「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

この記事一応いいんじゃね?ボタン(作ってみました!) ちょっとさ、押してくれると、うれしいんです!(笑)

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「由美ちゃん物語」エピソードⅢのあとがき!

2010年05月14日 | 過去の物語
というわけで、「由美ちゃん物語」エピソードⅢも無事終了しました。

まあ、途中43回の一部を追加しましたが、それ以外は、直しを入れることもなく、なんとか無事に終わることができました。

まあ、24回から、45回までが、エピソードⅢということになったわけですから、合計22回ということで、

エピソードⅡが、13回から、23回というわけで、11回、エピソードⅠは、12回ということで、このエピソードⅢが一番長く盛り上がったということですね。

まあ、ⅠやⅡは、恋愛絡みの話だったし、まあ、よくある話(笑)でもあるので、さらっと書いた感じでしたけど、

このⅢは、なかなか、書いていて、盛り上がりましたねー。

まあ、会社同士の戦いなんかも、入ってきてしまったので、いやあ、一時はどういうことになるんだろう?と思いながら、

書いていましたが、まあ、今は、自分なりに納得できる終わり方を迎えられたので、まあ、よかったなあ、と思っています。

まあ、会社関連の話になると、僕も言いたいことがいろいろあったので、まあ、そういうあたりを存分に書き尽くした感じがあります。

まあ、登場キャラも増えたし、おかげで、お昼間カフェも書きやすくなって、まあ、万々歳って、とこですかねー!(笑)。

まあ、それでも、なかなか、楽しかったです。なんか、友達が増えて素直にうれしい感じですね。

しかし、ほんと、以前にも書きましたが、ストーリーがキャラを欲しがるもんなんですね。

沢村くんは、ほんとに最初は全然考えていなかったんですけど、まひるにひっぱられるように登場してきましたからね。

「えーと、こーゆーやつが必要だよなあ」

という感じで、まひるをだしたら、必然的にできちゃったキャラですからね。

しかし、それが功を奏して、エピソード中盤から見られた、須賀田課長と沢村くんの推理トークなんてのは、なかなか、おもしろかったですからね。

だいたい、僕は書きながら、

「うん。ここは、沢村くんがしゃべるだろ。そして、それにスガさんが反応だな」

なんて、感じで、そのひとになりきりながらも、読者的視点で同時に見て、ストーリーを進めているわけです。

だから、僕的独自な世界な感じになっていくわけですね。

まあ、須賀田課長は、リアルライフにモデルがいるという話をしましたが、今では、「由美ちゃん物語」の須賀田課長というキャラに

ちゃんとなっていますからね。いやあ、今後もいろいろ使わせていただくことにしましょう(笑)。


今回、特におもしろかったのは、世の中によくある、推理ものという作品をどう書いていけばいいかが、よく理解できた、ということでしょうか。

まあ、ノウハウというやつですかね。それが、だいたいわかりました(笑)。めちゃ勉強になりましたね。

まあ、そういうわけで、沢村くんと須賀田課長とまひるちゃん、というセットは、これからも度々出ていただこうかなあという感じですね。

まあ、「ゆるちょワールド」は、これからも、ずんどこ広がりますから、新キャラも、もちろん用意しているので、まあ、どんなことになっていくか、

楽しみなんですけどね!


まあ、でも、一番おもしろかったのは、橘川さんですかね。非常に使い易いキャラになってしまいました。

いやあ、当人には悪いことをしましたが、ああいうひともリアルで見て知っているんですよね。

カン違いしているお馬鹿という奴ですか、実際、そういうひとと一緒に仕事をして、ほんと迷惑でした。

中途半端に頭が良くて、中途半端に自信がありすぎて、基本、お馬鹿!って、ほんと、やっかいですからね。

まあ、そういう意味じゃ、ある意味、意趣返しになったのかもしれませんね。まあ、ごめんなさいね橘川さん!

でも、にくめない基本真面目なキャラにしましたから、それで許してくださいね。


樺山常務は、最初どんな感じになるかなあ、と心配していたキャラでした。

だいたい、僕は常務経験者じゃ、ありませんからね。

まあ、一応、お偉いさんと言われる方々に出会ったり、一緒に仕事をさせてもらったことは、ありますから、そこらへんのイメージだったり、

考え方だったりを参考に膨らませたキャラでしたが、まあ、なんとか、自分の美学を貫く社会の厳しさに身を置いているしぶとい仕事人間!

