ホンドテン(イタチ科)
先日回収したセンサーカメラに、鮮やかな黄色の毛皮の”ホンドテン”が映っていました。
これまで、雪の上の足跡や里山を流れる川の、橋の上に残された糞から、テンがいるのではと思っていましたが、目にしたことはなく、今回ようやく生息が確認できました。
全身が黄色の冬毛になり、ふさふさとした美しい毛並みです。
ホンドテンは、1931年9月の満州事変以後に、国策として毛皮の生産を奨励した時期があり、その後も高級な毛皮として狙われ、生息数を減らしてきたようです。
雑食性で、動物質のものはネズミやリス、鳥類、昆虫類、土壌動物など、植物質のものはサルナシ、マタタビ、ヤマブドウの実など何でも食べるそうです。
冬眠せずに、昼夜問わず一年中活動しているようですが、カメラに映ったのはいずれも真夜中でした。
立派な毛並みと黄金の美しい色合いに胸が高鳴り、今後の森林整備や里山再生の取り組みに一段と弾みがつきました。
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