「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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「由美ちゃん物語」(44)

2010年05月13日 | 過去の物語
「なんて、ことを!」

と声をあげて、破壊された携帯に駆け寄ったは、比地通の橘川でした。

携帯は見るも無残に破壊され、情報の復活は無理そうでした。

「おお。すげえ馬鹿力!」

と、僕は感嘆すると、

「さすがに、週末に女性を欠かさないお方だ。力も若いんだね」

と、素直な感想を述べています。

「○○くん、何、のんきなことを。唯一の証拠が無くなってしまったではないか!」

と、青白い顔をした、橘川が、叫んでいます。

「いやあ、お宅のお偉いさんは、粗相が好きだね。僕を殺しかけただけでなく、僕の携帯まで、破壊しちゃうんだから」

と、僕はさらに素直な感想を述べています。

「橘川、うろたえるな。ビジネスシーンでは、よくあることだ。全てはなかったことにするんじゃ。社にも報告してはならん!」

と樺山は冷静に橘川に命令しています。

「しかし、こんなことして、許されるはずがありません。我が社は、そういうところではありません!」

と、営業の矢野が、橘川に迫っています。

「こんなことで、幕引きを図るなんて、汚い!」

と、営業の松田も、素直な感想を述べています。

「おまえら、何もわかっちゃいない。ビジネスシーンというのは、厳しいところなのだ。一瞬の油断が、事態を暗黒に落とすのだ!」

と樺山は、営業の先輩として、若い人間たちに物を教えています。

「橘川さん、携帯、弁償してくれるんでしょうね?もちろん、現物支給はこまりますよ。お宅の携帯なんて、使いませんからね、僕は」

と、僕がのんびり橘川に尋ねると、

「む、無論、弁償させてもらう。しかし、これでは・・・」

と、橘川は青い顔を見せます。

「いいのじゃ、これで。すべてがこれで、解決したのじゃ。わしはこういうやり方で、ビジネスシーンを渡ってきたのじゃ。窮地に陥ってもその度返り咲いてきたのじゃ!」

と樺山は事態の収拾を図ります。

「ほう。おっさん、まだ、何も終わっちゃいねえぜ!」

と、僕が言うと、樺山は、

「もう、終わったんじゃ!これはただの小さな事故だったんじゃ。あとは示談の条件提示で、終了じゃ!」

と、結論を押し付けてきます。

「なるほどね。じゃ、あの写真をつけて、細かいレポートを比地通の社長さんなり、会長さんに送ればいいわけね?樺山さん!」

と、僕は普通の顔をして、しゃらっと話します。

「な、なに?」

と、樺山は表情を変えます。

「だから、あの写真と僕の推理レポートを、あんたの上司に見せりゃいいんだろ?それを望んでいるってことだろ!あんた!」

と、僕が強い調子で、樺山に言うと、

「写真は、無くなったはずでは?」

と、橘川が呆然とつぶやきます。

「さっき、バックで携帯を探し出したとき、写真は、メールで、自宅のPCへ送ってあるよ。あんたが、この写真を無くそうとするのは、目にみえていたからね!」

と、僕は静かに言います。

「ビジネスシーンってのは厳しいところなんだよね。一瞬の油断が命取りになるんだろ?え、樺山さん!」

と、僕が樺山に確認すると、樺山は、歯をくいしばるようにして、くやしさを噛み殺しています。

「それに、今皆が見た通り、携帯を破壊したってことは、あの女の写真が、本物だったということになる。つまり、樺山さん、あんたは、全てを認めた!ということになるんだ!」