という感じはだせたかな、と思います。まあ、このひとは、煮ても焼いても食えない人間像というのを描きたかったので、

まあ、なんとかなったかな、という感じです。

まあ、僕は基本、

「そういう人生ストーリーを編んでいると、結果、こうなっちゃうよ!」

ということを言いたくて、この物語を書いているわけですから、まあ、あんな感じになっているわけですけど、

物語というのは、やはり、現実へのいろいろな示唆を含んでいないとおもしろくないですからね!

まあ、いろいろな意味を感じ取ってもらえると、書いている立場としては、うれしいですねー!。


まあ、由美ちゃんとまひるは、仲良くなって、楽しくサイクリストをやっているみたいですから、僕も満足です。

女性モノのサイクルウェアは、最近、かわいいものも増えていますし、サイクリストの女性は、美しいボディラインを保っていますからね。

それを強調するわけですから、女性のサイクリストの美しさというのは、息を飲むものがあります。

まあ、それに、サイクリストは強いこころ、を鍛えてくれますから、精神的にも美しいひとが、ずんどこできあがる、ということでいいんですよねー。

まあ、由美ちゃんには、もっと、人間的に強くなってもらいましょう。サイクリストになってね。


まあ、こうやって、あとがきみたいなものを書いている時が、こういうストーリーをつむいでいるときの最高に楽しい時間です。

書き終わった安堵感もあるし、いろいろな思いがありますからね。

さ、また、火曜日から、新しいエピソードが始まります。つぎは、どんなエピソードにしようかな。また、それを考えるのも楽しみです。

「由美ちゃん物語」エピソードⅢ。終りまで読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。

そして「由美ちゃん物語」エピソードⅣで、再びお会いしましょう!


ではでは。


「由美ちゃん物語」(45)

