「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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「由美ちゃん物語」(48)

2010年05月20日 | 過去の物語
「さて、そんじゃ、行くか」

と、僕は由美ちゃんに言うと、由美ちゃんは、

「あまり、鼻の下、伸ばさないでね!」

と、くぎを刺します。

「大丈夫さ。仕事は、本気でやるからね」

と、僕は真面目な顔で、答えます。

「うん。わかっては、いるけど、ちょっと、言ってみたかったの」

と、由美ちゃんは、照れた感じで、答えています。

「信じているもの、○○さんを!」

と、由美ちゃんは、抱きついてくると、

「チュ!」

と、いきなりのキスです。

「まったく、甘えん坊だな」

と、僕が笑うと、由美ちゃんも、

「甘えん坊だもん!」

と、にこやかな笑顔になります。

二人で、マンションの玄関を出ると、外は綺麗に晴れて、初夏の気持ちいい日差しが二人を照らします。


僕らは珍しくタクシー移動で、佳乃さんの家に伺うと、お手伝いさんに、大広間に通されます。

さすがに古くからの尊い血筋を感じさせる大邸宅で、ちょっと息を飲む感じです。

「由美ちゃん家も、相当でかいけど、ここも広いねえ」

と、僕が感嘆すると、

「うちも古い血筋だけど、佳乃さんのところも、かなり高貴な血筋だからね」

と、由美ちゃんは、さすがに、落ち着いたものです。

「なんつーか、調度品も高級品ばかりだし、なんだか、すごいねー。もう、安サラリーマンの僕としては、驚きの連続だよ」

と、僕は素直な感想を述べます。

由美ちゃんは、傍らに飾ってある高そうな皿を見ながら、

「ふーん、古伊万里かあ。数千万円というところかしら・・・」

と、その審美眼ぶりを顕しています。

「数千万円かぁ・・・。いやいや、お金持ちの世界は、果てしないなあ」

と、僕も、最近は免疫ができたものの、ちょっと驚いています。

「あの絵、デュフイじゃない?本物だったら、ちょっと値段がわからない程だわ」

と、飾ってある絵を見つけて、驚く由美ちゃんです。

「まじ!デュフイなんて、とんでもないぜ!」

と、僕もそこは、元美術部。それくらいは、わかります。

「まあ、佳乃さんは、政治家とも、おつきあいはあるみたいだし、顔は広いわよね」

と、由美ちゃんが感嘆しています。

「一部上場企業の社長さんとかも、会のメンバーだし、やっぱりこういうことになるのよね」

と、由美ちゃんは会のメンバーの豪華さを指摘しています。

「まあ、でも、そういうところで、お点前を披露する由美ちゃんも、すごいってことになるね」

と、僕は素直な感想を述べています。

「あら、ほめてくれるの○○さん。ありがとう!」

と、由美ちゃんは素直に喜んでいます。

「あら、ほんとに、仲が、よろしいのね」

と、そんなところへ、佳乃さんが、薄いうぐいす色の着物で、春らしい装いで出てきます。

「今日は、お伺い頂いて、ほんとに、うれしいわ」

と、顔をほころばせて、艶やかな風情を見せる佳乃さんです。

「はじめまして。秋村佳乃と申します。紅鹿流三十七代目家元をさせてもらっています」

と、きちんとしたお辞儀をする佳乃さんです。

「はじめまして。八津菱電機で、SEをやってます。○○です」

と、一応名刺を出す僕です。まあ、サラリーマンの癖という奴でしょうか。

「はあ。SEさんで、いらっしゃるの。さすがに、頭が回るのでしょうね」

と、佳乃さんは、やわらかな表情で、さりげなく、僕を持ち上げています。