と、僕が言うと、皆の目が一斉に樺山常務に向けられます。

「汚いことまでして、自分を守ろうとする、そのしぶとさ。さすが常務にまで、登り詰める男だ。だがよ。人間、やっちゃ、いけないってこともあるんだよな!」

と、僕が言うと、樺山は、くやしさで、一言もしゃべれません。

「あんたは、自分の能力におごっていたんだ!だから、足元をすくわれたんだよ!俺みたいな若造にな!」

と、僕が言うと、樺山は、ぎりぎりと歯ぎしりをします。

「お、ちょうどいい。あんたにお迎えが来たようだぜ!」

と、僕が言います。病室のドアがあき、年輩の警察官が、顔を出します。そして、由美ちゃんを見つけると声をかけます。

「ああ、お嬢ちゃん。あんたの探してた自転車、運んできてあげたよ!」

その声に、由美ちゃんはすぐに駆け出すと、警察官の前に、立ちます。

「ありがとうございます!さっきは、あんな感じだったから、しょうがないのかな、と思ってたの!」

と、由美ちゃんが顔を上気させながら、話すと、その警官は、照れくさそうに、

「いやあ、あれは中央から派遣されてきているキャリア組だからね。ちょっと規則規則で、人間がまだ、できていなくて・・・」

と、言い訳します。

「ここの病院の駐輪場へ置いておいたから、彼に渡してあげるといい!」

と、言うと、にこりとします。

由美ちゃんも、

「ありがとう!警官さんの気持ち、大切にします!」

と、うれしそうに返します。

「警官の方、そいつが、今回の事故の被疑者です。取調べ、まだでしょう?」

と、僕が、警官に促すと、

「何、こいつか!事故した場所から逃走するなど、もってのほかじゃ!ほら、来るんだ!」

と、くやしさの塊になった樺山を強引に引っ立てると、二人ともドアの向こうに消えて行きます。

「いかん。おい、お前ら、あとを追え。あっちの対応が急務だ」

と、橘川は営業の二人に指図すると、僕らの方に向き直り、

「このことは、後日、また、説明させて頂きます。今回は、ほんとうに、うちの人間がご迷惑をおかけして、申し訳なかった。すまん、今日は行かしてくれ!」

と、僕と須賀田課長の方に懇願してから、走るように部屋を出て行きます。

「ガチャ」

と、ドアが閉まると、

「フーっ」

と、僕が息を吐きます。

すると、由美ちゃんが、

「ダーっつ」

と言って、抱きついてきます。

「○○さん、カッコよかったー!あいつを完全にやっつけたわ!」

と、叫ぶと、思い切り首にぶら下がります。

「いやあ、お見事だったよ。さすがに、○○くんだ」

と、沢村も、素直な感想を述べています。

「携帯壊された時はどうなるか、と思ったわ!」

と、これは、まひるです。

「さすがの樺山常務も、一言も返せなかったからなあ。いやあ、○○、さすがだよ!」

と、須賀田課長も、ほめてくれます。

「サイクリストを甘くみるからですよ!」

と、僕は素直な感想を述べています。

「あいつは、サイクリストである僕がぶつかって傷ついていることよりも、自分の車の心配をした。自分のことしか、目に入らない人間になっていたんですよ」

と、僕は素直な感情を述べています。

「仕事もできる。女も手に入る。そんな状況の中で、人間として最も大切なものは何か、わからなくなっていたんだろうな」

と、まるで、樺山常務の鎮魂を図るかのように、僕は素直な思いを口にしています。

「運転手にでも運転させて、湯河原から帰ってくる途中、女に、江ノ島のおみやげが欲しいとか言われたんだろ」

と、僕は事故に至る経緯を推理しています。

「奴は左後部の座席に乗っていた。そして、何も考えずに左後部の扉を開けたんだろう。そこに僕がぶつかったんだ」

と、僕は樺山常務の気持ちになって、事故の原因を話しています。

「結局、女で身を持ち崩したってことさ」

と、僕は結論的に話しています。

「ああいうタイプは、定年後、寂しい老後を送るタイプですよ」

と、沢村がつぶやいています。

「須賀田さんも気をつけた方がいいですよ。わりに近いタイプみたいですから。奥さんと子供、大切にしないと!」

と、沢村が、須賀田に言うと、

「え。俺、独身だけど?」

と、須賀田が返します。

「え?だって、家族のために時間をとりたいとか、なんとか、言ってたじゃ、ないですか」

と、沢村がいい返します。

「ああ。あれは、姉夫婦と同居しているから、そのことだよ。女の子がいるんだけど、これがまた、かわいくてね」

と、須賀田は、不承不承、説明します。

「なあんだ。そういう話か!(笑)」

と沢村は、だまされたような顔をしながら、話しています。

「須賀田さんは、彼女、いないんですか?」

と、まひるが素直に、聞いています。

「いや、それは、そのう・・・」

と、須賀田が子供のように赤くなるので、

「まあ、まあ、そのうち、自分から話してくれるよ。ね、スガさん!」

と、僕が言うと、余計、赤くなる須賀田課長でした。

「須賀田さんって、そういうところ、子供みたい!」

と、由美ちゃんが突っ込むと、皆に笑いが広がります。

久しぶりに明るい空気が、病室に流れ込んでいました。


(つづく)

お昼間カフェ!「ゆるちょTEA」(16)(ゆるちょの昼間向けゆるゆるトーク!(笑))

2010年05月13日 | お昼間カフェ
どうも!「由美ちゃん物語」の沢村です。まひるです。

今日はいい天気ですね!海も綺麗だし!