2010年05月14日 | 過去の物語
「うーん、ここは、気持ちのいい場所だなあ」

と、僕は窓の外に広がる太平洋を見ながら、気持ちよさそうに話しています。

「稲村ヶ崎の「SunDish」もいいけど、鎌倉高校前に、こんなカフェがあるとは、知らなかった」

と、僕は、沢村、まひると話しています。

「Rosso Passione」というそのカフェは、鎌倉高校前駅から続く一本の坂を登って途中で左に入るとある小さなカフェです。

「ちょっと、わかりにくい場所にあるからね。でも、ここはサイクリスト御用達の店らしいから」

と、沢村が話します。

「さわさんじゃなくて、私が最初に探したんだからね!」

と、まひるが、自分の権利を主張します。

「わかったよ。何も、僕が探したなんて、言ってないじゃか!」

と、沢村はさわやかに笑います。そしていつものように、歯がきらりと光ります。

「しかし、事故から一ヶ月、どう、体調は?」

と、沢村は僕に聞きます。

「あー、もう、ほとんど復活ですよ。しかし、楽しみにしていたレースに出れなくて残念だなあ」

と、僕は素直な感想を漏らします。

「まあ、いいじゃないか。また、他のレースにエントリーすればいいし、レースはまだ、たくさんあるんだから!」

と、沢村は、僕を元気づけています。

「そうだよ!まだまだ、レースはたくさんあるし、これから練習も一杯しよ!」

と、まひるも、ご機嫌モードで、僕を元気づけています。

「そうだな。もうすっかり心肺機能が落ちちゃったから、イチからやり直しだな!まひる、これから、たくさん走るぞ!」

と僕が言うと、

「うん。がんばろ!」

と、まひるは、ご機嫌です。

「しかし、ここのピッツアは、なかなか、おいしいね」

と、僕はピッツアを頬張りながら、ノンアルコールビールです。

「しかし、由美さん、遅いねー」

と、まひるが由美ちゃんの心配をしています。

「由美さんに限って、予定に遅れるのは、珍しいね」

と、沢村も心配しています。

「んー、朝、ちょっと仕事するみたいなことを言っていたから、それが、かかっているのかもしれないね」

と、僕はのんびり、応対しています。

「由美さん、今日は、ちょっといいことがあるよ!」

と、まひるは、何かを知っているかのような、にこにこ顔です。

「へえ、何があるの?」

と、僕は素直に聞きますが、まひるは、

「それは、内緒!」

と、ほほえみます。

「なんだか、おもわせぶりだなあ」

と、沢村も、おもしろがっています。

と、そこへ、その由美ちゃんが、白いサイクルウェアをバッチリ決めて現れます。

「こんにちわ!どうお、この新しいウェア、かわいいでしょう?」

と、僕の前でひとまわりすると、ご機嫌な由美ちゃんです。

「いっしょに選んだのよ、ねー!」「ねー!」

と、由美ちゃんはまひると二人で、僕にアピールしています。

「あ、そうですか。それはそれは。僕も知らないうちに(笑)」

と、僕は二人に圧倒されています。

「いやあ、なかなか、きまっているじゃないですか、由美さん!美しいサイクリストの誕生だ!」

と、沢村はいつもどおり、口がうまい感じです。

「しかし、藤沢からここまで、大丈夫でしたか?まだ、それほど、走ったことないんじゃ?」

と、沢村が聞くと、

「大丈夫。もう、彼と何度も走って、覚えてますから!」

と、由美ちゃんは言うと、

「ねー!」

と、僕にアピールです。いやいや、ちょっと今日は、ご機嫌が良すぎな由美ちゃんです!

