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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

クリの木に集まる虫たち

2013年07月14日 | 昆虫

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つむぎの上の里山は今、クリの花が咲き誇り、そよ風に独特の匂いが漂っています。


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紐状に長く伸びた雄花と雄花の基部には、実になる小さな雌花も見えます。

クリの花の匂いに誘われて、花の蜜や花粉を求め、さまざまな虫たちが集まってきました。


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ホソヒラタアブ(ヒラタアブ科)

腹部には、黄橙色と黒色の縞模様があり、細長く平たいお腹の形が名前の由来とか。


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アカシマメイガ(メイガ科)

クリの葉裏に、小枝と見まごう姿で止まっていました。メイガ科は作物の害虫でもあり、目立たない色合いが多い中で随分華やかですね。


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シラホシテントウ(テントウムシ科)

かわいいテントウムシで初めての出会いです。

小さなテントウムシですが、キイロテントウと同じく、うどん粉病菌を食べる益虫のようです。

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ヒメウラナミジャノメ(ジャノメチョウ科)

目玉模様がひときわ目立つヒメウラナミジャノメ、クリの花の蜜を吸いに来たのでしょうか。

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ヒトツメカギバ(カギバ科)

4㎝ほどの大きさで、葉裏にぴったりとくっついて止まっていました。白い翅に茶褐目色の紋があり、にらみをきかせているようですね。

ここからは、夜に出会った虫たちです。


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クロコガネ(コガネムシ科)

夜行性で、クリの葉を夢中で食べていました。


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マメコガネ(コガネムシ科)

雄しべの中にすっぽりと入りこんで、花を食べているのでしょうか?金属色の緑の光沢が美しい。

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ウスイロオオエダシャク?(シャクガ科)

4㎝ほどの大きさのエダシャク。地味な色合いながらなかなかおしゃれな翅の模様です。

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ヘイケボタル(ホタル科)

クリの木の葉の上で光っていたヘイケボタル。

ようやくヘイケボタルが飛びはじめました。昨夜は19℃の涼しい夜空でしたが、42匹確認できました。気温の上昇と共に、間もなく本格的なヘイケボタルの乱舞がみられることでしょう。

里山に、匂いを放ち虫たちを誘うクリの花、葉を食べる害虫も益虫も受け入れ、クリの木のレストランは、さまざまな昆虫たちで賑わっています。


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