「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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「剣三郎物語-星の未来の物語-」(1)

2010年05月30日 | 過去の物語
14歳の剣士、千々石剣三郎は、焦っていた。

彼は父親の仇、鬼塚三左を追って、この江戸まで来たのだった。

この江戸までの道中、彼は何度も三左を襲おうとしたのだが、その度に何を嗅ぎつけるのか、

三左は、忽然と消えていた。

その度に彼は焦り、三左の足跡を必死で追いながら江戸まで来てしまったのである。


剣三郎は、元々宇和島藩の藩士の子として生まれた。父薄田公三郎は、藩の会計役として、実直に働いていたが、

先々月の十八日に、鬼塚三左に斬り捨られたのだった。

剣三郎は、十歳の時に、その剣の師匠千々石宗心のたっての願いで、千々和家に養子に入っており名前こそ千々和姓を

名乗っていはいるが、こころはまだ、実の父親の元にあった。

「父親の仇を討たせてください」

と宗心に願い出た剣三郎であったが、宗心は、なかなか認めようとはしなかった。

薄田家本家には、長男で、これも剣に秀でた公一郎がいたからである。

「公一郎殿が、仇討ちに出られるそうだ。お前の出番はない」

と宗心は剣三郎に、伝えた。このとき、剣三郎は、悔しそうに、言葉を吐いた。

「兄の腕を僕は知ってる。兄の剣には、重大な癖がある。もし、それを見破られれば、兄は、死ぬ!」

それを聞いた宗心は、驚いた。

確かに、公一郎の剣には、癖があった。しかし、それはささいなもので、宗心の弟子達とでも、互角に戦える程の腕はあるだろうと

思っていたからだった。

「僕には、わかるんだ。兄の悲しみのこころが。兄が泣いている様子が僕には見えるんだ!」

そう叫んだ剣三郎は、拳を土間に叩きつけるのであった。

「剣三郎・・・」

宗心は、無言でそれを見続けるのであった。


剣三郎は、江戸の街に入ると、初めての江戸の大きさに圧巻の気持ちで、周りを見回していた。

「これが江戸かあ。すげえなあ・・」

と剣三郎は漏らすと、ひとの多さに圧倒されていた。

いろいろなモノを売っている人間がたくさんいる。そのひとつひとつが、何やら珍しくて、ついついのぞきこんでしまう。

「あ、これ焼き芋?」

と見たことのある食べ物を見つけて、ついつい聞いてしまう剣三郎である。

「おう、にいちゃん、食うかね。5文だ」

と、店番の親父が言う。

「うん。じゃあ、ひとつ」

と、お金と交換で、焼き芋にありつく剣三郎である。

「甘くてうめえや」

とそこはまだ子供の剣三郎。買い食いの大好きな年代でもある。

「それにしても、江戸は広そうだ・・・。あいつ、どこへ、行ったんだろうなあ・・・」

と剣三郎は、現実を思うとたまらなく不安になり、かじっている焼き芋の味もわからなくなる。

「これから、どうすれば、いいんだろう。俺、わからなくなっちゃったよ・・・」

彼は、橋を渡る途中、思わず欄干によりかかって思案にくれる。

「母さん、俺、どうしたら、いいのかなあ。これから・・・」

と母親の顔を思い出そうとする剣三郎である。

しかし、遠い日になくした母親の姿は、現れず、現れたのは、公一郎の笑顔だった。

「兄者・・・」


「公一郎殿が、殺されたそうじゃ」

宗心がその便りを剣三郎に見せたのは、公一郎が仇討ちの旅に出て、ひと月にもならない先月の十日でした。

一刀の元に切り下げられたその死体からは、相手が相当の手練であった様子がありありとわかりました。

「兄者・・・」

剣三郎は、あまりのことに、泣くことができませんでした。

心がその事実を受けとめきれなかったのです。

ポカンとした剣三郎は、兄の葬式の間中、魂が抜けた腑抜けの状態でした。

剣三郎は、兄弟の中でこの兄と一番気の合う仲だったのです。

