終わる世界・続く世界

ウォール街でマネー・ゲームに明け暮れる日々に嫌気がさして
メキシコを１年間漂流、日本に来て外国語指導助手をやった
元証券マンのアメリカ人を知っている。

たまに日本に来たりもするが、現在も漂流中…

まともな神経の人ならマネーゲームには根本的な違和感を覚えるらしい。

不思議なことに日本ではあまり深刻に受け止められていないようだが
今、この終わりつつある世界は
「アメリカが浪費する」ことによって成り立っていた。
世界はアメリカの浪費のおこぼれで繁栄していたわけだ。

サブプライムだかなんだかの住宅ローンでおかしくなってしまい
行き場のなくなった金が石油投資に走り、
石油が上がりすぎて不況が深刻化したために石油需要が低下、
ようやく石油投資に歯止めがかかる…
まったく、目先の利益を得るためにだけ動くからこうなる。
今は、「金（ゴールド）」が人気。

石油投資に規制できなかったんだろうか？
アメリカ経済のやり方と違い、投資にも規制が必要という
至極まっとうなやり方でヨーロッパは動いているようだ。

21世紀は中国の世紀というのは、既に脆くも崩れ去った。
文化大革命という焚書坑儒のせいで今の40～50代は、
まともな教育を受けていないし
経済の自由化＝金儲け至上主義という思想が蔓延。
その結果、もともと高くはない民度が一層低下、自滅の道を確実に歩んでいる。

インドは…世界をリードできるんだろうか？
EUにしたって、決して１枚岩ではない。

一応安定していた世界がおわり、「続く世界」は極めて不安定。

トヨタが広告費3割カットして、TV業界等に走った「トヨタ」ショックだが
今回のアメリカ発株価下落で、トヨタは資産を大きく減らした。
車も売れない。

外貨準備では日本と中国がダントツなので、
この世界同時株安で大きな働きが期待できるのはこの2国。

ところが…日本の政治家は、まったく海外に目が向いていないようなのだ。
いわゆる「政局」しか眼中にない。

現在26歳～36歳の人たちは、就職超氷河期を経験した「層」だが、
アメリカ発、底なし不況の大波はその規模さえ正確に測定できていないので、
どの年代までが直撃を受けるのかは、まだ分からないんだが
超超超氷河期であることは確実だ。

ぁ～あ、これで水商売、風俗関係に流れる人が多くなるんだろうな。
安易にそっちに行ったって不況なのに。

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芸能がらみでいえば、広告費が減りTV局崩壊が加速。
番組制作費をカットする民放は、低所得者層しか見ない、
安易なバラェティものに走る。
ドラマも、良質なものでなければ、役者個人では視聴率を稼げない。
ギャラが高い役者は敬遠されるだろう…

今以上に、CDもDVDも、良質のものでなければ売れなくなるんだろう。

舞台に出ない役者、ライブやらない歌手に明日はない！ってことですね。

テレビの地位低下に対してネットの地位は確実に上がる。
ブログとネット配信の番組、チャットなど…
ネットをプロモーション活動に使いこなせる者が生き残れる。

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そう考えると、中川翔子の凄さが分かる。

「行方不明者」に関する舌禍事件で
「しょこたん☆ブログ」が数日更新されなかった時は辛かった。
しかも、こういう人は少なくなかったらしい。
Mixiコミュニティでも、「しょこたん☆ブログ」が読めなくなるのは
大きな損失なので「舌禍」を煽るのは辞めて欲しいという結論だったはず。

ファン・サイトでのちゃっと＋CD発売記念SONYサイトでの生配信

精力的なライブ活動…
「続く世界」DVDのアメリカ・ライブ密着というのは
業界の人にとっては、これ以上ないプロモーション・ビデオに見えるだろう。

ただし、本人が一番なりたいのは　漫画家。
この「しょこたん狂想曲」が永遠に続かないことを
本人が一番よく知っているはず。

「溜池Now」の占いにもあったが、25歳までピークが続き、
ゆるやかに下がっていく…というのは、その通りなのだろう。

強力にサポートしてくれる人が現れなければ…ということだった。
メグ・ロックでは足りないのかな？
松本隆＋筒美京平　が、この後もサポートしてくれるなら、話は違ってくるかも。