「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

「私見桶狭間の作戦!」戦国武将織田信長第三回(梁田政綱の意味!)。

2014年01月30日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「戦国武将考察編」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・今日も前回の続きと行こう・・・「織田信長さん」を続けて見ていこうよ」

と、タケルは話し始めます・・・。

「ま、織田信長さんの話は長いから・・・今日はその第三回目だね」

と、タケルは言葉にします。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「さて、信長さんに教わるのは「織田信長は「絶対の因果関係」を使ったから、日本の全国平定のベクトルを作り得た」・・・という話ばかりということになるけどね」

と、タケルは言葉にする。

「要は信長さんの思考方法というのは、まず、ターゲット有りきなんだな。どういう状況にしたいか・・・まず、これを考えるわけよ」

と、タケルは言葉にする。

「例えば、僕はこの思考方法を完全にパクっている。僕は男性であって、独り身だから、女性にモテなければならいないわけ。これがターゲット有りきの思考方法」

と、タケルは言葉にする。

「「恋」とは男性がプレゼンし、女性が落ちるモノだ・・・であれば男性のプレゼンは・・・要は外見としゃべり・・・となるわけだ」

と、タケルは言葉にする。

「であれば・・・外見もしゃべりも・・それらをすべて女性にとっての「ハッピーエナジー」にしてしまえばいい・・・そういう手順になるわけ」

と、タケルは言葉にする。

「外見は・・・有り体に言えば体脂肪率20%以下のスタイリッシュな体型にし、「めぢから」極大のさわやかスポーツマンになってしまえば、いい」

と、タケルは言葉にする。

「しゃべりは・・・要はたくさんの「知恵」を毎秒作っていき・・・「知恵」で持ってしゃべれる「知恵者」になれば、女性はそのしゃべりに魅了されることになる」

と、タケルは言葉にする。

「この二つを徹底的に追求していけば・・・女性が相手の方から恋に落ちてくる状況を引っ張れるようになる・・・という非常に単純な事なわけよ」

と、タケルは言葉にする。

「要はより具体的に具体的に追求するってことで・・・とにかく、自分の人生なんだから、自分で自分の価値をどこまでも追求する姿勢が大事ってことになるね」

と、タケルは言葉にする。


「タケルさんは・・・一緒にいる女性を自然と笑顔に出来るから・・・それにすべての会話が「知恵」に彩られているから・・・女性に人気なんですよ」

と、レイカは言葉にする。

「こんなに「知恵」が深く、「めぢから」強くて笑顔も素敵な大人の男性は・・・そうそういないですからね」

と、レイカは言葉にする。

「ま、だから、わたしはお供しているわけです。いつもいつも・・・」

と、レイカは言葉にする。


「まあ、そのあたりはいいとして・・・信長さんの思考方法はターゲットありきで、さらに言えば、その大きなターゲットを実現するための小さなターゲットを」

「いくつもいくつも設定しているんだな。さらに言えば、そのターゲットを実現するために徹底して具体的に思考している。ここがなんと言っても大事だね」

と、タケルは言葉にしている。

「どこまでも具体的に考えているところが大事なんですね」

と、レイカが言葉にする。

「そう。例えば、九鬼嘉隆率いる織田水軍が毛利水軍に完敗した事件があった。毛利水軍が火攻めを行ったことで、織田水軍は完敗したんだ」

と、タケルは言葉にする。

「天正四年の第一次木津川口の戦い、と呼ばれる戦いですね。毛利水軍は焙烙火矢という火矢を使って攻撃をし、織田水軍を壊滅させています」

と、レイカが言葉にする。

「この時、その敗戦の理由を聞いた織田信長は「鉄の板で装甲した船」を即座に提案している。火矢に負けない船と言えば火に強い鉄の板を使う。具体的思考の例だね」

と、タケルは言葉にする。

「天正六年の第二次木津川口の戦いでは、信長の案を採用した織田水軍の鉄甲船に毛利水軍は退却を余儀なくされています」

と、レイカは言葉にする。


「合理的で、より具体的な思考こそ、信長の基本的思考方法であり、常にその思考方法で「絶対の因果関係」を利用し、ターゲットを現実化させているのが信長なんだ」

と、タケルは言葉にする。

「だから、例えば桶狭間の合戦で、一番の褒美を与えたのは、今川義元の本陣の位置を信長に教えた梁田政綱だった。これに対する学会の定説はない」

と、タケルは言葉にする。

「司馬遼太郎が作品内で信長が情報を重視したからだ、という説を取っているに過ぎない。だけれども、こうやって信長を見てくればその理由は明白だよね?」

と、タケルは言葉にする。

「具体的には、どういうことでしょう?」

と、レイカは言葉にする。

「僕は桶狭間の合戦をそもそも信長による、今川義元誘い出し作戦だと思っている。その目的は「駿河、遠江、三河」の大領主である今川義元を亡き者にすること。それだよ」

と、タケルは言葉にする。

「信長にすれば、今川義元が近い将来、尾張に進行してくるのは、目に見えていた。であれば、信長ほどの「知恵者」だ。積極的に策を練り、作戦をしかけたことは明白だ」

と、タケルは言葉にする。

