大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

森づくり、第2弾がスタートしました

2013年02月15日 | 森林づくり

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森林整備第2弾は、南尾根側斜面のスギとアスナロの植林地です。この斜面の尾根筋は広葉樹の林で南尾根散策路になっています。

長年放置されたスギ林は、鬱蒼としており、林床にはササが生い茂り、木々は脇枝を伸ばし、下の林道や対岸の里地への陽射しを遮っていました。そのため雪も融けにくく、写真のように日陰は凍てついています。

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スギ林の中のササは2m以上にも伸びていました。

写真は、ササ刈りをした直後の状況です。下草刈りだけでも林間がこんなにも明るくなりました。南尾根を歩きながら里地を望むことができるようになりました。


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植林地と広葉樹の森との境もきれいになりました。

ここはかつて木材搬出用の林道の一角で、冬に雪が積もると、地域の子どもたちがそりすべりをして遊んだ思い出の場所のようでしたが、ササが鬱蒼と生い茂ったうえ倒木が路をふさぎ、里まで下りることができなくなっていました。つむぎの家に遊びに来た子どもの父親が懐かしがって覗いていたのが印象的でした。


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昨日からは、間伐作業に入りました。細い木や曲がった木を除伐しています。傾斜もきつく、足場も不安定で作業は大変なようです。

今後は木材生産としての山ではなく、除伐して明るくなった空間に自然に芽生えてくる木々を育て、緑深い森へと誘導し、治山・治水としての機能はもちろんのこと多様な生き物で賑わう環境林としての森づくりを目指していきたいと思います。