秋晴れの午後、柿の木の下で翅をいっぱいに広げて日光浴をしているルリタテハが目に入りました。
ルリタテハは、和名の通り、鮮やかなルリ色の帯模様の美しいチョウです。
ルリタテハの裏面の翅は、茶褐色で細い模様があり、樹皮や落ち葉に似る保護色です。
昨日、落葉した柿の葉の上で、翅を閉じたり広げたりの動作を何度も繰り返していました。
左翅の帯模様が、線を描き右翅と違った曲線美を見せています。
絶えず動かし続けるルリ色の翅は、陽の光で多様な色合いに変化し、ルリタテハの美しさに見とれました。
4月、 川べりの倒木に止まったルリタテハ。
成虫で越冬したルリタテハと思われます。
7月、コアカソの葉の上に止まったルリタテハ。
草地で右へ左へと機敏に飛びまわり、翅を広げた姿は見ることができませんでした。
8月、2mほどの高さのコクサギの木に止まったルリタテハ。
この日も、力強く羽ばたいて機敏に飛びまわり、表翅は見られませんでしたが、保護色になっている裏翅の模様が透けてよく見えました。
昨年の10月、ヤマガシュの葉を食べていたルリタテハの幼虫。
1年を通してようやく今秋に、目前で翅をいっぱいに広げたルリタテハに会い、ルリ色のラインや日差しを受ける角度によって紺色の翅が変わるルリタテハの美しさにほれぼれしました。
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