と、そんなところへ、緑の「クレディ・アグリコル!」のサイクルウェアに身を包んだ須賀田課長が現れます。

「あれ、須賀田さん、予定より早い登場じゃ、ないですか!」

と沢村が話すと、

「いやあ、思ったより早く仕事があがってね。急いで来ちゃったんだ!」

と、須賀田はうれしそうに話します。

「それから、これ。比地通の橘川からメールが届いていたから、プリントアウトしてきたんだ」

と、須賀田は戦利品を扱うように、ソフトケースに入った数枚の紙を出してきます。

須賀田は、その紙を皆に配ると、

「マスター、すいません!俺、これとこれ。あと、ノンアルコールビールを、急いでね!」

と頼んでいます。


「公式には、何のお咎めも受けなかったんですね。樺山常務」

と沢村がつぶやきます。

「まあ、実際、会社には何の不利益にもならなかったしね。それに、彼はまだまだ使えるコマだと会社から評価されているんだろう」

と、須賀田が、ピッツアを頬張りながら話しています。

「でも、橘川が書いているように、人間的な評価という意味では、ガタ落ちらしいからね。そっちのほうが、今後、響いてくるんじゃないかな」

と、須賀田は、問題の本質をとらえて話しています。

「会社を騙そうとした行為は、やはり許されない行為だ。今回のことで、彼はこれまでも、そういうことがあったのでは、と疑われているはずだからね」

と、僕は静かに話しています。

「営業の若手が、彼のやり方を批判していただろ。つまり、彼の部下は、ああいう感じになっているんじゃないかな」

と須賀田は、会社に働く人間として、部下というものの厳しい目を話しています。

「部下というものは、難しいものだ。彼らもそれぞれ目というものを持っているからね」

と須賀田は、部下をもつ立場として話しています。

「信頼されているうちは、彼らは従順についてくる。しかし、一旦、信じられないとなると、これは、大変だ。信頼関係が一気に崩れて行く」

と須賀田は、自戒の念を込めながら話しています。

「そうなると、もう、誰もついてくるものはいなくなってしまう。社会人が一番やってはいけない行為だ」

と、須賀田は、社会人の掟について、話しています。

「樺山常務は、今、そういう状況なんじゃないかな」

と、須賀田は、樺山の現状を示唆しています。

「だとすると、彼、会社にいれなくなるんじゃ、ないですか?」

と、沢村が、素直に聞いています。

「あるいは、そうかもしれないな。部下がそんな状況なら、うまく仕事もできないだろうし、その事実は、彼の価値がなくなることを意味する」

と、須賀田が、樺山の今後を予想しています。

「そうなれば、会社も彼の評価を下げざるを得ない。とすれば、何か理由をつけて、肩たたきですかね」

と、沢村があいかわらずの推理のキレを見せています。

「しかし、退職しても、家庭に居場所はない。やはり退職して不幸になるタイプだったんですね」

と、沢村は、かつて自分の言った言葉を補強しています。

「信頼というものを、甘く見ていたんですよ。樺山常務は」

と、僕がぽつりと言います。

「深く信頼していた人間が、その信頼を裏切ったとき、ひとは、その人間を憎悪するようになる」

と、僕がつぶやくと、

由美ちゃんが、急に気づいたように、

「そうか!あのとき、「信頼という武器が諸刃の剣だということをわからせてやる!」って、言ってたけど、そのことだったのね!」

由美ちゃんは、改めて僕の目をみます。そして、僕もゆっくりと、由美ちゃんの目を見ます。

「そうだよ。信頼というものは確かに強力な武器になる。しかし、裏切った瞬間に自分を切り刻む刃になるんだ。彼はそれに気がついていなかったのさ」

と、僕は素直に言います。

「慢心、驕り、偉ぶること、これらは、すべて、人間をだめにする!」

そう、僕は言うと、

「だから、僕は、由美ちゃんを愛しているんじゃないか!」

と、素直な気持ちを由美ちゃんにぶつけています。

「謙虚で、前向きで、元気で、明るくて、やさしくて、洞察力が高い。それこそ、美しい人間の条件だ。それを満たしている由美ちゃんだからこそ、僕は、大好きなんだ!」

と、僕が言うと、由美ちゃんは、トロンとした感じの目になってしまいます。

「あのさ、ちょっと横で昼飯食っているんだから、そういうのやめてくれない?」

と、須賀田が横で笑っています。

「まったく、○○君もだんだん、由美さん化しているんじゃないかな!」

と、沢村があきれています。

「もしかすると、さわさんの影響かなあ。昔は、こんなじゃなかったもーん!」

と、まひるもあきれています。

「ははははは。いやあ、いつの間にか変なモードに入っちゃった。いやあ、人間、進化しているってことかもね!」

と、僕が笑うと、由美ちゃんは、

「もう、せっかく、いいところだったのにー。やめなくてもよかったのにー!」

と、半分笑いながら、話しています。

「いずれにしろ、僕の周りは、そういう美しい人間ばかりだってことさ!」

と、僕がつぶやくと、由美ちゃんが、思い切り僕に抱きついてきます。

「あ、ちょっと由美ちゃん、痛いよ!」

と、僕が、言うと、皆が笑います。


太陽がさんさんと降り注ぎ、海はどこまでも、気持ちよく、広がっています。

海の見える静かな午後。ここでは、気持ちのいい時間だけが、過ぎていきます。

(つづく)


お昼間カフェ!「ゆるちょTEA」(17)(ゆるちょの昼間向けゆるゆるトーク!(笑))

2010年05月14日 | お昼間カフェ
こんにちわ!

「由美ちゃん物語」の未羽です。今日は、久しぶりにこのカフェに来ちゃいました!

やっぱり、初夏の季節は、この場所が似合いますね!海風が気持ちいいし!

ええ。ここの、ストロベリーパフェも、おいしいですからね。今から楽しみです。

それにしても、気持ちがいいなあ。ほら、海がずぅっと広がっていて、白い雲も動いているし。


あなたも、あのカフェに?

じゃ、ご一緒しましょう!



江ノ電の鎌倉高校駅前から続く一本の坂を、海を右に見ながら登って、ちょっと左に折れると、ほら、ありました。小さなカフェが。

海を見渡せるこのカフェは、昼下がりの気持ちのいい時間を過ごすのに、うってつけ。

さあ、ドアを開けますよ!

「カランコローン」

そして、もちろん、いつものように、奥のカウンターには、マスターのゆるちょさんが、立っています。

「いらっしゃいませ。いつものお席ですね!」

彼は、そう告げるとにこやかに、席を用意するのでした。


さて、今日は金曜日。明日からは、楽しい週末ですね!

今日はすっきり晴れているし、週末も天気の予定ですから、

今から楽しみです!

さあ、今日もテンション高めで、開店しましょう!



さて、ちゃずさんから、「ドラゴン通信」の方に、コメントが届いているので、そちらのコメ返しから、いきましょうか!


>今回も読ませていただきました。
>実は読んだのは、UPされて直後だったんですが、感想が今頃に・・・。

いえいえ、いつでも、いいんですよ。感想というのは、割とまとめるのに、時間がかかったりしますからね。

>私は、今回の「攘夷決行」
>すっごくよかったというか、ただただ、哀しかったです。
>容堂の実態も、自分の立場も、これからも、なんとなくわかっている半平太が、それでも譲れない自分が信じて進んできた道を、涙を堪えて進む姿に、号泣でした。

