畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

秋の長雨が続きます

2016-09-26 20:20:21 | 野菜

 8月末の大切な時期に全く雨が降らず困った年もあった。
だが、今年は大違い、順調すぎるほどに秋雨が降り続く。



 種を播いて薄く土をかけ、その上に焼いたそば殻を掛けています。
普通はもみ殻を播くのですが、手持ちが無くなり、そば殻を掛けたのです。



 何とか、芽は出るのですが育ちはもう一つ良くない。
「今年の秋野菜はふったちが悪い」なんてスベルべママ。どうも育ちが良くないのです。



 まー、最初に播いた大根などの成長はそれなりになっているから贅沢は言えませんけれどもね。
でも、どうも長期予報で言われたエルニーニョ現象収束の年の異常気象が当たっているように思えます



 これは「最上蕪」かな、いや「味美菜」かなー。
いずれにせよ、派手な虫食い模様は無農薬の象徴でもありますね。



 ほら、ブルーのウサギ除けのネットのこちら側には紫色の水菜「紅法師」が採り頃に。
悪天候と、害虫の食害にもめげず、育っている秋の野菜もあるのです。

 ところが、先日はこの長雨のために大変な目に遭ってしまいました。
軽トラのバック運転を誤り、柔らかくなった畑にタイヤを捕まえられてしまったのです。

 どうしても、自力での脱出は無理で、スベルべは草生す旧道を駆け下りてトラクターを回送。
四駆のトラクターの力でようやく、脱出させた軽トラでしたが、スベルべには筋肉痛の後遺症が残りました(笑)。
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農天市場の多忙な一日

2016-09-26 04:27:26 | 暮らし

 昨日は日曜日、農天市場の週二日の営業の最終日。
一日目の土曜日よりも、少しは楽だけれど、それでも早めに朝食を摂り、山の畑で収穫作業。

 終えて、農天市場に帰りニンジンを洗ったり、野菜を並べたり。
そして、少し手筈が整ったところで一人でクレソンの収穫に行ってきました。



 前日に引き続いての収穫で昨日も5キロほどの収穫。
農天市場に並べるだけでは多すぎるので、袋詰めして町のスーパーに出荷。



 こんなラベルのほかに、自分でA4版のポップを作って掲示。
「ビタミンCはもちろんの事、鉄分・カルシューム・カリウムなど微量栄養素に富む」なんて書いて。
 
 そして大きな文字で「スーパーベジタブル」です、とも記入。
こんなポップが効いたのか、スーパーの地場産野菜コーナーでは、人気の野菜になっています。



 山の畑から採ってきたばかりのニンジンとゴボウはこんな風にして販売。
スベルべママの提案で、「キンピラセット」としてあり、結構人気です。



 今年のサツマイモも7種類すべてを並べました。
名前の見えない手前右は「ベニハルカ」で、左には小さ目なものを袋詰めして100円で販売。



 友人が持ち込む、「山ぶどう」です。レシピも付けてありますが最高のジャムが出来ますよ。
実は栽培物ですが、耕作放棄地を利用した自然と同じ環境で作られたものです。



 この日は、朝一の出店準備を終えてすぐに国道の草刈り。
今年は雪消えが早く、雑草の成長が早いと言うのに、国交省はマニュアル通り一回のみの草刈り。

 カヤなどが繁って、農天市場の看板なども見えなくなってきたからです。
これから、初雪、雪のシーズンになったら道路に草が倒れ掛かるけれども国交省は知らんふり。

 こんなことを慌ただしくやっているうちにたちまち夕方になってしまいました。
スベルべママからは、来年はもう農天市場の営業は止めよう。なんて提案も。

 出荷してくれる仲間も何人か出来たので、そのあたりが問題です。
でも、「石の上にも三年」と言う言葉もあるけれど、農天市場は今年で10年目ですからねー。

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連載82-2「農の神様に会う」(その2)

2016-09-25 04:52:26 | 旅行

 ふかふかとした柔らかな土のリンゴ園で、剪定の手を止め珍客に付き合ってくださいました。
その立派なリンゴの木は、よく見ると幹が避けているものも多く、いわゆる56豪雪の後遺症だと説明されました。

  「農の神様に会う」(その2) 

