私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ロマンスは別冊付録

2021-01-19 21:28:08 | 韓国ドラマ・映画

結婚、出産で途切れてしまったキャリア。しかし結婚生活はうまく行かず再び働くことになった30代女性にとって再就職の壁は厚い。弟のように思っている後輩男性の家でこっそりと(!)と家政婦の仕事をしながら、娘を育てるシングルマザーとして正式な就職を目指す彼女。そんな中、なんとしても掴みたいチャンスがやってくる。後輩男性の働く出版社でのインターンとして新しい一歩を踏み出すのだか・・・

キャリアが途切れてしまうと、再就職するのは男女の別を問わず厳しい物。それが女性で理由が結婚育児となればなおさらハードルは高くなる。同年代の同性からは「私は苦しくとも仕事を続けてきた」という反発があり、若い同僚たちは「今更復帰して私たちの席を取らないで欲しい」と思われたりする。

そんな思いをしながらも、高卒と偽り新入社員として出版社で働くことになる彼女。そしてそんな彼女を静かに見守る後輩である編集長。韓国ドラマにしては主人公の女性も、彼女が実の弟の様に思う出版社で編集長職に就いている男性もグイグイ押してくる感じではない。経歴詐称で入社するなど結構な事をしているはずなのに、ガツガツしている感じは皆無で、演じ具合は非常に可愛らしい。

先輩社員も後輩社員も皆、競争の激しい会社の中で生き残るべく必死なため、彼女にも遠慮なく本音でぶつかってくるも、別に意地悪することが目的ではないので、こちらも見ていて辛くなる場面は少ない。

私はラブコメというよりも、出版社として読者獲得に悩む姿や、売れない作家たちを励ます編集部員、出版業界を盛り上げるためにどうすべきかと悩む姿など、仕事に向き合うドラマとして見ても面白いなと思った。(詩集を出すことに編集者が熱心だったり、詩集が普通に書店に並ぶ韓国らしいエピソードだ)

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キャリアのブランクに悩む主人公を、結婚出産で仕事を暫く休んでいたイ・ナヨンが演じるのは、なんだか不思議なキャスティングだと思うが、昔と変わらない雰囲気とスタイルであっさりとクリアしている。

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TBSで放送されているドラマのタイトルが「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」だと知り、このドラマの感想を書いていないことを思い出す。「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」は未見なのだが、別冊付録も別冊もニュアンス的には同じ思いを指しているんだろなと思う。