行く末をわかっていながら、土佐へ帰っていく武市さん、でしたね。自分が信じてきた道なんだから、譲れない、というあり方は、

龍馬とは、正反対なんですよね。それでも、そういうあり方を信じて、つらい将来を受け入れていく武市さんに、何かサラリーマン的な悲哀すら、感じてしまいました。

武市さんの回だった、と素直に言える回でしたね。

>男の人、(いや、女性でもいますが)には、本当にわかる心境だったかもしれませんね。
>曲げられないですよね。自分についてきた勤王党の党員もいる。一緒に走り続けた収二郎もいる。
>だからこそ、戻るんですよね。

そうですね。あれ、収二郎を助け出すっていうのは、ただの理由づけであって、ひどい将来すら予見できているのに、雄々しくそこに立ち向かっていく、

というところが、男だなあ、と感じるわけです。

「よし、そっちがその気なら、最後まで、立ち向かってやろうじゃないか」

という男の気持ちが、痛いほどよくわかりますね。

最後まで戦うのが、やっぱり男ですよ。

人生のアーティストなんですね。やっぱり、彼らは。

だから、感動を呼ぶのだと、思いますね。


>そして、容堂に、一寸の望みを持って。

あの容堂ラブの感じは、ちょっと痛々しい感じがありましたねー。

「わしは菓子をもらったんじゃ!」

って、あれ、自分を説得していた、感じでしたしね。

ああいうひとって、リアルライフにもいますよね。そこらへんが、痛々しい。


>泣きじゃくる龍馬と涙を堪える半平太に引き込まれました。

いい芝居でしたね。僕も、思わず、引き込まれました。


>その前の、以蔵、収二郎と対面するシーン。
>龍馬に「戦おうともせのまんが!」ってセリフにも涙しました。

そうなんですよね。彼はまだ、周りで見ているだけなんですよ。

そして、戦ったのは、以蔵であり、収二郎であり、武市さんだったんですよね。


>そして、砲弾を撃ち込む長州藩。
>ただ、悔しさと空しさを瞑想の中に見せた土佐勤王党。

>この対比も涙でした。

グッチ大活躍!と素直に僕は喜んでいましたけど(笑)。

あそこらへんは、ちょっと、どうなのかな、と思いました。

だって、攘夷決行開始日に、藩から攘夷命令がでなくても、じゃあ、土佐勤王党でやれば?という感じで思うしなあ・・・。

と、ちょっとへそまがりですかね?


>次回以降も悲劇の連続だと思います。
>絶えられるのか~って心配ですが、きちんと見届けなくちゃって気持ちにもなりました。

なるほど、ちゃずさんって、感情量の多いひとなんですね。

だから、感想をまとめるのに時間がかかるタイプなんですね。

僕も感情量が多くて苦労するタイプです。

ま、そこらへんが、「ドラゴン通信」に怒りやら哀しみやらとして、出るわけですけど(笑)。

まあ、来週、まず収二郎からですか。見届けないといけませんね!


>また逢おう、龍馬。

>私は、この言葉に、絶句です。

「もう、会うことはないぜよ、龍馬」

翻訳すると、こういう言葉になりますね。

武市さんは、すべてわかっていて、知らない振りをしていたのかもしれませんね。

だから、説得されなかった。もう、自分に振りかかる悲惨なできごとは、すべてわかっていたのかもしれない。

そう考えたほうが、武市さんのためになるような気がしますね。

でも、少なくとも、武市さんは何かを成し遂げたんですよね。

そのための、以蔵や収二郎だったわけですから。


確かに、やり方にいろいろ問題があったかもしれません。

でも、あの幼子が一途に思うような、そんな可憐な思いは、

天皇や容堂に対する、可憐な思いは、武市さんの魂の可憐さを表現していたように思いますね。

そのこころが、あったからこそ、現実の汚さをかぶってまで、一途に行動できた。

それが、武市さんや土佐勤王党だったと、思いますね。


ちゃずさん、コメントありがとうございました!



さて、今日のダイエット報告のコーナー、というわけで、

昨日は、結局、最初から、800グラム減というところに落ち着きました。

まあ、ちょっとずつ落ちているということですね。

体脂肪の方は、ちょっとずつ、順調に落ちてきているので、まあ、有酸素運動した分、

きっちり脂肪燃焼はできている、ということを示しているので、安心しています。

まあ、やればやった分だけ、しっかり結果は残るわけですからね。

まあ、また、週末にずんどこトレーニングして、脂肪燃焼しちゃおう!と気分は最高状態ですからね!