「いやあ、まあ、度胸だけの、はったりですから。まあ、男は度胸!ですから!」

と、僕は、素直な自分評を披露しています。佳乃さんは、そんな僕を見ながら、

「さすがに由美さんが選んだ人物だけあって、ちょっと他にはいないような感じですわ」

と、佳乃さんは、僕の受け答えに満足して、彼女なりの褒め方をしています。

「ね!おもしろそうなひとでしょ!佳乃さん!」

と、由美ちゃんも、その評価に満足しながら、自慢しています。

「そうね。目に強い力があるわ。多くのひとを率いている方に共通した特徴ね」

と、佳乃さんは、さすがに多くの人間を見てきただけあって、男の本質を見抜いているようです。

「あなたなら、大丈夫。信じられるわ」

と、佳乃さんは、そうつぶやくと、少しだけ、目の辺りを、ピンク色に染めます。

「由美さんも、いい男を、見つけたわね」

と、佳乃さんは、由美ちゃんをほめます。

「佳乃さんに気に入られて、良かった」

と、由美ちゃんは、満足げです。

「確かに、そこらへんの御曹司が束になってかかっても、敵わないわね」

と、佳乃さんがほほえむと、

「でしょう!」

と、由美ちゃんもほほえみます。

「何の話?」

と、僕はいぶかしがりますが、

「内緒の話よね?」

と、佳乃さんは、由美ちゃんを見ながらほほえみます。

「そう。女同士の内緒ばなし!」

と由美ちゃんも同意し、二人の仲がよいところを見せつけます。

「はあ。そうですか」

と、僕はちんぷんかんぷんなまま、きょとんとしています。

そんな僕を見て、二人は、笑いあいます。

「ま、仲がよろしいことで・・・」

と、狐につままれたような感じで、僕はひとりごちます。


「さて、それで、だいたいの話は、由美に聞きましたが、その新聞記者は、どこの奴なんです?」

と、僕が聞くと、佳乃さんは、真面目な顔になりながら、

「新系新聞よ」

と話します。

「なるほどぉ。業界的には、あまり大きな新聞社ではないなあ」

と、僕が言うと、由美ちゃんは、

「え?でも、比地新系グループって、大きいのではなくて?」

と、素直に反論です。

「新聞社としての規模は、夜見伊利新聞や芦飛新聞などからは、一段落ちるんだよ。支社の数とかが、他の新聞社より、少ないからね」

と、僕は素直に説明しています。

「保守系右派。まあ、政治的なネタというより、社会的なネタとして、狙っているのかなあ」

と、僕が推理すると、佳乃さんは、

「そうね。水島さんは、政治的な問題に首をつっこむタイプではないわ。それに悪事に絡む感じでは、絶対ないし」

と、首をひねっています。

「いずれにしろ、その新聞記者が何を狙っているかを知る必要がありますね。攻撃は最大の防御ですけど、その攻撃のためにも、知れるだけの情報を収拾する必要がある」

と、僕が言うと、

「そうね。やはり、水島さんに会って、いろいろとお話を伺いましょう」

と、佳乃さんも、頭の回りが速い感じで、すいすいと話を進めていきます。

「佳乃さんも、ご一緒しますか?もし、お忙しいなら、我々だけでも、行きますが」

と、僕が冷静に言うと、

「もちろん、私もご一緒します。由美さんにもそう申しましたので」

と、実直な感じで話す佳乃さんは、この件を解決する並々ならぬ想いを僕らに見せつけています。

「それに、あなた方と、一緒にいると、ドキドキするような体験が、できそうだわ」

と、佳乃さんは、意味深なほほえみを僕らに送ると、にこやかな表情になります。

「なにかしら、久しぶりに感じる、このわくわく感は?」

と、佳乃さんは、自分に問いかけているようです。

「まるで、小学生の頃、遠足を明日に控えているような気分」