「彼は今川義元だけを殺し、彼の財産のその多くを徳川家康に与え、自らの味方に加え、東方の脅威、武田信玄の備えにさせることもシナリオにいれていたのだろう」

と、タケルは言葉にする。

「徳川家康の人質とも言える現状と、彼の律儀な性格を調べさせた彼は、そういう近い将来をリアル化するべく手を打っていったに違いない」

と、タケルは言葉にする。

「信長はうつけだ・・・という偽の情報・・・今川義元に食いつかせる為の罠・・・を何度も流し、さらに実際に戦いになる日は・・・僕なら梅雨である6月を選ぶだろう」

と、タケルは言葉にする。

「実際、桶狭間の合戦は、1560年6月12日・・・ほぼ梅雨のど真ん中だ。彼は当日の天候さえ、スケジュール通り味方につけたんだ」

と、タケルは言葉にする。

「当然ながら、信長は今川義元の性格や思考方法なども細かく調べさせたはずだ・・・鷹揚な性格で「俺偉い病」気味で、無理をしない性格であることも調べたに違いない」

と、タケルは言葉にする。

「それが出来れば、当然、信長に仕掛けてくる手順や、どういう状況を相手を持ち込めば、相手が気を緩め、部隊の士気も緩み攻撃しやすくなるか・・・それがわかる」

と、タケルは言葉にする。

「だから、丸根砦、鷲津砦は、最初から犠牲にする覚悟だった信長なんだ。その二つが陥落し、前哨戦で勝ちを得れば、義元は、一旦行軍を休止するだろうと信長は読んだ」

と、タケルは言葉にする。

「さらに今川義元の士気も緩めさせる手をたくさん打っていただろうし将兵たちの士気も下げるべく、土地の者に料理などを用意させただろう。徹底的にやったはずだ」

と、タケルは言葉にする。

「もちろん、信長にしてもすべてをコントロール出来たわけでは無いだろうが、今川義元の本隊だけを叩く作戦は無論出来上がっていた。すべてはその為の準備だから」

と、タケルは言葉にする。

「だから、信長は義元の居場所だけを絶対的に索敵する用意をしていた。その情報の有無こそが、勝利を分けるのだから」

と、タケルは言葉にする。

「そして、その情報索敵者の中で、梁田政綱だけが、義元の居場所を索敵出来た・・・だからこそ、一番の恩賞を梁田政綱に授けたわけだが、ここから見えてくるものがある」

と、タケルは言葉にする。

「「梁田政綱だけが義元の居場所を索敵出来た」・・・こういう事実があると言うことは、信長は最初から義元本体の索敵を準備していた、という事実につながるんだよ」

と、タケルは言葉にする。

「準備していなければ、義元軍の本体の居場所なんか、わからないだろう?義元軍の前衛が近づいてきた・・・くらいしか物見の兵は確認しないだろう?」

と、タケルは言葉にする。

「つまり、信長は最初から義元軍本体だけを急襲、義元本人だけを殺す作戦を、最初から立てていた・・・ということになるわけ」

と、タケルは言葉にする。

「多分、梁田政綱と同じように義元本人を索敵する為に用意された兵はたくさんいたはずだよ。つまり、桶狭間の合戦は信長の用意した謀略だと言うことが言えるわけ」

と、タケルは言葉にする。

「「絶対の因果関係」を使う信長だ。今川義元だけをおびき寄せて殺すことが出来たから、駿河遠江三河は家康に与え、当初の思惑通り、武田信玄への備えに出来たんだ」

と、タケルは言葉にする。

「合理的に具体的に作戦を立て「絶対の因果関係」を使い、望みの未来を作ってきた信長だからこそ、出来た謀略だ・・・と言えるだろうね。桶狭間の合戦は」

と、タケルは言葉にする。

「すごいですね。タケルさん・・・桶狭間の合戦の解釈が私的には180度変わった感じがします」

と、レイカは言葉にする。

「私的には、今まで巨大な今川義元に若い信長が、ほぼ素手でぶつかっていったら以外にも奇襲作戦になっちゃって、幸運にも勝てた奇跡の勝利的に思っていましたから」

と、レイカは言葉にしている。

「絶対的「知恵者」である信長はそんな事はしないよ。「絶対の因果関係」を使い望みの未来を作り得るのが信長だ。それが信長の本質であると見極められればいいのさ」

と、タケルは言葉にする。

「それだけ、信長という「知恵者」は、あの時代、他を圧していた・・・そう考えるべきだと思うね。ま、僕的には、「桶狭間の作戦」と呼んでいきたいところだね」

と、タケルは言葉にする。

「信長は何事も合理的に考えるし「絶対の因果関係」のすごさを誰よりも知っている。だから、それを使わないわけはないんだ」

と、タケルは言葉にする。

「「絶対の因果関係」を使うからこそ、望みの未来をリアル化出来る・・・それこそが信長を読み解くキーワードになっていくんだね」

と、タケルは笑顔で言葉にした。


「ま、僕も嫁取りは「絶対の因果関係」を使っているけどね・・・」

と、タケルは笑顔で言葉を続ける。

「わかりました。タケルさん・・・その続きは、お酒を飲みながらにしませんか?」

と、レイカは赤縁のメガネを外し、髪を解いた。

「レイカちゃん、本気だね。じゃ、気合いれて飲もうか!」

と、笑顔のタケルは机を片付けだすのでした。


(おしまい)


「絶対の因果関係」・・・これを使いながら生きていけば・・・望みの未来を作るのも思いのまま・・・だと思っていますけどね。

さ、将来、僕がどうなっていくかはま、これからの話ですけどね。

楽しい未来にしていきたいと思いますね。


さあ、楽しく飲みましょう!


ではでは。

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