小さな頃から遊び合った仲で、次の兄の君二郎とそりが合わなかった分、余計、公一郎への親愛の情が深かったのです。

彼は葬式が終り千々石の家に帰ると、すぐに宗心の元へ行き、仇討の件を再度願い出ます。

「・・・」

と宗心は、考え込みます。

宗心の見る所、剣三郎は、千々石流をさらに磨きあげることのできる豊かな才能を備えた若者でした。

ただ、まだ、人生経験も少なく、人間的にも幼稚なところがある剣三郎を仇討ちなどという危険極まりない旅に出すことは

極力避けたいところだったのです。

しかも、まだ、14歳。

宗心は、手元に置いて少しずつ自分の持つ全てを彼に教え込み、ひとつの傑出した作品を創り上げようとしていたのです。

「しかし、今度こそ、承服しまいな」

宗心は、前回、公一郎の仇討ち旅が決まった時の、剣三郎の反対の様子を思い出しながら、そのような結論を出します。

「樹一郎をつけるか」

見間(みるま)樹一郎。28歳独身の千々石四剣士のひとりであり、千々石の小天狗と呼ばれる快活な若者です。

他人と如才なく話せるかと思えば、深沈と物事を考えることもできる、万能型の人物です。

「あやつなら、物事にも慣れておるわ。奴をつけよう」

宗心はそう決めると、目の前で頭を下げている剣三郎に、声をかけます。

「よかろう。この度のこと、わしに一任されておる。樹一郎と共に、必ず仇をうってこい。そして必ずここに戻るのじゃ。良いな」

と宗心は、続けると、一息置いて、

「おまえはこの千々石流を継ぐという大事な仕事を請け負っていることを忘れるなよ。そちの体はそちのものであって、そちのものではない」

と言い切ります。そして、

「そちの体は、この千々石流のものなのじゃ!しっかりと仇討を果たし、必ず帰るように!」

と、宗心は、剣三郎の目をしっかりと見つめて、そのこころに諭すように話します。

剣三郎も、その師匠の熱い心をしっかりと受け止め、大きくうなずきます。

そして、次の日、剣三郎は、樹一郎と共に、仇討の旅に出たのでした。


「おい、あんた、川の方にそんなに身を乗り出すなんて、危ないじゃないか!」

と、声をかけられ、剣三郎がふと振り返ると、30代前半と思われる色白の女性が、今にも抱きつきそうな感じで、

剣三郎をおろおろ見守っています。

「え?」

と気を抜いた途端、剣三郎は、そのまま、真っ逆さまに、川に落ちます。

「落ちたぞ!」

と声が上がると、それを追ってドボンと川に飛び込んだ人間がいます。

剣三郎は、何がなんだか、わからないまま、川の水をしこたま飲み、浮き上がろうと必死にもがきます。

そのうち、なぜか、体が浮き、やっと息を吸うことができます。

「ふう・・・」

と安心すると、剣三郎は意識を失ってしまいます。


気がつくと剣三郎は、多くの人間に囲まれた状態で、川岸に寝かされていることに気づきます。

「おお。やっと気がついたぞ!」

と群集がうねるように反応します。

「ど、どういう、こと?」

と、剣三郎は、自分がどのような事態に置かれているのか、全く理解していません。

「おい、にいちゃん、このお方が助けてくれなかったら、あんたは、土左衛門だったんだぜ」

と、先程、焼き芋を売ってくれた、親父さんが、説明してくれます。

「だ、誰?」

と剣三郎は、朦朧とした意識で、助けてくれた恩人という人間を見ます。

そこには、褌姿で、体を拭いている、いなせな感じの青年が立っています。

「気がついたか。俺は、火消し「め組」の銀次ってんだ。俺は泳ぐのと、人助けが得意だからな。まあ、気がつきゃあ、もう、大丈夫だろ!」

と、銀次は爽やかな江戸弁で、さらりと言ってのけます。

「まったく、もう、危ないって、言ったのに。あんた、どこの人間なんだい?」

と先程、橋の上で声をかけた色白の女性も、気遣わしげに、剣三郎の体に傷がないか、調べています。

