ヤギのユキちゃんがつむぎの家にやってきた翌日、ヤマトと初対面の場面。
初めてヤギを見たヤマトは、「ハアーハアー」と呼吸を荒げ興奮状態です。
ヤマトが、ユキちゃんに近づいていこうと小屋の中に足を踏み入れると、ユキちゃんは前足で床を「バァーン」とたたいて威嚇し,頭突きの攻撃態勢をとりました。初対面のヤマトを警戒したようです。
初日は、これまでにしておこうと小屋の扉を閉めると、ヤマトは立ち上がってユキちゃんをのぞいています。
ヤマトの興奮は収まらず、小屋の前に座り込んで中に入ろうとしていましたが、嫌がるヤマトの手綱を引いて無理やり小屋を出ました。
翌日は、柵の外からの対面でヤマトの様子を見ることにしました。相変わらず息を荒げ興奮状態は続いていますが、ユキちゃんの方は比較的落ち着いた様子でヤマトの方に近づいて行きました。
好奇心旺盛なユキちゃんは、恐がる様子は無いようです。
ヤマトは、どしてもユキちゃんに近づきたいようで、柵の下を潜ろうとしました。
ユキちゃんは、一瞬身を引きましたが、おびえた様子は見せずに興味を示し、ヤマトの行動を見つめていました。
とりあえずこの日は、ここまでにして、ヤマトを散歩に連れ出そうとするのですが、やはりユキちゃんが気になる様子で、山の中には入ろうとしません。
里地を散歩していても落ち着かず、ユキちゃんの小屋の方にたびたび方向転換しようとしていました。
翌々日も、柵の外からユキちゃんと面会です。
ところが今度は、ユキちゃんの方が柵から顔をだし、ヤマトに関心を示しました。ヤマトも尻尾を振って応えています。
そこでヤマトを柵の中に入れると、ヤマトとユキちゃんは鼻を摺り寄せ、互いに愛撫していました。
ヤマトも穏やかな表情になり、息を荒げる興奮状態もなくなり、この後、安心したかのように、いつもの散歩に出かけて行きました。
ようやく犬のヤマトとヤギのユキちゃんが、仲よくコミュニケーションを交わせるようになったようです。
ヤギのユキちゃんは、私たちの姿が見えなくなると、寂しいのか「メェー、メェ~」と大きな声で啼き続け、一方、ヤマトは、私たちが母屋の方に出かけると「ウォーン ウォーン!」と、「ボクを置いてどこに行くんだー!」とでもいうように啼き続けます。二匹とも人恋しいようで、当分の間は、この啼き声を背に農作業をしていこうと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます