)。
いやいや、果てしない戦いだね(笑)。
ま、そういう意味では、夫婦のあり方に一石を投じた「龍馬伝」と、言う事ができるでしょう!その点は、あっぱれ!
ちょっと僕も涙を浮かべてしまいました。富さんの芝居、秀逸でしたね!

●俺、苦しかったんだ!と素直に富さんに告白する武市さんです!俺は龍馬や弥太郎のようには生きられない!それこそが武市さん、あなたの生き方です!
今回、主役になった武市さんです。
「俺には龍馬や弥太郎のような生き方はできない!」
と断じた武市さんとそれこそが武市さんの生き方だ!と褒める富さんが良かったですね。
あれこそ、武市さんであり、富さんのほんとうの姿だったような気がします。あのやりとりに、この夫婦の全てがあった、そんな感じがしましたね。
武市さんは、
「攘夷の火は消えておらん!」
と、言ったことに傷ついているんですね。もう、終りは見えていた。だけど、自分を信頼して付いて来た人間達のために、嘘をついてでも希望を語らなければいけなかった。
結局は、自分が引き起こしている事実にがんじがらめに囚われてしまう、というストーリーが語られています。こういうひとって、現実にもよく見ますね。
だからこそ、自分が事実を引き寄せる側にならなければ、いけないんです。現実に振り回され囚われると結局、自分でコントロールできなくなり、身の破滅を
招きますからね。自分が事実を引き寄せているのか、現実に囚われているのかは、常にチェックしておく必要がありますね。
武市さんは、わかって悩んでいたんですね。だけど、そのことを富さんに告げたことで、晴れやかな表情になります。
富さんが
「何でも言って」
と言ったときに、彼のわだかまりが解けるんですね。そして、昔のあのやさしい夫婦の二人に帰っていく。
男にとって、妻というものが、どれだけ大切なものか、わかる芝居でした。妻を大切にすることは、自分を大切にすることでもあるんですね。
そして、こころのやりあいこそが、お互いの幸福を生む。そう。僕の「リアル・ニュータイプ理論」が正しいことが、あの芝居からも、わかりましたね。
さて、武市さん、最後は、いい笑顔になっていました。やわらかな表情。このひとのこういう表情は、久しぶりでした。
それが見れたことだけでも、よかったなあ、という感じです。
そして、心のわだかまりが溶け、妻と別れた武市さんは、また、戦いの表情になっていました。
最後の戦い。容堂とのスペシャルバトルが待っています。
男は女をおいて、戦いに出ることこそ、本義なのです!
その最後の瞬間まで、がんばれ!武市さん!

今週の愚痴
「いいシーンになったなあ」
というのが、武市さんと富さんの会話シーンを見たあとの素直な感想でした。
武市さんの苦しみが語られ、それを富さんが理解し、更に元気付ける。武市さんが日頃思っていた富さんに悪い気持ちを吐露し謝る。
それをやさしく否定し、富さんの方も謝る。そして、お互いがかけがえの無い素晴らしい存在だったということに気づき、晴れやかな表情を生む。
素晴らしい日本の夫婦の美点が存分に語られたシーンになりました。
パートナーというのは、本当に大切にするべき存在です。そして、謙虚にお互いを尊重しあい、妻は旦那を尊敬し、旦那を妻を信頼し、愛しあう。
この形が理想の夫婦像であり、僕らはそのことを常に考えるべきなんですね。
そういうことを今回の「龍馬伝」は、僕らに示し、示唆してくれました。
まあ、武市さんと富さんの別れのシーンでもあるんですけど、武市さんの表情が別人のように、晴れやかで、良かったなあ、という気持ちを
持ちました。なんか、やさしかった頃の武市さんが帰ってきた!という感じで、その死は間近なんですけど、まあ、5ヶ月、その存在を追ってきた僕としても
晴れやかな気分になりました。
まあ、他にもいろいろな芝居がありましたが、とにかく、この武市夫婦の芝居があまりによかったんで、他は印象が薄いものになっています。
まあ、この二人のためだけの回だった、ということもできそうですが、とにかく二人の演技が抜群によかったので、癒されたという感じでした。
まあ、僕らにそう感じさせるために武市さんはずっとこわい顔をしていたんですね。そして、富さんは心配顔だった。
それは、今回のこの気持ちを僕らに持たせるため、ということで、まあ、ある意味、武市さんから攘夷熱!という憑き物がとれた、ということでもあるんでしょうね。
しかし、戦争をしない攘夷とか、なんだかすごい表現がいろいろ出てくる「龍馬伝」です。
それって、何?って感じだけど、まあ、女子供向けの適当感という奴でしょうから、まあ、忘れることにしましょうね。
そういう中で、唯一、洋ちゃんが、その覚悟の凄みを見せていて面白かったですね。
あの、
「武市さんは、最初から覚悟をしていたのでは」
というセリフって、いつか勝邸で武市さんに嫌味を言われた時に発した自分の覚悟の気持ちにつながっているんですね。
「俺だって覚悟をもっているんだから、武市さんだって、ああいうことを言うんだ。覚悟は当然しているだろう」
という感じでつながるわけです。そこらへんのつながり具合がよくって、おもしろく感じられました。まあ、それに比べると龍馬は、
勝さんに指摘されないと何もわからない、あんぽんたん龍馬に逆戻りしていましたから、
「長次郎の方がなんぼも上!」
みたいに感じられておもしろかったですね。
なんつーか、龍馬は、すぐあんぽんたんに逆戻りするんで、ほんと、見ていて、未だに説得されません。作り物感がハンパないっすねー。
ま、半分来ちゃったというのに、まーだ、作り物感がハンパないんで、笑っちゃいますけどね。
しかし、ほんとに、これ見てお茶の間の方々は、どんな感想を持ったんでしょう。
その持った感想によって、今の自分達の状態がわかっちゃいますよ。
「うらやましいな」と思うひとは、今の状態がだめだめだってことですよ!
「うちと同じだな!」と思うひとは、しあわせに暮らしている!ということでしょう。
パートナーとは、自分と同じようにケアし、大切にしなければなりません。自分のしあわせのためですものね。
そんなことを考えさせる契機にもなった今回の「龍馬伝」でした。今回は、良!を上げてもいいんじゃないでしょうか!

今週の評価ポイント
もちろん、富さんと武市さんのシーンです。おもわず、もらい泣きしてしまいました!
はじめて、二重丸!◎です!