「拙者、宇和島藩藩士、千々石剣三郎です。父の仇を討つため、伊予宇和島より、江戸にまかり越しました」

と、剣三郎は、それだけ言うと、また、気を失ってしまいました。


「若、敵は、相当の手練と見受けますな」

と樹一郎は、言葉とはうらはらに呑気そうな感じで、話しています。

「俺もそう思う。公一郎兄上に、いくら癖があったとしても、あれだけの技量だ。あんな簡単にやられるとは、相手の技量が相当優っていたということだろう」

と、こと剣のことに関しては、家中の誰よりも詳しい剣三郎でした。

「まあ、こう言うとあれですが、ある程度相手の剣を見てから、仇討ちということに、しなければ、なりませんな」

と、樹一郎は、先程とった、木の葉をいじりながら、しゃべっています。

二人は、宇和島から船で、岡山に渡り、陸路、大阪を目指していました。

鬼塚三左が、岡山行きの便船に乗ったのを見たという人間が複数おり、岡山の宿場では、三左が大阪へ行く旨の話をしていたことを聞き及んだからで、

二人の足は、知らず知らず、早足になっているようでした。

「暗くなってしまいましたな。そろそろ宿場についても良さそうなところだが」

と、樹一郎がつぶやくと、剣三郎は、何かに気づき、その樹一郎に体当たりして、その場に伏せます。

「ズバッ」

と飛苦無が、先程まで樹一郎がいた辺りに、刺さっています。

「何奴!」

と樹一郎は、闇夜に目を凝らします。

「鬼塚様を追うとは、不届きな奴。二人ともこの場で、死んでもらう!」

そういう声が響くと、闇夜になにかが、うごめくようです。

「女!」

そう、樹一郎が叫ぶと、その刹那、樹一郎に、三つの飛苦無が殺到します。

「むん!」

と、飛び退いてかわす樹一郎の動いた先に、さらに三つの飛苦無が殺到しています。

「くっ!」

と、その痛みに耐えようと樹一郎があきらめた瞬間、剣三郎が、代わりにその飛苦無を三つとも剣で打ち据えます!

「若!」

と樹一郎が感嘆する間もなく、さらなる飛苦無が殺到します。

「くっ」

と左腕と右腿に飛苦無が刺さった剣三郎は血を流しながら、闇を凝視します。

「さあ、二人とも死ぬがいい」

冷たい言葉が、闇夜に響きます。

剣三郎は、見えない敵を求めて、闇夜を凝視するだけでした。

(つづく)

たまーの、政治ばなし!

2010年05月30日 | アホな自分
おはようございます!

いやあ、今日も不安定な天候になりそうで、残念ですねー。

まあ、週末の仕事をずんどこ終わらせて午後から走りにいけるかな?という感じですが、

みなさんはどんな週末をお過ごしでしょうか!

夕方からいとこ夫婦も遊びに来るし、その準備もあるので、あんまり乗れないかな、今日は(笑)。

まあ、それにしても、週末はやはり楽しいですね。サゲ要素がまったくありません。

まあ、しあわせな時間というところでしょうか!


ジロ・デ・イタリアも、今日のラストステージを残すのみとなりましたが、

今年のジロ・デ・イタリアは、ものすごく面白かったです。

まあ、新城幸也が出ていて、いい仕事もしたし、人気選手になりましたからね。

それも面白かったんですが、レース展開の彩がとにかく毎日いろいろあって、おもしろかったですよー。

え、まさか、そんな、え、そうくるの?と思ったらこう来たりして、みたいな感じで、

毎日、想像を絶する展開がありましたー。いやいや、高度な物語性があって、おもしろかったです。

まあ、今晩もどうなるか、楽しみですねー。


さて、新聞なんか、読んでいると、まあ、なんだか、政治の方は日本憲政史上最低の人間達のおかげで、

相当ひどいことになっているみたいですね。

まあ、基本、地上波を見ない人間なので、ネットなり新聞でフォローしているくらいですけど、

やっぱり、顔が駄目な人間は、所詮ダメね。

もう、とりあたまなんて、さ、勉強もしてないで、適当なこと言って、これまで、やってきたんだぜ!

