わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

大同団結して改憲勢力に対抗しよう!-石川県憲法を守る会総会

2013-04-09 22:59:25 | 平和・人権
  石原慎太郎維新の会共同代表は、朝日新聞のインタビューに対し、次のように述べています。(4月5日付け)
――維新綱領は現憲法を「日本を孤立と軽蔑の対象に貶(おとし)めた」としています。これには異論があります。
「日本は周辺諸国に領土を奪われ、国民を奪われ、核兵器で恫喝(どうかつ)されている。こんな国は日本だけだが、国民にそういう感覚がない。日本は強力な軍事国家、技術国家になるべきだ。国家の発言力をバックアップするのは軍事力であり経済力だ。経済を蘇生させるには防衛産業は一番いい。核武装を議論することもこれからの選択肢だ」・・・
 
とんでもない時代錯誤の発言です!
このような憲法の危機に対し、石川県憲法を守る会は、4月9日18:00~近江町交流プラザで総会を開催しました。

代表委員の岩淵正明弁護士は、
憲法審査会50人中39人が憲法改正賛成派である。
国会では、マイナンバー法、国家秘密法、国家安全保障基本法などが審議されようとしている。
日弁連としても96条改正反対の決議をあげた。
金沢弁護士会有志は、さまざまな団体が結集して党派を超え大同団結して改憲勢力に対抗しよう、国民投票で過半数とれないという状況をつくり出そうと呼び掛けた。

その後、石川多加子金沢大学准教授が「自民党改憲案と教育・研究」と題する記念講演を行いました。
自民党憲法改正草案と現憲法を対照しながら、改正案の問題点を痛快なまでに批判されていました。
私は初めて自民党憲法改正草案と現憲法を読み比べてみましたが、とんでもない内容だと感じました。
現憲法の3原則である国民主権、平和主義、基本的人権がことごとく否定されています。

「原子力ムラ」とはすなわち産学官連携である。
学問、研究、教育については、
マハトマ・ガンジーの「20世紀資本主義の7つの大罪ー理念なき政治 道徳なき商業 労働なき富 人間性なき科学 良心なき快楽 献身なき信仰」の中の特に「理念なき政治」「人間性なき科学」を戒めなければならない。

水俣患者救済に奔走した原田正純医師は
「公害が差別をつくるのではない 差別が公害をつくるのだ」
公害を戦争に置き換えることもできる。