まあ、内蔵脂肪もシビアに落ちてきていますから、健康上この上ないというわけです。

病気なんかになりたくありませんからね。自己防衛は必要です!


と、そこへ、「カランコローン」と、ドアが開き、

なんと、由美さん登場です。

「マスター、こんにちわ。もう、最近、毎日だわ!」

と、笑いながらの由美さんです。

「未羽が来ているっていうから!あ、あそこね。じゃ、ストロベリーパフェと、アイスティーを、あそこへ、よろしくね!」

と、由美さんは走っていきます。


いつも元気な方ですね。


さて、いい天気ですね。

今日も、いい一日になりそうです。


さて、長々としゃべってきましたが、

今日はこのくらいにしましょうか。

海も綺麗に見える時間に入ってきました。

みなさん、楽しんでいってくださいね!

ではでは。




そう言って、マスターは、カウンターの中へ、戻って行きました。

「未羽、来るなら、来るって、もっと早く言ってよ!」

と、由美さんが楽しそうに話しています。

それに対して、未羽さんは、のんびりと話しているようです。

お二人とも、にこやかな表情で、楽しい時間を過ごしているようです。

太陽がさんさんと降り注ぎ、海はどこまでも、気持ちよく、広がっています。

海の見える静かな午後。ここでは、気持ちのいい時間だけが、過ぎていきます。


西郷は一流の詐欺師か!(谷将軍の豪胆ぶり:日本人的美学からの論考)

2010年05月14日 | 先人の分析
おはようございます!


さて、今日はちょっと変わった感じではじめますか。

えー、実は先日、新聞記者の方からメールを頂きまして。

えー、こんなブログを新聞記者様が読んでいるとはつゆ知らなかったわけで、

びっくらこいたわけですけれど、まあ、その内容は、

「司馬氏の記述に問題があることは、よくわかります。そして、その説明もおもしろく、

いつも楽しく読ませて頂いています。しかし、彼と同じ職業だったからと言って、

新聞記者そのものを十把一絡で批判するのも、どうか、と思います。

私は頭は良くないですが、他に多くの有能な人材がいることも確かです。

ですから、十把一絡に批判するのも、ゆるちょさんらしくないと思われます」

ということでした。まあ、十把一絡に批判と、言われると確かにそうですね。

そういう批判は確かに僕としても不本意と言わざるを得ません。

まずは、新聞記者の方、申し訳ありませんでした。ここにお詫び致します。

そして、今後は、十把一絡の批判にならないように気をつけます。


と、まあ、ちょっと珍しいでしょ(笑)。

しかし、いろいろなひとが読んでいるもんですね。

まあ、思ったことを素直に書いちゃうもんだから、ねー。

まあ、いろいろ気をつけなければ、いけませんね!


さて、気持ちも新しく、Vittelをぐびびと飲み干して、

いつものように、ゆるゆると論考に入っていきましょう!


さて、前回は、熊本鎮台の戦争前の準備等について書きました。また、谷干城の有能さについても

書きました。まあ、腹がすわっているというか、サムライですよね、このひとは。

さて、政府の征討令は二月十九日に出されるそうですが、熊本鎮台では、十五日から籠城のための工事を始めたそうです。

このとき、薩軍は、十四日に別府晋介の軍が、十五日に一番大隊と二番大隊が出発しているということから、

ある程度の情報を熊本鎮台が掴んでいたということでしょう。


そして、籠城となれば、大切なのは、まず、兵糧です。


二月の始めに谷が鎮台側に聞いたときは、十日分程度しか蓄えが無いということだったので、

この十五日を期して一斉に買い集めたのだそうです。このときは、旧正月で米が市中の米問屋に集まっていたそうで、

たちまちにして、五百余石、三千の兵を一ヶ月は養うに足る量が、集まったそうです。

ここで、司馬氏は、

「米が市中の米問屋にあふれかえっていたのは、谷にとって幸運だった」

と書いていますが、これは、幸運などではなく最初から谷が、

「旧正月だから、米が米問屋にあふれるだろう」

と見越して、その日に買い上げたのだ!と考えられます。

そんなこと、普通に考えられるだろう!ったく、すぐに偉そうにするんだからこのバカは!


