早朝散歩の折、ミヤマイラクサの葉にぺたっとへばりついたチョウを見つけました。
黒い翅に赤い斑点のアゲハチョウの仲間?と思い近づくと、アゲハに似ているが、触角が太く体は一回り小さい。
直接目にするのは初めてですが「アゲハに擬態したガ」が頭をよぎりました。
よく観察してみると、やはり触角はくし形でガの仲間のアゲハモドキでした。
アゲハモドキは、毒を持つジャコウアゲハに擬態することで、天敵から身をまもっていると言われています。
しかし、ジャコウアゲハの幼虫の食草、ウマノスズクサは、関東以西に自生しています。ジャコウアゲハの幼虫の食草がない北国になぜ、ジャコウアゲハに擬態しているアゲハモドキがいるのでしょう。疑問が残ります?。
*ジャコウアゲハ類が食べるウマノスズクサ類は、毒性のあるアリストロキア酸を含み、ジャコウアゲハは幼虫時代にその葉を食べることによって、体内に毒を蓄積する。この毒は一生を通して体内に残るため、ジャコウアゲハを食べた捕食者は中毒をおこし、遂には捕食したものを殆ど吐き出してしまう。一度ジャコウアゲハを捕食して中毒を経験した捕食者は、ジャコウアゲハを捕食しなくなる。
このため、ジャコウアゲハ類に擬態して身を守る昆虫がいくつか存在している。(wikipediaより)
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