と、ほほえむと、僕の目をじっと見ながら、さらに、子供のように素直な表情で、ほほえみます。

「佳乃さん、まるで、小学生の女の子みたい」

と、由美ちゃんがほほえむと、

「そうかもしれないわね。今の私は、好きな物を素直に好きになる小学生かもしれない」

と、言うと、少しだけ赤くなります。

僕は、なんだか、よくわからない、ガールズトークにちんぷんかんぷんになりながら、

「まあ、とにかく、その水島さんの家に向かいましょう。その新聞記者がいるかもしれないから、ちょっと気をつけながらね」

と、言うと、佳乃さんは、

「わかったわ。ちょっと電話をいれます」

と、携帯電話を取り出します。

「もしもし、あ、私です。佳乃です。はい。あの件で、これからお伺いしたいのですけれど、よろしいでしょうか」

と、先方に訪ねる佳乃さんです。

「ええ。それで、その件で、お手伝いくださる方を、連れていきます。はい。ご紹介したいので、はい。では。その時に」

と、手短にアポイントメントをとる、佳乃さんです。

「先方は、いつでもOKだそうです。参りましょうか?」

と、佳乃さんは、僕を見つめます。

「行きましょう。戦闘開始です」

と、僕は言うと、目を燃え上がらせ、戦闘状態に入ります。

そんな僕を満足そうに見つめる由美ちゃんです。

そして、そんな二人を複雑な気持ちで見る佳乃さんなのでした。

(つづく)

お昼間カフェ!「ゆるちょTEA」(21)(ゆるちょの昼間向けゆるゆるトーク!(笑))

2010年05月20日 | お昼間カフェ
どうも!「由美ちゃん物語」の沢村です!まひるです!

今日も、気持ちがいいんで、あのカフェに遊びに来てしまいました!

わたしも、おいしいパフェが食べたくて、さわさんに付いてきてしまいました!

気持ちのいい時間を過ごしたくなると、やっぱりあのカフェなんですよね!

わたしは、やっぱり、おいしい時間が過ごしたいから、あそこなんですよね!

今日も、気持ち良く晴れ上がって、海風が気持ちいいです!

さて、最後の坂をゆっくりと登るために・・・。

さわさん、先に行きますよ!


ああ。あ、あなたも、あのカフェに?

じゃ、ご一緒しましょう!



江ノ電の鎌倉高校駅前から続く一本の坂を、海を右に見ながら登って、ちょっと左に折れると、ほら、ありました。小さなカフェが。

海を見渡せるこのカフェは、昼下がりの気持ちのいい時間を過ごすのに、うってつけ。

さあ、ドアを開けますよ!

「カランコローン」

そして、もちろん、いつものように、奥のカウンターには、マスターのゆるちょさんが、立っています。

「いらっしゃいませ。いつものお席ですね!」

彼は、そう告げるとにこやかに、席を用意するのでした。


さて、今日は木曜日。昔は、ハナモクなんて、言われたものです。

もうすぐ、週末ですからね。

まあ、週としては、そろそろ成果を出したい木曜日!という感じですか!

さて、今日もテンション高目で、開店!といきましょう!



さて、昨日の「お昼間カフェ」に、ちゃずさんから、コメントが届いているようなので、そちらへのコメント返しから始めましょうか!

ちゃずさん、いつもコメント、ありがとうございます!


>こんにちわ。

>コメント返しありがとうございます。


いえいえ、こちらこそ、コメントありがとうございます!

いろいろ、考えさせられるコメントでしたからね。勉強になりますよ!


>スペシャルな平和主義者のような福山龍馬ですが、あまりにも、非リアルすぎて。。。

ええ。非リアルです。昨日も言いましたが、いつまで、龍馬をいい子ちゃんにしておけば、気が済むんだ!

