YUKI

言語、言語で表現できることすべて

幼年期の終わり…情報統合思念体?

2010-01-30 02:02:06 | Weblog
人類の究極進化形態=情報統合思念体=神?

というのが「(地球)幼年期の終わり」という
古典的SFに描かれている。

10歳以下の超能力少年少女たちが
情報統合思念体に進化?していく様子を
アーサーCクラークは淡々と描写しているんだが

人類の文化・文明が、いかに「肉体」に依存していたか
ということが示されていて、切なくなりますねぇ。

80年代、チューリングテストに合格できる
人工知能を作る試みがあったんだが

結論としては、人間並みの肉体=情報センサー
を与えることが、必須であるとされたように思う。

生命は、自らの肉体が関知する情報に応じて
世界認識を構築するのだ。

だから、肉体のあり方=世界 と云える。

芸術は感覚器官に訴えるものなのだから
アプリオリに肉体に依存していることになる。

だとすれば、官能の器官としての肉体のあり方を
描く、ポルノというかAVも
○○学会のように芸術と見做すべきなのかなぁ
と愚考している昨今なのだ。

しかし、芸術と呼ぶには、その職業病が
危険すぎるからなぁ。

そういえば…
筒井康隆の短編集「宇宙衛生博覧会」に
性行為が芸術行為にまで昇華された惑星の話があるが
性病の問題が解決されていることが前提となっていた。

とまれ、死をも省みぬ勇猛果敢な男女によって
日本ではAVという芸術が鑑賞できるのであるから
幸福なことであるかもしれない。

それにしても…情報統合思念体にとっての楽しみって
何なんだろうね?


…ちなみに長門を生み出したのは「情報統合思念体」です。

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谷川 流
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