わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

尾木ママの記念講演ー子ども施策自治体シンポジウム

2012-10-05 01:16:48 | 教育
 9月29日~30日、東京都・目黒で「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウム2012が開催され、参加してきました。
 このシンポは、子ども施策・事業のあり方やまちづくりの展望を見出すために求められているものは何か、どのようにすれば実現できるのかなどについて協議するものです。その根幹には、子どもの権利条約の精神が流れています。私は、3回目の参加です。

 1日目の全体会では、”尾木ママ”こと教育評論家・尾木直樹さん(法政大学教授)による「共感子育てのススメ」と題する記念講演がありました。
 私は流行に疎く、尾木直樹さんが”尾木ママ”としてメディアでこんなにも有名になっているとは知りませんでした。若いお母さんたちがたくさん会場に詰めかけていました。講演では、笑いの中にも問題の本質を突くものがありました。

 今、問題になっているいじめについて
 教師や学校のもっている本質がいじめの構造である。
 教師が目標を持って集団全体を上げていこうとすることは、公的な場でいじめをしてもいいと言ったと同じことである。
 海外は個別教育であるが、日本は集団一斉集団教育である。
 秋はいじめのシーズンである。運動会、合唱コンクールなど、団結が求められ、我慢を強いられる。

 「共感」は「同情」や「同感」と違う。
 「傾聴」・・・「聞く」「訊く」でなく、心で受け止める「聴く」
 共感できるしかり方とは、叱る場面でほめてしまうこと
  「どうしたの?」ー「そりゃあ、大変だったね」
 学校と家庭が同じになってはいけない、親バカでいい

「釜石の奇跡」と言われた子どもたちの津波に対する判断力・行動力が高く評価されている。
 井上ひさし作詞の校歌にその「生きる力」が象徴されている。

釜石小学校校歌
【作詞】井上 ひさし
【作曲】宇野 誠一郎

いきいき生きる いきいき生きる
ひとりで立って まっすぐ生きる
困ったときは 目をあげて
星を目あてに まっすぐ生きる
息あるうちは いきいき生きる

はっきり話す はっきり話す
びくびくせずに はっきり話す
困ったときは あわてずに
人間について よく考える
考えたなら はっきり話す

しっかりつかむ しっかりつかむ
まことの知恵を しっかりつかむ
困ったときは 手を出して
ともだちの手を しっかりつかむ
手と手をつないで しっかり生きる


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