ええ。今日は、あのカフェで、皆と待ち合わせしているんですよ。

いやあ、ここのところ、毎日、入り浸っている感じですけど、気持ちのいい場所だから、仕方ないです!

特に今月は、自転車月間ですし、やっぱり初夏って、この場所に一番似合う季節です。

さわさん、さあ、坂登りますよ!ちゃんとついてきてくださいね!

わかったよ。もう、僕が坂苦手なの知っているくせに!

なんとか、ゆっくり登る方法は・・・。


ああ、あなたもあのカフェに?

じゃあ、ご一緒しましょう!



江ノ電の鎌倉高校駅前から続く一本の坂を、海を右に見ながら登って、ちょっと左に折れると、ほら、ありました。小さなカフェが。

海を見渡せるこのカフェは、昼下がりの気持ちのいい時間を過ごすのに、うってつけ。

さあ、ドアを開けますよ!

「カランコローン」

そして、もちろん、いつものように、奥のカウンターには、マスターのゆるちょさんが、立っています。

「いらっしゃいませ。いつものお席ですね!」

彼は、そう告げるとにこやかに、席を用意するのでした。


さて、今日は木曜日!昔はハナモク!なんて言葉もありましたが、まあ、今はね(笑)。

まあ、もうすぐ週末ですから、気合をいれて、乗り切りましょう!

さあ、今日もテンション高目で、開店といきましょう!



さて、今日は、沢村さんとまひるさんに来て頂いているので、早速、おしゃべり、しちゃいましょうかね!


沢村さん、まひるさん、お疲れ様です!


沢村:いやあ、昨日は、セリフも少なかったし、まあ、○○くんのクライマックスだからね。隣で静かに楽しんだよ。


まひる:私なんて、ひとことも・・・(笑)。だから、わたしも、ゆっくり楽しみました!


はははは。確かにそうでしたね。まあ、主人公のひとり舞台という感じでしたね。


沢村:まあ、でも、あんなことになったんで、今日はどういうことになるか、それも楽しみだね。


まひる:あの携帯、高そうだったから。それに、アドレスとかもたくさん入っているだろうし、ね。


そうですね。今、この時代、携帯を壊してしまうと、ちょっとダメージが大きいですよね。


沢村:しかし、樺山常務も、思い切ったことをするひとだなあ、と逆に感心してしまって(笑)。


まひる:そうね。ちょっとわたしには、まねできない感じ。


はははは。確かに、そうですね。ま、そこらへんは、今日の夜を楽しみにするとして、お二人は、「龍馬伝」は、見ていますか?



沢村:ええ、見ていますよ。僕は武市さんのファンでね。ほら、こう虐げられながら、でも、精一杯自分の道を歩いていく、あの姿には、感動を覚えるよ。


まひる:私は、福山さんのファンだから、やっぱり龍馬が好きです。なんか、脱藩して、一皮むけた感じがして、おおらかで、強くなった感じかな。



なるほど、お二人とも、よく見ていらっしゃるみたいですね。


沢村:男というのは、自分で一度決めた道を突き進む!という姿に惚れますからね。武市さんのあの入れ込み具合、僕にはよくわかるなあ。


まひる:わたしは、龍馬さんのように、自由に物を考えることのできる生き方の方が好き。そのときそのときで、答えを出して行く自由な生き方の方があこがれちゃうな。


なるほど、そういう意味では、二人は非常に対照的な生き方をしているわけですね。


沢村:そうだね。武市さんは、ちょっとサラリーマンな感じがあるな。それに対して龍馬って、実業家な感じでしょ。まあ、亀山社中を旗揚げするわけだから、そのまんまだけど。


まひる:そうかあ。龍馬さんは、今でいう実業家なのかあ。それに社長さんだもんね。そこに惹かれるのかなあ。


なるほど、おもしろい感じ方ですね。確かに龍馬さんは、社長になりますよね。


沢村:社長というひとが、モテる理由は、社長という職業ではなくて、社長になるひとに共通する性格や人間の柔軟さにあるってことかな?