 しかし、何時もは引っ込み思案な妻が珍しく会わせて頂こうと言い張る。
「だって御会いしたくて来たのでしょう」「それはそうだけど・・・・・」と煮え切らない私。

 いつも積極的な私にしては珍しいと妻は言う。
神様のような人に、気軽に御会いするなんて恐れ多くてと、気後れしたのが正直な気持ちでもあった。

 カーナビを頼りに探したが、一回ではたどり着けなかった。
ここでも、積極的な妻は、人に尋ねることを厭わなかった。
三回目に、家の傍で農作業をする女性を見つけた。妻は興奮した面持ちで走ってきた。

 なんとその家が、星寛治氏の御自宅であり、女性は奥様だったのである。
口ごもりつつ、突然の来訪の言い訳をした。

 そんな私たちを警戒するでもなく、奥様はお茶を勧めてくださる。
遠慮して断ると、午前中に苗代の、種籾播きを終え、午後からリンゴの最後の剪定作業に出掛けられたので、
畑まで案内して下さると言う。遠慮しつつも奥様の原付バイクの後に従った。

             (続く)

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連載82-1「農の神様に会う」(その1)

2016-09-24 04:30:37 | 旅行

 (久保の桜だったかと思います。桜の老大木が何本もの支柱に支えられ哀れにさえ思えました)
 
 「農の神様に会う」 

 ある日会社帰りの本屋で、ふと目に付いた本の題名に惹きつけられて手に取った。
「農から明日を読む」と言う本である。少し見てこれは絶対に読まなければ、と思い購入した。

山形県高畠町在住の星寛治氏の著作である。
巻末の著作者紹介には、「農業・詩人・東京農大客員教授」とある。

 読むほどに内容に惹きつけられる。
巻頭言に作家の井上ひさし氏が紹介されているが、
抑制された筆致で農業に対する熱い思いを見事に書いておられる。

 そして現代を憂う気持ちに、惹きつけられると共に、星氏の住む山形県の高畠町にも興味がわき、
何時かは訪れたいと言う気持ちが高まった。

 五月からは私の休日は畑仕事に費やされる。
四月だったら雪に悩まされる事もないし、休みは自由に使える。
妻と、妻の母を伴い花見を兼ねて、高畠町を訪ねる事になった。

 途中で手に入れた案内書などを参考に、花盛りの桜の花見をしつつ、待望の高畠町に入った。
事前に御願いした訳でもなく、御会いできるなどとは思ってもいなかった。
御自宅の近くまでも行く事にさえ逡巡していた。

  (続く)

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「獺祭」を呑んでみました!

2016-09-24 04:18:34 | 食べ物

 娘の婿さんが「珍しい酒が手に入りました」って『獺祭』を持参してきた。
送別会に出席するために、大事な婿殿を我が家に預けた娘は「一緒に飲ませてあげて」だって。

 自他ともに呑兵衛を自認するスベルべには、ぴったりの婿ですなー。
もとより、美味しいお酒、珍しいお酒でも一人で密かに飲む習癖は持ち合わせないスベルべです。



 ほら、名酒にぴったりのおつまみも残っていましたよ。
例の「オサム」さんが日本海から釣り上げた魚が残っていたのですよ。



 さて、実はこちらは「獺祭」の栓を抜いて二日目のごちそうです。
「すばる姉」が、出雲崎の名店「I鮮魚店」の浜焼を届けてくれました。



 「イカの浜焼は細目に輪切りにすると美味しい」と教えてくれたのでその通りに。
青シソの香りと以下のうまさが際立ちます。奥に見える「鯖の浜焼」も絶品。脂が美味しいなー。



 さて、いじましいような御つまみ枝豆「肴豆」の登場。
なんで、いじまいなんて言うかと言うと、ほら、出荷の残りはね出しで一粒莢などですよ。



 お酒「獺祭」を前に手が震えちゃったか、少しピンボケですが、これは「クレソン」。
午後から、夫婦二人でクレソンの収穫に行き、大きな箱にぎっしりと二つ採ってきました。

 ま、なんのつまみが無くたって名酒「獺祭」は、なるほどって味でしたけれどもね。
「ふーん、新潟の端麗辛口とは一線を画す、深みのある味」ってのが、酒音痴スベルべの結論でした。
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