私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

真夏の方程式

2013-08-11 19:31:28 | 映画鑑賞
企業が計画している海底調査に関する説明会にアドバイザーとして呼ばれた大学教授の湯川。
綺麗な海が財産というその海辺の町で彼が選んだのは、少し立派な民宿といった風情の家族経営の海辺の旅館。

経営者夫婦の甥で夏休みに遊びに来ていた少年の夢をかなえるために、彼に理科の素晴らしさを知って欲しいと思い、実験を行ってみせる湯川。
眩しい海と空の下での実験は、少年にとって楽しい夏の思い出になるはずだったのに、その旅館の宿泊者が不審死を遂げたことで、少年にとっては大きな悲しい思い出にもなってしまうのだ。


夏のスペシャルドラマでもよかったのにとも思うが、夏の暑い盛りに見る海辺のシーンはそれなりに綺麗だった。少年と二人実験にいそしむ姿もなかなか微笑ましい。
事件の秘密を知ってしまった湯川が取る道については、色々思うところがある人もいるとは思うが、私はそれほりも少年の心にこれからも残るであろう傷の方が非常にひっかかる。

夏の綺麗な思い出を糧にその心の傷を乗り越えて欲しいと思ったりする。

ストーリーは、裏主役とも言える男性の行動がキーになり進んでいく。
やりすぎない演技はいいなと思うが、でもテレビでもいいかなとも思う。

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この夏、海に行く予定はない。海が見れただけでも結構満足する。



真夏の方程式 (文春文庫)
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