まひる:龍馬さんみたいに、自由な考えのひとは、女性にもやさしいだろうし。そういうひとだから、モテるし、社長もやっていけるんじゃない?


なるほど。それは、おもしろい見方ですね。僕は社長だから、お金がたくさんあるから、モテるのかと、思っていましたよ(笑)。


沢村:そういう意味じゃ、ゆるちょさんだって、このカフェの社長でしょ?


まひる:モテるんじゃないのー?


いやいや、こんな小さなカフェでは、日々を生きるのが精一杯ですから。あ、誰か来たみたいですよ!


と、そこへ「カランコローン」とドアベルをならして、由美さんが入ってきます。


由美:ごめーん、遅くなって。ゆるちょさん、こんにちわ!


どうも、お疲れ様です。由美さん!


沢村:僕らも、今、来たところだから、そんなに遅れてないよ!


まひる:由美さーん!こんにちわ!


今日は、みなさんで待ち合わせですか。何か、あるんですか?


沢村:いやあ、なんだか、楽しいことがあるらしいんだ。


まひる:由美さんの計画よね!


由美:計画っていうほどでは、ないけれど・・・(笑)。


沢村:でも、由美さんが、連絡とってくれたんでしょ。


由美:まあ、そうだけど、ね。


まひる:うーん、何だか、わくわくしてきちゃう!


なんだか、楽しそうで、よろしいですね!


由美:あ、そういえば、マスター、ダイエット、どうなってます?


ええ。それが、昨日は、一日で250グラムも落ちて、まあ、はじめより750グラム減になりましたね。


由美:停滞期を乗り越えたのかしら!


さあ。でも、250グラムなんて、250ccの水と同じ重さですから、たまたま、水分をあまりとらなかったから、とも考えられますからね。


沢村:確かにそうだね。まあ、ダイエットするときは、水分をこまめにとって、体内の水分量は、多くしておいたほうがいいよ。


まひる:へえ、なんで?


沢村:水分が枯渇すると肌の老化を早めるからね。ダイエットで、体重を減らそうとする余り、水分をとらなくなって、逆に肌が老化する症状が出ることが多いんだ。


由美:それは、こわいわね。ちょっと本末転倒。


まひる:ダイエットは、美しくなるためだものね。


沢村:ダイエットは、体脂肪を減らすことだ、ということをよーく意識しておくべきだね。体重を減らすということは、目的じゃなくて、結果だからね。


由美:あくまで、体脂肪の量が大切なのね。じゃあ、体脂肪を測る機械を使ったほうが、意味があるわね。


沢村:まあ、電子体重計でも、今は、5千円をわる商品もあるし、割と手頃なのもあるし、美しくなるためなら、そういう投資も必要なんじゃないかな。


まひる:さすがスポーツ講師の先生ね!沢村先生!


沢村:いや、まあ、専門だからね。それに、最近は、ダイエットで、体を壊してしまう人が多いから、気になってしょうがないんだよ。


由美:無理なダイエットは、体ばかりでなくこころさえ、壊すものね。


沢村:そう。無理のない自然なダイエットが一番だと、僕は思うな。


なるほど、いろいろ勉強になりました。


沢村:そういえば、確かに、マスターちょっとスリムになった感じですね。


まひる:確かに顔のあたりが、シュッとしてきたかな。


由美:マスターのダイエット、楽しみにしているわ。


ありがとうございます。がんばります。おや、これはこれは。


と、今度は、須賀田課長が、女性連れで、来店のようです。


「カランコローン」


須賀田:マスター、おはよう。海側の席、いいかな!


どうぞ。なるほど、そういうことですか。


由美:今日は、須賀田さんが、わたしたちに、ガールフレンドを紹介くださるんですって(笑)。


沢村:いやあ、女性と知り合いになるのは、やっぱり、うれしいしね。


まひる:さわさん、いつもこうなんだからー。


由美:でも、あの方は、須賀田さんの彼女ですからね。


沢村:はい、それは、わかっています。


まひる:さわさん、由美さんには、かたなしね。


と、皆さんは、笑い合いながら、海側の席に移動していきました。



さて、長々としゃべってきましたが、

今日はこのくらいにしましょうか。

海も綺麗に見える時間に入ってきました。

みなさん、楽しんでいってくださいね!

ではでは。




そう言って、マスターは、カウンターの中へ、戻って行きました。

「須賀田さん、はやく紹介してくださいよ!」

と、沢村さんが楽しそうに話しています。

由美さんとまひるさんも楽しそうに話しています。

須賀田さんは、ちょっと緊張気味にお連れの女性を紹介しているようです。

沢村さんと由美さん、まひるさんは、わくわくしながら、その話に聞き入っています。

皆さん、にこやかな表情で、楽しい時間を過ごしているようです。

太陽がさんさんと降り注ぎ、海はどこまでも、気持ちよく、広がっています。

海の見える静かな午後。ここでは、気持ちのいい時間だけが、過ぎていきます。

有能な谷干城!(偉そうにするバカ:日本人的美学からの論考)

2010年05月13日 | 日本人の秘密
おはようございます!

いやあ、初夏なんですけど、天気が良かったり、悪かったりしますね。

まあ、自転車乗るときだけ、天気が良ければいい!ってところもあるから、

まあ、あんまり気にしてはいませんけどね!

さて、僕は4月から、フランス語、イタリア語を新たに習っていて、英語の強化策をとっているわけですけど、

もう5月ですからね。で、進捗的には、どうか、というと、これが、まだ、4月のカリキュラムをやっている、

というわけで、まあ、なかなか、進めていないなあ、というところです。

やはり、10代の頃と違って、覚えるそばから忘れて行く!(笑)という感じなので、

もう、何度もスキットを聞く必要がある、ということで、なかなか、進みがゆるやか、というわけなんです。

まあ、それでも、今は音声情報の扱いが、楽ですからね。

僕が大学受験のときは、ちょっと大変でしたね。

当時、大学受験用の「ラジオ講座」という番組がありまして、そこから出ていた受験用の英単語テープを友達同士でお金を出しあって

1セットだけ購入し、友達が秋葉原で、安いカセットテープ!(笑)を大量購入してきて、皆でダビングする!

なんてことをしていましたからね。それで、まあ、予備校!(笑)の行き帰りに電車の中で、聴きまくっていました。

「ハリスの英単語」という名前でしたけど、懐かしいなあ(笑)。

今は、パソコンで、MP3データとして、取り扱えますから、楽なもんです。まあ、そういう意味では、今の語学学習も、

NHKさんにお世話になっているわけですから、あんまり変わっていないような気がしています。


でも、フランス語っておもしろいですよ。だって、英語でいう、THIS IS は、C'est なんですけど、これ、発音的には

「セ」、一言ですからね。

例えば、

「ここは公園です」

というのは、

C'est un parc.

と書くわけですけど、これ、発音的には、

「セ タン パルク」

ですからね。まあ、ほかにも、「サ」とか、「モア」とか、「ウィ」とか、こう一言!という感じの単語が多くて、

なんか、おもしろいすねー。だから、文字的には、ずらずらーっと長く書いてある感じだけど、読むとすぐ終わっちゃう感じで、

音声の省略が非常に多い言語という感じがしますね。だから、長い文章も早く伝達ができる。いろいろな意味を、短い言葉で伝えられる、

という利点があることがわかるんですね。非常によくできた言語という感じがしますね。まあ、早く熟達して、パリジャンと直に話せるように

なりたいなあ、とそこは、男性的な夢を持って、勉強しているわけですね。はい。

いいじゃない、それくらいの夢持ったって(笑)。だって、それが一番モチベーションアップするんだもん。ねえ(笑)。


と、アホな話は、これくらいにして、さて、今日も、Vittelなぞ、ぐびびと飲んで、

ゆるゆると論考に入っていきましょうか!


さて、昨日は、論考者としての西郷の凄みと、西南戦争に影響を与えた神風連の乱について話しました。

結局、神風連の乱が、大久保達にはいい意味で、薩軍に影響を与えたということになるんですね。

薩軍は、熊本鎮台を馬鹿にして見たし、大久保達は熊本鎮台の弱点を確認でき、補強策をとることができたわけですからね。

そして、補強策が終わったからこそ、大久保は私学校を挑発し、それを知った西郷は、薩軍を熊本鎮台に向け、

そして、熊本鎮台には、薩軍に加わらないように、工作する。西郷のすごさが改めてわかる話でした。


さて、熊本鎮台の谷司令長官は、まず、薩軍に備えて、二月十四日、次のように山県に電信しています。

「小倉と福岡の兵力を臨機の処分でもって、熊本鎮台に集めるべく処置した」

まあ、このときは、薩軍の先鋒である別府晋介の隊が、加治木を発した日だそうですから、熊本鎮台は、着々と事態に備えていたことがわかります。


さて、薩軍が来るとなれば、熊本鎮台は、その戦い方を決めねばなりません。これについて、熊本鎮台参謀長の樺山中佐は、次のように書いています。

「谷将軍が籠城に方針を決定されたのは、かえすがえすも卓見であったと思う」

このとき、鎮台の兵力は三千、薩軍は一万数千ですから、まあ、自然、籠城策しかなくなってくると考えます。まあ、この樺山中佐の文章というのは、

どうも軍人の癖か、上司をおだてる物言いが多いですから、まあ、卓見と言う表現になるのでしょうけど、まあ、当然といえる処置でしょうね。

なにしろ、昨日書いたように、この樺山中佐は、薩人ですから、鎮台兵の弱さがわかっているし、薩軍の強さもよくわかっていたので、

もう籠城策しかない、ということなわけです。いやあ、大変だったろうなあ、谷さんも、この樺山中佐も。

それに、この熊本鎮台には、後に日露戦争で、活躍する若き日の児玉源太郎がいたんですね。彼は長州人ですから、谷ともよく話したろうと思いますし、

その優秀さから、谷から意見も求められたでしょう。だから、籠城策を献策したかもしれませんね。まあ、でも、誰が見ても籠城策しかありませんよね。

なんか、司馬氏は、「山県から命令を受けたのでは」みたいな書き方をしていますが、こんな当然とも言える策、山県は谷の優秀さを知って人選しているんですから、

別に山県にお伺いを立てなくても、

「奴なら、当然籠城策をとるだろう」

くらいのことは、わかっているはずです。

どうも、司馬というひとは、当人の立場に立ってモノを考える事をしない人間ですね。当然のことを仰々しく書いたり、何も考えずに書いているのがだだわかりで、

不快になります。


さて、先程、谷司令長官が、山県に電信した旨を書きましたが、このとき、山県が次のような文章を返信しているそうです。

「攻守共に、その宜しきに従うべきも、ただ万死を期して、熊本城を保たざるべからず」

つまり、

「攻めるも守るも、谷の判断に任せるが、熊本城だけは、どのようなことがあっても、死守せよ」

ということです。これは当然でしょうね。政府側の一大拠点ですし、ここを薩軍に取られ、逆に籠城でもされると、

政府軍としては攻め倦むなんてことになりかねないですからね。それに、弾薬や食料なども城には用意されているわけですから、

それが薩軍にわたらないようにすることは、基本中の基本です。政府軍としては、薩軍に弾薬や兵糧を使い尽くさせ、エネルギーを減らしてくいくことが、

まず、基本作戦になりますから、そこから考えれば、熊本城死守は、当然の基本中の基本の命令ということになります。

この命令の意味について、司馬氏は、説明を避けています。

それより、その方針を籠城に決定する日がいつだったかに心を砕いています。

あのー、熊本城を死守せよ、と山県に言われたのだから、もう、籠城に決まっているじゃん。

出戦して、勝ち目がある?

兵はへっぽこだって、樺山中佐も書いているんだよ?

それに、三千VS一万数千だよ。

奇襲かけたって逆襲されるのが、オチじゃん。

普通に考えれば、わかる話じゃん!


どうも、このあたりを読んでいると、この司馬というひとは、自分を誇りたいために、当時の政府を断罪したいらしいんですね。

つまり、当時の政府が、薩軍を罠にかけた。大久保が挑発して、薩軍をおびき出し、それに対しても熊本鎮台が用意周到に準備していたことが、

一般の人間に知られないようにしていたようだ、悪いヤツだ!みたいなことを言っているわけです。

だから、籠城に決めるということが、一般のひとに知られないように、資料にさえ、残さなかったのだ、という主張をしているわけです。

なんつーか、これ、いわゆる「ためにする行為」という奴なんですよね。


司馬氏が自分を誇るために、当時の政府を悪者にし、そのために、「籠城を決した日を資料に残さなかった」ことを指摘し、それを主張するために、

「籠城と決めた日は、いつだろうと考えることを始める」という、くだらないことをしているわけです。


だから、素直に見る僕からすれば、「なぜ、籠城を決した日などを重要視するのか?」という素直な疑問になるわけですよ。


これを見れば、司馬という人間が、どういう人間か、わかるでしょう。


馬鹿のくせに、自分を誇る。


最低のうんこ人間ですよね!