さて、この時期ちょっとおもしろいことがあります。

例の川路利良大警視のありようです。

彼は、越権行為も甚だしいのですが、この熊本鎮台に電報を打っているのです。その文言は、次のようなものです。

「今日、賊状如何、台兵(熊本鎮台部隊のこと)未だ芦北(熊本県南部)に出ざるや」

まあ、

「薩軍は、どういう状態ですか?熊本鎮台部隊は、薩軍に対して、熊本県南部に出兵し、これを叩くべきでは?」

という意味ですね。いやはや、警察庁長官が、自衛隊の作戦に口を出すようなものですからね。

ただ、当時は、こういうこともある程度許されたのでしょう。まあ、それに、川路利良も薩人ですからね。

そういう関係者意識が強かったのでしょう。

この川路利良というひとは、薩摩の郷士以下の出自で、薩摩士族に非常に恨みがあったわけです。

まあ、だから、まあ、この薩摩士族削除作戦に非常に意識が高いわけです。ですから、こういう越権行為もしてしまう、

というわけで、川路の意識の高さが垣間見えますね(高すぎだっつーの(笑))。

ただ、やっぱり軍事のプロの目から見れば、この作戦はちょっと無謀ですし、谷は採用しなかったようです。


さて、二月十八日になると、薩軍進発の情報が次第にたくさん入るようになり、市中から避難するものもたくさん出始めます。

このときに至り、谷将軍は、市中に防衛措置をとり、鎮台付近の要所要所に地雷をうずめ、通行禁止区域としたそうです。

まあ、政府が公式に対薩軍戦争に入ることを認めた、という日になるんでしょうね、この日が。


さて、この翌日、例のあれが、熊本鎮台に届くんです。

西郷隆盛陸軍大将が、熊本鎮台司令長官宛に出した、

「我が軍が行ったら、兵を並ばせ、その指示を仰ぐように」

と命令する命令書です。


このとき、谷司令長官は、同じ薩人の樺山中佐に、その命令書を携えてきた薩人達の応接を任せるんですね。

同じ薩人同士会わせれば、意思の疎通も良いだろうし、長州人の自分よりいろいろなことが、わかるだろう、ということもありますし、

樺山の反応も見たかったんでしょうね。まあ、当然の措置だと思いますね。

そして、樺山もその気持ちを察しているわけです。まあ、普通の人間なら、当然そうなると思いますが、

彼は、密談を避け、本営前のテントで、応接するわけです。ま、あうんの呼吸というやつですか。


そこへ、薩人たちが連れてこられるわけですが、このときの樺山の言い分がおもしろいんですね。

「ところが、その専使は、案外にも、余の遠い親戚にあたる宇宿という、一向につまらぬものであったので、余はまず、何用か、と問うた」

どうです。西郷の徹底ぶり。つまり、使者さえ、つまらぬものをよこしたわけですよ。

そして、まず、樺山中佐の気分を害しているわけです。そして、そこで、例の文章を樺山が読むわけですから、もう、効果てきめんなわけです。

まあ、

「自分は東上する。ついては、貴下は兵隊を整列させて自分の指揮を受けよ」

という文章なわけです。

樺山は、

「これは、まさか西郷が書いたものではあるまい」

と怒声をあげるわけです。それに対して、使者達は

「本物ごわす」

と、やりあうわけですから、まあ、鎮台側はあきれるし、徹底抗戦の気持ちになるのは、だだわかりです。

いやあ、おもしろい。さすが、西郷!事実を引き寄せるには、これくらい徹底することが大切なんですねー!


西郷の使者に対する樺山中佐の応接態度は、ほとんど喧嘩腰だったそうです。そりゃそうですよ。こんなこと、されたんじゃね!