という感じです。

まあ、なんというか、女子供向けには、「人殺し」という現代では「いけないこと」とされていることは、いけないとしておけば、

ウケルだろ!という安易な思想の元に作られているのが、この「龍馬伝」ですからね。

だから、ベビーフェイス作り物龍馬が、最後に、

「ひとの命は、重いのだぁーーー」

みたいな、ありきたりな正義みたいなのを振りかざしちゃうわけですよ。

もう、ほんと、くだらない作り物だよね。

まあ、そういう作品を喜ぶレベルが相手だと、いうことですよ。


実際、僕は、四月から、このお昼間カフェで、ソフトに「龍馬伝」に感想を述べているスタイルに変わりましたが、

基本、「龍馬伝」を

「バカ女クソガキ向け低俗低思想ドラマだ!」

とバカにしているから、

適当な対応になっている、というのが、実情なんですね。

非リアル、非説得力、作り物感ハンパなし、というこのバカ女クソガキ向け大河ドラマの病気についていけないから、

まあ、適当に眺めながら、まあ、史実の龍馬なり、武市さんなりについて、語っていこうというのが、このお昼間カフェの趣旨なわけです。

だから、あんなくそ作品から、価値を見出そうとか、そういう価値のないものから価値を探そうという不毛な行為をしているわけではないんです。

あの作品は、ただのくそ作品として、認定しているから、まあ、くその足しにでもなるかな、くらいの気持ちで、龍馬の時代や、

そこで、動いていた人々に対して、思いを寄せている、というのが、実態かなあ、と、そういう感じですね。


ま、実際、何も期待していません。


ファンの方には悪いですが、「龍馬伝」は、くそ作品認定しているから、お昼間カフェが始まったと言っても過言では、ないんですね(笑)。


まあ、口は悪いですよ。実態は、司馬遼太郎さえ、切り刻む、瞬殺の外科医ゆるちょですからね。

まあ、昼間くらい、穏やかなマスターゆるちょになっていようかな、というわけですけどね(笑)。

おっと、しゃべり過ぎましたかね(笑)。


>弥太郎も、半平太も人間味溢れる描写なので余計に際立ってしまっているような。。。

そうですねー。龍馬だけ、作り物感が、ハンパなかったですね。もう、1-3月期に戻ってしまったような感があります!


>そんな感じがしますし、2部になったら、土佐勤王党との絡みは少ないかと思ったら、1部より濃い感じで驚きです。

なんというか、今更感がありますね。あれだけ、武市さんのやり方を否定していたのに、バカ女クソガキ向けに、いい顔してポーズをとっているような。

まあ、それで、騙されるバカ女クソガキのレベルの低さたるや!という感じですけどね。


>私、「太平記」がすっごい好きだったんですが、あの太平記だって足利尊氏が、足利忠義を毒殺したじゃないですかぁ。。。

そうですよね。あれは、やっぱり人間の業という奴ですよね。権力を握った人間は、たとえ弟でも、権力を握ることを許さない、という。

最初から仲の良い兄弟として、ずーーーーっと描いてきたから、あの毒殺のシーンは、こころに響くものがありました。

仲の良い兄弟ストーリーが結局つむいだ物語が毒殺だった、ということで、権力の恐ろしさ、人間の業、いろいろなモノが表現され、

それを改めて理解できた、いい作品になったと思います。ちなみに、僕も「太平記」は、歴代大河1位としても、おかしくないと思っています。

まあ、僕は何も殺伐として描け!と言っては、いませんけれど、あの龍馬を見ていると、小学生の仲良し道徳ドラマ的な

非リアルさを感じて、対象とする人間のレベルが低いと、こうも醜いドラマができあがるのか、と、もう、笑っちゃう感じです。

うん。今日は口の悪い「瞬殺の外科医」の側面が濃厚に出ているなあ(笑)。


>それでも、主人公批判なんて思わなかったし(私も子供だったので、批判どころか衝撃でした。。。)ストーリー的には、凄いよかったと思うんです。

ああいうのを描くということに、大河ドラマの意味があったと、僕は思っています。

時代が違うということで、人間の欲や、業が、出てきてしまう。ああいう人生ストーリーは、こういう事実をたぐり寄せてしまう。

そういう時代のダイナミズムや、時代の意味ということが、存分に描かれていた神大河だった、と僕は思っています。

だから、「龍馬伝」に対しては、

「その存在に意味があるの?」

という厳しいスタンスなんです。


あんなもの、評価している人間なんて、

「脳みそ点検したほうが、いいんじゃないの?」

くらいに、思っていますからね。


いやあ、しかし、口が悪いね(笑)。


>ってゆー意味でも、少し、黒さがあっても。。。と感じずにはいられません。
>黒い部分は、どうも、半平太さんが一切を引き受けてしまったようなので。。。

そうですねー。まあ、見ている側が、バカだから、しょうがないんじゃないですか?

