「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

橋下徹氏は、大阪と言う街の本質を明らかにした!(ぼんくら家老!)

2015年05月19日 | 時事ネタ
おはようございます。

昨日は曇り、そして、超朝の今は雨・・・5月もラスト2週間と言う事を考えると、

梅雨の時期も近く感じちゃいますねー。


さ、久しぶりに時事ネタに食らいつきましょうか。


その時、僕は事務所のテレビで、事務所の皆と大阪都構想の住民投票の結果に対する報道を見ていました。

「ゆるちょさんの指摘した通りになりましたね。もっともゆるちょさんが大阪維新の会の政治活動の終了を」

「言葉にしたのは、橋下徹氏自身の浮気報道が出た時でしたね。確か、あれは2012年の7月・・・3年も前でした」

と、雑誌記者のレイカ(31)が横で言う。

「だって、それって自分を支えてくれている妻に対する裏切りだし、女性を感情のある人間として見ていないって事になるでしょ?」

「恩義ある人間に後ろ足で砂をかけるような行いは、高度な相互監視社会であるこの日本では「天網恢恢疎にして漏らさず」だから」

「絶対に自分に向かって「負のエネルギー」として返ってくるからね」

と、僕。

「それに、その浮気と言う行為について彼は「まあ、よくある事」みたいな言い訳をした・・・つまり、彼の深い所に」

「「ま、男性なんだから、浮気も仕方が無い」と言う、女性蔑視の意識がある事がだだわかりになった事で」

「彼の味方でもあった女性に「あのオトコは女性蔑視者だわ」と気づかせてしまったからね・・・それが大きいよ」

「男性の政治家が女性を敵に回したら、その時点で終わりだ・・・その時に僕の中で、そういう結論になったのさ」

と、僕。

「橋下徹氏は、それから約1年後「慰安婦問題」についてコメントし、これも大問題になりました」

「ゆるちょさんは、「これでダメ押しじゃない?大阪都構想は、もう終わったよ」と当時、わたしに言っていましたね」

と、レイカ。

「何故、突然彼が、そんな話に噛み付いてきたかと言えば・・・女性蔑視者認定で、自身の人気がガタ落ちした事を受けて」

「新たな人気獲得の為に、政治的コメントを出した・・・出さざるをえない苦境に落ち込んだ・・・そういう事なんじゃない」

と、涼しい顔して僕。

「あそこで問題になったのは・・・彼が「どの国にだって慰安婦制度はあった」と言った事で、彼は慰安婦問題の本質を理解していない」

「事を露呈させたんだ。慰安婦問題と言うのは、韓国側の理解・・・つまり、世界的理解と言う意味だけど、当時、日本政府が」

「日本軍を通じて、強制的に若い女性を拉致誘拐して、強制的に軍の施設に放り込み、強制的に慰安婦として働かせた・・・」

「そういう理解なんだよ。まあ、僕的な認識で言えば、韓国は当時、日本だったし、韓国人は同じ同胞だったんだから・・・」

「その同胞を拉致し、強制的に慰安婦として働かす日本人なんて過去にも未来にもいないよ。そういう極悪なメンタリティーを」

「持つ人間は、韓国や中国が作る反日ドラマにしか存在しない。要は彼らの恐怖の妄想が、世界的に日本人を侮蔑する要因に」

「なっていると言う事さ。だって、そんな人間、悪魔だろ。まあ、それはいい」

と、僕。

「要はそういう問題点を前提にせず、「どの国にだって慰安婦制度はあった」なんて言ったら、「世界全体の軍が悪魔だ」って」

「言ってるようなもんでさ・・・政治家は言葉こそ、命なのに、このガサツな脳・・・とても政治家として耐えられる脳じゃないよ」

と、僕。

「それに当時彼は・・・沖縄に駐屯する米軍の司令官に「慰安所の代わりに沖縄のソープランドを使え的な言葉を言った」と認めていて」

「・・・わたしは女性として、こっちの言葉の方が許せませんでした」

と、レイカ。

「まあ、確か彼の言葉では「「民間のそういう施設を使え」と申入れした」っていう言葉だったと記憶していますけど」

「ちょっとひどすぎますよね。完全に女性蔑視者ですよ、彼は・・・女性を人間として認めていない・・・道具として見ている・・・」

と、レイカ・・・怒っている。

「この問題は彼の政治家としての資質の無い事を露呈させたね。一般の日本人としても、この件は受け入れられないよ」

「むしろ、人間としての資質すら、疑う発言だ。だってこれって米軍そのものをバカにする発言でもあるわけさ」

「そんな事もわからない人間に政治家の資質などありはしないさ」

と、僕。

「はっきり言って、橋下徹氏って、頭が悪いんだよね。頭が悪いから何か目立とうとして発言してる」

「・・・政治家は人気があれば勝ち!みたいな思想に毒されていることも露呈した・・・」

「だから、この事件でもって、政治家、橋下徹は終わった・・・僕はそう見たよ。まさに「貧すれば鈍する」だ」

と、僕。

「じゃあ、改めて聞きますけど・・・政治家って具体的にどういう資質が必要なんですか?」

と、レイカ。

「政治家は、実現すべき将来のビジョンを明確化し、有権者に説明し、その道筋を理解させ、皆を納得させなければいけない」

「日本文化はどこまで言っても「納得」なんだ。納得しなければ、だれも行動しないからね。こここそ、政治のキモと言っていいだろうね」

「その為の人間的説得力が、政治家には必要だ。なのに彼は数々の失言で、人間的説得力を破壊してしまったからね・・・そりゃダメだろう」

と、僕。

「さらにもう少し言えば・・・政治家にとって、将来のビジョンは大切だ。皆が納得するビジョンである事が必要だし、皆が求めるビジョンでなければならない」

「そして、その目標実現の為に人心を自分に集め、高いハードルを自分の支持者と共に次々に突破し、政治家を中心としたコミュニテイによる」

「突破エネルギーそのものになって、実現すべきビジョンの現実化・・・それを取り仕切るプロデューサー的資質が必要だね」

「目的実現のために、すべての施策を投入出来る、そういう施策の発想力も必要だしね」

と、僕。

「なるほど・・・男女別なく、人心を自分に集める・・・橋下徹氏は、ここに失敗していますね」

と、レイカ。

「そういう事。まあ、人間と言うのは・・・特に日本人は他の日本人の中身をすぐに見透かす・・・だからこそ、政治家は清濁併せ呑む気概も必要だし」

「愛される、信用される要素も必要なんだ」

と、僕。

「それを・・・人間的説得力を自ら破壊した橋下徹氏だからこそ・・・この結果ですか」

と、レイカ。

「まあ、そういう事だろうね」

と、僕。


「ただ、笑っちゃうけど、この橋下徹氏の全体の政治活動を見ていて、政治家の一番大事な資質は、ビジョンの提示力と共に」

「そのビジョンが有権者の夢になるようなキラメキのあるビジョンでなければ、いけないと言う事・・・もちろん、それが有権者にわかりやすいビジョンである必要があるよね」

「それがその第一になるかな。第二として、その政治家が蔑視者でない事・・・特に男性政治家が女性蔑視者であったら、終わるし」

「そもそも有権者が望みを託する事の出来るくらいには賢い事が大事だと言う事がわかったね・・・」

と、僕。

「①きらめくビジョンの設定力と実現力、②政治家として信頼に足る賢さを持つ事、③蔑視者でない事・・・」

「これくらいが、政治家の資質になりますか」

と、レイカ。

「あと、大事な事はビジョンの実現まで、粛々と権力を維持し、拡大出来る人材と言う事だろうな」

「なにしろ、政治家は、ビジョンを実現するために活動する人間なんだからね」

と、僕。

「そういう意味では今回の橋下徹氏・・・大阪都構想の住民投票まで、進めた、と言う事には意味があったと思います」

「さらに言えば、反対70万5000票VS賛成69万5000票の僅差まで持っていった事もすごかったと思いますよ」

