わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

寺活ワークショップに参加ーまちづくりへの熱い思いに触れる

2013-12-23 22:15:10 | まちづくり・地域おこし
12月23日、野町広小路にある大蓮寺でNPO金沢観光創造会議主催の「寺活ワークショップ」があり、参加してきました。

金沢には卯辰山と寺町台の2か所に寺院群があります。たくさんの寺院も檀家の減少で存続が難しかったり、後継者不足だったり、その存在意義は?など、いろいろな課題を抱えています。

お寺は本堂や境内はじめ、広いスペースを持っています。まちなかでこのスペースは希少価値があります。
お寺は本来は人が集まり、人々の悩みや困りごとを解決する福祉の場、寺小屋としての教育の場であったはずです。
当然、歴史的価値の高い資源も有しています。
このお寺としての機能や価値を活かさないともったいないと思います。
そんな思いで、このワークショップに参加しました。

3.11東日本大震災、福島原発事故を契機に、僧侶が宗教者として献身的に行動する姿を拝見してきました。
岩手県盛岡の女性僧侶が車で片道4時間かかる大槌町で被災者の傾聴ボランティア、仮設住宅への支援物資配布、経済的自立支援に向けて工房立ち上げなどされていました。石川県内でも福島の子どもたちの保養受け入れを継続的に行ってきているお寺が何か所かあります。

ゲストトークは、ご自身もアーティストでNPOアートグミ理事である美大の高橋はるき先生より問題提起。
瀬戸内国際芸術祭で男木島で九谷焼を使ったインスタレーションなどの作家活動も。
本堂にフレスコ画がある本長寺はかつて寺小屋を運営していた。
寺は本来持っていた機能を確保する必要がある。
寺町に住めば困ったことが解決できる。住みたくなるまちにする必要がある。
自分を活かせる場、居場所づくり。

このNPO金沢観光創造会議では、金沢市の委託を受け「寺町寺院群活性化に向けた調査」をされたとのことです。
72寺のうち65寺から回答、改修予定は約2分の1。現状維持が43。
何か新しい動きを模索している寺院も数は多くはありませんが存在します。

その後、小グループに分かれて「こんな寺町台にしたい」というテーマでワークショップをし、発表。
寺と地域とのかかわり、観光とのバランスのとれた住みやすいまち、地域資源を住民自身が知り観光資源として発信する・・・
今後、これらのテーマについて掘り下げるワークショップを開催予定です。
第2回 1月11日(土) 13:30~16:00 松月寺(大桜)
第3回 1月26日(日) 13:30~16:00 高岸寺
第2回 2月11日(火・祝) 13:30~16:00 西方寺
連絡先 205-0272

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