いやあ、さっきまで、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読みながら、怒りながら記事を書いていたので、どうもそのモードのまんまで、口が相当悪いなあ(笑)。

まあ、龍馬の本質は、事実を引き寄せるほどの、けれん味ですからね。

そこらへんを表現できないのなら、龍馬モノとしては、失格ということになりますから、

まあ、今後どうなるか、見物、ということになりますか、ね。


>彼には、最後、武士として、最高の花道を用意してあげてるのか、とっても不安ではありますが、2部の後半、楽しみ(?)←哀しいけすが、にして見たいと思います。

武市さんの最後は、興味をひくところですね。

これまで、ずーーーーーっと、旦那をくさす、ための、バカ女向け、できない男モードをやらされていましたからね。

その脚本意図が、だだわかりなんで、今までも批判してきたわけですけど、旦那くさして悦に入るバカ女を喜ばせる登場人物として設定されていたので、

かわいそうで仕方ありませんでしたね。

まあ、そういう意味でも、くだらない作品なんですけど、最後くらい武市さんには、花道を、と思いますね。

未だに、ダメ亭主的な描き方だからなあ。

まあ、とにかく、この作品を通して、バカ女って、しょーもない、ということが、だだわかりになりましたね。僕としては。

クソガキってのは、社会的経験を積めば、立派な大人になることができるんですよ。

でも、バカ女は、これは、不幸せになるしかないですからね。亭主くさして悦にいっているようじゃ、史上最低の下種になって、

結局、不幸を呼び込みますからね。周りをサゲるサゲ者に転落しますからね。

だから、しあわせを呼びこもうとするのであれば、賢く生きる女性になる必要があるんですよ。

だから、そういう賢い女性は、ちゃずさんみたいに、史実の人間を考える契機くらいに、「龍馬伝」を利用していると思いますね。

まあ、やっているから、見ている程度の認識で、いいんじゃないかなあ、と僕は思っていますね。


と、今日は、司馬遼太郎のおかげで、瞬殺の外科医モードになりましたが、まあ、たまにはこれくらい黒くても、いいんじゃないかな!

武市さん並に黒くなれたかなあ・・・(笑)。


おっと、マスターゆるちょに戻らなければ!


ちゃずさん、コメントありがとうございました!

また、コメントよろしくです!


さて、今日は、沢村さんと、まひるさんが、来ているので、そちらとも、お話しちゃいましょう!


沢村さん、まひるさん、お疲れ様です。


沢村:いやあ、マスター、相当黒かったねー!なんというか、性格が変わっていたよ!


まひる:なんだか、マスター、こわいひとみたいだった!


いやいや、どうも。ちょっと別の人間モードになってしまいまして・・・(笑)。


沢村:まあ、マスターがいろいろな顔を持っているのは知っていたけどね。いやあ、今日はすごかったよ。


まひる:うん。でも、ズバズバ言うのは、カッコよかったよ!


そう言って頂けると幸いです。


沢村:ところで、マスター、今日のダイエット報告は?


まひる:わたしも知りたーい!


ええと。昨日から少し減って、900グラム減というところでした。


沢村:ほんとに、少しずつ減じている感じだね


まひる:でも、ダイエットって、そういうもんだよね!


はい。まあ、少しずつ気にせず、続けようと思っております。


沢村:それが、一番だね!


まひる:じゃあ、夏になったら、もっとシュッとしているのね!


まあ、そうなることを、予定しております。はい。


まひる:じゃ、夏が楽しみね!わたしも夏が楽しみだなー!