と、レイカ。

「うん。それは僕も認めるところだ。元々、こういう住民投票は、既得権益者による現状維持派VS改革派・・・新しい大阪を作ろう派に分かれるもんなんだよね」

「元々橋下徹氏と言うのは、テレビで人気の弁護士だったところから」

「大阪の財界から「東京一極集中で、大阪の地盤は沈みゆくばかり。ついては大阪の維新を実施して、東京と並び立つ大阪を」」

「「実現する政治家になってほしい」との委託を受けて、一肌脱いで大阪知事に立候補したわけだろ?」

「言わば大阪人からの委託を受けて、大阪の為だけに彼は政治家になったわけさ」

と、僕。

「はい。その大阪財界の後押しも受けて・・・大阪都構想掲げた大阪維新の会は、支持を伸ばしました」

と、レイカ。

「つまり、大阪を新しく作りなおそう派の支持を受けた橋下徹氏と言う事になるんだ。当初はチカラを得たけど」

「住民投票までこぎつけた事は素晴らしいと言えるけど・・・その住民投票が大阪の人々のリトマス試験紙になっちゃった」

「つまり、大阪が地盤沈下している理由は、この既得権益者が実験を握っていると言う事実・・・だから、大阪は変われないし、新しい芽も摘まれていると言う事実すら」

「露呈したって事だね。要は、変わりたい意思を持った改革派の人間よりも・・・現状維持派が多数いると言う事だろうね」

と、僕。

「でも、大阪でも、北側の中心層は、大阪都構想賛成派が多いと言う結果になりました。その足を引っ張ったのがそれ以外の地域の住人」

「変わろうと考える人間の足を引っ張ったカタチになりますね」

と、レイカ。

「ふ。変わろうとする意思のある人間の足を引っ張る人間は・・・どういう存在か、皆まで言わなくてもわかるだろう?」

「僕もそういう存在に対して言及する気はないよ」

と、僕。

「そういう存在が、変わろうとする意思を・・・」

と、レイカ。

「そういう事だろうね。そこまで行くと、もう、橋下徹氏がどうだとか言う問題じゃない」

「現状維持派は、現実への「逃げ込み者」だ。チャレンジングスピリッツが無いから、一切成長の出来ない人々・・・そういうくくりの人が」

「日本の足を引っ張ると考えた方がいいだろうね」

と、僕。

「大阪の未来を真剣に考えて票を投じる人と、自分の事しか考えず、大阪の明日なんてどうでもいい人と・・・どちらも同じ一票と言うのは」

「わたしには、おかしく感じますけど。だいたいこの世は平等じゃないんだし・・・」

と、レイカ。

「ま、そこは政治体制が民主主義なんだから・・・いずれにしろ、変わる事に反対されるのは、ま、橋下徹氏も折込済みだったはずだろうね」

と、僕。

「そうですね。そう言われると、何も言えませんね」

と、レイカ。

「それもあって、橋下徹氏は大阪都構想と言うビジョンを有権者に否定されたんですね」

と、レイカ。

「まあ、この結果について、橋下徹氏は、自分のチカラ不足と認めていたけど、高い投票率からすれば、大阪と言う街の本質が見えたし」

「さっきも指摘したように地盤沈下の理由が「現状維持派」が大勢で、実質的な実権を握っているから・・・とわかったんだから、橋下徹氏は大阪の本質を顕にしたけど」

「その本質を変える事は出来なかったと言う事だろうね」

と、僕。

「大阪知事に当選した時の橋下徹氏は、大阪憲政史上、最大級の支持者を持った、権力者だったはずなんですけどね」

「少々の壁なら、容易にブレークスルー出来るチカラを持った政治家だったのに・・・」

と、レイカ。

「大阪知事に当選した当時の彼は、いい意味でその中身が知られていなかったのさ。テレビではズバズバ物事を言う歯切れの良さが売りだったしね」

「しかし、途中で彼の政治家としての未熟さ、頭の悪さ、女性蔑視者と言う政治家としては致命的な過ち・・・」

「これが有権者に露見した辺りから・・・歯切れのいい彼のセリフが聞けなくなったよ・・・」

と、僕。

