大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

春休みの自然体験

2014年03月24日 | 綾里っ子

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お天気に恵まれた昨日は、つむぎの家で子どもたちの自然体験を企画しました。

午前9時半から12時半までの予定でしたが、早くも午前9時には、数人の子どもたちが待ちきれずにやってきました。そこで、子どもたちに、リスが食べたクルミの殻合わせに挑戦をさせ、ぴったり形のあったクルミの殻で、ネックレスやブローチを作り始めました。

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9時半には、16人の子供たちが集いました。

「今日はどんなことをするのかなー?」。子どもたちは、ワクワクしながら、つむぎの家の代表から里山体験のスケジュールや、焼きいもを作るにあたっての「焚き火」の注意点などに、目を輝かせながら聞き入っています。


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まずは、みんなで焼きいも用の木の枝を拾いに行きました。

一番年少のトモキくんも、里山整備で出た杉の小枝を、肩にいっぱい担いでいました。


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拾ってきた木の枝を、各自で火種に投げ入れています。

今は、焚き火が自由にできない時代で(事前に消防署に届けています)、燃え上がる炎を見て、子どもたちに歓声が上がりました。


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焚き火で”焼き芋用のおきり”を作ったあとは、焼き芋の準備。

一人2個ずつ、お芋を新聞紙とアルミホイルに包んで、準備OK。

その後は、つむぎの家の中で、里山整備で出た端材や自然の素材を利用したネイチャークラフトに取り組みました。

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木の実や輪切りの木、枝などを使って作品づくりに取り組む1年生の様子。

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2年生のリノンちゃんは、「お花が咲いたよ」と作品を手にとって見せてくれました(ツバキの殻と小枝などを使って)。右の胸には、クルミの殻で作ったブローチもつけています。

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みんな思い思いに、真剣な表情で取り組んでいます。

木工用ボンドは、少し時間を置かないと、くっつきが良くないので、ちょっと苦戦している子もいましたが、それぞれ、イメージ通りに仕上げていました。

作品が出来上がったあとは、里山探検です。

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あらかじめ下準備しておいたお芋をもって外に行き、焚き火の中にお芋を入れています。

焚き火の”お切り火”の熱さにびっくりしている子もいましたが、全員、お切り火の中に入れることができたようです。

さて次は、お芋が焼き上がるまで、里山散策へ出発。

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春の日差しを浴びながら散策コースを一巡し、春を見つけたり、展望を楽しんだりしたあと、今年度整備したばかりの山の頂きを目指して登って行きました。

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山の頂から眺める”春の街並みの景色”は絶景。みんな揃って「ヤッホー!!」と呼びかけています。

子どもたちの大きな声は、「山びこ」となって「ヤッホー!」と戻ってくると、さらに大きな声を出していました。

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つむぎの家に戻ってくると、美味しい焼き芋が出来上がっていました。

囲炉裏を囲んで、「ほっか!ほっか!」の焼き芋をほおばっている顔は、なんとも言えず「満足げな」様子でした。

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そうこうしているうちに、もう約束の12時半がやってきています。お母さんたちが迎えに来ていますが、子どもたちはもう少し、つむぎの家で遊んでいたい様子。

タクトくんは、自ら立って感想を述べ始めました。「里山探検が楽しかった!クマさんになって一番上まで行けた!そして、クマさんになって山を駆け下りてきました」

すると、1年のマユちゃんが「クマさんは、山の中を駆け回っていました。里山探検はいい気持ちでした。焼き芋も楽しかった!」と続きました。そこで、みんなで感想を述べ合いました。

時計の針は約束の時間をまわり、自分たちが作った作品と、もう一個の焼き芋を大事そうに袋に入れて、元気に帰って行きました。4月には進級し、お兄さん、お姉さんとして、また一段と成長してくれることでしょう。