沢村:今年は、夏にレースがいくつもあるから、僕らも絞り込む必要があるな!甘いもの、あまりとるんじゃないぞ!


まひる:えー、それだけは、困るぅ!


あのう。こちら、ストロベリーパフェになりますが。


まひる:これだけは、食べます!さわさん、海側へ行こう!


沢村:うん。じゃ、マスター、コーヒーお代わりをあっちにね!


はい。どうぞ、ごゆっくり!


さて、いい天気ですね。

今日も、いい一日になりそうです。


さて、長々としゃべってきましたが、

今日はこのくらいにしましょうか。

海も綺麗に見える時間に入ってきました。

みなさん、楽しんでいってくださいね!

ではでは。




そう言って、マスターは、カウンターの中へ、戻って行きました。

「夏のレースは、どれにエントリーしようか!」

と、沢村さんは、持参したレースエントリー表を、検討しているようです。

まひるさんも、にこやかな笑顔で、一緒に見入っているようです。

お二人とも楽しそうに時間を過ごされているようです。

静かな時間が、波音と共に過ぎていきます。

太陽がさんさんと降り注ぎ、海はどこまでも、気持ちよく、広がっています。

海の見える静かな午後。ここでは、気持ちのいい時間だけが、過ぎていきます。



いざ、出陣!熊本共同隊!(宮崎八郎の先見さ!:日本人的美学からの論考)

2010年05月20日 | 先人の分析
おはようございます!

さて、今日は朝から雨みたいですね。

沖縄なんか、つゆ真っ只中らしいですね。

つゆは、僕が苦手な季節です。

まあ、ちょっとの雨なら風情もありますけど、長雨はね。

こういうときは、風情のある音楽でも聞きながら、

そうだな。David Benoitあたりの、ピアノでも聞きながら、

ブログを書いて過ごす、なんてのが、お似合いかもしれません。

まあ、あるいは、サイクルロードレース・シーンの映像を見ながら、

エアロバイクで、トレーニングというところ、ですかね。

いずれにしろ、雨はちょっと困りものです。


さて、今日は、西南戦争シリーズに戻ります。まあ、週二回くらいが、妥当かな?

こればかり、というのも、あれですが、やめるのも忍びないですからね。


さて、今日もVittelなぞ、ぐびびと飲んで、ゆるゆると論考を開始しましょう!


