大寒波が押し寄せ、寒さに弱い熱帯地方原産の里いもを一昨日、急いで収穫しました。
敷き詰めていた黒マルチをはがすと、里芋の根元からゴミムシダマシがたくさん現れました。足や触角を折りたたんで身を縮め、集団越冬をしていました。
土を掘り起こすとこちらではダンゴムシが、団子状に丸まって冬籠り、あわてて動き出すダンゴムシもいましたがほとんどが丸まったままです。
ワラジムシも顔をだしましたが、危険を察したのか足早に逃げだしました。逃げまどうところを押えてひっくり返った裏側をカメラに収めました。ダンゴムシよりも温かい色合いで、腹端に一対の突起を持っています。
コガネムシやクワガタの幼虫も現れました。これらの幼虫は、子どもたちが喜ぶので、これまで保護してきましたが野菜の食害も多く、このところは少々厳しく対応しています。土の中では伸ばしていた身体も掘り起こされて外気に当たり、丸まっています。
カタツムリは殻の中に閉じこもり、入り口に薄い膜を張って越冬の準備、気温が下がると入口の膜の数を増やしていくそうです。呼吸ができるのかと心配になりますが、膜には呼吸できる穴があるようです。
ミミズも動きが鈍くなりました。冬の気温が5度以下になると、冬眠状態に入るようです。
ミミズは動き回ることで土を耕し、土塊や餌を取り込んで糞として排泄し、植物の肥料として大切な役割を果たしています。
コガネムシの幼虫のように野菜の食害になる生き物、落ち葉や腐った植物を食べて土に戻してくれるダンゴムシやワラジムシなどの掃除屋さん、大地を耕し、肥沃な土に変えるミミズと活発に活動していた生き物たちは、土の中で長い冬の眠りにつき始めました。
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