YUKI

言語、言語で表現できることすべて

A○メーカー「モブスターズ」について知っている二三の事柄

2010-10-01 01:08:39 | Weblog
いわゆる「真性中出し」を
愚直なまでに追求するメーカーで
大阪にあるのだとか。

男優女優に「血液検査」を行い、
女優には通常の倍のギャラを払い

「真性中出し」を証明するために…
カメラワークは長まわし、
挿入・射精スタイルは半中半外を発明w

う~む。

村西御大のご推薦ということで
人気AV嬢である 紋舞らん↓



姫野愛↓



のをTryしてみることに。
ユーザー評価は、結構高い作品です♪

まぁ、カリビアン・コムでは、当然無修正で
ほとんどが生ハメ・中出しで、真性っぽいんだけどね。

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村西とおる日記

…最後に私事で恐縮ですが二日前に経験したことを書かせていただきます。
二日前大阪で「モブスターズ」という「真性中出し」メーカーの
撮影のお仕事をしてまいりました。
AV業界のメーカーはほとんどが東京に集中しております。
地方には名古屋と大阪にほんの数社があるのみ、でございます。

そのほんの数社の一つ、「モブスターズ」というメーカーの社長さんが
一ヶ月ほど前、手前どもの事務所に姿を見せられました。
自分たちのメーカーの6周年記念作品に出演して欲しい、とのご用命でございます。

社長さんはわざわざ大きな紙袋いっぱいにお土産を持ってこられました。
プレゼントを下さる方を無性に好きになるクセが抜けておりません。
頭の低い40歳を越えたばかりの好青年と、社長さまのことを大いに気に入って、
ご一緒にお仕事をさせていただくことになりました。

AVメーカーを設立する前は社長さまは介護の会社を経営されていたそうでございます。
青年社長さま、でございます。
がなんの因果からか、残念なことに倒産してしまわれました。
これでくじけてなるものか、と再起を期してもう一度介護の会社を起こして頑張ろうと、
企画書を書いて出資者を求めて関西地区を飛び廻りました。

が一度倒産を致しますと信用はガタ落ちとなり、かつての知り合いの間を廻っても、
誰も真剣に耳をかたむけてくれません。
行動費どころか、その日の昼飯にもことかくほどにせっぱつまった頃、
ある青年実業家と出会いました。

青年実業家は倒産した青年社長の話を聞いていて、
「あなた、AVメーカーをやりませんか」
と云い出しました。

実は青年実業家の方はかねてからAVメーカーの仕事に、
ことのほか興味を持っていたのでございます。
SEXが好き、ということは勿論、AVというクリエイティブな仕事をして
自己実現する、という生き方、お仕事にあこがれていたのでございます。
一生に一度は、いや二度も三度も、できることならズーッと生涯
AVを作り続けるお仕事をしてみたい、と希望を持たれていたのでございます。

監督やプロデュースは自分がやるつもりでした。
しかしモノを作れてもその作品を商品化して営業し商売にすることを、
自分がやることは計算に入れていませんでした。
営業は自分に向いていない、という自覚がありました。

どこかに営業のスペシャリストがいたら、是非その人間とパートナーシップを組んで
AVメーカーを立ち上げたい、と考えていたのです。
そんな青年実業にとって目の前の倒産青年社長はまたとない人物に写りました。
弁も達つし外見も好印象で、なによりもハングリー精神が豊かなのが気に入りました。

ご縁があってこそ人生、といいます。
自分の才能や努力だけでは、どうしても現実を切りくずして
成功を手にすることはおぼつかないものでございます。
人と出会いがあって、その力を借りることで
1プラス1が5にも10にもの力となって宿命から逃がれ、
幸運をたぐりよせることができるのでございます。

倒産青年社長はこの際、初対面の自分を信用してくれたこの青年実業家の好意に
応えようと思いました。これまでの介護の事業から比べれば月とスッポン
ほどの違いがある話でしたが抵抗は全くありませんでした。
倒産して捨身となった心に、なにも恐いものなどありませんでした。

早速、AVメーカーを立ち上げ作品は「真性、中出し」を売り物としました。
嘘の多い「中出し作品」がまがり通るAV界にあって、
嘘、偽りのない「中出し作品」を世に出して勝負しようと考えたのです。

が実際に撮影に入ろうとするとこの「真性、中出し」作品、
言うが易し、行なうが難しの多くの問題をかかえていたのでございます。
まず売れっ娘の女優さんは余程のギャラを支払わなければ、
そうした「真性中出し」の作品に出演しないことが分かりました。
一本500万円以上、のギャラを必要としたのでございます。

まだ船出したばかりの新参メーカーにとって500万円のギャラは
目が飛び出るほどの大金でございます。
売れっ娘女優さんはあきらめて最初は企画レベルの女優さんに
出演していただくことにしました。

がこの企画レベルの女優さんにご出演していただくのにも交渉が難航しました。
大阪あたりでは、山口系列の人間がカラんでいるに違いない、
と誤解を生んだのでございます。

東京のプロダクションに日参して疑惑を晴らして信用をしてもらい、
出演を承諾していただくまでに大変な苦労と時間を浪費しました。
女優さん共演する男優さんの血液検査を終えて、
プロダクションの台本のチェックも無事パスしてようやく撮影となりましたが、
今度は別の問題が発生しました。

なにせ監督をつとめる青年実業家にとっては初めての体験なのでございます。
なにをどのようにしたらいいか、実際の場面に遭遇しましたら勝手が全く分からず
往生してしまったのでございます。

そのとき、頭に浮かんだのが不肖村西とおるの顔であった、
と青年実業家兼新人監督さまは申されたのでございます。
あのエロオヤジのような話し方、撮り方をそのまま真似てやれば
なんとかできるかもしれない・・・。

新人監督は急遽関西の村西とおるとなって初陣の「スタート」
の声をかけられたのでございました。
あれから6年、これまで約50本ほどの作品を世に出してまいりました。
すべて「真性中出し」作品ばかりでございます。

映像など1カットのカットの継なぎの余裕さえあればいくらでも
嘘がつける世界でございます。ギャラも通常の2倍近くはかかり、
性病の検査やスペルマの量などにもなにかと気を使うことが要求される
「真性中出し」の作品は、苦労の割にはむくわれることが少ないものです。

第一ファンの皆さまでも、本物の「中出し」であるなどとは心の底では
信じていないのでございます。が彼等は愚直なのでございました。

愚直なまでに近道を行くことなく本物にこだわり何倍の距離を走ることを
嫌わず、ゴールをめざしてひたすらに走り続けてきたのでございます。
「嘘をついてまで金儲けをしたくない」
という、まことにもって業界の宝ともいうべき純な信念の持主の集団でございます。
そこには業種は違っていても、今日の日本経済の礎となった「職人魂」を感じられて、
久しく感じることがなかった感動を覚えたのでございます。

読者の皆さまにも、愚直なまでに真面目で正直な人間たちが創り出す、
希有のAVメーカーの映像を拝見していただきたいものと考え、
アドレスを表記させていただきました。
(ご商売をなさっている方には「企業ポリシー」の項目は
ユニークでございますので是非にとご一読をお勧め致します)
http://www.mobs.jp
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名前のない女たち―企画AV女優10人の人生
中村 淳彦
宝島社

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