トップをねらえ！

『グレンラガン』の余波というか、
うｐされていたので検閲の目をかいくいぐって？
伝説の『トップをねらえ！』を一気にみてしまいますた。

そうなんだねぇ、庵野を語るには『トップ～』を見ないと
始まらんのだろうねぇ…まぁ、別に語ろうとも思わないんだが。

エヴァの解説本というか、それっぽいのは何冊か読んで
「どんな動機・シチュェーションでエヴァに
　パイロットを乗せるか」というのに庵野はこだわっていたそうだ。
アムロがガンダムに乗るまでを、ほとんどコマ送りで分析して
「これを超えるのはムリ」と思ったらすぃ。

『トップ～』と『エヴァ』は、ＳＦっぽい設定が売りの一つで
『宇宙戦艦ヤマト』で波動砲発射に至る全台詞を学生時代に暗唱したという
庵野の好みが反映されております。

一方『グレンラガン』では
「充分に進歩した科学技術は魔法と区別がつかない」という
アーサー・Ｃ・クラークの第三法則に実に忠実なんですねぇｗ　

『トップ～』最終話で　のりこ　が、ガンバスターから　
起爆剤用として炉心を取り出すときに自分の服までちぎって
左胸を出しちゃいますが、戦いのヒロインが片方の胸を出すのは

ドラクロワの「民衆を導く自由（の女神）」を思い出させるんだねぇ、なぜか。

民衆を導く果敢な女性は、フランスのシンボル、マリアンヌ。
女性は自由の擬人化で「乳房は母性すなわち祖国」を表現しているのです。

胸の露出は、地球を守る強い意志の表れと見たぞ！

また、OPは酒井法子！！
これも、『グレンラガン』OPを歌った中川翔子との共通点になるなぁ。

さて、よく出来たＳＦは sense of wonder があります。
『トップ～』には、しっかりとそれがある。

1万2000年後の「オカエリナサイ」
（実際はイが鏡像というか左右反転してるところがご愛嬌）
なんか、モロにそれ！！

泣けます…実際には、現人類は、あと１万年で滅亡するというのに。