「それにもう一つ言えば・・・この住民投票が現状維持派の既得権益者VS大阪に新しい価値を創造しようとする改革派と言う戦いの構図である事が」

「あらかじめわかっていたのだから、現状維持派の切り崩しにもチカラを入れるべきだったと思うね」

「既得権益者は、そもそも大阪市解体そのものに反対なんだから、いくら大阪都構想による二重行政の廃止を訴えても、耳を貸さないし」

「現状維持で行った場合の将来のデメリットを明確に訴えるべきだった思う」

と、僕。

「そもそも二重行政解消の為だけに、大阪市を解体すると言う発想に無理があると言うか・・・そもそも本当に大阪は変われるのか・・・そこが明確でなかったのは痛いですね」

「このまま無策で行ったら、ドンドン大阪から人もカネもモノも流出して、大阪が終わると言う事を説明出来れば、大阪市解体にも納得がいったような気がします」

「・・・と言うか、大阪都構想だけで、すべてが上手く行くとした大阪維新の会の説明に無理がありました」

「だから、少々の犠牲があっても、それに乗ろうとするチャレンジ派と慎重派の現状維持派の戦いになり」

「結果、大阪と言う街が怖がりの人間ばかりの後ろ向きの街と言う事が全国的に宣伝されてしまった・・・そんな気がします」

「つまり、橋下徹でも、大阪と言う街の本質は変えられなかった・・・その本質は、怖がりの逃げたがりの後ろ向きの現状維持派の街」

「・・・それがわかってしまったと言う事でしょうね」

と、レイカ。

「ま、現状維持派と革新派の争いの場合、普通は現状維持派が勝つものさ。それが日本だよ」

と、僕。

「人は変化をあまり望まない・・・だからこそ、皆が納得するような、変化を積極的に望むような未来の提示が不可欠・・・政治のイロハですね」

と、レイカ。

「そういう事だ。例えば、これに似た事案として、橋下徹氏が大阪府知事時代の2008年8月に大阪府庁舎を」

「大阪南港にあるWTC(ワールドトレードセンター)に移転すると言う案を出して、府議会に却下されているけど」

「なんか、それを思い出すと、今回の住民投票による却下はストーリーとして酷似しているような気がするな」

と、僕。

「不人気で採算割れしていたWTCを積極的に活用する案でしたね、それ・・・っていうか、そもそも橋下氏は当時」

「採算割れの箱物事業をわんさか抱えていた大阪府の実態を明らかにし、スリム化する政治をしていたんでしたね」

「確か、松本零士氏と対決していたニュースを見ていた記憶がありますね。おぼろげながら」

と、レイカ。

「彼は結局「無駄なモノを無くし、スリム化する」と言う信念の元に政治をし、その最大の実現項目」

「大阪都構想そのものを有権者に否定された・・・そういう話になったんだね・・・」

と、僕。

「そもそも、有権者に怖がりの現状維持派が多数いたのでは・・・誰が大阪改革を叫んでも民意に否定されるストーリーにしかなりませんよ」

「つまり、この構図から見えたのは、大阪の変わろうとする意思を、大勢である現状維持派が否定し続け、言い訳に逃げこむ「逃げ込み者」となり果て」

「将来の成長する大阪の芽をつぶしてしまったと言う事です。それは多くの会社の本社が東京に移転する・・・その理由のひとつであるでしょうね」

「進化・成長を志向しない人間のコミュニテイには、会社の本社として、存在すべき価値はないですからね」

「ま、後は変わろうとする意思を持つ人々が大阪自身の現状維持派をどうするか・・・どう変えていくのか・・・街の自浄能力、街の活性化能力にかかっていると」

「言うしかありませんね」

と、レイカ。

「そうだね。あれだけのチカラを持っていた橋下徹氏にして、大阪を変えられなかったんだからね・・・」

「根は深いと言う事だろうね」

と、僕。

「でも、ゆるちょさん・・・橋下徹氏は、大阪の財界の要請で、政治家になったんですよね?大阪を変える為に・・・」