なにしろ、樺山中佐も薩摩隼人なわけですから、こんな文書読んだら、激昂するにきまっています。そんなこと、西郷にすれば、当然わかっているわけですから、

それを見きって西郷が書いているのが、だだわかりですよね。


樺山中佐は、

「先生は、非職の私人ではないか!」

と言ったそうです。まあ、事実そうですよね。そうすると、この使者達がむちゃくちゃなことを言うわけです。

「先生は、先に職を辞し東京から帰郷されたが、政府は追っかけて、近衛都督という職の辞職は認めるが、陸軍大将は従前どおり、という辞令をだした」

「そのことをあなたは、ご存じないのか!」

それに対し、樺山中佐は、

「それは身分というものだ」

と言うわけですが、これに対して、使者達はすごいことを言うわけです。

「陸軍大将は日本国の兵馬の権を持つものだ、と西郷先生もそう申されている」

という、すごい拡大解釈なわけです。樺山中佐は、

「昔の征夷大将軍みたいなものか」

と聞くと、

「そうだ」

と使者はうなづくわけで、まあ、笑ってしまいます。

樺山中佐はもちろん、薩軍の夜郎自大ぶりに呆然とするでしょうし、

「絶対味方になど、なるか!」

という意識になるわけですよ。そうなれば、熊本鎮台の薩人は、これに倣い、全員、政府軍として戦うという意識になるのは、当然ですから、

西郷の策は、非常に効果的に効いたということになるわけです。

考えてみれば、こんなめちゃくちゃな拡大解釈を吹き込まれておかしいと思わないような、

夜郎自大なアホな人間を最初から使者として選択していたんでしょうね、西郷は。

いや、もう、徹底ぶりがハンパないっすねー。

樺山中佐は、

「ともかくも一私人が大兵を率いて横行することは、国法にもとる。熊本鎮台としては、この鎮台下を通すわけには断じてまいらぬ。この旨帰って復命せよ」

と言ったそうです。

まあ、この態度を見た谷は安堵したでしょうが、これすべて西郷に望みの事実を引き寄せられているわけですから、すごいもんです。

西郷は一流の詐欺師でもあったんですね。


さて、二月十九日の昼近く、仰天の事件が起こります。

なんと熊本城の天守閣と書院が火に包まれたのです。

まあ、熊本城は、大天守閣と小天守閣の二つあるんですけれど、そのどっちもが燃えたということで、これは明らかに付け火と思われるのですが、

犯人はわからずじまいでした。それより、問題視されたのは、先に買い上げた兵糧米五百石が、天守閣に積み上げてあったもんだから、

皆燃えてしまったということです。つまり、敵の間諜が、兵糧米を狙って付け火をした!とも考えられるわけです。

おもしろいのは、谷司令長官が焼かせたのだ、という説があることです。天守閣を焼かせることで士卒に背水の陣の気持ちを持たせるということと、

あらかじめ天守閣を焼かせることで、戦争中に焼けた場合の混乱や士気の粗相を回避したのだ、という理由ですね。

まあ、もし、事実が谷説だったとしたら、谷司令長官は、よほど豪胆な人物と見るべきだ、ということになりますね。僕はそっちを取りたいですけどね(笑)。


この失火が、鎮台側に有利に働いたと司馬氏は、書いています。

天守閣を焼いた火は、やがて、鎮台の周りの街を焼き払ってしまうのです。

まあ、戦の場合、街の中の建物は寄せ手の拠点になるわけですから、鎮台としては、焼きたい気持ち満々だったでしょう。

まあ、戦国モノなどでは、城下を焼くのはほぼ慣習になっていましたから、それと同じことが、起こったわけですね。

鎮台兵が火をつけまわっている、などといううわさが街に飛んだことも考え合わせると、

実際そうだったかもしれません。とにかく、鎮台側に有利なことが、次々と起こったというわけです。


さて、燃えてしまった兵糧をどうするか!が、当面の策となります。

樺山中佐は、軍吏三人を補充方に任命し、補充に務めたわけですが、まあ、やり方はめちゃくちゃだったらしいです。

お金の交渉などあと!とばかりに、米問屋に行くと、すぐに倉の鍵をあけさせ、略奪に近いやり方で人夫に米を運ばせたそうです。

あとは、「あとで、お金を渡す」旨の紙を置いていくだけ。まあ、人間せっぱつまると、そんなもんでしょう。

それでも、このやりかたで、以前より多い六百余石という米が集まったそうです。

いやいや、このことまで、見越していたとしたら、谷さんは余程すごい人物ということになりますが、まあ、それがほんとかどうか、

これから、見ていくことにしましょうかね。


さて、少しずつ、西南戦争が始まろうとしていますが、この谷さんもなかなか興味深い人物ですね。

まあ、実際の谷さんの生の言葉がまだ出ていないので、人物的に論考できないのが残念ですが、

状況的に見ると、なかなか、すごそうな人物です。

そして、西郷の徹底さもすごかったですね。いやはや、そのすごさには、尊敬の念が絶えないですよ。

いやいや、驚きの連続という感じです。


というわけで、今日はあまり怒らずに済んだので、まあ、楽しいままで、終りましょうかね。

今日もここまで、読んで頂いてありがとうございました。

また、次回、お会いしましょう!


ではでは。