YUKI

言語、言語で表現できることすべて

三浦亜沙妃について知っている二、三のこと

2009-04-28 00:49:50 | Weblog
少々古い話しだが…
三浦亜沙妃が意外とイイセンいっているのに最近気づいた。

2006年3月1日、アイデアポケットからAVデビュー
2008年6月20日、ホットエンターテイメント制作販売の作品
『渋谷路上 ダンプ・FUCK』を撮影した際、
ダンプカーの荷台でわいせつな行為をしたとして、
公然わいせつの疑いで、同社社長兼AV監督の梶俊吾、
AV男優の末藤為雄らとともに逮捕される。
また、自宅に大麻、コカインを隠し持っていた…

ホットエンターテイメントは「企画モノ」メーカーとして
評価はされていたようで、梨元勝や安達有里も監督として
AVを撮影している。

さて、事件をきっかけに知った三浦亜沙妃は
企画モノ女優でクスリ漬けという、AV女優としても
最下層のイメージだったんだが…
どうしてどうして、結構人気のある人だった。

三浦亜沙妃のブログやAVは、まだ見ることができる。
おそらくは半永久的に…

一見、華やかに見えて
法律すれすれのところを逝っているAVというものの
儚い実態を垣間見る思いがする。

☆    ☆    ☆

証言台には、この日のために鹿児島・奄美大島から上京したという
被告の父が情状証人として立った。

被告は、父が神奈川で仕事をしているときに生まれているが、
両親らは、約8年前に奄美大島に戻って生活しているのだという。
被告の家族は、事件が発覚するまで、被告がAV女優をしていることを知らなかったようだ。

弁護人「AV女優をしていることは、知っていましたか」

父「以前、写真撮影の仕事(モデル)をしていると聞きました。
○○さん(法廷では有名写真家の実名)のモデルとして、グアムで撮影しているとか…。
まさか、そういうことをしているとは」

弁護人「奥さんは、事件のことを聞いてどんな様子でしたか」

父「憔悴(しょうすい)しきっています」


被告の父は、仕事を辞めさせて、娘を奄美大島に連れて帰り、
「自分の一生をかけて更生させる」と誓った。
父が証言を続ける中、被告は持っているハンカチで涙をぬぐい続けていた。
この後、検察官は、今後の被告の生活面で、ある心配を口にした。

検察官「奄美大島は地方で、人間関係が緊密ですよね。
娘さんの事件を、みんなが知っているのではないですか」

父「まわりは誰も知らないと思います」

検察官「というのも、娘さんの事件のことをあえて言うことはないと思いますが、
周りでうわさになって、娘さんが居づらくなるのではと。大変ではありませんか」

父「本人がやったことの代償は大きいと思っています」

続いて、被告人質問が始まった。
撮影を行った監督は、自身の初公判で「セックスというのは、
平和の象徴みたいな行為」などと述べ、今回の撮影の芸術的意義を訴えていた。
しかし、被告は、監督の考えに共感することもなく、
実は嫌々ながら撮影を行っていたようだ。
被告は撮影に応じた理由を説明した。

弁護人「ダンプカーの上での撮影だというのは、いつ知りましたか」

被告「当日です」

弁護人「どのような経緯で説明を受けましたか」

被告「(撮影直前の)メーク中に監督から聞きました」

弁護人「説明を受けて、違法な行為だということは認識していましたか」

被告「はい」

弁護人「それではなぜ、断らなかったのですか」

被告「(直前に)断ってしまうと、違約金を取られます。
今後、自分の仕事にも影響が出ると考えました」

弁護人「前もって内容を確認していたら、撮影をしていましたか」

被告「事務所と相談して、断ることができたと思います」

弁護人「AVというのはぶっつけ本番なのですか」

被告「ほかのメーカーは、撮影の1週間くらい前に打ち合わせをしますが、
ここのメーカーは何もなしに撮影を行います」

そもそもなぜAV女優になったのか、弁護人は被告に問いかけた。
被告にはささやかな夢があったという。

弁護人「あなたがAV女優になったのは、いつごろですか」

被告「3年くらい前です」

弁護人「AV女優になったのが遅いですよね。なぜその年でなったのですか」

被告「小さいころから、女優やモデルにあこがれていました。
AVから女優やタレントになる人もいます。そのステップとしてAVを始めました」

弁護人「挫折してしまいましたね」

被告「はい」

弁護人の質問に、被告はうなだれた。
被告は「自分の弱さで、大麻やコカインに手を出してしまった」と反省の弁を述べ、
薬物からの脱却も誓った。

検察側は、「DVD販売による利益を目的として、公然とわいせつ行為を行った」として、
懲役2年6月を求刑。
弁護側は執行猶予付きの寛大な判決を求めた。

☆    ☆    ☆

平成20年 特(わ) 第1464号等 公然わいせつ、大麻取締法違反等
三浦亜沙妃こと恵志織(30)

事件の概要
「渋谷路上 ダンプ・FUCK」という名前のDVDを撮影する為、
渋谷の路上にダンプカーを用意し、その荷台でSEXをした。
これに伴って、監督、スタッフ、被告人、計7名が逮捕された。
また、AV女優である被告人は、自宅から大麻とコカインが発見された。

主文

被告人を懲役2年6ヶ月に処する。
この裁判確定の日から3年間、その刑の執行を猶予する。

理由
一、被告人はダンプカーの荷台で男女の性行為を撮影する為に、
梶俊吾らと共謀の上、渋谷区渋谷24-1所在の東横インの横に駐車したダンプカーの荷台で、
周辺のビルなどから容易に見られる場所であるのを知りながら、
男女が全裸になって公然と性行為をした。
二、渋谷区代々木所在の被告人方において、大麻を育成させ、栽培した。
三、前記被告人方において、麻薬であるコカインを鼻腔から吸引し、大麻を使用した。
四、前記被告人方において、大麻を含有するコカイン0.45g、大麻6.223gを所持した。

「人間は最初から大きく踏み外すのではなく、一歩ずつ踏み外していく」
「失ったものは大きいが、焦らずに努力して下さい」

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