「その橋下徹氏の手腕でも、古い大阪は変えられなかった・・・大阪の地盤沈下は、さらに加速するんでしょうか?」

と、レイカ。

「加速するだろうね。大阪から皆が東京に逃げていく理由は、大阪が進化・成長を志向しない街だと言う事が今回の事でもクローズアップされてしまったからね」

「その条件が変わらない限り・・・いや橋下徹氏でも変えられなかった大阪は・・・目のある人間はもう見限るだろう」

「となれば、優秀な人材が最も早く、大阪から流出すると言う事になるよ」

と、僕。

「大阪を変えようと橋下徹氏を呼んだのに・・・彼が敗れた事で、大阪の病巣の根の深さが全国的に喧伝されてしまった」

「その理解力すら、無い・・・想像力すら無い大阪の街は・・・未来が容易に想像出来ますね」

と、レイカ。

「今回の・・・橋下徹氏を引きずり下ろした大阪のやり方は・・・江戸時代、革新的な政治をしようとするお殿様が出てくると」

「すぐに、引きずり下ろしてしまう、現状維持派の能なし役人化した藩のぼんくら家老連中の有り様を思い出すよ」

と、僕。

「能なし役人こそ・・・現状への「逃げ込み者」そのものですものね。ふしあわせスパイラル一直線そのものだわ」

と、レイカ。

「江戸時代、民間の金貸し業者からカネを借りまくって、クビの回らなくなった地方の藩の姿にダブルね」

「・・・大阪の地盤沈下は、そういう能なしぼんくら家老連中に実権を握られている限り、続くって事になるだろうね」

と、僕。

「夢破れて山河あり、現状維持派の既得権益者あり、大阪・・・橋下徹氏は、そんな風に大阪を見つめているでしょうね」

と、レイカ。

「でも・・・橋下徹氏は、一介の弁護士に戻って・・・もう政治家はやらないと言っていますけど・・・それって出来る事でしょうか?」

「橋下徹氏は、7年半前とは顔が変わっちゃっているじゃないですか。弁護士顔から、偉そうな政治家顔に・・・」

「そういう人間が・・・民意を自在に動かしてきた人間が・・・例えば執権の北条氏が一介の御家人には戻れない・・・」

「その事実を見た時・・・橋下徹氏は、元には戻れない気がしますけど」

と、レイカ。

「だろうね。ま、今は辞めると言っている気分はわかるよ。全力尽くして、彼は賛同を得られなかったんだから」

「なんで前に進まないんだ!チャレンジしないんだ。チャレンジしないで後ろ向きの事ばかりやってるから、地盤沈下するんだ」

「そんな簡単な事も・・・大人だったらわかる事すら、おまえらわからねえのか。いいだろう。だったら、辞めてやる」

「金輪際、わからず屋の後ろ向きの「逃げ込み者」とは、一切、話はしないわ!・・・って怒る理由もわかるよ」

と、僕。

「人生はチャレンジするから、成長して行けるんだよ。それを怖がっていたら、自分が劣化するだけだ」

「そんなシンプルな事もわからない人間が大阪をダメにしている。そういう構図が露呈しちゃったね」

「結局、そういう事じゃないかな」

と、僕。

「ま、人を宛てにしていてはいけない。自分で成長しろって・・・そういう事でしょうね」

と、レイカは結論のように言葉にした。


「僕は今回の事で思ったよ。行政なんて宛にならない。もはや自分でコミュニテイを作り上げ、そこを革新の地としていこうとね」

「ま、その最初のコミュニテイは、この事務所だ。この事務所内なら・・・別天地を作る事が出来る」

と、僕。

「なるほど、確かにコミュニテイですものね。うちの事務所は」

と、レイカはニヤリと笑う。

「それから・・・毎秒の成長・進化を希求する場所を・・・世界に広げていけばいいんだ」

と、僕。

「ふふ。ゆるちょさんは、言ったら、何をどうしてでも、やる人ですからね」

「楽しみに見て行きましょう」

と、レイカは言って、笑顔で、コーヒーを飲んだ。


(おしまい)

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