その場しのぎの言葉しゃべってりゃ、務まる仕事なんだから、野党の政治家って、楽な仕事だよね。

それで、いざ仕事まかせたら、ほんとに仕事できないんだから、笑っちゃうよね。

しかし、あの国家公安委員長も、ひどいよね。でろでろで、ぶさいくな顔して、女遊びしてんだろ!

それで、SPつけないで、国家危機だとか、ほざかれて、ださいよねえ。

口蹄疫騒ぎもその初動段階が最も大切なのに、自身の政治活動のために、国政をおざなりにしているんだから、なんなのあの農業大臣?

自民党が与党時代だったら、あんなの罷免レベルだろ。

とにかく、仕事できない、責任とれない、社会人として失格レベルの人間の集まりなんだから、

民主党って、最低だよねー。

とにかく、民主党って、立候補候補については、金の話から始まるらしいからさ、前田くんが書いていたけど、そもそも、いやしい人間の集まりなんだろうね。

だって、あの石川議員だって、辞めてないんだぜ。っていうか、責任とって辞めるとか、そういうのが、ないじゃん。

もう、権力握ったらそれにしがみついてるんだから、どこまで、いやしいんだてめえら!って感じだよね。

まあ、時代の膿だからな、あいつらは。

だって、ダサイ顔ばっかじゃん。

それに、社民党なんてさ、もう脳みそお花畑人間しか、いないんだから、そもそも、与党側にいることが、おかしいんだよ。

今回、政権離脱って、遠からずそうなることは、与党に参加した時点でわかっていることでしょ?

はっきりいって、実現できないことを実現できるとか、民衆を騙している段階で、終わっているんだよ。

政治家なんて詐欺師なんだから、さ。

基本、政治家なんてあてにする意味がないんだから、信じられる政治家を見つけて応援する以外ないんだよね。

まあ、そんな奇特な政治家がいるのか、どうか、わからないけれどね。


そういえば、この夏の参議院選挙に、民主党から立候補する顔ぶれをみたけど、何あれ?

スポーツ選手って、基本バカが多いけど、中畑とか、低脳糞馬鹿だぜー。

プロ野球の解説なんて超適当だし、言ったことと逆になることばかり。

あんな奴に政治なんか任せられるかっての!

まあ、金に動かされたのが見え見えで、あの顔ぶれ、ほんと時代も読めないお馬鹿ばっかりで、笑っちゃったよ。

田村亮子なんて、何考えてんだあいつ?政治を馬鹿にしているとしか、思えない言動だよね。

まあ、馬鹿女って奴なんだろうね。

まあ、いずれにしろ、馬鹿女とクソガキだまして、票をとろうという馬鹿小沢の戦略なんだろうけどさ。

それに踊らされる馬鹿女がいるんだろうけど、今度は、そうそううまくいかないんじゃないのかね。

日本人を馬鹿にしすぎだよ、あのうんこ小沢ってダサイ顔したおっさんはよ!

あと、亀が特定郵便局長会だけに特化した政治をやっているけど、

そのうち、時代的に抹殺されるだろうね、亀も特定郵便局長会も。

不幸になるだけだよ、あんたら。日本人全体から、不興を買っているからね。

そういうこともわからないんだから、哀れなもんだね。


あー、なんか政治の話をすると、胸くそ悪くなるね。

やーめた。とりあえず、フランス語の勉強しなくちゃ、昨日できなかったからね(笑)。

さあ、楽しい週末!気持ちよく過ごしましょう!


ではでは。