まったく、読めば読むほど不快になるなあ。このうんこ馬鹿の作品は!


そして、こいつは、こういうことを書いているわけです。
        **
「谷干城は、某日に籠城に決定すると」

**は、まあ、某日に振られた点々です。こういういやみな書き方に、彼の臭みが出ていますよね。ほんと、思い切り大嫌いな性格野郎です。

使えない人間が、しゃべるな、バーカ!


さて、谷将軍は、二月十二日、十三日の両日、城内で、盛大な招魂祭というのを実施したそうです。

神風連の乱で、倒れた兵の霊を招いて、大いに祭り、大いに讃え、大いに慰めようという祭りだそうです。なるほど、この時代は、そういう考えの祭りが

あったんだね。まあ、祭り自体、霊を祀るから来ているわけですから、まあ、納得な話です。

これ、当時のひとには、素直な話だったんでしょうね。それに、まあ、戦の前だから、城内の兵の気持ちをひとつにしようということだったんでしょう。

酒を飲んで和すれば、ひとつになれますからね。

それについて、司馬氏は、こう書いています。

「谷の思惑では、これによって薩軍の襲来に怯えている兵士のこころに使命意識をうえつけ、戦闘で倒れることの崇高さを祭儀という芝居がかったものを」

「演出することによって、植えつけようとした」

あのさ。

なんで、こうえらそうに書くんだろうね。それでいて、何もわかっちゃいない。

ほんと、バカだな。

だいたい、「芝居がかったもの」って、何?

結局、このひと、谷を馬鹿にしているのが、だだわかりでしょう。

要は、

「招魂祭なんて、くだらない芝居ががったもので、兵の気持ちを変えようなんて、あさはかな行為だ」

と言外に言っていますよね。

要は、戦争に関連する全てのひとびとを馬鹿にした目で見ているから、こういう言い方になるんです。

ったく、何もわかっていないくせに、文章をつづり、適当な思いつきで書き散らす馬鹿のくせに、何言ってんだ!って感じです。


谷将軍にすれば、祭りに事寄せて、兵たちと飲み、語らうことで、城内の結束を固め、来るべき薩軍への腹を決めさせる、ということだったと思います。

それをあげつらうように書きやがって。てめえ、こういう先人達のおかげで、飯を食えているのだろうが!

俺が地獄に行ったら、てめえなんざ、徹底的に斬り刻んで、異世界へ飛ばしてやるからな!


まったく、いちいち、気に障る文章です。

まあ、こころを落ち着けて書きましょう。


さて、この招魂祭では、祭儀だけでなく、しきりに余興をさせたのだそうです。将校も兵隊もなく、二日間は無礼講で、飲み放題に酒を飲んだそうです。

ほら、やっぱりそうでしょう。城内の結束固めじゃないですか!何が崇高さだ、バカが!

そして余興として競馬、相撲大会、撃剣試合をやらせたそうです。そして、旧城下のために、城内を解放し、市民も祭りに参加させたのだそうです。

「旧正月まえというのに、春が一歩先に来たようじゃ」

と言い囃す市民が多かったそうで、薩軍との戦いの前に、市民との融和も図った谷将軍の思惑は、正しかったでしょうね。

ま、これについての司馬氏の表現を書きましょうか。

「谷の人心収攬術は、失敗ではなかった」

この書き方ですよ。

「浅はかなやり方だが、まあ、失敗じゃなかったみたいだね」

こう言っているんですよ。

もう、笑っちゃいますよ、バカすぎて。あんたは、谷将軍の一億分の一ほども役に立たねえ、うんこバカだよ。


はあ。まったく、頭にくる野郎ですね、ほんとに。

これほど、ひどいとは、まったく思っていませんでした。

もういちいち、怒っていたんでは、前に進まないと思っているんですけどね。

まあ、それでも、谷将軍の有能さは、よくわかりました。

そして、腹のすわり方もね。そりゃ、薩軍相手に、へっぽこ兵だけで、戦えって言われているんですから、

ちょっと地獄な感じですよね。いやあ、谷将軍、すごいひとだったんだろうね。

これこそ、本物のサムライです。男ですよ。

これから、そういうひとが、たくさん出てきますから、楽しみにしていてくださいね。


さて、今日はこれくらいにしましょうか。

ここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。

また、次回、お会しましょう。


ではでは。