さて、前回は、熊本鎮台のやりようと、西郷、桐野の無口の意味について、

お話しました。まあ、このあたりから、西郷の胸中、厳しいものがあると思いますから、

ますます無口になっていくわけですけどね。


さて、3月22日、払暁、薩軍は、運命の城、熊本城に攻撃を仕掛けます。

鎮台側の記録では、

「二十二日、午前六時、賊兵、安己、長六の二橋より進む。下馬橋の台よりその先鋒を火撃し、飯田丸及び千葉城の砲兵、獄の丸の歩兵これに応ず」

となっています。まあ、この部隊は、池上四郎の五番大隊だそうですが、四番大隊の一部も現場に到着し、攻撃を始めます。

「須臾にして、賊兵、鉾を東南に変じ、千葉城に向かう。我が方、又撃て、これを卻く」

と、鎮台側は報告しています。そして、さらに、城の西を囲むのが、村田新八の二番大隊、篠原国幹の一番大隊、別府晋介の加治木郷士の大隊だそうです。

いやあ、なんだか、大変なことに、なってきましたね。

午前中の状況について、鎮台側の報告では、

「賊もまた火力を盛んにし、斬く進んで花畑の地物により、射撃最も激し」

だそうで、かなり激しく攻撃を受けたそうですね。

このときの籠城兵の回顧談に、

「午前十時まで、城は持ちこたえられまいと思った」

というのが、あるそうですから、相当苛烈な攻撃だったことは、確かでしょうね。

だが、落ちなかった。まあ、攻城の基本である、大砲による攻撃がなかったからだ、というのはだだわかりなんですけど、

小銃だけで、落とせそうだった、ということが、薩軍の能力の高さを表しているからもしれません。


さて、この薩軍の中に、協力者として、熊本県士族が加わっていたそうです。

まあ、司馬氏によれば、

「理屈っぽくて、実行力を伴わない」

だそうで、それでも、そういう人間達が、6百人程、この戦線に加わっていたそうです。まあ、この中に

「ルソー信者」

として、名高い宮崎八郎が加わっているわけですけど、彼は薩長政府の政治に矛盾を感じ、この「第二の維新」

に、こころを寄せるわけです。まあ、「人民主権」を謳うルソーに共鳴するわけですから、

薩長の掲げる天皇主権には、真っ向から反対なわけです。

なんとなく、このあたりを見ていると、よく映像で見る、遠い昔の学生運動を思わせるものがありますね。

人工的に作られ結局失敗だったマルクスレーニン主義にかぶれ、時の政府を断罪し、

反政府運動を繰り広げる頭の弱い学生達。まあ、その成れの果てが、今の与党の人間達なんですから、

低脳で、能力もなく、お馬鹿で、仕事のできないバカ政府ができあがるのは、あたりまえ、ということで、

ほんとに、低脳うんこバカは、早くこの世から消え去ってもらいたいものです。


まあ、司馬氏は、この宮崎八郎を一方の主人公として、とりあげているわけですけど、

1972年から1975年にこの作品が書き上げられれたことを考え合わせると、この宮崎八郎を

当時の学生運動に加わる学生になぞられえて書いていることがだだわかりです。

時の政府を悪者にして、ヒーロー的に立ち上がる学生的に書いている。

ま、政府を悪者にして、そういう政府を断罪している俺は偉いんだ!と自分を誇るためにストーリーを綴っているのが、

だだわかりで、ほんとに、こいつの「俺偉いもんね」病は、その低脳うんこバカぶりを思い切り露呈させています。

ほんと、俺が地獄へ行ったらこいつ蹴りまくって、異世界へ飛ばしてやろう!


まあ、宮崎八郎そのひとは、この時代に、「人民主権」に共鳴するくらいだから、物の見えるひとだったのでしょう。

確かに、現在は、そういう時代ですし、それが、民主主義の根幹を成す思想であることも確かですから、

宮崎八郎の考え方は、間違ってはいなかった、学生運動の学生達とは比すべきでないくらい、モノの見えるひとだったと思いますね。

まあ、それを学生運動になぞらえて書いちゃう司馬氏のモノの見えなさがだだわかりになって、

ほんと、こいつどうしようもねえな、って感じですね。


さて、この宮崎八郎、さきに熊本城の天守閣が炎上消失としたときに、あまりの喜びに、一首、歌を読んでいます。

「年を経し 思いの雲の晴れて今日 心尽くしの月をみるかな」

まあ、積年の想いが達成されていく、その兆しと見たのでしょうね。まあ、このひと、このとき26歳なんですが、

まあ、素直に将来に希望を持っていたのでしょうね。まあ、ここまでいろいろ苦労した人生だったみたいですから、

それが、素直に出ている句だと思います。


さて、この宮崎八郎ら熊本共同隊がその在所から発する時に、ある老人が

「諸君らが、われわれ百姓のために、こうも力をつくしてくれるのか」

ということを言ったそうです。つまり人民主権の世の中をつくるために、彼らは行動するわけですから、

自然、人民とは、百姓という意識になっていたんでしょうね。

まあ、政府から税金を搾取されている、という意識はどの時代の百姓にもありますから、

ここらへん、自然な反応と見るべきなんでしょう。

司馬氏は、このことについて、

「農民から見れば、にわかに東京にできた新政府などは、税金をとりたてる泥棒も同然といったような印象だったにちがいない」

と、断定しています。まあ、これ、自分を誇るための文章だということは、だだわかりですが、税金というものは、どの時代でも農民から搾取されるものです。

税金を納める相手が変わっただけ、というのが事実のはずなのに、こうやってミスリードしてまで、自分を誇るこのおっさん、ほんと許せませんね!


さて、その熊本共同隊の出陣は、音曲いりで、勇壮なものだったそうですが、

司馬氏は、それについて、

「本来、物笑いになってもよいような」

などと馬鹿にした書き方をしています。そして、

「そのことは、当時の気分を知ることなしに理解することは難しいだろう」

と、

「俺は理解しているもんね」

と、さも偉そうに書いているわけです。そして、その気分とは、

「官というのは、盗賊であるということが、この当時天下一般の士族や農民の心象に濃淡の差こそあれ、広がりつつあった印象であった」

このひと、こういう逃げの書き方ばかりする人間なんですよね。

「印象であった」

とすることによって、自分の責任逃れをしている。結局自信がないんですよ。弱い人間なんです。そのくせ、誇る。なのに、人間観察力ゼロの低脳うんこ馬鹿。

まあ、いいでしょう、話が切れますからね。


さて、司馬氏の説明によると、音曲入りで、出発した熊本共同隊が物笑いになってもよいような形だったのは、盗賊政府を倒すという大義が正しいものだったからだ、

ということになるわけですけど、明らかに間違ってますよね。

たしかに、政府が盗賊だという意識が農民たちや熊本共同隊の中にあったとしても、その服装だったり、音曲入りというのは、

「心意気があれば、服装なんてどうだっていいんだ」

という隊の人間の思いや、そういう隊に

「せめてがんばってもらおう」

という農民達の想いが音曲入りという形になったということでしょう。

そこに説明がいかないとおかしいのに、単に司馬氏は

「自分が当時の時世を理解しているんだ。俺は偉いんだ」

という意識が強いあまり、

「政府は盗賊だったと皆思っていた」

ということを主張してしまったんですね。つまり、主張のために出してきた材料を間違えているわけで、こういう誤りがほんとうに多いのも、このバカの特徴です。


さて、司馬氏は、そういう「政府は盗賊」という意識について、西郷の「南州遺訓」から、関連する言葉を抜き出しています。

「革命を幸いとして成り上がった下級士族が官にあって「家屋を飾り、衣服をかざり、美妾を抱へ、蓄財を謀」っているという現実に対して」

「「そのようでは維新の功業がとげられぬばかりか、戊辰の義戦も私利を営んだことになる」」

まあ、これは、僕が一貫して西郷の基本的性格だ、として、主張している部分です。しかし、司馬氏の付け加えている「下級士族」というところが、

引っかかります。西郷はそういう分け方はしないのではないでしょうか。明らかに臭みのある性格の司馬氏の主張に過ぎないように感じます。

政府にいる者すべてに対して、頭の悪い癖に、金に汚い人間を批判していると、僕は思います。

司馬氏の主張では、下級士族からの成り上がりについて、批判していて、力点が全然違います。要は司馬氏は、

「成り上がりの癖に、豪奢な生活はするな」

という一種の差別感情であって、またも、彼の性格のだめさが、指摘できてしまいます。まあ、西郷の言葉も、きちんと理解できていないことが、

ここでも、だだわかりです。



さて、今日は随分、司馬氏に対する指摘が多くなってしまいました。

ほんとうに何もわからないくせに、自分ばかり誇るうんこバカな野郎です。

夜郎自大も、甚だしいバカですね、こいつは!

まあ、今回は、これくらいにして、次回は来週ということにしますかね。

時代性があるとは、言え、ほんとうに臭みのある性格が垣間見られて、どうも、それに敏感に反応してしまうんですね。

まあ、基本、僕は偉そうにする人間が、大嫌いなのでね。

しかも、根拠のない、偉さですからね。カン違いも甚だしい。

まあ、西郷を守りたい、というのが、僕の基本的な考えですから、まあ、お付き合い願えるとありがたいです。


さて、今日も長々と書いてしまいました。

ここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。

また、次回、お会いしましょう!


ではでは。